青 い 森 鉄 道 

      (1) 金田一温泉ー目時ー諏訪ノ平 13.1K 2017年6月30日(金)晴

 「大人の休日倶楽部」が会員用に発売する乗り放題きっぷは、回を重ねるごとに利用者が増加、そのせいか、29日のはやぶさ1号は満員、ホテルも全て調べたわけではないが、八戸は満員、それでやまびこ号の自由席で盛岡まで行き、田沢湖線沿線を歩き、盛岡駅前のビジネスホテルに連泊することに、、、本日は標記区間を歩くが、荷物はホテルに預けられ、老人には有難い。 いわて沼宮内以遠の始発は6:44発まで無く、朝もゆっくりだ。
     

   金田一温泉駅
8:12 金田一駅を出発、線路右手すぐの3M道に入る、右手下を馬淵川が流れ、対岸に国道4号線が平行、トラックの走行音が狭い谷に響く。
8:19 駅では西側すぐの山裾を進んだ新幹線が右斜めに跨ぐ、高架脚に569.934Mとあり。
8:29 614.5KPを過ぎる、線路左手は20M高の樹林の山崖、右60M下に馬淵川の流れ。 
8:35 小野道踏切:614.74Kで左手に、250M先に鉄橋、袂に立つ615KPも見え、線路は鉄橋渡るとそのまま前方に聳える山中に突っ込み、その坑口も見える。この西に張出す山塊を舌崎と呼ぶそうだが、言い得て妙だ。
 さて4号線はこの舌崎の裾:馬淵川の右岸を行くが、実は金田一トンネルの使用開始は東北線複線電化完成のヨンサントーからで、それ迄は線路もj国道と並び舌崎沿いに、山を西に巻いていた。 自分は今回、「奥州古道」の雰囲気も多少味わえ、交通量の圧倒的に少ない左岸沿いに歩く。 
 鉄橋袂から5~60Mの地点で厚い薮に阻まれ引返し、踏切から続く舗装小道に戻った後、
8:49 右手小丘の樹林に突っ込む2.5M草道脇に、「熊出没」と並び「奥州街道」の小看板があり、持参の地図にも点線で小道の記入があり、入ってみる、こうなると対岸4号線トラックの走行音が頼もしい、、、荒れた上り坂はすぐ下り坂となり、丘裾の2.5M直線砂利道に変る、この間5~6分。

  小野道踏切から鉄橋先のトンネル坑口を望む

  短区間だが古道の雰囲気(?)が楽しめる
 直線道の左手はすぐ段差のある田んぼ、この道で800M程稼ぎ、
9:15 県道241号線にぶつかり右折、すぐ豊年橋で馬淵川を渡り、右岸を来た4号線と並んで北上すること約500M、ヘアピンカーブで線路方に戻った馬淵川にまたまた遭遇、 
9:31 旧4号線の、老朽化して現在「車両通行禁止」とある青岩橋を渡る、200M程右(下流)に4号線の青岩大橋が見えるが、実はそこが旧東北本線橋梁があった場所だが、長くなるので説明は省略する。なお「青岩」は県境からの命名。9:40 4号線の目時信号に至る、県道149号線:「目時停車場線」が北東方に伸びるが、まさに旧東北線路跡を転用した道で、1.2K程進み、 
9:58 目時駅着、相対式ホームが駅舎より2~3M高盛土上に、616.7KPあり、駅舎は集落の外れに位置、駅前はひっそり閑、ホーム盛岡方に金田一トンネルの坑口が見え、その手前にある馬淵川鉄橋に616.5KP立つ。
10:35 八戸方に見える隧道入口が617.3K辺りなのを、徒歩で確認した後、出発。同じ道を少々戻り、1968年まで旧駅が位置した目時簡易郵便局前を過ぎ、 
10:44 下目時バス停の角を右折、緩い上りの3M舗装道を行く、周囲は梅園が多い高原状緩斜面、アスファルトの照り返しが強く参る、行き交うクルマも少なく、道路案内標識も無いなか、淡々と足を進める。
 
   目時駅

  目時駅 トンネルは金田一トンネル  
11:14 左斜め方向から上ってきた、やや広い、交通量もそれなりにある道に合流、地図帳を見ると、予定のコースを外していない様で一安心。
11:22 梅内交差点に至る、前進すれば1.5Kで奥州街道:国道4号線に入る筈だが、右折してナンと2Kも離れてしまった在来線を目指す、周囲に集落は無く、樹林と梅林が目に付くのみ、水利状態が悪いのかも、、、
11:55 まだ新しい「三戸望郷大橋」に至る、在来線と平行車道、それに馬淵川の流れを50M下に見る景色の良い立派な近代橋だ。
 下の集落に通ずる小道をしつこく探したが見当たらず、時間だけ食って、 
12:12 橋を渡り終える、線路端に出たいのに道が無く、道なりに対岸の山中へと突っ込む、クルマの通らない観光道路(?)を進むしか無い。
12:32 「蒲ノ浦の名水」前に出る、結構蒸すなか、冷水にありつけ気分が軽くなる。
 ここから下り道が分岐、館という馬淵川沿いの集落に出るらしい。
12:48 県道134号線に入り、程なく梅泉橋(130
M長)で馬淵川を渡る。 
 さて本日は時間も押しており、いつもなら先を目指し足早に急ぐのだが、先刻観た「望郷大橋」を、今度は線路端から見上げてみたいと思い、またの機会は今後無いと考え、相当の手戻りとなるが、逆方向の南に向って歩くことに。

   三戸望郷大橋
   望郷大橋より三戸方を望む、橋下に620.5KP立つ 12:53 道なりに線路端にある舗バス停(三戸コミュバス)前に出る。ここからは県道から分岐する線路沿いの間道が伸びる。
13:14 望郷大橋の真下に道なりに、620.5KP
あり。
13:17 遠藤通踏切:620.36Kに至る、ここで道は右手に移り、多分小道を上って望郷大橋に出そうだが、もうそこまで行く時間は無く、たまたまやって来た下り電車を撮って引返すことに、、、 
13:38 621.5KPを過ぎる、
13:48 更に4M平行道を進み622KPを過ぎる、道の左手は早苗がそよぐ青田、それに梅園。
13:49 右手すぐの泉山通踏切:622.12Kで位置確認、この辺りで三戸市街の端に入った、駅の跨線橋が1.5K程先に見えているが、線路近くに道が無くなり、集落沿いに西に迂回せざるを得ない。
14:08 熊原川を10M長の橋で渡る、この馬淵川支流を渡るため500M程西に遠回り、直進した鉄橋は、渡ると623.5KP、もう300M程で駅なのだが、道路の方はそうは問屋が卸さず、北東へユルユルと進むのが間怠っこしい、、、
   

  クモハ7001-2他下り、620.3K地点

  三戸駅跨線橋が見えるが、道路は無く西に遠回り
 この先、市の中心部に入り、進むに連れ住宅、商店が多くなり、 
14:15 元木平交差点に至る、角のコンビニでアイスクリームにむしゃぶりつく、無性に甘い物が欲しく、血糖値の上昇などどうでもよくなる、、、 
 更に道なりに400M、下元木平信号を右折、
14:38 三戸駅に到着,623.8KPあり、駅舎直結片面ホームに島式ホームで構成、島式②番副本線はJR八戸線折返しDCが発着。
 盛岡方面行は出発したばかりで、次は2時間後、こうなると次駅まで歩くしかない、今日は既に35千歩余り歩いているのに、営業キロで9.1Kしか来ていないし、、、
14:42 三戸駅を出発、線路沿いに進み、すぐ624KPを見る、まだ駅構内だ。次に南部青果市場の構内に入り込む、結構大きな公設市場だ。
14:52 道なりに県道258号線に入る、これって国道4号線の旧道だろう、4号線とは目時駅手前で別れて以来久方振りの再会、東北線よりずっと東側を迂回して来たのだ。
14:59 馬淵川を渡る、橋長200M程、右手下流230Mに鉄橋が見え、翌朝625KPを確認。
   三戸駅

  この区間3番目の鉄橋が辛うじて見えます、、、 
15:04 道なりに三戸バイパスに入る、南部町発祥の碑があり、道の右手はすぐポートピア南部という競艇場が大きい。 
15:10 右手、白塗りの南部病院が建つ、日本橋起点633.2K地点、この先病院裏手の線路沿いの道を400M程、また国道に戻り5~600M行って、今度は右の旧道に入り1K程、ちょっぴり近道になった。第一交通量が格段と少ないから助かる。
15:33 また国道バイパスに戻る、右手下に馬淵川の流れ、大きく右に湾曲して、景観が良い。三戸から次駅の間、線路は3度も馬淵川を渡る。 
 なお2番目の鉄橋が626.3K辺りなのを車内より確認する。
15:46 諏訪ノ平駅着、駅舎直結の下り片面ホームと上り島式ホームの外側のみ使用、627.7KP
あり、この街は馬淵川左岸の細長い平地に展開、川の右岸はすぐ山崖となる。 
 なお、駅到着時点で万歩計は42578歩となった。

   諏訪ノ平駅




             (2) 諏訪ノ平ー八戸 16.4K  2017年7月1日(土)晴  

 今朝も盛岡から97分要し、昨日切上げた諏訪ノ平駅に到着、昨朝も金田一温泉駅まで同じ列車に揺られ、いささか退屈する。八戸にホテルが取れず、盛岡駅前のビジネスホテルに連泊したのが理由だが、居眠りの合間に見る車窓の景観、各駅での旅客の出入りなど結構新しい小発見もあるもので、今夜は八戸に泊るし、無駄な時間として 一概に片付けられない、なんて年取るとヘンな理屈付けていやだね、、、

  諏訪ノ平駅  昨6月30日撮る
8:24 諏訪ノ平駅を出発、昨日駅まで来た6M道の続きを行き、
8:28 国道4号線に道なりに合流、線路を右手すぐに見ながら進み、
 8:44 相内バス停(南部バス)、この辺り、歩道は花など植えられ遊歩道の様、線路右手は広い田んぼが展開、国道左は100Mで低い山。
8:57 630KPを右に見て過ぎる。

   相内バス停
  9:05 今度は諏訪ノ平駅方を望み写真を撮る、線路は国道のやや下を平行、KPは見えず。
9:07 638.4KP(日本橋起点)を過ぎる。
9:15 右にちょっと入り、鹿渡踏切:630.9Kで位置確認、八戸方250M程、線路左手すぐ、やや高い所に「サクランボの里」という物産販売店が目立つ。
 この先は4号線と線路の間、中央を平行する3M舗装道を行く。
9:22 第四鹿渡踏切:631.27Kで位置確認、この先、しばらく集落内の小道を行くも、線路近くに道は無く、
9:28 一度4号線にタッチ、またすぐ次の集落内に入るも、道が行き止り引返し、 
9:34 国道4号線に入る、道の左はすぐ35M高の山崖。
9:39 右に入る道に、「軽米」と標識あり、最初疑心暗鬼だったが、徐々に住宅が多くなり、
9:44 道なりに右手の線路と完全平行、この辺り道路改良が行なわれ、立体交差化も完了、自分が持参した地図帳とかなり異なる。
9:52 632.5KPを右に見て過ぎる。
9:57 剣吉踏切で位置確認と思ったが、KP表示は全く無い。
10:02 剣吉駅着、下り駅舎直結ホームと島式ホームだが、内側線は線路、架線共に無し、633
KPが盛岡方に、職員2名は町の受託職員の様。
 
   剣吉駅
   剣吉駅 10:15 出発、先刻駅まで来た155号線の続きを行く。
10:25 斗賀踏切:633.65Kで位置確認、線路右手は広田と大型ビニールハウス、左は田んぼが混在する集落、この先線路近くに道が無く、4号線を目指し県道155号線で徐々に線路から離れる。10:37 道なりに104号線に入る、入った左手に東北電力:八戸技術センターが建つ。 
10:51 104号線が線路を渡る八木田跨線橋の袂に、キロ程見えず、635K台なのは確かだが、、
 線路右手に移っても良かったが、そのまま進み
10:58 635.5KPを右手に見て過ぎる。
11:04 八戸街道踏切:633.88Kで線路右手に、104号線と線路の間に旧道が伸びる。
11:13 苫米地駅着、駅名は立派だが、相対式ホームに小待合室だけの無人駅、636.5KPあり、周囲は純農村地帯で、1K程先、低い山の裾辺りに、宿泊可能な村営日帰り温泉が見える。 
11:35 出発、進行右手の住宅街を行き、苫米地踏切:636.7Kを渡り、線路近くの道を進む、沿道は住宅が結構多い。
11:40 苫米地山道踏切:636.92Kで位置確認、この先すぐ3.5M高の盛土線路となり、右手の景色が遮られる。左手は青田が500M程、その先に低い山並が見える。

   苫米地駅

  クハ700ー4他、下り2連 
12:00 線路左手すぐの道が行き止り、トの字形に跨線橋を渡る、ちょうど下に638KP立つ、渡った先の高橋信号で104号線に入る。
 100M程で農協(?)の物産販売店があり、陳列など素朴を通り越して乱雑だが、ソフトクリームを買ったら、これは旨かった、、、
12:12 旧八戸踏切:638.63Kで位置確認、この辺り、線路は馬淵川左岸の段丘上部を行き、景色良し、右岸段丘迄800M、その間は青田が占める。
12:20 八戸市に入る道路標識あり、程なく北高岩駅の駅構内に入る、集落は線路左手だが、盛土が邪魔して見えない。 
12:30 104号線の10.8KP地点、先刻から探していた駅に入る跨線橋階段がやっとあった。この橋で上りホームに入り、さらに同様の跨線橋で駅舎のある下りホームへと連絡、疲れます、、、
 ホームは国道より小高い所に位置、馬淵川の流れ、急に近付いた新幹線高架の眺めが良い。 
12:40 北高岩駅着、下り駅舎直結片面ホームと上り島式ホームで構成、639.5KPあり、駅舎周辺に新興サラリーマン住宅がパラパラ、駅舎横には人影の無い小公園もある。
 昼食を小公園ベンチで、盛岡駅で仕入れたアンパンなど、やっと食べることになった。
13:16出発、また2つの跨線橋を上下して104号線に入る。

  新幹線は駅のチョイ先で在来線を南北に跨ぐ

   北高岩駅
 なお、新幹線は馬淵川を380M余の鉄橋で渡り、そのまま駅のチョイ先で在来線を南北に跨いで、進行左手に移る。
13:28 昼場バス停(南部バス)を過ぎる、
13:34 104号線が八戸自動車道を潜る手前に至る、この先高速道を右に見て4~500M、線路の方に行ってみる。
13:40 線路端に至る、東北森紙業の結構大きな工場が建ち、640.5KPが80M程北高岩駅方に見える。
 この先、高速道を潜り、2.5M道を線路方向と思しき方向に進む、畑中の道でこれでいいのかな?
13:58 丘上に見えた一の沢踏切:641.4Kまで行って位置確認、標高52Mとあった。   
 この先線路は、丘陵の上部をトンネル、盛土で繋ぎながら、八戸平野に向って駆け下る、といった感あり、歴史のありそうな集落が、丘を背に沿道を見下ろすように点在する。
14:05 左130M、12M高盛土上を線路が見えたが、行ってみる気力が湧かない。
14:10 一日市バス停(南部バス)を過ぎる、左200M、樹林の茂る丘裾を行く盛土線路が見えるが、この辺り線路は確かに下っている。
 ここまで来ると、八戸市街地の展望が利き、今夜泊るビジネスホテルの特徴のある屋上看板も見え、あそこが駅なことは判ったが、まだ1.5Kはあるね、、、
 

   北高岩駅 平均乗車人員は15名(2016年:ネット)

   北高岩駅
14:17 ヤンマーの営業所のある角を左折、田中の舗装農道に入り、2度筋を変えて、
14:22 第2一日市道踏切:642.58Kを渡る、左50Mを新幹線高架が平行、脚に591.43Kとある、高架下を工事用の草砂利道が伸び、行き止りにならないか心配だが、思い切って行ってみる。この道500M程続き、ラッキーだった。
14:38~14:48 淺水川放水路を渡る橋の袂の草むらで小休止、なお橋を渡ると、草砂利道が3~6M舗装道になった。
14:58 地下道で進行右手に移ってすぐの河原道踏切:643.73Kで位置確認。 
15:02 八戸駅に到着、ホームには入らなかったが、元駅舎直結の八戸線用片面①ホームに島式ホームが2本、②~⑤線まであり、これは現在、青い森鉄道が使用中。なお②線は八戸線気動車も入り、三戸折返しなどにも使用される、KPは見当たらなかった。
15:30 駅前某ビジネスホテルにチェックイン。
 時間があるので、一休み後、近くの日帰り温泉にでかけることにして、
16:11 ホテルを出発、
16:30 八戸温泉に到着、途中で道を聞いたりして少々手間取ったが、道を知っていれば、15分で充分行ける距離だ。 

  八戸駅東口


                 はちのへ温泉:16:30~17:15在 ¥420

   はちのへ温泉 建物:道路から見て右に宿泊棟、左に温泉棟、温泉は2階レベルの高さまで吹抜けになっており、湯気が籠もらない。ロビー、更衣室、どちらも広々。
風呂場:横長で細長く、2.8X25M程のスペースに、更衣室側から温泉風呂、高熱、電気、ジャクジー、水風呂と並び、同じ長さの洗い場が2列で平行するから、なかなか壮観だ。洗い場と浴槽の間は壁で仕切る。サウナは水風呂の先に位置、2.5M長。
お湯:黄褐色、微塩辛、金気匂結構あり、気泡少々、ツルツル感は無し、いいお湯だと思う。湯量も豊富。
その他:銭湯方式で、シャンプー、石鹸の類いは置いていない。 

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            (3) 八戸ー向山 16.3K  2017年7月2日(日)晴蒸暑い

 昨夜は温泉が効いたのか、疲れて飲み屋に行くのも億劫になり、コンビニで仕入れた弁当とワンカップなどで夕食、20時には就寝、グッスリ眠れて起床が3時10分、「予定通り」洗髪をする。実は昨夕、温泉で裸になってから、シャンプー、石鹸が置いてないのを知り、今更面倒と、ロビーで販売の小物セット購入をせず、頭を洗ってないのだ。すっきりしたのはいいが、もう寝付かれず、5:10頃チェックアウト、近くの八戸駅に、新幹線上り始発は6:41、駅もまだ寝起きのけだるさが充満する。
5:30 八戸駅を出発、道の右手の東横イン、左のコンフォートホテル前を過ぎる、後者建物の裏手に644.5KP立つ。
5:40 454号線の大跨線橋下を抜ける、跨線橋の30M八戸方に645KP立つ、なお454号線は、市街に寄らず七戸方面に直行する奥州街道(4号線)と、本八戸方面を連絡する幹線道路だ。
 この先駅から来た道がやや右に線路から離れるので軌道修正、左手の小道を200M程入り、 
5:48 八戸線際に出る、ちょうど1KP立つ、ここから右カーブして本八戸を目指す線路沿いに、2.7M砂利道が伸びる。 
5:54 八戸臨海鉄道車庫横を過ぎる、1.2K地点、入替DL機の写真を撮る。この辺り線路右手はすぐ水田が迫る。
 青い森鉄道線の右手は八戸貨物ターミナル:駅中心は646K地点、が張出し、線路近くを歩けず、暫時、八戸線沿いに進み、
6:02 下亀子谷地踏切:1.91Kに至り、やっと北方向に進む広幅の自動車道に入り、150M程で左手に宿泊施設も要する「新八温泉」を見る。温泉は巨大な「総合卸売りセンター」の一画に位置。
6:17 八戸通り跨線橋上に出てみる、野辺地方は広田が展開、線路近くに2M草砂利道もあるが、用水が隠れていそうで敬遠、元の広幅道に。 

    八戸駅 クハ701-3 キハ40593 2017年8月26日

  八戸臨海鉄道車庫
6:30 やっと「総合卸売りセンター」の青果関連の施設が姿を消し、水田と休耕田の200M先、5~6M
盛土上を行く線路が見え出す。
 なお帰路車内より、青果センターの建物裏に647
KPが立ち、この辺りが「総合卸売りセンター」の北端になることを確認、線路は647.2K辺りから緩い左カーブを描くが、これは八戸バイパスを跨ぐ為だ。
6:42 バイパスの河原木跨線橋で左折、それを右上に見て平行する1.4M道を500M程、左手は広田、バイパスが線路を潜る地点に648KP立ち、盛土線路の西側に溜池が目立つ。 
 この先はバイパスを見送り、線路右手下の道を行き、
7:04 別線複線化の関係で上り線だけの浜通踏切:648.67Kを過ぎる、下り線は跨線橋を潜るが、同様の踏切が「いわて銀河鉄道」巣子駅近くにもあった。
 この先は道なりに右手の丘中へ入り、
7:10 西霊園入口バス停(市営・南部・十鉄)に至る、道の右手は金網越しに陸上自衛隊八戸基地で、滑走路が見える。左手はすぐ第一貨物のターミナルで、裏手下の切通しを線路が行く。
7:28 左3M下の切通しに650KPを見る、この辺り都会風のサラリーマン住宅街で、道も2車線7M幅と立派。 
   陸奥市川駅
   陸奥市川駅 クモハ701ー4他 7:32 山道踏切:650.28Kで位置確認、この辺りも都会的な丘を切開いた戸建住宅街だ。
 この先、650.8K辺りで自動車跨線橋を潜り、
7:44 陸奥市川駅に到着、上り駅舎直結片面、下り島式ホームの内側を捲った片面ホームで構成、651.2KPあり。
7:55 出発、進行右手すぐの住宅街を行くも、古場蔵踏切:651.29Kで行止まり、駅まで戻され損をした。 
8:09 先刻駅まで来た道を行き、山崎通踏切:651.53Kで位置確認、上を斜めに八戸自動車道が跨ぐ。
 この先は線路右手すぐの2.8M舗装道が伸びる、線路両側に広田が展開、左350Mを新幹線高架が行くが、高架線のコンクリがまだ白くて綺麗だ。
8:27 尻引通踏切:652.61Kに至る、前方を流れる五戸川はチョイ離れた和野橋:30M長で渡る。
8:37 県道15号線に入る、道探しを兼ねてウロウロ、住宅に囲まれた轟木公園を見付け小休止、どうも200M先の架道橋(帰路653.1K辺りと確認)を潜るしか無いようだ。
8:53 轟木バス停前に出る、同名の集落は大きく、農家の構えも立派、新幹線高架も左に近い、結構歩き回り、やっと在来線踏切が目に入る。

   クハ702-11他上り2連 651.9K辺り
9:10 鮫の口踏切:653K69Kで位置確認、集落の外れに位置、約300M先で轟木トンネル(41M長)が低い樹林の丘に突っ込むのが見える、この丘を越えられねば、かなり遠回りになりそうだ、、、
 坑口近くまで集落の小道を行ってみると、樹林の中に道が隠れており、高低差も殆ど無く、尾根の低い所を抜ける道があったのはラッキー、なおこの辺り海抜11Mとあった。
9:15 小さな尾根から左150M、盛土線路が行くのが見え、ホッと安堵の胸を撫でる、、、なおトンネル出口で654.1K辺りなのを帰路車内より確認。 
9:32 県道141号線から分れた下田駅に通ずる間道に入る、この道、2車線の立派な造り、三戸・八戸市など、一般県、市道が立派なのには感嘆させられる。ここまでなの必要なのかな?
9:37 左150M、水田の中を行く2M砂利農道を見付け入ってみる、線路は左120M、この道で500M
程距離を稼いだ。農道は駅付近から線路端に沿い、駅構内に入ると655KPを確認。 
    下田駅
   下田駅 9:51 下田駅着、駅舎直結上り片面、それに島式ホームより構成、655.3KPあり。
10:04 出発、下田三木通踏切:655.5K地点まで、線路端に2M歩行者専用道が利用可能。
10:12 奥入瀬川鉄橋(228M長)に沿う橋を渡る、鉄橋青森方端から50Mに656KP立つ。
10:16 木内々踏切:656K34K、で線路左手に、道なりにすぐおいらせ町役場が右手に。 
10:28 木内々バス停のチョイ先の米寿温泉に到着、ナンとナンと廃業していました、、、次駅まで約4.5K、場合によっては今日はこの温泉でゆっくりして下田駅に戻り、そのまま帰京してもいいと思っていたのだが、当てが外れる。 
10:37~10:44 おいらせ町役場横のベンチはは日曜なので無人状態、ここで小休止、地図帳を開く、向山駅12:01発上りを捕まえるとすると、そうノンビリもしていられない、、、道路は進行右手近くにずっと続くようで一安心。
   米寿温泉
    

   向山駅
10:46 木内々踏切に戻る、県道140号:下田停車場線を進む、
10:55 657KPを過ぎる、右手に2階建町営団地あり、線路観察をした下田跨線橋はこの180M先。
11:08 Y字路を左に、658.1K辺り、更に線路沿いに道が伸びるが、この先薮が線路との間を隔て、キロ程観察を妨げる、住宅も殆ど姿を消す    この先次駅に350M程残す地点で、右にカワヨ牧場への道を分けるが、その500Mも手前から右折信号待ちのクルマが渋滞、最初は何が起こったのかと思った。 
11:35 向山踏切:660.54Kを渡り、駅舎のある左手に、もうホーム端までいくらも無い。
11:36 向山駅に到着、島式ホーム1本、無人駅舎から跨線橋で連絡、660.7KPあり、駅舎は一部、個人が管理するミニ博物館になっており、ミニSLも展示中。
   向山駅 
  
 八戸からの東北新幹線は混んでおり、最短接続の13:07発は1人でも満員、幸い13:39発の臨時列車が運行、こちらはC席だが取れた。「臨時列車で車内販売はありません、、、」とお詫びの放送があったが、疲れて眠って生きたい者にはむしろ有難かった。 




              (4)  向山ー乙供 221K  2017年8月26日(土)晴時々曇り

 6月末から7月初めにかけ、青い森鉄道沿線に初めて足を踏み入れたが、今回はその続きで、昨日は終日を要し、「北海道&東日本パス」で 八戸へと移動した。途中、郡山から福島まで、新幹線自由席を利用、1本早い筋に追いついたのはいいが、小牛田の先の線路補修工事がもたつき、1時間余抑止が掛り、元の筋に戻って1700円の投資がパーになった。普段チマチマとした年金生活を送る者として、初日から手痛い旅立ち(?)となりました。

   向山駅
6:27 向山駅を出発、過日下田駅から歩いた,駅横に並ぶ街道を進み、
6:35 木の下通踏切:661.13Kで位置確認、この先は鬱蒼とした樹林帯が控え、道は右手北東方向に伸びる、まだ早いのに通勤者の載った軽自動、それに中高生の自転車が多い。
 やがて高速道「第二みちのく道」が近付く、横を平行する一般道もあり、これで線路方向に進み、
7:04 在来線の大曲跨線橋上に至る、662.2KPを帰路車内より確認。この先も線路近くに道は無く、
同じ道を280M程戻り、先刻ちょっと気になった、線路と平行するような寂しい3M道に入って5~600M、 
7:14 セイナン工業青森工場とある操業中止の建物前に出る、人っ子一人いない人工構築物の不気味さを感じる、たまたま工場裏手から、貨物列車の走行音が聞こえ、ホッとした。
 工場から更に進み、人影のない畑地まで行って行止まりなのを確認して引き返し、
7:30 先刻入ったトの字路に戻る。この先は左に「第二みちのく道」を見て進み、
7:37 高速道を左に潜る。そして程なくホンダのディーラーがあるローソンの角を左折、
7:53 グランドがやけに広いおいらせ町立木ノ下小前に出る、学校沿いに鈎形に落着いた戸建住宅街を行き、 

   旧十和田観光電鉄ホーム
8:05 「公民館通」と別称する2車線6M道:県道8号線にぶつかり左折、この辺り若葉町といい、大型トラックなど通らない住宅街の感じの良い道、やがて道なりに長い下り坂となり、
8:16 左手に線路が見え出す、664.7K辺り、樹林に隠れていたが、664.5KK辺りから、県道は線路近くを来たのだ、線路反対側は古牧温泉旅館の広大な敷地で、観光ホテル自体は664.4K辺りに建つが、営業休止中かも、、、 
8:31 旧三沢街道踏切:665.12Kで左に、なお、この手前約300Mは小川右岸の砂利遊歩道を来た。
8:40 三沢駅正面口に到着、ホームは下り片面、上り島式ホーム、665.4KPあり、古間木川という小川の刻んだ小谷に位置、両側台地上に住宅街が展開、線路東側の三沢市街中心部とは1.5K程離れている。
8:52 駅東口を出発、駅前広場を抜け、ホーム端に接する浜街道踏切:665.48Kで位置確認、
9:07 線路右手のチョイ小高い所にある基地引込線(跡)の跨線橋を潜る、草生しているが線路は敷いたまま、本線は左190Mを行く。
9:22 丘斜面の新興住宅街を適当に歩いて行くと「青葉温泉」という日帰り温泉が現れたが時間の関係でパス、下に見える溜池の堰堤道路を目指すと、左5~600M、丘裾を行く線路が垣間見えた。
9:30 道なりに県道8号線に入る、1時間ほど前、「公民館通」としてお世話になった道、この辺り、歩道は断続的に付いている。
9:36 T字路に出て、8号線が左折するのに追随。
     三沢駅東口

    
9:51 西に450M程、緑の田んぼと結構目に付く休耕田を挟み、丘裾を線路が行くのが見える、小型の無人飛行機を用いた肥料撒布が行われていた。
10:05 8号線の右手、牧草地を100M程挟んだ唐松林の上に突然オスプレイが2機姿を現し、15秒程で姿を消す、生身の同機を見たのは初めて、しかし米軍の演習は、当然のことながら、迫真性があり緊張する。この先線路との間は徐々に狭まり、
10:13 柿沼川を40M長の橋で渡る、鉄橋は90M
左、669.4K辺り。この川、先刻堰堤道路で横切った溜池から発し、500M先で海に近い柿沼に入る。 
10:23 六戸町から東北町に入る、六戸町は柿沼鉄橋の辺り、線路沿いに500Mのみ、三沢市を押しのけ、北の海岸にくさびを打込む如く、町域を突出しているが、何か訳があるのだと思うが、、、
  東北町に入らずして東北を語ることなかれ!読み人知らず

    670.2K辺り 小川原駅跨線橋が微かに見える
10:39 跨線橋上に出てみる、670.2K辺り、次駅跨線橋が1.5K程先に遠望される。三沢方500M位、防雪林の中に白亜の「アメリカホテル」が目立ったが、名称等からして米兵を頭に入れているかも。
10:49 基地に通ずるB路線が海手に分岐、「認可車両のみ、米軍三沢基地、、、」とあり、日本人警備員1名が立つ。
10:53 A路線が分岐、線路左すぐ6M盛土を行く、南小河原バス停(十鉄バス)あり。  
10:59 小川原駅着、ホーム相対式、駅舎無く、上下ホームに小待合室がある、671.9KPあり。 
11:12 小休止後出発、すぐ先の浜道路踏切:
671.96Kで位置確認。

 県道の右手を見てびっくり、日帰り温泉が鎮座しておられるではないか!朝方の三沢市街:青葉温泉といい、初めて名前を耳にする日帰り温泉に2度もお会いするなんて、、、ここらで1度敬意を表しておかなくては、、、

    小川原(こがわはら)駅



                   姉戸川温泉:11:20~11:50在 ¥200 

   姉戸川温泉  
場所:ホーム端の踏切と県道8号を挟んで向い合う、駐車場はゆったり。
建物:平屋建、天井が無い吹抜け構造で広々感あり。更衣室と浴室のみ、休憩室、食堂など無し。
お風呂:浴室に主浴槽1つだけ、6X7M、深さは淺・中・深の3段、他に水風呂、サウナの類いは一切無し、  お湯は鉄パイプで直接湯舟に引かれ、音を立てて落ちている。洗い場は壁の三方に計21あり。 
お湯:やや薄黄色、無味、無匂、ヌルヌルというかぬめり感強い。44.5度と分析表にあるが、せいぜい40度位で、長湯が出来て自分には合う、湧出量は毎分60Lとあった。
その他:オーナーは不在で、頼まれたという中年女性が1人で対応、入れ替りに千葉県成田から来たという男性1名が入ってきた、クルマは成田ナンバー。女風呂は誰もいないようだった。
 石鹸、シャンプーなど置いていない銭湯形式、30分もあれば充分だった。



  温泉の駐車場から見る小川原駅はこんなに近い 
12:00 温泉を出発、県道8号線を左に線路を見ながら進み、程なく田んぼの中に、線路は途中から上り線のみ高架線となる。
 途中、ジェット戦闘機が凄まじい轟音を発し、怒り狂ったように急上昇するのを見たが、首都圏基地の住宅街の環境保全に配慮した訓練とは異なる、まさに実戦さながらの動きに、平和ボケ(?)の温泉気分も吹っ飛んだ、、、
12:21 左100Mの高架線に673KP立つ、なお帰路車内から見た光景は、道路から見えない小川原湖の湖面の色合いが素晴しく、ノンビリ、牧歌的で、大変良かった。
12:25 砂土路川を60M長の橋で渡る、左100Mを行く鉄橋は672.9K辺り、こちらは砂泥川とある。
 この先の跨線橋下にちょうど674KP立つ。 
12:49 8号線右手にある「道の駅:おがわら湖」 に至る、土産店、売店のみ、食堂は無い様だ、電車からもよく見え、674.9K辺りが相当。
 道の駅を出てすぐ左に、田んぼと住宅が混在する道を200M程、線路端の3M道に入り、7~800M、
13:07 沼崎踏切:675.56Kで左手に移る、渡った角、ここにも玉勝温泉が建つ。
   陰に隠れ見えない下り線は地平部を行く

    上北町駅
13:10 上北町駅着、改札口直結の下り方面ホームと上り島式ホーム、675.8KPあり。 
13:23 出発、線路左手すぐに道が伸び、
13:28 花向踏切:675.98Kで右手に、
13:41 花切橋(35M長)で同名の川を渡る、170~
180M離れた鉄橋は、川が少し曲って見えない。
13:51 土堤沼踏切:676.8Kで位置確認、約700M先に鉄橋のトラスが見える。
14:00~14:10 8号線、八甲田温泉の旅館・小ドライブインの向い側で小休止。
14:22高瀬川を二ツ森橋(200M)で渡る、川の流れは5~60M足らず、第2二ツ森鉄橋は左200M、河原の低地も一緒に渡り、677.4~677.8K辺り、下り鉄橋の方が少々長い。
14:34 支流の赤川を渡る、この100M手前で七戸町に入った、鉄橋は田を300M程挟んだ先だが、流れが曲り、乙供方3~400M、678.9K辺りとなる。
 橋の先で8号線は程なく左カーブ、やがて突然「すもも沢温泉館」の看板が現れる、これまた初耳の日帰り温泉だ、ビニールハウスが目立つ小道を左に100M程入ると、小丘を背にプレハブ造りの簡素な建物が幾つか、スッポン養殖用の温水を利用、日帰り温泉を経営しており、家族風呂専用棟まである。

   上北町駅



                 すもも沢温泉館:14:55~15:15在 ¥200    

   見えないが左手に家族風呂棟もある 建物:プレハブ造り、玄関左手はごく小さな休憩室、受付も申し訳程度、女将が不在の際は、ボール紙の箱に料金を入れてすぐ横の浴室に進む。
浴室:一般家庭用の1.5X1.8Mのポリ浴槽が2連で繋がり、洗い場は9つ。
お湯:いわゆるモール湯で茶色、無味、無匂、ツルツル感少々、アルカリ性単純温泉、マーマーのお湯。
その他:家庭風呂に毛が生えた程度、主浴槽のみ、サウナなど勿論無いし、長居は出来ない、銭湯形式でシャンプーなども無い。
 スッポン養殖の開始は2011年とのこと。   




  温泉入口辺りから県道が左カーブ、上り出す
15:17 温泉を出発、県道8号線に出るとすぐ、小川原湖岸の低地から、温泉棟が背にする低い丘上へと登り出す。
15:35 乙供まで3K、野辺地まで16Kと標識あり、地図を見ると8号線はこの辺り1K隔て、今歩いている丘陵の反対側:西側の裾を行く線路と平行する。車窓から見ると、線路東側は丘陵、左手は広田が展開、集落は殆ど無く、丘陵上の集落から耕作に通うようだ。 
 
15:40 中規模工場のすぐ先で、又々東北町に入る、実は高瀬川を渡ったチョイ先からここまで、小川原湖への出口を求めて(?)、七戸町が東に張出しており、この状況は、午前中の六戸町域の突出と酷似している。
 この先コンビニ先の信号左手に跨線橋があるが、県道8号線は更に線路左手を進む、682.2KPを帰路車内より確認。
16:12 天間林道踏切:682.47Kで線路左手に移り16:14 乙供駅着、駅舎直結の下り片面ホームと上り島式ホームで構成、682.7KPあり。  

  乙供駅  




     

        (5) 乙供ー清水川 24.2K  2017年8月27日(日)晴

 昨夜も疲れて早くホテルで休みたく、夕食は、八戸駅前のコンビニで仕入れた幕の内弁当他で簡単に済ました、20時には就寝、4時起床、絶好調!と言いたいところだが、体の動きは少々緩慢、でも足や足指に、今のところ痛みが出ていないのが助かる、今日も頑張るぞ、、、  

   乙供駅  2017年8月26日
6:43 乙供駅を出発、線路左手近くに道が伸びる、右手は一般住宅、左手には住宅の他、東北町保険福祉センターの立派な平屋建棟が目に付いた。
6:50 籏屋道踏切:682.98Kを渡り、120M先、おなじみ、県道8号線に入る。
 集落を抜けると左、田んぼを挟み150~100M、低い丘裾を行く線路が見える、赤川が左手に平行、風が爽やか、涼しくて助かる。この赤川、昨日七戸町から東北町に入りすぐ渡った川の上流に当る。7:10 赤川支流の袖川を籏屋橋(60M長)で渡る、ちょうどここで、八戸駅を31分後に出た下りに抜かれた。  
7:17 今度は赤川を大籏屋橋(20M長)で渡る、本流の方が小さく見える。7M盛土の線路は180M左、その間は田んぼ。 
7:23 突然低い丘を抜けたばかりの線路沿いの道となり、大旗屋踏切:684.78Kで位置確認。民家周囲に10軒程、丘上にはもっとある。この先一転、寂しい山中を線路共々進み、685KPを見て過ぎ、
7:35 樹林の緑一色の中に目立つ、新しい跨線橋が上を横切る。この先の石田踏切:685.94Kから推して、685.65K辺りだろう。
 石田踏切の先、線路は50M幅の防雪林を挟み、左12M程下を平行、道の右手も樹林だが、そのちょっと先は、緩斜面が伐採された広い牧草地帯で、ちょっと見だと、牧草の生えた壁の様にも見える。

   乙供駅 2017年8月26日

  看板の文字は光線の具合で全く消えてしまった
8:06 線路架道橋が近いY字路に至る、この辺り久し振りに小集落あり、KPを探したが見付からず。
8:22 「日本中央の碑」発見地に至る、かつて愛読した「菅江真澄遊覧記」でも触れられており、木段を下り行ってみたが、昼なお暗い森の中に説明板があるだけ、千曳駅からちょうど1K程、線路まで100Mくらい、森の薮は濃く、ちょっとこれ以上進めなかった。
 記念に撮る物も無く、立派な立看板を撮って、
8:30 出発、なお同所の謂れについては省略。
 さらに県道8号線を行き、
8:41 道なりに千曳駅に到着、8号線跨線橋下に相対式ホーム、駅舎は無く小待合室のみ、八戸方出外れに689KPあり、たまたま今朝乙供駅まで乗車の始発列車が、青森から引返してきたが、乗降客は皆無、駅近くの狭田は休耕田、駅周囲に人影は全く見えない。
 ホーム青森方からは、浅い切通しのカーブが邪魔で見えないが、東北線最長(2112M)の大平トンネル坑口は、689.48K辺りと帰路車内より確認。
 なお当駅は、1968年の複線電化の際、かなり東側に移転されており、同トンネルもルート変更に伴ない新設された。

   千曳駅  クハ701-2他

    千曳駅

9:05 駅待合室で小休止後、出発。
 更に8号線をしばらく進むと、田んぼで作業中の数名を見掛けたが、集落は2K程先の千曳小学校辺りまで無いようだ。  
9:29 T字路に突き当たり、8号線は右折、5Kで野辺地とある。
9:34 千曳かんい郵便局前を過ぎる。
9:39 東北町立千曳小学校が左に、広々としており、正門から校舎まで80M程離れる。
9:54 明治天皇親巡蹟入口、左に250M入るとお休み所だが、遠慮させて頂く。 
10:01 石坂信号、やや斜め気味のY字路、三沢駅手前から長らくお世話になった県道8号線は、ここで国道4号線に合流、役目を終える。
10:15 清水目バス停(十鉄)、693.2KP(日本橋起点)あり、
10:22 野辺地IC入口に至る、野辺地町に入る旨の標識あり。

   千曳駅 右手上を県道8号線が行く  

  旧東北本線跡、600M程続き駅に至る 
10:29 松ノ木平Y字路、駅に寄るので、むつ方面に通ずる国道279号線に一時的に入る、100M手前に4号線694KPあり。気が付けば、右手金網越しに線路が平行、左手に東北電力野辺地変電所も建つ。
 跨線橋には上らず旧道を行き、すぐ線路脇の砂利道にゲート脇から入る、696.1KP見える。既に駅構内だ。  
10:50 下り島式ホーム端から野辺地駅に到着、結果的にイレギュラー入場になってしまった。大湊線用の改札口直結ホームに、島式ホームが2本、外側5番線は線路はあるが架線を撤去、696.8KPあり。
 
 西側に駅舎は無く、鉄道防雪林の一部が残り、「鉄道記念物」の大看板が目立つ。構内は広く、ホームも長いが、人影が滅法少なく、旅の寂しさがつのる。
 東側の駅舎にはキオスクが残り、駅前広場も整備され、タクシーも数台いるが、ここも静かすぎて戸惑うくらい。 
   
 

   野辺地駅
 駅待合室内の「パクパク」で天ぷらそば(¥400)を注文、ちょっと早いが「キオスク」で発泡酒も仕入れ、カーテンで申し訳程度に仕切られた隅のテーブルで小休止、田舎っぽい雰囲気が充満、懐かしい。
 「キオスク」が残っている駅って、なぜか駅の昔の雰囲気も残っていて、自分は好きなんですが、、、
11:33 野辺地駅を出発、
11:38 種畜場通踏切:697.06K、を渡り、そのまま300M程進み、駅左手を迂回してきた国道4号線に入る。
 なお線路右手から大湊線を跨ぎ、続いて東北線も越えて4号線と連絡する道路下に、697.5KPを確認。
11:50 野辺地跨線橋で東北線を斜め右に跨ぐ、697.7K辺り、袂に日本橋起点696KPあり。
 この先、道の右手に津軽湾を望みながら進む、海の色は独特の深みを感ずる藍色、この時刻、少々強いが北国を思わせる乾いた風が強くなってきたのは、昨日と同じ。 

   むつ湾温泉(廃業) 
12:02 4号線697KP標識を過ぎる、
12:10 4号線左手に沿って建つ、「むつ湾温泉」は廃業していた、日本橋起点697.4K辺り。
12:15 左に250M程入り、石川踏切:698.95K、で位置の確認。
12:22 4号線698KPを過ぎる、振り返れば、下北半島の横浜辺りだと思うが、半島の西海岸が見渡せるようになった。
12:30 大道踏切:699.45Kでも位置確認。
12:37 国道右手に馬門小学校が海岸までを占める、馬門学校前踏切:699.90Kが至近。 
12:44 踏切から見える700KPの写真を撮ろうと、踏切を渡って近付いたが、雑草が邪魔でうまく撮れず、残念でした、、、
13:01 国道左手に、青森トヨペット野辺地店あり、ちょうど日本橋起点699.5KPあり。
  平内町との境界、ちょうど日本橋起点700K地点 13:08 平内町に入る旨の道路標識あり、ちょうど日本橋から700K地点となるが、ここが南部:津軽両藩の境界となる。  
 この辺り、沿道にドライブ客相手のホタテ販売店が多い。 
13:30 狩場沢バス停(下北交通)、700.9KP(日本橋起点)、国道右手はすぐ海、左手は低い斜面を樹林が占める、当然、駅が近いだろうと期待したが、実際はまだ1Kも先だった。 
13:44 4号線の701.9KPを過ぎる、このチョイ先、駅方面の案内あり、

   狩場沢駅
13:47 国道から坂をちょっと上り狩場沢駅着、駅舎は小粒なのが海側に、上り駅舎直結片面ホーム、下りは島式ホームの内側線架線が撤去され、山側のみ使用、703.3KPあり。
 駅自販機のミルクコーヒーで小休止、
14:07 出発、もう一駅頑張るぞ、、、
14:20 4号線、702.9KPを過ぎる、海はいつの間にか見えなくなった、この辺り2K余、台状に海岸が張出している、線路は左7~8Mを行くが、その間は薮が茂り、線路観察が難しい、線路左手はすぐ防雪林。
14:26 堀差橋(40M長)を渡った地点で、4号線は
703.3K、なおこの辺り、国道の歩道は白ペンキ書き、幅40Cの代物、大型トラックも多いし、気を遣う。
14:27 左手すぐのl堀差踏切:705.36Kで位置確認、渡った先はすぐ防雪林だ、線路は上下共に直線が500M程伸びる。国道に704.1KPあり。
14:43 4号線、704.5KP地点、線路左に110Mと離れた。
14:50 4号線の日本橋起点705KPを過ぎる。 
   狩場沢駅前より海を望む

  清水川駅
14:54 左手すぐの口広道踏切:706.47K、で位置確認。
 なおこの先の西口広川という小川の鉄橋は、たまたま車内から706.75K辺りと確認。
15:03 田の沢踏切:707.13Kでも位置確認、この辺りまた国道の右手すぐに海岸が戻る。
15:08 4号線:706KPを過ぎる。
15:14 清水川バス停(下北交通)を過ぎる、集落の中心だが、ひっそり閑としてナンと言うか、手応えが全く無い。 
15:16 4号線の706.7KPの10M先を左に入り、前駅と同じように少々坂を上って、
15:20 清水川駅に到着、島式下りホームの青森方に708KP立つ、上りホームは駅舎に直結、中線を外した跡が残る。ホーム反対側はすぐ防雪林。
 駅前には新興住宅が数軒、商店は見当たらず、街並は、海に近い4号線沿いに展開する。

 本日はこれにて終了、16:09発の八戸行でホテルに戻ります、、、
 

   清水川駅
 本日の歩行数は45千歩を超え、早くホテルに戻り、夕食はコンビニ弁当で済ませ、床に入りたかったが、このところ野菜を殆ど食しておらず、コンビニのレタスサラダは味気ないので、八戸駅ビル内の大衆割烹店に行った。行けば行ったで日本酒にありつき、空元気が出てきて、今度は帰りたくなくなる、、、たまたま隣の喪服を着た熟年男女数人が、八戸線の発車に合わせ立ち上がったのを機に我に返り、腰を上げられたのは幸いだった。 
 21時就寝、しかし足の火照りがひどく、23時過ぎに目が覚め、風呂場で足を冷やすこと5分余、これでまた眠りに就けた。




          (6) 清水川ー野内 22.7K  2017年8月28日(月)薄曇り


   清水川駅
7:01 清水川駅を出発、線路右手に近い道を下り、7:07 国道4号線に入る、日本橋起点701.1K地点、昨日駅に向った地点よりも400M青森方となる。
 気温は15度くらいだろう、歩くには最適だ、、、
7:15 左に170M程入り、薬師堂踏切:708.76Kで位置確認、広田の中の踏切、線路近くに平行道無く、同じ道を4号線へと戻る。
7:24 清水川を清水川大橋(80M長)で渡る、鉄橋は左350M程だが、曲っているのか、見えない。この辺り海まで500Mと離れ、この状況は浅虫温泉近くまで続く。
7:34 708.6KPを過ぎる、ここまで先刻国道に入って以来ずっと、1.6M幅の専用歩道を来た。 
 道路情報画面で、現在の気温が18℃なのを知る。
 左に350M程、一面白い花咲くそば畑の中を行き、
7:44 煉瓦場踏切:710.11Kで位置確認、踏切の先は立派な森に成長した防雪林。
7:50 同じ道を4号線に戻る、15M先に一本松入口バス停あり、ちょうど708.9K地点、なお709K地点に公共トイレ、パーキングのある小ステ-ションが控える。
8:14 日本橋起点710.5KPあり。
8:22 道なりに跨線橋(50M長)を渡る、跨線橋下に711.8KP確認、渡った10M先で日本橋起点710.9K地点。 

   700-7+701-7(青森方)   清水川駅

   小湊駅 
 この先は市街地を避け南側を巻く4号線から別れ、線路左手近く、防雪林を挟み平行する県道9号を行く、入ってすぐ左手は平内レミコンのセメント工場、やがて落着いた一般住宅が沿道を占める           8:38 夏泊ゴルフリンクス」の案内看板が立つトの字分岐、9号線はここを右折、夏泊半島を一周するが、そのまま2車線道を直進。 
8:49 小湊川を渡る、鉄橋が右300M程、4号線が左230Mに見える、なお小湊鉄橋は70M長、713.7K辺りと後刻車内より確認。
8:54 青森銀行の支店前T字路を右折、すぐ左手に、町の歴史博物館になっている代官所跡を見て、小坂を下り、
9:00 小湊駅着、下りは駅舎直結ホーム、上りは島式、②③番ホーム、714KPあり、駅職員2名は町の受託職員かも、、、なお海抜は4.1Mしかない。
9:16 出発、線路横の道を100M程八戸方に戻り、
9:18 福島道踏切:713.82Kを渡り、防雪林を介し線路進行右手に平行する3M道を行く、右手は田んぼ、クルマが殆ど通らない感じの良い道だ。
9:31 盛田道踏切:714.51Kで位置確認、線路はこのすぐ先、714.6Kで盛田川を渡り、右手に連なる丘陵の裾を前進、左手は広大な田んぼが展開する、丘斜面には集落が展開、結構戸数も多いが、さてこの先どうしたものか、、、     

    小湊駅
 さて、小湊駅から西平内駅まで営業キロで3.8K、南側を800M程離れ平行する国道4号線を行けば何と言うことはない、、、地図を見ると線路進行右手にも道が伸び、途中、「町営牧場」とある辺りの約1Kは点線になっており、「多分通れそう」と踏んだのが間違いの元で、結果的には引返す羽目に、、、「牧場」の字に騙された自分がいけないのです、、、 
 すぐ盛田川を渡り、集落へ通ずる小道をクネクネと上り、
9:40 稲荷神社の赤い鳥居前を過ぎる、集落はここまでで、道は程なく2M簡易舗装道に変る。線路は左やや下、170M程離れて進む。
 小道は樹林の中に入り、水が染み出て歩きにくくなった。
9:49 石上踏切:715.49K、にほぼ道なりに至る、渡った先は休耕田というか耕作放棄地に近く、3~4年は放置されており、薮が3M高まで茂り、とても踏み込めたものではない、、、直ちに諦めがついた。 
    石上踏切:警報器無し 9:56 踏切に戻る、次に樹林に入っていく林道を試みたが、こちらはどんどん線路から離れていく、たまたま軽トラのお爺さんに出会い、防止を脱いで停車をお願い、様子を尋ねると、「西平内に抜ける道は無い!」とのことで引返すことに。
10:05 先刻の稲荷神社の鳥居入口前に。
10:13 盛田道踏切に戻る、渡るとすぐ左手に町の学校給食センター、続いて小湊小学校と過ぎ、更に進んで、
10:25 4号線に入るT字路に、踏切から6~700M程、日本橋起点713.7K地点、この辺り国道両側に1.6M
幅専用歩道が完備。 
10:35 714.7KPを過ぎる、ここまで周囲は田んぼ、ビニールハウス、2階建新興住宅も混じる。
10:54 715.5KPを過ぎる、このすぐ手前のローソンの駐車場で小休止、時間を喰った。
11:00 日本橋起点716K地点を過ぎる。
11:08 山口警察官駐在所、ちょうど716.7KPあり。
11:16 案内に従い右に200M、第2山口踏切を渡る、717.93K、なお、718KPは3m長の小川鉄橋上に。11:19 ちょっと八戸方に戻り、西平内駅着、ホームは相対式、717.5KPが八戸方ホーム出外れ80M。
11:25 出発、駅前から線路と直角に伸びる住宅街の道をしばらく行き、左折して更に住宅街を、集落は思ったより大きい。 
11:45 線路を跨ぎ進行右手に移っていた国道4号線に道なりに合流、15M先に717.8KP(道路)あり。

   西平内駅

   西平内駅
11:49 日本橋起点718KPを過ぎる。
12:00 正午のチャイムが鳴る中、夏泊信号三叉路に至る、右手から県道9号線が、夏泊半島の先端を回って1周、ここでまた4号線に合流する。 
 4号線はこの先緩く長い上り坂に掛る。
12:13 719.9KP、この辺りが4号線のサミットで、今度は下り始める。左80M、やや低く、線路の架線柱が見える。
12:20 720.3KPを過ぎる、この少し手前より海を見下ろすようになる、天気薄曇り、海も空も同色、景観良いのに、写真は撮らなかった。
12:27 720.9KP、線路は左350M程離れ小高い山裾を行く、その間は田んぼだが休耕田が目立つ、日本農業の土台が壊れつつあるのでは?と心配、線路近くには住宅も少々、国道右手はすぐ海。
12:38 4号線から左に別れ、12M盛土下を行く旧街道に入る。
12:44 ちょっと線路方に上ると、本線右下に平行する草生した旧線路敷跡が残り、写真に収める。
12:54 4号線旧道に722KPあり、海寄りのバイパスとキロ程は同じようだ。
12:58 722.3KP、ちょうど海に張出した「ほたて大橋」で小湾をショートカットして来たバイパスと並ぶ。 
 この辺りが平内町と青森市の境界で、線路は土屋トンネル(298M)で抜けており、出て100M程に723KP
あり。なお坑口は両側共防雪林で保護され、海側に平行する筈の国道も車内からは見えず。

   旧線路敷跡はこの辺り幾つも残る

   浅虫温泉駅
13:05 青森浅虫信号を過ぎる、ここで旧道はバイパスに吸収される。
13:10 浅虫中学校踏切:723.52K、で位置確認、国道右手に浅虫さくら観光ホテルが海沿いに建つ。
13:20 浅虫温泉駅着、駅舎・ホームは国道より5
~6M高く土盛りした区画に位置、駅舎直結上り片面ホームと下り島式ホームで構成、724KP立つ、平均乗車人員は570人程だそうで、意外と少ない。なお、浅虫は「麻蒸」と江戸時代は書いたそうだ。 



         「道の駅」浅虫温泉 ゆーさ浅虫 13:30~14:04出 ¥350+260(タオル)

    駅至近のビル内にある「道の駅」の最上階    浴室からの眺めはこんな感じ
場所:駅至近、直ぐ判ると思う、
浴室:ビルの最上階の5階にあり、埋め立て地を隔てた前面の海、浮かぶような小島の景観が良い。
   主浴槽は約4x8M、が1つだけ、サウナ、水風呂等の類いは一切無し、洗い場は8つ。
お湯:無色、無匂、無味、硬い感じ、加水、塩素消毒、「カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物」とある。
その他:「展望温泉:はだか湯」と謳うだけのことはあるが、お湯はごく平凡、手軽さが良い、、、  



   
14:25 浅虫温泉駅を出発、線路右手すぐの旅館街の道を行き、
14:32 道なりに4号線に入る。10M先に724.2KP
あり、電光掲示板に26℃とある。
14:45 4号線うとうトンネル(113M長)温泉方入口に725KPあり。
14:54 久栗坂Y字路、「4号線は左」と説明図があり、うっかりして左に入ってしまった。
14:58 浅虫跨線橋に至る、左60Mに浅虫(複線)トンネルの坑口が見え、丘の中腹に建つ青森敬仁病院が目立つ。少し戻り、下の道から線路端に。
 なお浅虫トンネルは1510M長、724.6~726.15K辺りとなる。 
15:05 昭和通踏切:726.27K、トンネル坑口から約100M、で位置確認、しかしこの先、線路近くを進もうとするも、住宅街に道が無く、また上を行く4号線にいったん戻るしか術が無かった。
15:11 鉄製の錆びた急階段で4号線に戻る、日本橋起点726.2KPあり。
 4号線:青森東バイパスは野内駅を通らず、旧道に戻りたいのだが、分岐道が現れず、600Mも持って行かれてから右の小道に入る。沿道は最初、畑と散在する農家で、ちょっと薄暗くなってきたこともあり、心細くなる。 
15:20 チャチな架道橋で青い森鉄道を潜る。
15:21 40M程先に旧道が伸び左に、集落は「観音」という所で、住宅も多く内心ホッとした。海は近いようだが見えず。 
 やがて小峠が近付き上り出し、途中で久栗坂トンネル(224M)の上を横切り、サミットを越える。丘は海方に鼻繰崎として突き出し、そこが大規模採石場になって、岩肌を痛々しく露出しており、先刻浅虫温泉へと4号線を下った際、これって何?と訝しんだ。
15:44 浦島バス停(青森市営)を過ぎる、この辺りも山砂利採取業者が数社、人里から隔離されたような、少々荒れた地区だ。
15:54 右手海岸近くに、エネオスの大型石油タンクが構えるが、道路は関係者以外通行禁止。
16:01 野内バス停(市営バス)、線路架線柱が右60Mやや下方に見える。なお線路は728.5K辺りから浦島トンネル(440M)に入り、出ると間もなく、729K辺りで第二浦島架道橋を渡る。
16:10 架道橋を道なりに潜り、野内番所跡に至る、青森方7~80M、729.5KP立つ。
 なお、旧野内駅は、第二浦島架道橋の250~300M
八戸方に位置、線路有効長が300M近くあるホーム跡が、車内からも良く見える。
16:22 野内駅に到着、ホーム相対式、ホーム中心は729K350M、なおこの辺りのキロ程は前後の辻褄が合わぬが、これは距離更正点が付近にあるためで、KPは実見した通りに記した積りである。

    野内駅 旧駅に比べあまりにもカルっぽい、、、




        (7) 東北温泉・玉勝温泉 2017年8月29日(火)薄曇り朝方小雨

 本日は勿論、野内駅から青森駅まで歩き、東北本線の完歩を達成する予定だったが、昨夜時点での天気予報は弱雨、朝方ホテルの窓から見ると、確かに小雨が降っている。残りは営業キロで10.7K、4時間足らずで歩けそうだが、「天下の東北本線」はもう少し良い条件下で終了したい気持ちもあり、また何よりも今回、幾つもの日帰り温泉に出会えたのに時間の関係で立寄れずに通過、悔しい思いもしており、今日はその中でも駅から近い幾つかを訪問、休憩室でビールでも飲んで昼寝、八戸8:53発を逃すとナンと14:08までない普通列車で盛岡に出て、新幹線で帰宅しよう、、、と、急遽予定を変更した。


               東北温泉  7:20~8:10在 ¥300+260(タオル)


  日帰り温泉は7時開店で有難い
    
場所:乙供駅から八戸方に200M余、踏切を渡り線路沿いに行くと県道394号線の跨線橋脇に出る、ここで駅からちょうど500M地点、ここから八戸に向い左に入る道が2本、間を置かずにあり、その2本目を入ってすぐ、駅から徒歩15分要したが、もう少々早く着けるだろう。
建物:3階建のちょっと安っぽい(失礼!)ビル、裏手の日本庭園とはマッチしないビジネスホテル風の建物、ハングル文字の案内がフロント等にあり、十和田観光の基地になるのかも、、、浴室は1階、入口の自販機で入浴券、タオル等購入。
浴室:主浴槽は壁から離れ、2.3X6M、他に壁に張付いた1.8X2Mの浴室が5つ、水風呂から始まり、浅い子供用、電気、、、と並ぶ、他にサウナあり、露天風呂は浴室から出て階段を上った庭の隅に、4~5人用が、洗い場は壁に張付いた10人分等、計26。
お湯:結構きつい黒湯、日本一を謳うが、自分がよく行く「SPA成城」の方が黒い、無味、無匂(露天風呂付近では硫黄の匂いが少々)、ツルツル感少々。長湯の出来るいいお湯だと思った。
その他:基本的に銭湯形式で、シャンプー、石鹸等は置いていない、この設備で¥350は安いと思う。  



         玉勝温泉  9:20~10:12出 ¥310+100(ロッカー)+40(シャンプー)

場所:上北町駅から線路沿い八戸方に200M余、迷い様がありません。
建物:木造一部2階建て、浴室・更衣室は同スペース(各7X10M)、番台はフロントも兼ねる。
浴室:主浴槽(2.3X7M)が1つだけ、水・お湯が上の蛇口から落ちる打たせ湯の原始版が水風呂の代りとなる、洗い場は壁の周囲に計30もあり、かつて来場者の多い時代の賑わいを思わせる。
お湯:やや黄色、無味、無匂、ツルツル感無しの、この地域に多いモール湯、単純泉とある。
その他:銭湯形式、石鹸、シャンプー等の購入可。 線路が近いが見えません。 

  建物右部分は宿泊室、左手すぐを線路が行く 


    

 冒頭にも記した通り、日帰り温泉でビールでも飲んでノンビリするする積りだったのが、東北温泉は朝早く行ったので、酒を飲むような雰囲気では無く、次の玉勝温泉もこの時間女将が1人で回し忙しそう、上北町駅では電車も直ぐ来て、11時前に八戸駅に到着、どこか日帰り温泉でも、、、と思ったが、8分後に新幹線上りがあり、次の二戸まで¥1440を奮発、同駅で缶ビールを片手に少々待って、在来線で盛岡に着くと一ノ関行きが9分後の13:08に出る、、、と結局盛岡から5本の普通電車でウトウト、郡山に19:14到着、流石に疲れが出て、新幹線で大宮経由、帰宅は21:30頃になりました、、、




                (8) 青森ー野内 10.7K 2017年9月9日(土)晴

 大人の休日倶楽部会員用:「乗り放題きっぷ」を利用、青森地区を歩こうと機会を狙っている内に、発売最終日になってしまった、、、駅で青森までの指定券を申し込むと、盛岡までのこまち席しか無い、あとは自由席で行くことに、なお当日判ったが、⑫9A席はドア開いてすぐの前が壁の席だった。盛岡で後部のはやぶさ号に急ぎ、結構在る空席にありついたのはいいが、八戸で指定券を持ったご婦人がやって来た、乗り放題きっぷは、この頃利用者が確実に増加、曜日、時間帯に依っては、相当混雑して使いにくい。 

   青森駅
10:28 青森駅を出発、弘前に向って進行左手を行く、駅ビルは無く、平屋建の商業施設もすぐ尽き、程なくJRバス東北青森支店の車庫が、線路と平行に前方の跨線橋まで続く。なお青森駅ホーム弘前方出外れに740KP、跨線橋の12M先に津軽線の0.5KPがあるのは、車内から確認済み。
10:39 古川踏切:739.32Kで位置確認、大踏切は左長大カーブの途中にあり、跨線橋を起点にY字形に奥羽本線が右、東北本線が左へと、福島駅で再会するまで、永のお別れとなる。
 この先、高架線になった本線近くを行く、本線との間に草生した細長い土地を挟むが、引込線跡なのは明白、周囲は庭の無い住宅街、5階建の古川市民センターが目につく程度。      
10:53 線路が地平に下りた、長島4丁目とある、この辺り、右手は機関区、赤塗りの褪色が始まったEH形機が5~6両休車中、続いて青い森鉄道の車庫となるが、積雪地のせいか、屋根付きの小型収納庫が多く、留置、引込線は10本以上。
11:02 青森中央大橋跨線橋が上を跨ぐ、739.2KP見える、この辺り旧青森操車場でも一番幅広な地点で約300Mはある、橋を海方に600Mも進めば、右手に市庁舎、更に高速を潜れば、左手に県庁舎を見る。線路近辺は新しい戸建サラリーマン住宅が多い。 
 

   「青い森セントラルパーク」予定地の一部
11:08 この先、線路との間は開発を待つ、草生した広大な更地が始まる、市が管理する「青い森セントラルパーク」の整備はかなり遅れて居るようだ。
11:27 中央4丁目、739KPが70M先に見える、この手前100M程に、みちのく銀行のビルが目立つ存在だが、事務センターのようだ。
 なおこの辺りでも、大幅なルート変更に伴い、1.6Kもの距離縮小更正が実施されており、キロポストはあまり頼りにならない。 
11:31 八甲田踏切:738.78Kで位置確認、八甲田大橋(国道103号線)の真下に位置する、
11:50 堤川を2.3M幅歩行者・自転車専用小橋で渡る、鉄橋(60M長)が右15Mに平行。
12:07 筒井駅着、相対式ホームが7M盛土上に、小待合室・自動券売機共々、狭い盛土内に嵌め込まれた様にも感ずる、ホームからやや左:西側に、市庁舎、県庁舎など市の中心街を見る。駅はJR時代末期の開業と聞くが、かなり簡素な造りだ。なおKPは見当たらず。 
 
  筒井駅上り高架ホーム 画面左が青森市中心部

   クハ700-6他  筒井駅
12:15 出発、線路近くに旧線路跡転用の草砂利道が伸びる。
12:27 小籔越に736.5KPを確認、この先すぐ駒込川(1K余り下流で堤川と合流)を渡り、続いて歩行者・自転車線用地下道で線路右手に移り、 
12:36 東青森駅着、島式ホーム1本の無人橋上駅、736KPあり、ホーム海側にコンテナが堆く積上げられたここも旧青森操車場だった所で、現在西側の一部は大型商業施設が進出しているが、この区画だけが貨物ターミナルとして集約利用されているようだ、
12:43 出発、線路右手すぐの広い通りを行く、線路左手は青森貨物駅が海側に張出し、道路は見当たらず、

   東青森駅は無人の橋上駅
   東青森駅 貨物駅の片隅にひっそりと、、、 12:54 駅からちょうど500M、JR貨物青森営業支店が海側に建ち、貨物駅用地はここまで、この先、線路右手は県立保健大の広大な敷地が占め、自動車跨線橋を上下して、線路左手すぐの道に移る。
13:02 735KP立つ、  
13:07 次の跨線橋でまたまた行止まり、また階段を上下、右手に移って300M近く進み、線路右手の工場用地が尽きた辺りで、小建物の陰に隠れていた地下道への出入口を見付け、
13:13 小柳駅着、ホーム相対式、734.5KPあり、駅舎は無く、上下ホームに小待合室あり、駅の海側は市営小柳団地の存在が大きいが、現在大規模に取り壊し中、山側にも新興戸建団地が展開。
 



                小柳温泉  13:25~14:20在 ¥420+220(タオル)

  場所:駅から団地を抜けて街道然とした通りに出て、左にちょっと、小柳小学校の隣り、駅から徒歩7~8分、自分は迷って10分ほど要。
建物:写真通り、内部は少々経年劣化、よく言えば昭和レトロの雰囲気が濃い、清潔に保持、浴室は吹抜けで明るい、洗い場は42もある。
風呂:主浴槽は10X2.2M、中央で仕切られ温度に高低差あり。他に白湯、サウナ、水風呂。
お湯:無色、無味、無匂、ツルツル感無し。   その他:お湯は平凡だが、ナンかいいお湯、また来たい、銭湯形式、石鹸・シャンプー等無い。 

   
14:32 温泉を出発、旧国道4号線(?)を行き、程なく赤川を渡り、右岸沿いに400M、線路端に戻る、まだホーム端から200M足らずの地点、
 この先線路沿いに道あり、道左手に展開する団地は、「こやなぎ」ではなく「けやき」と称する。
14:44 桑原踏切:734.03Kで位置確認、
14:54 国道4号線バイパスが斜め右に上を跨ぐ、ここまで小柳駅よりずっと線路左手すぐの道あり。
 この先戸建住宅街をちょっと迂回、小用水を渡ると、また線路左手沿いに3M道が伸び、 
15:03 733KPを過ぎる、このチョイ手前の歩行者専用地下道で線路右手に移っており、線路右手は戸建新興住宅街。
15:10 矢田前駅に到着、ホーム相対式、駅舎無し、732.5KPあり、駅の開業は筒井駅と同じく、国鉄民営化の前年1986年11月、かなり倹約した造作で、当時の担当者の苦労が偲ばれる。

   矢田前駅

   703-11他矢田前駅 跨線階段下に待合室
15:17 たまたまやって来た上り703系2連を撮って出発、線路左手すぐに道が伸びる。 
15:25 732KPを過ぎる、道の左手は戸建住宅街、線路右手に広田が展開、2~3Kで山となる。
15:32 道なりに榎の並木など植えられた2M遊歩道が始まり、731.5KPを見て、道なりに架道橋で右手に移る。この遊歩道、何となく線路跡の雰囲気あり、多分、青森操車場を中心とする大規模経路変更の際に生じた、旧線路敷を再生利用したものだろう。
 道なりに野内川堤防に出て左海方に進み、野内川橋梁(97M)の袂を潜る、731KPが八戸方袂に立ち、もうホーム端まで100Mも無い。
15:47 野内駅前のファミリーマート駐車場前に出て、駅写真を撮る。
 既にホームには部活を終えた生徒が待っており、電車が入ってきて、大急ぎでホームに。
 矢田前から野内まで営業キロで1.5K、しかし駅のホーム中心距離ではもっとあり、ここにも距離更正点の影響があるようだ。
 なお東北本線の完歩は、野内駅であっけなく終了、感動がなさ過ぎたのはちょっぴり残念!

   野内駅
 実は昨日、「乗り放題きっぷ」と新幹線指定席を確保した後、次は青森、八戸のビジネスホテルを確保せんものと、全国チェーンホテルを中心に幾つか電話したのだが、希望の「青森健康ランド」を含め、これと思う所はどこも満員、仕方なく野辺地駅前のビジネス旅館を予約した。行ってみると玄関に30以上のスリッパが並び、横の食堂には膳も用意され、団体のご到着を待っている、、、今夜はしばらく眠れないかな、、、と覚悟して入室すると、しばらくして窓外が騒がしくなり、クルマが6~7台停車、中から出てきたのは、制服を着込んだ某電気通信系会社の作業員で、統制が取れており、静かに館内に入り、 
静かに夕食、思い思いに最上階の3階に引上げていったようだ、そしてナンと翌朝は、始発に乗った自分より早く朝食を取り、どこぞの工事現場に出発していった。彼等の規律は警察、消防署並、脱帽しました、、、なお彼等以外の宿泊客は、自分だけだったようだ、、、