中央本線:小淵沢―塩尻 篠ノ井線:塩尻―松本
(8) 小淵沢ー青柳 14.3K 2002年9月3日(火) 快晴
このところ続けて3度小海線沿線を歩いた、しかし9月に入ると、青春18きっぷは有効でも、臨時列車が無くなり、活動開始が昼近くになってしまう、それで今日は標記の中央線区間を歩くことにした。 |
9:16 小淵沢駅を出発、先日清里まで歩いた時と同じく線路左手近く、住宅街の道を行く。
9:24 駅から2番目の跨線橋に出る、右(北)に行けば小淵沢IC料金所に通ずるが、今日は南方向に折れる、線路沿いに西に進む道が無いのは、先日歩いて苦労したので分っている。
帝京高校の広いグランド横を過ぎ、県道を右折して北野神社前に出て、更に道なりに八ヶ岳高原ラインを渡ると、程なく前方に盛土上を行く中央線の線路が見えてくる、架道橋は171.7K辺りとなる。
線路沿いに小道があるが、200Mも行くと産廃処理場が現れ、その先は樹林の小谷で通行不能、県道まで戻り、20分の道草。
10:26 甲六川を渡り長野県富士見町に、橋長は100M、25M下の流れは樹木でよく見えないが、細いようだ。渡ると展望台があり、南アルプス、八ヶ岳連峰の景観が良い、なお250M南を平行する線路が甲六川を渡るのは172.1K辺り。
しばらく行くと「先達」集落に入る、戦国の世、武田側が信濃との戦いに備え設けた文字通りの「先達」で、傾斜の急な小谷が天然の要害になっており、県道も対岸に直行できず、カーブして谷の狭まった所まで遠回りする。
10:55 道なりに右手県道直下にトンネルの塩尻方坑口を見る、いつの間にかトンネル上を渡り越していた、池生隧道は173~173.55K辺りと帰路車内より確認。
あとは線路左手沿いに約1K進み、 |

信濃境駅 |
11:08 信濃境駅着、相対式ホーム、174.5
KPあり、ホーム北側はすぐ台地、その上にある筈の集落は見えない、駅前は瀟洒な郵便局、食堂などあるが閑散としており、人影は殆ど無い、標高922Mと高い。
11:21 出発、線路左150M野県道を行き、
11:45 道なりに線路左すぐの道となる、ちょうど176KP立つ、周囲の田んぼはもう黄金色。
176.5K辺りから近代的な電子部品工場などが並ぶ、富士見インダストリアルパークだ、車内からは低い掘割の壁が見えるだけだが、、、 |
12:12 立場川を渡る、八ヶ岳連峰最西端の西岳に源を発し、深く刻んだ谷を駆け下る様に流れるのが特徴、鉄橋は40M上で谷を一気に跨ぎ、県道は川面に近い所まで下ってまた上る。鉄橋は178K~339M長、渡るとすぐ200Mくらいの瀬沢トンネルに突っ込み、県道は線路がトンネルで抜ける山の南側を巻いて駅に至る。 |
12:36 富士見駅着、木造平屋駅舎が南側に、改札口直結ホームに島式ホーム、179.4KPあり、北側に町民センターなどあるが、いったん改札口の外に出て跨線橋で連絡、標高は956M、中央本線の最高所駅となる。
12:47 出発、線路近くに道が無く、右斜め前に伸びる道を500M程行き、
12:57 国道20号線に入る、韮崎駅から七里岩の尾根筋を上る線路に対し、釜無川沿いに谷を遡って来て、ここで一緒になった甲州街道だ、両者は暫時ぴったり寄添うが、線路は低い掘割の中を行き、街道からはよく見えず。 |

富士見駅 |
13:15 逆トの字形三叉路に「カゴメ工場入口」とある、 181.2K辺り、案内図によると、工場の建つ馬の背の様に痩せた丘筋を越えると、線路が行く谷より一段幅広の平地が線路方向に展開、そこに日帰り温泉があるので、線路から少し離れるが寄ってみる。
13:35 丘に上る取っ掛かりの道が判らず、人に聞いて到着。 |
ふれあいセンター ふじみ 13:35~14:25在 ¥500

ふれあいセンター ふじみ |
場所:カゴメ工場を過ぎ、次の狭間に下るまでは迷わずに行けるが、取っ掛かりの道に道標は無く、(人がいれば)聞いた方がいいかも、、、駅から徒歩40分くらい。
施設:典型的な福祉センタ―的建物、事務室がやけに広く、事務職員が5人、風呂場に行ったら3人入浴中で、思わず笑ってしまった。
風呂とお湯:主浴槽が1つあるだけ、お湯は無色透明、無味、少々硫黄の匂いが漂う平凡な単純硫黄温泉、湯温が高く水風呂が欲しい。 |
その他:丘上に立地、待合室からでも、南八ヶ岳連峰のパノラマ展望が素晴らしい、食堂は無く、勿論種類の販売機も無い、高根町の日帰り温泉に非常に良く似た“潔癖”日帰り温泉、近くの入笠山登山の帰りにでも寄るなら別だが、温泉ファン以外はパスしてもいいだろう。 |
14:25 日帰り温泉を出発、先刻の「カゴメ工場」には戻らず、そのまま北西に進む道を行く、進行左手に近い入笠山斜面には、高度差6~700M程もある大掛かりなゲレンデが展開する。
14:49 道なりに国道20号線に合流、右手250M先の山裾を盛土で進む線路が見える。 |
15:00 すずらんの里駅着、相対式ホームが山裾、24.7‰勾配途中にあり、ホームまで52段の階段で連絡、182.6KP、左手の山まで約400M、その間は主に畑で住宅は少ない、駅前に宮川という小川が青柳方向に流れ、いつの間にか水系が変ったことに気付く。
線路沿いに農道があるが、見渡した限り宮川を渡る橋が無く、手戻りを考え20号線に戻る。
15:20 トの字形三叉路着、線路は183.7K地点、「諏訪南IC入口」とあり、谷幅が狭く国道と線路が通るともう余裕が無い。ちょっと行くと茅野市との境界で、500M先に次駅が見え出す。 |

すずらんの里駅 |

青柳駅 |
15:35 青柳駅着、無人小駅舎直結の下りホーム、上り島式ホームの先はすぐ小山が迫る。駅周囲に人家は殆ど無いが、20号線をちょっと行けば金沢宿で、沿道には意外なほど住宅がびっしり詰り、高遠、伊那方面に通ずる分岐点として賑わったようだ。EF6459+6410
が牽く上り石油タンク列車が過ぎた、時速70K
位?結構速い。
次の茅野駅まで7K余、今日はここで終了、近くに日帰り温泉があるので、もう1回入浴、生ビールを飲んで帰ろう。、 |
茅野市青柳:金鶏の湯 15:58~17:07在 ¥400
場所:駅からクルマを気にしながら、旧宿場町の歩道の無い旧甲州街道を10分ほど、看板に従い線路方向に折れ、農協系スーパー近くの温泉に到着、駅から徒歩15分くらい、丘裾の小高い所を行く中央線とは直線にして100Mほどだが、樹木が邪魔して見えない。なお、駅前から宮川沿いに温泉まで通ずる歩行者専用道が工事中だった。 |
施設:見て通りの木造平屋建て民営温泉、こじんまりとした建物は周囲の景観に溶け込み感じが良い。
風呂とお湯:主浴槽は10人収容、他にサウナと水風呂があり、露天風呂は無い、お湯は無味、無匂、色は源泉は透明に近いが、浴槽ではやや薄黒く見える、平凡なお湯だと思う、休憩は畳部屋が2つ用意されていた。
その他:供食設備は無いが、近くの居酒屋まで中途出場も可能、料金から言っても銭湯に近く、土地の人に愛されているようだ。 |

金鶏の湯 |
17:25 温泉近くの農協系スーパー裏の居酒屋「みどり」を出発、温泉で風呂と水風呂の間を何度も往復、火照った身体を冷やした後の、生ジョッキ2杯は本当にうまかった、上り電車は42分発、それでも15分位いただろう。
今日は猛暑のなか長時間歩き、日帰り温泉も2個所訪問、結構疲れた、入浴後に急いで飲んだ生ビールも利いて、 青柳から終点の大月までグッスリ、乗継いだ201系でもまだ眠れ、立川まであっという間に到着した感じだった。 |
(9) 青柳ー岡谷 22.4K 2002年9月9日(火) 薄晴れ
実は昨8日は自分の満60歳の誕生日だった、妻にささやかなお祝いをしてもらいジンと来たものの、感慨はあまり無かった、ただ「こんな年になっちゃって、、、」と思ったくらい、そして夏の青春18きっぷ最後の1回分を使い切るべく、今日もまたライフワークの「歩き潰し」をしようと出掛けました、、、 |
9:27 青柳駅を出発、すぐ20号線に入り、旧金沢宿を行く、駅から10分の「金鶏の湯入口」までは昨3日に歩いたばかり。
9:42 金沢下町バス停(諏訪バス)を過ぎる、駅から2K近くあるが沿道には住宅が絶えず、金沢宿は大きな街だ。この先すぐ宮川を金沢橋で渡ると、周囲は急に田園風景となる、線路は右手に近い筈だが見えない。
やがて権現の森と案内のある神社跡を過ぎる、車窓からも目印になる杉の大木が数本、186.1K辺りが相当、この先20号線の右7~8Mを線路が行くようになる。
10:13 20号線が左手に近付いた低い山へと、線路から離れて上り出すので、架道橋で線路右手に出て見る、187.9KPあり、段々狭くなる田んぼの中を宮川の清流を見ながら県道が進む。
10:29 道なりに架道橋(189.2K)で線路左手に、100M先に「キッツマテリアル」の中規模工場あり。
10:36 「宮川坂室」三叉路で20号線に戻る、ここですずらんの里駅から長らくお付合いした宮川ともお別れだ。ちょっと進むと谷の左手(西側)が急に開け、かつ深く落ちる。
10:44 大阿原(おおあらい)入口バス停、中央高速道高架が25M直上を行く、線路は右手すぐを行く、190.3K地点、この先進むに連れ山が後退、平地がどんどん拡がる。 |

茅野駅 |
10:50 宮川信号で前方右斜めに進む旧道に入る、線路は右120Mくらい、明治天皇のご休息場所跡、続いて茅野市文化センター前を過ぎ、
11:00 蓼科山を源の一つとする上川を渡る、右手200Mの鉄橋に191.2KPあり。
11:05 茅野駅に到着、地平下り片面、上り島式ホームの橋上駅舎、北側に立派な市民会館、南口前に諏訪バスのターミナルビルがあり、ハイカーがバスを待つ、標高は790.3M。
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クハ115-1086 茅野駅、左は市民会館 2009年8月12日 |
11:22 出発、線路沿いの小道は諏訪バスの営業所(192.1K~100M)前で行止り、左手の20
号線を行く、沿道は住宅街。
11:44 新井入口バス停、この近くに市の日帰り温泉がある筈で、道の左手5M下の住宅街に入ってみる。
11:55 「アクアランド茅野」に到着、20号線の西側に近接して平行する道路に面し、勤労者福祉センターの隣にあり、探すのに少々手間取った、バス停からせいぜい5分の所。 |
アクアランド茅野 11:55~12:15在 ¥500
場所:新井入口バス停から5分、20号線の西側すぐ、日帰り温泉タイプでないから注意!
施設:日帰り温泉というより、25M室内プール付温泉銭湯と呼ぶのが相応しい、待合室は非常に狭かったが、2階に30帖の休憩室あり。
浴室:これも狭いのが特徴、一部気泡風呂の主浴槽に小サウナと水風呂が加わる、露天風呂は無く、勿論眺望など無い。
お湯:無色、無味、無匂、ごく平凡なアルカリ性単純温泉。
その他:施設が狭く、よそ者には身の置き所が無く、20分で出ざるを得なかった。 |

アクアランド茅野 |
12:25 温泉を出発、さらに20号線を進む。
12:37 四賀神戸(しがごうど)バス停の先で諏訪市に入る、右手50Mを線路が行き、周囲は市街地で○○精工とかXX機工という電子精密工場が多い。
12:59 左手150M、田んぼを挟んで諏訪警察署の4階建ビルが見える、この少し手前、諏訪自動車学校(195.5KP対応)辺りが普門寺信号場で、信号は遠隔制御の様で、それらしき建物は見当らない。13:13 20号線が赤松踏切(196.6K)で道なりに線路右手に移る、左手線路沿いの道もあり、自分はそのまま進み、197.3K地点の単線踏切を渡り、線路近くの細道伝いに住宅街を行った、進むに連れ駅に近付いて来たが、途中、「組合員以外の入場お断り」という看板を掲げた共同浴場など、注意しなければ見過ごしてしまうような普通の住宅然としていた。 |

上諏訪駅 |
13:40 上諏訪駅に到着、駅舎直結上り片面ホームと島式ホームで構成、198.5Kとペンキでホーム壁に記入、狭い駅前広場を挟み平行する20号線に観光デパートなど商店街が軒を連ね、諏訪湖側には観光ホテルが5~6軒。
14:12 駅舎内のレストランで昼食後出発、道なりに第3甲州街道踏切で左手に、198.9K、
右手200M高の山を背に白亜のビル4棟が見える、諏訪の代表企業、セイコーエプソンだ。
14:35 下諏訪町に入る、200KPのチョイ先、線路右手はセイコー、ヤマトなどの工場。 |
14:43 諏訪湖が近付き、車窓の目印となる焼肉「南大門」から湖岸を行く遊歩道に入る、赤彦博物館は201.2K辺りが相当、その先の高浜信号で20号線が線路右手に廻ると、車窓から諏訪湖の展望は消える。
201.6K辺りの踏切で線路右手に移り、住宅街の小道をしばらく行く、左すぐ下は切通しで、電車は屋根だけ見せて単線を走行、道はやがて行止り、20号線をちょっと進みまた小道に入り、 |
15:19 下諏訪駅着、地平木造駅舎が北側に、改札口直結上り片面ホームに島式ホームが1本、ホーム出外れに203KP立つ。
駅北側はすぐパチンコ機製造SANKYOの大工場、従業員駐輪場の自転車の数が凄い。
時間も張って来たので、そのまま右手住宅密集地の細道を見当を付けて進む、次駅まで一転、線路沿いの道は無いようだ。
15:38 橋の袂で20号線に押出され、砥川を渡る、鉄橋は左400M、203.5KPを帰路確認。この川は中山道の和田峠方面より流れて来る。 |

下諏訪駅 |
15:43 続いてコンクリ護岸、幅2M程の十四瀬川を渡り岡谷市に入るが、標識が無ければ絶対判らない様な境界だ。
小橋の先のY字をで線路方向の左に入る、 この辺り小刻みに道路状況が変り気が許せない、この道は中山道の脇往還で「伊那道」と呼ばれると案内あり。
道なりに長地(おさじ)柴宮という集落に入る、明治時代に製糸業で栄えた町の名残だろうか、沿道に新しくは無いが、豪奢で落着きのある邸宅が並び、東京の高級住宅地も顔負けするほど。
16:05 横河川を渡る、左約800M離れた線路は見えないが、この川を204.6K辺りで渡ると、単線高架へと上り、206.2K地点でまた地平に戻るのを、帰路車内より観る。
16:21 右に明治・大正期の面影を残す消防署を見てY字路左の中央道路に入る、道に挟まれ小さな蚕糸公園もあった。この先商店が多くなり、道路に立塞がる様なショッピングセンター沿いに進み、「絵画館通り」の名のある商店街を過ぎ、 |

岡谷駅 2002年10月9日 |
16:40 岡谷駅に到着、ホームは駅舎直結上りホームと島式下りホーム、飯田線は上りホーム松本方を切欠いた0番線を使用、標高は766.2M、207KPあり。
駅前広場を挟みマンション1棟、右手4階建ショッピングセンターは廃業、発着する路線バスも少なく、あまり活気が無いようだが、、、
帰宅のスジは3日と同じ大月乗換、今日もトイレ脇のボックスシートを、甲府近辺を除き独占、よく眠れました。 |
(10)岡谷ー東塩尻信号場(22.7K)~みどり湖 2002年10月9日(水)薄晴れ
中央本線は今夏、青春18きっぷを3回分使用、新府から岡谷まで歩き潰し、大分格好がついた。10月に入り、今年もまた鉄道記念日きっぷが発売されたが、今回は3回分全て中央本線歩きに投入、できたら松本まで足を伸したいと、早々ときっぷだけは購入、張切っていた。しかし、有効開始日の5日以来、天気がずっと芳しからず、今早朝も音を立てて降る雨の音で目が覚め、どうしようか迷ったが、今日を逃すと3回の外出は難しくなり、天気予報を信じて出掛けることにした。 |
10:03 岡谷駅を出発、程なく長野自動車道の下50Mをくぐり、続いて天竜川を渡る、鉄橋は左手すぐ、207.4K辺り、川岸一杯を満たす流れは30M幅、用水の様だ、線路は天竜川左岸を行き、その左手すぐの山裾沿いに起伏の多い細道が伸びる。三州街道は住宅の多い右岸を行き、街道右手も山が近い。なお、塩嶺トンネルで塩尻に直行する新線が右長大曲線を描き旧線と別れるのは、駅から1K地点、207.9K辺りとなる、本日はまず辰野経由、旧線沿いに歩こうと思う。
10:47 道なりに線路端に出ると210KPが立つ、やがて左岸に移って来た三州街道に入り、 |
10:52 川岸駅着、駅名の通り、右手すぐを天竜川が流れる、昔ながらの木造駅舎の出札窓口は壁で塗り潰されている、島式ホームが1本、210.5KPあり、
10:57 出発、更に三州街道を進む。
11:18 道なりに線路右手に、谷幅が狭まり道の右手はすぐ高い山、歩道が無くなりトラックも多いし緊張して歩く。
11:28 辰野町に入る、213.2K辺り、相変わらず谷幅は狭く険しい地形が続く、しかし前方の山は後退、視界が開けてきた。 |

川岸駅 |
12:00 天竜川を渡る、左すぐを行く鉄橋に215.7KPあり、三州街道はこの200M手前で線路左手に移ったが、右手にも道があり、のどかな山里の秋の雰囲気を味わいながら歩く。
駅舎は進行左手に位置、駅を目前にして踏切を渡る、216.1K辺りで、JR東海の乗務員宿泊所が傍らに建つ。 |

辰野駅 |
12:15 辰野駅に到着、2階建、観光案内所なども入り、構えは大きいが、人影が少なく静まり返っている、下りホームは改札口直結、島式ホームが1本、その向うに留置線も数本、ホーム飯田方端に216.6KPあり、JR東日本が管理し、駅員が1名、飯田線列車は当駅で乗務員が交代、ほんの2駅の事で非効率的だ。
12:31 出発、宿場町の雰囲気を色濃く残す町並みもちょっと歩き、
12:33 駅近くの跨線橋を渡り右手に、線路はこの先真北に反転、南に天竜川沿いに進む飯田線とも別れる。 |
やがて谷間のほぼ中央を行く線路が見え出す、スーパー「SATY」が建つ辺りが217.5K地点だ。
12:47 宮所踏切(218.4K)を渡り街道に入る、急にトラックが多くなり、ここも歩道が無いので恐ろしく、左やや小高い上島集落内を通る旧道に一時避難した、この辺りの田んぼはまだ刈入れ前。
13:03 辰野駅13時発のクモハ123-1が過ぎる、乗客は4~5人。
13:15 唐木沢(町営)バス停を過ぎる、ここで旧道が国道153号線と合流、ちょうど20分旧道にいたが、かなり細長い大集落だった。 |
13:27 国道に寄添う信濃川島駅着、片面ホームの無人駅だが、往時のままのホームの長さが目立つ、現在この駅に寄るのは123型だけなので余計目立つのかも、221KPあり。
さて線路の東側を平行した横川川はホームの下をくぐり西に方向転換、別の谷へ分入り、線路はこれより支流の小野川 に沿ってそのまま北を目指す。
13:37 出発、更に153号線を1K程、線路右手に旧道があり、急にクルマが少なくなりホッとする、今日の街道はトラックが多いのに歩道が殆ど無く、悩まされ続けだ。 |

信濃川島駅 |

小野駅 |
13:57 第2参州踏切でまた左手の国道に戻る、222.7K地点。
小野下町信号を過ぎると集落にまた旧道が400M程あった、小野も結構大きな落着いた雰囲気を持つ集落だった、線路は右手に近い。
14:26 小野駅着、駅舎直結の下りホームと外側線路を捲った上り島式ホーム、委託駅員が1名、224.7KPあり。
駅左手を国道が平行、その先300M程平地を挟み山、右手も70Mで山だが、ちょっと進むと山は後退、地名通り小広い平地が展開する。 |
14:39 国道153号線を歩き出してすぐ,突然塩尻市の標識が現れる、まだ駅から2~300M、沿道住宅のど真ん中の感じだが、よく見ると東西に流れる小川が境界の様だ,標高814Mとある。
14:47 JA支所を過ぎ、矢彦・小野神社前に到着、鬱蒼と茂る杜が歴史を感じさせる。
15:06 国道右手30Mの筑摩踏切に出て位置を確認、ちょうど227KPがあった。
15:12 段々切通しが深くなるなか、右下に辛うじて見えていた線路が消えたことに気付く、善知鳥トンネル(1670M)坑口は確認できなかったが、227.53K辺りなのを以前確認済み、サミットは坑口直前で標高859Mとなる。なお善知鳥(うとう)とはウツロの意で、谷間や洞穴、窪地に付ける地名とのこと。 15:20 分水嶺公園着、善知鳥峠と案内がありる小公園、ここが太平洋と日本海側を分ける分水嶺の一つだが、眺望は全く利かない。
この先国道は下りとなる、勾配はこれまでよりきつく急カーブ区間が多い、歩道が殆ど無い樹林の道を先へ急いだ。
15:50 適当に見当を付け、左の横道に入ってみた、しかしこれは大正解で、5分も行くと右下に塩嶺トンネル(新線)の坑口が見え出し、やがて線路を右手やや下に見る平行道となる。
高校生が切通し内ホームへと階段を下るのが見え、或いは?と足早に駅に急ぎ、
15:55 みどり湖駅(中央本線)に到着、小淵沢行が2分もしないでやって来た。 |
上諏訪温泉:片倉館 16:35~17:05在 ¥400
上諏訪駅前の観光デパート内にある(とばかり思っていた)立寄り温泉に行ったら「今はやってい
ません、、、」とのこと、代りに観光案内所で教えてもらった標記日帰り温泉を訪問する。
場所:駅前の国道を下諏訪方にちょっと行き、ガードをくぐり湖岸方に、2つ目の信号を左折すればすぐ、徒歩7~8分。
施設:建物は西洋館の品格ある建物で素晴らしい、流石名門片倉製糸系の財団が管理するだけのことはある、内部の造作も往時のままの木製、大切に整備していることがよく判る。
風呂場:百人風呂と称する主浴槽は大理石製、底に小さな黒石を敷詰め、深さが1Mもあり、豪華なものだ、他にラドン風呂があるが、露天風呂、サウナ等一切無し。
お湯:七ツ釜配湯センターより引いており、無色透明、無味、少々硫黄の匂い、PH7.9、62.3度。
その他:甲府以遠、沿線には日帰り温泉が多いが、ここは群を抜いて素晴らしい。 |
D511号機牽く下り貨物 於辰野駅 飯田線の架線柱が見える 1957年7月23日 |
(11)岡谷-みどり湖7.8K 東塩尻信号場-塩尻5.0K
2002年10月12日(土)快晴
なか2日置いてまた岡谷駅に降立つ、今日はいよいよ塩嶺トンネル(5994M、1983年7月開通)の経路と思しき道を辿り、とに角トンネルの向う側まで歩きたい、地図を見ると林道がある様だが、果たしてどんな展開になるやら、営業キロだと7.8K、いつもより余裕時間を充分取ったが、かなり緊張する。 |
9:59 岡谷駅(標高766M)を出発、天竜川を渡ったまでは先日、旧線を辰野経由善知鳥峠方面に歩いた時と同じ。
10:14 天竜川を高架線路すぐ右下の歩行者専用橋でまた渡り右岸に、続いて国道も横断して、
10:18 三沢郵便局前を過ぎ、住宅街の6M幅急勾配道を上ると、すぐ塩嶺トンネル入口を見る小跨線橋に到着した。当時の高木国鉄総裁が揮毫した額が坑口に張付けられている、224.3KPあり、なお岡谷駅ホームには207KPが立ち計算が合わないが、詳しくないが、「距離更生」が行われている。 |
○ さて線路がトンネル内に姿を消し、自分は山上を目指し上り始める、しかし、郵便局から続く道はちょっと上の住宅前で行止り、他の道を行くもそこもまた住宅の先で消える、居合わせた人に聞くと、ここから見えるさらに上の一軒家の先にも道は続くらしい。
10:37 一軒家に到着、かすかな踏跡を頼りにその先の草むらに突っ込む、よく見ると、斜面の上、樹林の間に僅かに頭を覗かせる細い電柱があり、それを目印に藪を掻き分けながらひたすら上に、もう行くっきゃそれこそ道は無い、、、
○ 樹林の中からこちらを見詰める薄黒のカモシカに遭遇、距離10M、その眼は闖入者に対するそれで怖い、一呼吸おいて彼(?)は退散したが、丹沢の人馴れしたのと違い、結構怖い存在だ。
10:44 段々踏跡がはっきりしてきて、終には小道となり、山腹を行く砂利林道に合流、この間10分少々、急斜面の道なき道を、汗を拭う余裕も無く遮二無二登り、長時間の冒険をしたような気分。
○ 林道に出て一安心だが、杉や松の林を縫うこの道、ほぼ水平移動をするだけで上に行かない、辰野方面に向っているのは、時々視界が開け、天竜川の谷が眼下に見えるので確かだが、、、
11:07 15分ほど歩いたが、諦めて引き返すことに決め、
11:14 覚えのある小広場まで戻る、よく見ると上に進む草生した小道があり、藁にも縋る気持ちで入ってみる、急登の連続で息が切れるのに加え、伐採された小枝が散乱歩きにくく、いい加減参った頃、前方の樹木の間に空が拡がり、尾根が近いことを知る。
11:28 尾根筋に出ると、下からは全く見えなかった5M幅の舗装ドライブ道が現れる、「もう安心」と内心ホッとした。 |

長野・中央自動車道の分岐点が見える |
11:33 頂上の小公園に到着、小電波塔も立つ、眺望案内図が無いのが不思議だが、水飲み場があるのは水道が来ているってこと?眼下に諏訪湖、岡谷市街は勿論、天竜川の流れ、中央線高架も見え、なかなか見事な眺望だ。標高1,080M、岡谷駅から320M登った勘定となる
ここまで来れば後はみどり湖駅まで下るだけ、今日は万一に備え時間を充分取ってあり、天気も最高だし、ここでしばらく寛ぎたい。 |
12:02 公園を出発、程なく岡谷市樋沢一般廃棄物最終処理場前を過ぎる、やけに勿体ぶった名前だが、要はゴミ処理場で、今日は休日なのでお休み。
三叉路で案内標識に従い153号線方向に左折、塩尻側は高原状の緩斜面で、岡谷側からの急斜面の藪漕ぎがうそのようだ。
12:36 道路下に調整池がある塩嶺カントリークラブ入口を過ぎる、ここが岡谷、塩尻両市の境界に当る。
13:03 拡幅された広幅道路が山中の切通しに突っ込む角に至る、方向的には近道となる道路で、200M先の畑で農作業中の土地の人にわざわざ聞きに行ってから、入ってみる。予想外の勾配のきつい上り下りの小峠越えをしたが、近道にはなったようだ。 |
13:23 塩尻上水道堤平ポンプ場を過ぎる、15坪ほどの小さな無人の建物だった。
13:38 みどり湖に到着、山に囲まれた周囲1Kばかりの農業貯水池で、観光ホテル数軒、釣人が静かに糸を垂れる、小高い堰堤に上ると松本平遠望が良い。
13:44 出発、道なりに進むと段々住宅が多くなり、駅近くでは県住宅供給公社の戸建住宅が展示販売中だった。
14:02 みどり湖駅に到着、掘割の中に相対式ホームがある無人駅、230.7KPあり、塩嶺トンネルの坑口は230.35K辺りと過日確認済み。 |

みどり湖駅 左奥が塩尻方面 |
今日は塩嶺トンネル岡谷側坑口から先、地図を見てもなかなかの急斜面で、しかも道の記入が無い
所を攀じ登る覚悟をしており、前述したように予備時間を充分確保していた。時間はまだ14時、これ
から廃止された東塩尻信号場跡を訪ね、順調に行けば、旧線伝いに塩尻駅まで歩きたい。
14:12 みどり湖駅を出発、跨線橋から見ると、南西約400M野山腹50M上に線路が見える、この駅は塩尻に向い左手の北東側が新開地、南西側に旧線が行く山を背にして元からの集落が展開する構造だ、前方の山肌に旧線が見え隠れするから迷う心配は無いだろう。 |

東塩尻信号場跡 塩尻方には架線柱の一部も残る |
集落を抜けて進むと、「この先寺山踏切」の案内があり、山の方に急勾配の小道が伸びる、どうも旧信号場への取付道路の様だ。
14:28 線路端に達する、229.4KPあり、善知鳥トンネルの坑口が200M先に見え、そこからスイッチバック式の東塩尻信号場の構内が始まるが、ポイント等と共に当時のまま残る側線群も、今や雑草に厚く覆われ、樹木も育ち最早往時の構内の姿を留めるとは言えない。
14:37 出発、線路沿いに山腹を行く道は無く、元来た道を集落へと下る、なお「寺山踏切」は既に撤去されて無い様だ。 |
山裾沿いに展開する集落を辿って、過日辰野から善知鳥峠経由歩いた国道153号線から分岐、塩尻に通ずる間道を進む、線路は左上の山腹を縫うが、2つの小トンネルも介在、また樹木が茂る山肌を下るので、時々見えるだけ。
14:45 常光寺という杉の古木が茂る由緒ありげなお寺の石段を上り、本道の奥まで行ってみた、線路はトンネルの内らしく見えず。
14:55 慈光院を過ぎると山肌が左手(西側)に大きく曲り、線路も山肌を忠実に辿る、小街道からジョッギング街道と称する小道が山裾沿いに分岐、行ってみる。この地点で、中央本(新)線は広い田んぼを挟み右手400Mの盛土を行き、高度差は20Mほどに縮まった。
この先山が後退した部分を、舌先の様に張出した平地が埋め、低い山がその周囲をΩ型に取囲む。山肌沿いに高度を下げる線路は、谷奥の幅が狭まった所を見定め築堤を設け、対岸の山の様に見えるが、実は半円形の地続きの山並みの一端に取付き、今度は逆の東方向に下り続ける。 |
15:20 Ω型の小谷を短絡する築堤の奥に抜けてみた、築堤の高さは10M程、もうかなり下って来ており、大きな養鶏場脇の架道橋上に231.5KPが立つ。
15:38 先刻別れた小街道に4~500M位先で 戻る、左手山裾を行く旧線は進行方向がはっきり変っており、典型的なループ線だ。
15:46 道なりに近付いた中央新線高架の下をくぐる、232.9K地点、旧線は左90Mの山裾、7~8Mばかり高い所を行く。
この先新旧両線の間を進み、途中で新線高架の右手に移り住宅街を行くと、線路が左から寄添う。 |

旧線231.5KP地点、廃線跡ではありません、左手が塩尻方 |
16:03 右にイトーヨーカドー、左に線路を背にJR系(?)スポーツセンターが建つ地点に至る、ここがスイッチバック式の旧塩尻駅があった場所で、ホームの一部が残るが、これは車窓からの方が見易い。
旧線と新線が完全平行となる地点に235.5KPが立つ、なおこの辺りのKP(キロポスト)は前後関係の整合性が取れない様だが、見たままを記入する。
16:11 塩尻駅に到着、橋上駅で地平島式ホームが3本並ぶ、改札口は非自動式、常時JR東職員が立つのは、JR東海との区間跨り調整業務の関係からだろうか?今では昔懐かしい光景だ。 |
開業当初からなぜ塩嶺トンネルルートでなかったのか?
辰野経由の旧線ルートは、中央本線が塩尻方面に延長された明治30年代、同地出身の有力国会議員、伊藤大八のごり押しによって無理やりに決定されたとの説が、「定説」になっているが、当時の技術力で、まだ建設経験の無い6,000M近いトンネルを掘削することが可能であったかどうかは、甚だ疑問に思う。大体、蒸気機関車全盛の当時、長大トンネル内で発生する噴煙の排気だけでも大障害となろう。
一方、辰野経由の場合、沿線は天竜川とその支流の横川川の谷沿いに線路設定が比較的容易で、善知鳥峠に至る傾斜は意外と緩やか、トンネルも深い切通しを掘れば長さの短縮が可能と来れば、確かに距離は15キロほど長くなるが、途中駅、信号場での交換機会も多く、トンネル内交換の危険、苦労を考えれば、輸送力は格段と大きなものがあり、途中伊那地方の客貨の輸送も期待でき、経済性ははるかに良好で、仮に「ごり押し」が無くとも、辰野廻りに早晩決着したのでは、、、というのが、両ルートを実際に歩いてみて強く感じた感想である。 |
(12)みどり湖ー塩尻ー松本17.2K 2002年10月16日(水)快晴
昨夜は激しい雨から一時アラレが屋根を叩き、明日はどういう天気になるか?と心配したが、一転素晴らしい快晴に恵まれる、みどり湖駅に下車したのは自分1人だけだった。 |
9:57 みどり湖駅を出発、盛土線路左下すぐの道を行く、軽自動車がすれ違うのがやっとの道幅で、大型車の通行は無いものの気を遣う。
住宅はすぐ姿を消し、左手5~600Mは広い田んぼが展開、所々に集落が見える、その先、山の中程を辰野経由の旧線が行き、架線柱だけが樹林の間に見える、高さはこちらより50~60M高い。 一方、4日前に歩いたばかりの、山裾沿いの旧線と集落を辿る道と異なり、塩嶺トンネルを抜ける「新線」はずっと長い直線区間が続き、線路沿いの小道共々変化に乏しい風景の中を行き、また盛土線路に加え、法面に草が生え、キロポストなどが全く見えないのも難点。
10:24 高架線路をくぐり進行右手に移る、232.9K地点で、ここまでずっと盛土築堤左すぐ下の道を、主に田んぼを見ながらやって来た、この先は昨12日と全く同じ道を辿り、 |

塩尻駅 駅舎の色は赤ワインに模したのかな? |
10:47 塩尻駅に到着、商店街などは、旧駅舎のあった大手スーパーから市役所に至る沿道の方が一段賑やかだ。
10:57 出発、山が遠くに後退、里に出て広い盆地の中を行く感じ、天気最高、なおこの駅から線路は篠ノ井線と名称が変り、KPもゼロから始まる。
11:03 線路右すぐの道を来て1KPを見る、まだホーム端から300M程、この先線路から少し離れた新興住宅街を行く、収穫が終った狭いブドウ畑も散在、工業団地を経て、
11:34 九里巾交差点で19号線に入り、 |
11:49 駅手前で三州街道踏切を渡り、程なく広丘駅に到着、地平駅舎が西側に、ホームは相対式、4.3KPあり、東側を19号線が行き、アップルランドという大SCが見える。
11:58 出発、市の広丘支所前を過ぎ、
12:05 通学道路前踏切を渡り19号線に戻る、5KP立つ、吉田バス停を中心に約1K、大規模拡幅工事の最中。
12:23 長野自動車道をくぐり、線路との間を占める自動車教習所を過ぎる、なお高速道が線路を跨ぐのは6.6K辺り。
12:33 旧道に入り、村井番所跡を過ぎ、 |

広丘駅 |

村井駅 |
12:36 村井駅着、木造駅舎が右手に、島式ホーム1本、駅西側に共同石油の油槽所があり、留置線が3本、7.3KPあり、なお塩尻駅から村井駅までの営業キロは6.8Kだが、「現地主義」で記録している。
12:52 駅前のそば屋で昼食後出発、線路右手の細道を行く、右に19号線が見える。
一時線路端の道を行くと、線路反対側は大きな公園で、8.5KPが立つ。
この先8.8Kの芳川踏切から日本ハイパックの工場が始まり、
13:21 19号線に入る(しかない)。 |
13:35 松本南郵便局(本局)と八十二銀行が向い合う、
この4~500M先で、19号線バイパスが市街を避けるのか、線路左手に分れる。
線路右手近くの道をしばらく行くが、電化セメント工場が立ち塞がり、これを巻いて迂回、
13:55 広大な南部公園に入る、グランドも併設、よく整備され、10.8~11.05Kを占める、天気も良く、子供を遊ばせるお母さんが大勢出ている、ちょっとベンチで一休み。
14:05 出発、すぐ宮田前踏切(11.09K)を渡り左手に、もうホームのすぐ手前だ。 |
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南松本駅 |
14:09 南松本駅着、地平駅舎は進行左手、島式ホーム1本、11.5KP、駅員1名の都市近郊型の駅だが、ホーム東側がすぐ貨物ターミナルで、9本の貨物発着線の他、留置線も4~5本、多数の石油タンク車、コンテナ貨車が休み、電気機関車も数両、入替用ディーゼルが動き回る、市街地の窮屈な場所にいろいろ詰め込んでおり、却って活気が身近に感じられる。
14:13 出発、駅舎側をちょっと行き、やまびこ地下道で線路右手に出る、11.8K辺り、 |
やがて田川という小川にぶつかる、線路右手にショッピングセンタが立地、12.2K辺り、 堤防上が道路になっており、線路を左に見ながら進むと、
14:37 堤防と線路の間に松本電鉄バスの広大な車庫、事務所、従業員寮等が展開、高速、観光バスの数はなかなかのもの。
線路反対側に移る田川を渡り、200M置き支流の薄川も渡る(鉄橋は13.2K辺り)と、
急にビジネスホテルなど、ビルが多くなり、
14:50 松本駅に到着。島式ホーム4本を有する橋上駅、発着番線は①、⑦を除き、柔軟に運用されている様だ。 |

松本駅南口
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岡谷健康福祉施設:ロマネット 16:15~16:53在 ¥500

ロマネット 線路から500M程、車内から見える
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場所:岡谷駅から下諏訪方に約2.5K、横河川の左岸、諏訪湖から400M程の住宅街にある。たまたま市営バスの便に恵まれ、直行の帰り便は5分で駅南口に到着。
施設:名前の通りローマ風呂を模した大理石造り、高い天井にステンドグラスの明り取りも付き、なかなか立派な造作だ。
風呂場:主浴槽は大型の円形、底に小石が敷き詰められ、他にサウナと深い水風呂がある。
お湯:無色透明、無味、微かに硫黄の匂いがする弱アルカリ性単純温泉、循環式だが、温泉の感触充分な良いお湯だと思う。
その他:多分に上諏訪:片倉館を意識した面が感じられる、水着着用の温泉プール(+300円)は行かず。 |