八高線(1) 倉賀野ーー北藤岡 3.6K  1998年9月4日(金) 

           
           倉賀野駅から北藤岡駅までは、高崎線:高崎ー新町間の項を参照して下さい。


  高崎駅八高線専用ホーム  キハ111-208他  
 八高線の標記区間は高崎線と線路を共用するいわゆる二重戸籍区間だ、1961年、北藤岡駅が設けられるまで、ここは小野信号場と称し、客扱いは無かった。その頃自分のように「歩き潰し」をするとなれば、倉賀野駅からの3.6Kを高崎線と八高線沿いに2回歩くことになったと思う。
 なお高崎方から八高線北藤岡駅に進入する場合、下り本線横断の必要があるが、列車は67.2K辺りで上下線の間の中線に入り300Mほど進み、信号に従って下り線に入るので、本線を支障するのは僅かな時間だ。 



          八高線(2) 拝島ーー小宮 4.8K  1999年9月6日(金) 午後

 今日は五日市線沿線を歩き、日の出つるつる温泉にも寄った、 蒸し暑い日だったがもう少し歩きたく、標記区間に足を伸ばす。当初は八王子まで歩く積りが、温泉に入っており、暑さが利いて足の動きが悪く、断念した。
14:05 拝島駅を出発、同駅のキロ程は八王子起点9.9K、小さな商店街からすぐ江戸街道という広い自動車道に入る、この辺りは青梅線を歩いた時通ったことがある。
14:19 松原町2丁目交差点で右折、左手チョイ先で八高線が青梅線を跨ぐのが見える、八高線に9KPが立ち、青梅線は6.6K地点なのは、以前確認済み。
14:27 拝島中学校前を過ぎる、この先16号線に繋がるので、狭い道にクルマが多い。 
15:08 拝島橋で多摩川を渡り終える、意外と長い橋で500Mほど、なお途中のみどり町3丁目の角のそば屋で遅い昼食を取ったので遅くなった。

なお鉄橋は下流1.2Kほど離れ、昭島方堤防脇の道路上に7KPが、鉄橋中心は6.5K辺り、長さは572Mある。線路は青梅線と合流するまでほぼ一直線に付いており、平行道が少なく、楽な道を来てしまった。
対岸は河岸段丘の崖が岸辺まで迫り、河原は全く無い、橋の袂に昭島市のゴミ焼却場が立ち、ここの白い大煙突は中央線の多摩川鉄橋からもよく見える。
最初は16号線と共に段丘の上を目指す、上るにつれ昭島の市街地が見えてくる、途中から小道に移り、崖下の遊水地に鬱蒼と茂る森を見下ろすようになる、高度差50Mはある。
15:27 宇津木台バス停、分譲戸建て住宅団地に囲まれ、八王子、日野行きの京王バスが出る。
案内図など見当らず、適当に検討をつけ住宅街を突っ切り、
15:40 小高い所に聳えるように建つ、オリンパスの研究所(?)の宇津木台中央バス停に、、周囲は明るい近郊都市の雰囲気が漂う。
 八高線:小宮駅、橋上駅化改築中  オリンパスの敷地沿いに広い坂道を下り、段丘の端に出て、多摩川を渡って来た八高線跨線橋に出るが、線路沿いの道は無く、線路を見下ろすようにちょっと行き、ガードで線路左手に出て、ゴチャゴチャ家が建て込み直進できない地区を抜けて駅に。
 
16:05 小宮駅着、相対式ホーム、5.1KP、現在橋上駅舎を建設中。

宇津木台の住人には「台地下の小宮駅から八王子経由都心に出る」という考えは全く頭にない様で、小宮駅方向への道は分り難かった。 



     八高線(3) 寄居ーー小川町 11.1K  1999年10月11日(月:祝日) 晴

10月は歩くには最適の季節だ、空気も澄んで黄葉もきれい、この三連休の土曜は伊勢崎から新前橋まで歩き、両毛線の歩き潰しを完了した。今日はその余勢を駆って東武東上線の終点寄居駅にやって来た、これから小川町まで歩こうと思う、距離としては短いが、おとといも歩いているし、八高線は列車の本数が少なく、ヘンに1駅余計に歩いても、接続が悪かったりすると節約時分は次回あっけなく帳消しになる。便の良い小川町で止めておいて、また東上線の急行で再訪した方が効率的なのだ、、、 
 さて寄居駅から上り方向に歩く場合、直ちに問題となるのが荒川鉄橋の存在だ、八高線は西の街外れでこの川を渡り、掘割で秩父鉄道の下をくぐり、駅の一番北側にある島式ホームに入るが、鉄橋近くに人の渡る橋は無く、自分としてはまた駅に戻って対岸に渡ることになり、はなから大仕事となる。

 8:34 寄居駅を出発、駅のキロ程は63.9K、線路と住宅の帯を挟んで平行する道を行く、やがて寄居小学校のすぐ先で秩父鉄道から左カーブしたばかりの線路を跨ぐ、63.2KPが見える。
 線路沿いに小道があり62.9K辺りで宗像神社の脇に出る、この先荒川の鉄橋が見える、自分として行けるのはここまで、鉄橋は135M長、62.7KPあり。
 この後線路は下流方に少し進み、右カーブして河岸段丘に切通しで突っ込み見えなくなる。
 自分は今来た道を戻り、駅前から続く通りに入って荒川方向に。 
 
 鉢形城址公園より寄居の街並みを見る
9:06 荒川を渡り終える、鉄橋は流れが湾曲して見えない。
 渡ると段丘上に鉢形城址公園が あり、寄居市街の眺めが良い、谷幅がちょっと広くなった入口に位置し、ここを抑えれば秩父地方への物資、人の流れが管理できる。
9:32 第一下郷踏切で線路と再会、62.35K地点、しかし線路はすぐまた丘中に消える。
 道なりに台地の上に出ると、町の体育・福祉センターがあった。
 10:24 折原駅着、無人片面ホーム、道路を挟んで美術印刷の会社があるが、あとは住宅がパラパラ、南側、150M離れた丘上にゴルフ場も見える、60.3KPあり。
 
10:30 出発、線路左手の小道を行くと、右に小川が現れる、線路は一時離れるがまたすぐ狭い浅谷の右手に戻る。
11:00 白坂踏切を道なりに渡る、58.4K、この少し手前で道は砂利道に変り、林の中でハイキング気分をしばし、この踏切の辺りが切通しの小サミットとなり、標高は150Mくらい。
 八高線:折原駅 
また狭い舗装道路が復活、進むに連れ谷幅が拡がっていく。  
11:12 線路左手すぐの道に戻る、57.6K地点、谷はさらに広くなってきた。この後国道に入ると架動橋で線路右手に移り、線路と低い丘をを背にした竹沢の集落を見ながら進み、  

     

  八高線:竹沢駅 11:30 竹沢駅着、相対式ホーム、駅員1名、駅の裏手まで丘が迫り、南側も国道を挟み100Mほどで丘陵、56.3KPあり。
11:38 出発、国道254号を行く、このまま国道を行けばいいのだが、東上線との合流地点を見たいので、
11:43 竹沢踏切を渡る、55.8K、200M先に東上線のガードが見え、くぐると東武竹沢駅が150M先に、郵便局が駅前にある。なお八高線は55.5Kのチョイ手前で東上線をくぐり、55.3K辺りで近付き、54.7Kで完全平行、そのまま並んで小川町駅に至る。  


  竹沢駅にて  1962年11月
 線路の進行右手30M、集落と畑を挟み細道がある、緩いカーブを描く昔からの手作りの道だ、しかしこの道、しばらくすrと線路から左に離れて行くので、
12:05 ガードをくぐり、線路右手に添う2車線、歩道付きの、見違えるように成長した国道254号線に入る、沿道は田んぼや畑、アスファルトの照り返しがきつい。 
12:25 春日公園という小公園でトイレと洗顔、もう駅は近い。 


12:33 小川町駅に到着、島式ホーム、52.9KPあり。駅の管理は開業の早い東武鉄道が行なう、小川町も小さいながらも独立地方都市の雰囲気を持つなかなか風情のある街だ。
 駅前のウナギの二葉支店は今日はお休み、それではと東松山の「坂本屋」に寄った、祝日の今日は地元の人で混雑していたが、サービス、料理共に手抜きは無かった。 


       八高線(4-1) 拝島ーー金子 10.6K  1999年10月16日(金) 本曇り

 今日は天気が悪く、このところハイペースで来ていることもあり、外出は取止め家で休養することにしていた。それが8時を過ぎると道路工事が始まり、コンクリ舗装を剥がす騒音がひどく、これではとてもゆっくり昼寝などできないと、急遽出かけることにしたが、今からだと歩く場所は近間に限られ、標記区間に決めた。  

 9:38 拝島駅北口を出発、北口は西武拝島線のホームに近く、コンビニが1軒あるくらい、すぐ住宅街だ、もう横田基地が近く、基地内への非電化引込線も見える。
 ちょっと行くと、線路と多摩川用水に挟まれた細長い「みすくらいと公園」があり、そこの遊歩道を線路方向に進む、流れはきれいで豊かだった。
 9:47 八高線ガードの下をくぐる、10.6K地点で、八高線はここから公園の右手に出て直線で進む。公園の遊歩道は程なく終了、後は住宅街を行く。
  9:59 踏切を渡る、11.07K地点だ、線路右手に近い「わらつけ街道」を行く。住宅を主に畑地も混じるこの道は、踏切がやけに多い。  
 八高線:東福生駅(右手が横田基地)   10:20 東福生駅着、島式ホームの無人駅、12.8KPあり。駅右手に東都観光バスの車庫と小営業所があるくらい、住宅もあるにはあるがまとまらない。
10:27 出発、すぐ国道16号線に押出されるように入る、大型トラックがやけに多い、右手は横田基地だが、塀に阻まれて樹木の先っぽが見えるだけ、すぐ国道(線路)の左手も基地の商業区域となり、「英語表示だけで怪しからん!」と思ったが、どうやら国道と線路が基地内を通らせて頂いているような位置付けらしいことが分って来た。一般通行人の姿は全くない、、、 


 線路左手の基地の商業・福利厚生施設は14.1K辺りまで、ちょうど共に小さな税関横田支所、入管事務所が建つ辺りで、その先、右手の基地は塀から有刺鉄線に変り、広大な滑走路が現れる。
10:50 道なりに7〜80Mの地下道で16号線の下をくぐり、すぐ福生街道踏切を渡る、15KP地点、この辺り、戦後滑走路の拡張に伴い線路と国道が少し西にずらされたと聞くが、1度歩いたくらいでは特に歩行ルートははっきりしなかった。
 基地の敷地は15.4K辺りまで続き、ちょうど滑走路の端をまっすぐ引延ばすと、線路がコンクリ側壁沿いに進む辺りに届くのだが、詳細は趣味誌に掲載されたこともあり省略する。
 左手にずっと一緒だった線路がいつの間にか姿を消し、青梅街道を横切った後、適当に見当を付けて駅に。
11:05 箱根ヶ崎駅着、ホーム島式、15.8KPあり。駅周辺の区画整理事業が決定したらしく、近代的駅舎を中心とした周辺の完成予想図が掲示されていた。西武・立川バスも発着、大妻女子大狭山キャンパスも近くにあるようだ。 

さてこの先県境を越えるが、線路近くに平行する道は無い。
可能な限り線路近くを歩こうと、ゴチャゴチャした旧くからの住宅街を行き、抜けると畑中に出る、16.2K辺りとなる。
  八高線:箱根ヶ崎駅
  何やら怪しげな黒煙を燻らせている小さな産業廃棄物処理場前まで行ったが、東南アジア系の男性3人がおり、前の畑を突っ切れば、3〜400M先に県道らしき道が見えているのだが、潔く(?)引き返す。
11:35 狭山池公園に出る、小休止。
 線路と同じ方向に進むように見える道を行き、富士原交差点で所沢青梅線に入る、左に線路端を目指し、500Mで陸橋上に出る、下に17KPが見える、跨線橋から見ると林の中、北に真っ直ぐな線路が伸び、それが500Mは続く、平行道路は無いようだ。
 途中林の中の小道に入って道を探したが、結局先ほどの富士原交差点まで戻り、北方向に行く県道218号線に入る、クルマが多く歩道のない旧い街道然とした道だった。
12:16 栗原新田交差点、入間工業団地入口の看板がある。ここから上り坂となる。
12:23 まだ坂の途中だが、埼玉県入間市に入る、この先狭山ゴルフクラブが道の両側を占め、切通しを行く県道を跨ぐ専用橋もあった。
12:32 (株)ソーシンの広い工場横を過ぎる、続いて福山通運の貨物センター、ここの看板は列車からも見える。
12:44 畑地を掘り抜いた圏央道の上を跨ぐ、この辺り広い台地上に出て、周囲は主に狭山茶の畑が展開、他に栗林、トーモロコシ畑など、500M西を行く八高線の周囲も一面茶畑で、ここで撮った写真が時々趣味誌を飾る。
  八高線:金子駅 2000年4月30日 12:58 県道を左折、桜並木を100Mで金子駅に到着、ホームは相対式、高崎方ホーム出外れに20.5KPが立つ。 

駅の写真を撮ってあたふたと59分発八王子行に乗込む、乗車はクハ103-3005、汚れ放題に放置されており、多分このまま廃車になるかも、、、




 
  D51646 金子ー箱根ヶ崎 20KP付近 1966年3月13日
 
 D51207牽く石油タンク貨物 金子ー箱根ヶ崎 この辺りが八高線最高点:標高約160M
 
 キハ17376+キハ1043 金子ー箱根ヶ崎 周囲は狭山茶畑 1966年3月13日




    八高線(4-2) 小宮ーー八王子 5.1  1999年10月16日(金) 本曇り

 「今日はまだ時間も早い、残った時間で小宮から八王子まで歩こう、、、」と、ちょうどやって来た電車に乗り込み、小宮駅で下車したまでは良かった、先月来たばかりで知ったかぶりをしたのが躓きのもと、よく注意しないで日野駅方向の街道に入ってしまい、谷地川を渡って初めて気付き、引返す羽目に、金子駅でゆっくりして次の電車に乗っても同じだった。 
14:09 小宮駅近くの線路端を出発、線路左手に沿う道を行く。
緩い坂道となり台地を下り谷地川を渡る、線路は右手すぐ高架橋で川を渡る、4.6K地点。
また台地上に出て畑中の道を行くが、程なく行手を中央自動車道が横切り、高速道をくぐる小道を見付け反対側に出る、線路がくぐるのはちょうど4KP地点だった。
抜けると工場地帯が展開、道路幅も拡がる。この辺り、工場は名糖産業八王子工場、あとビクター、コニカなど、周囲の環境整備にも手をかけている。線路ははっきり見えないが、右手150Mくらい。 

 八高線:北八王子駅
14:44 北八王子駅着、橋上駅、ホームは相対式、3.2KPあり、駅東口はヒューレットパッカードなど、新しい近代的研究所などがすぐ。小宮駅からも遠望された赤白塗りの高い煙突が駅西側150Mほどに聳え立つ。
駅を出ると線路は地平部から掘割で徐々に下り始め、浅川を渡る準備をする、掘割の両縁に道が伸び、沿道は中小工場、流通団地など、甲州街道を2.55K地点でくぐる。
15:00 駅から1,200Mほどのあかはけ跨線橋を過ぎると道路は下の浅川岸に下り始め、掘割下を行く線路は右カーブ、ここは台地の端で八王子市街を右手に望む。
 
15:20 浅川を新浅川橋で渡る、この橋は前に中央線沿いに歩いた時も渡った、八高線線路は右手250M、鉄橋は200Mくらい、1.65K〜1.5辺りだ。
15:25 線路端に戻ると市の北野清掃工場が建つ、併設の「あったかホール」裏手に線路沿いの遊歩道があり、これが尽きると住宅街に入るが、適当に見当を付けて歩くしかない。
車内から見ると、線路は1K辺りから右カーブ、京王線を0.8Kで跨ぎ、0.7K辺りで中央線と並び駅に、中央線車窓からはR300の曲線標識も見える。
15:45 京王八王子駅を経て八王子駅に到着。今日の万歩計は拝島から八王子まで29,370歩、この後、町田市外れの日帰り温泉に寄って、帰宅時には32,686歩となった。 



       八高線(5) 寄居ーー児玉 12.0K  1999年10月31日(日) 本曇り

今日の天気は悪い、途中で降られるかも、いずれにしてもそんな空模様の様だ、、、振られた時は日帰り温泉に駆込み休養しようと、軽い気持ちで出掛けた。実は昨土曜日も出勤しており、ちょっとお疲れ気味でもある。
 寄居までは東武東上線を利用、池袋から76分で到着、拝島から八高線に乗ればこうはいかない、なお寄居駅の管理は秩父鉄道が行う、同駅では入場券がまだ硬券で常備され、1枚購入した。    

8:37 寄居駅北口を出発、線路沿いの道を駅から250Mほど行った所で、八高・秩父・東武の踏切を続けて渡り、程なく寄居駅方面から来た旧道に入る。
8:47 東上線の玉淀駅に寄る、寄居駅から600M、荒川鉄橋の寄居方袂に位置。
 旧道はローカルな雰囲気を残す昔からの商店も多く、風情がある。JR・秩父両線は商店・住宅を挟み左70Mを平行。
9:08 秩父鉄道桜沢駅に寄る、島式ホームの橋上駅、寄居駅まで1.9K、旧国鉄101系と東急7200型が交換したが、空はどんより、写真は撮らなかった。

 八高線:寄居駅 右手の島式ホームが八高線用
 この先用土駅まで県道を2つ繋いで行くしかないと思っていた、しかし踏切端(65.7K)に出て見ると、草蒸した細道が左手の畑中に伸びており、
 9:17 行けるところまで行ってみようと歩きだす。 
 9:36 67KPを過ぎる、この辺り周囲は農家が点在する広い田畑で、寄居の山々は2K先に離れ、彼の地が秩父地方への関門であることが見て取れた。 
 67.5K地点の踏切から線路は浅い切通しとなり、両側に屋敷林を擁する農家が続き、線路左手の小道に入り迂回する。戸建て住宅団地に迷込んだりして適当に前進すること1K弱、 

  八高線:用土駅
10:01 用土駅着、片面ホーム、68.4K地点、駅前は商店が2〜3軒あるだけ、小駅舎の反対側はすぐ広い田畑が展開、どんよりした空のせいもあって寂しい雰囲気だ。
 駅周辺には新しい住宅が所々に建ち始めてはいるが、、、
10:26 小休止後出発、この先線路沿いの道が無く、県道127号を行き、
10:33 美里町に入る、左手500M先の山の斜面にゴルフ場があり、クラブハウスの赤屋根が周囲に映える。
10:43 野中交差点で右に31号線に、この道は北進して道なりに駅の脇をかすめる。
 なお、線路は用土駅を出ると500Mほど直進、ちょうど69KP地点で林の中を急勾配で下り始め、途中から掘割の中を行く、下の広い田んぼに出ると1.5Kほど直線線路を快走、松久駅に至る。 
 八高線:松久駅  11:02 松久駅着、片面ホームの無人駅、71.2KPあり、駅周囲はここも寂しい。美里町役場へは、今歩いて来た県道を北に400Mほど。

  さてこの先児玉までも線路沿いの道は無いようで、1Kほど南の国道を行くことにして、途中丘上の「遺跡の森総合公園」に寄る。
 たまたま町の商工祭りを開催中で、立派なグランドでは町長出席のもと、消防団の表彰式の真っ最中、無名女性演歌歌手が歌う舞台脇では、発泡酒の「試飲会」もあり、勿論2缶もご相伴に預かる。
12:00 昼のチャイムが鳴響いた時は、国道254号線:駒衣地区の広い田園地帯を「酒帯び歩行」していた。 
12:28児玉町に入る、ちょうど右手が広大なエーザイ美里工場の正門だ、なお工場裏手は線路に接し、73.8K辺りとなるのを、帰路車内より確認。


 続いて見馴川を渡る、鉄橋は74KP〜200近くと長い。
12:41 児玉警察署前を過ぎる、こじんまりした田舎っぽい建物がいい、まだ街には入らない。
12:53 本町(もとまち)交差点を右折、児玉小学校を見ると駅は近い。  
13:06 児玉駅に到着、ホームは相対式、75.9K地点、駅員1名、Y字形ポイントが上下方向とも点対称に位置、のどかな汽車旅時代を想わせる。
この13時台は列車が無く、タクシーも姿を消し、駅前は静寂そのものだった。 

天気もどうやら持った、今日はこの児玉駅で切上げ、「こだま温泉」を訪問したい。
なお当駅まで、寄居より19640歩だった。
 
 八高線:児玉駅

 
    こだま温泉 児玉郡児玉町蛭川1051-6  13:55〜14:45在 ¥600(4時間) 

場所:児玉と高崎線の本庄を結ぶ国道462号線沿いにあり、東武鉄道のバスも1時間に1〜2本。
ホーム端から高崎方200Mの踏切を渡り、住宅が多い道を道なりに25分ほどで国道に合流、さらに18分で温泉前に到着、駅から3944歩だったから、約2.4Kくらいかな?道は分り易い。
施設:民営日帰り温泉だから、食堂、大広間、休憩場などにも力を入れており、スペースも広々している方だ、大広間で中生ジョッキを一杯、休日の昼過ぎで混雑していた。
主浴槽、ジェットバス、気泡風呂、サウナ、水風呂、2つの露天風呂など一応揃っており、こちらのスペースも十分、洗い場は24.
お湯:茶色、塩辛く、匂いはしない、ツルツル感無し、PH7.6、源泉40.8℃のナトリウムー塩化物温泉、湧出量は174L/分、地下900Mから湧出、マーマーのお湯だと思う。
大広間をのぞくとおじいさんがのぼせて倒れ、そばでおばあさんがオロオロしていた、強食塩泉は体内に浸透しやすく、身体にきついらしい。確かに浴後、昼寝がしたくなった。
帰りはバスに乗ったが駅までは入らず少々手間どる、あさひ銀行脇を入るのだが、駅方向に歩く人は少なく、急ぐ時は人に聞いた方がいいかも、、、 



     八高線(6) 小川町ーー毛呂 15.9K  2000年2月5日(土) 快晴

 今日もまた東上線で小川町にやって来た、八高線の歩き潰しはこれで6回目になるが、5回目の段階でまだ50Kを超えていない、理由は前述した通りで、今日の歩きも、終了後の時間的、経済的な帰宅効率を念頭に入れ、標記区間に限ろうと思っている。
  八高線:小川町駅 2011年9月9日  8:17 小川町駅を出発、駅は東武鉄道が管理し、駅舎の駅名表札も東武仕様。 駅前大通りを左折、雨除けの長い庇が突き出す町役場を過ぎ、JRと東上線の交叉点を確認、上を跨ぐ大塚陸橋は52.35K地点だ。ここで線路は東南東から南に針路を変える。
 8:42 県道30号線に入り槻川を渡る、鉄橋は左200M、51.7K地点。
 9:06 玉川村に入る、ここが小サミット、この先線路と県道が並んで下る、ナカバヤシという流通センターが目立つ、49KP辺りになる。


 9:27 峠を下り、屋根付きの日陰バス停を過ぎた先の踏切で線路左手に、48.2K地点、この辺りから谷幅が広まり住宅も多くなる、新しいのも結構多い。なお30号線は都幾川村役場方面へと右に分れる。   
 9:38 玉川村ホタルの里公園が線路端にあった、47.5K地点。
 46.5K辺りで踏切を渡り、左手の山の方に向えば、山麓に玉川温泉という名湯がある、沿道に幟が立つから迷うことはない。
 9:57 46KPを過ぎる、この辺り谷幅は250M、主に田んぼ、両側の丘は低い。
 45.3K辺りで線路からちょっと離れ、小集落を抜け都幾川を渡る、右手80Mを鉄橋が行き、45.01K辺りと車内より確認。
 対岸に亙れば東上線嵐山方面から来た県道が走り、道なりにガード(45KP)をくぐり駅に。 
10:15 明覚駅着、ホーム相対式、上りホームは以前島式ホームだった痕跡あり、階段の陰に44.8KPが。
駅舎は近年建替えられた木造の立派なもの、トイレも木造だが立派、駅前広場も整備されていた。
10:27 出発、数軒足らずの商店を過ぎ自動車道に入るが、この道は役場方面に通ずるようで、適当に見当を付け、左に住宅や畑の中の細道を行くと、これまた役場方面から来た別の自動車道に入り、左手に線路が走る。   

  八高線:明覚駅
10:44 44KPを過ぎる、田んぼの中をカーブする感蝕がいかにもローカル線らしく、たまたま下りが行ったので、カメラ片手に上りDCを待つこと15分、しかし列車は来なかった、、、
10:54 越生町に都幾川村より入る、ここも小サミットがあり、道は上って下り、線路は切通しで抜けた。
10:58 43KPを過ぎる、右の丘を霊園が占め、最初ゴルフ場かと思った、左手は一段低くダム式の小貯水池が見える。
この先谷幅が広がり、直線線路に対し道は右に少し離れ、

  44KP付近より明覚方面を望む 
11:10 やがて県道31号に道なりに入る。
11:26 越辺川を渡る、渡った先の黒岩交差点が有名な梅林への分岐点、この先沿道は落着いた風格のある住宅が続く、スーパーなど大型商業施設が無いのもいい。 道の左手は越辺川、その向うに線路が平行、鉄橋が越辺川を渡れば駅は近い。 
 
 八高線:越生駅 2011年9月9日 
 11:50 越生駅に到着、八高線、東武越生線とも島式ホームが1本ずつ、駅の管理は東武鉄道が行う、39.6KP。
 すぐ出発、越生線右手の新設道路を行く、沿道は新しい戸建て住宅が並び、JR線右手近くを県道30号線が行く。

 この辺りまで来ると左手の山が姿を消し、大関東平野の端に直に接するような感じ。
12:09 JR線右手の30号線に移る、38.6K
地点、この先両線は徐々に離れるが、まだお互い同士よく見える。
12:31 東武武州唐沢駅に寄る、38.2Kの踏切から3分、片面ホームの小駅だ、途中、八高線からもよく見える県道沿いのうどん屋に入ったので遅くなった。  


12:42 毛呂川を渡る、鉄橋は左15M、ちょうど38KPが立つ。
13:00 毛呂駅に到着、ホーム相対式、越生方出外れに37KPあり。

毛呂は思ったよりずっと大きな街、駅から150Mほど、丘を背に埼玉医科大学が附属病院をはじめ各種施設を構え、医大城下町といった雰囲気を有する。各種料理店も多く、ビジネスホテルもある、田園、住宅地区にそこだけ高い建物が纏まって建ち、大げさだが、砂漠の中の不夜城のようでもある。
越生線東毛呂駅まで1本道を800M余り、17時前に帰宅できた。 

 八高線:毛呂駅




    八高線(7) 北藤岡ーー児玉 12.5K  2000年3月5日(日) 晴午後曇り

 また青春きっぷのシーズンに入り、早速後回しになっていた標記区間を歩くことにする、八高線はこれで7回目、これまでは東武鉄道との接続駅をうまく利用して、チマチマと歩き潰して来たが、そろそろゴールが見えてきたようでうれしい。  
 9:52 群馬藤岡駅着、ホーム相対式、駅員1名、84.7KPあり、駅横の9階建島田記念病院が目立つ存在だが、他は取立てて何も無く、ひっそりとしていた。
 線路方向に伸びる大通りに入ると、地元スーパーもあり、マーマーの商店街だ。
10:25 踏切で線路左手に、83.2K地点。
この先農家伝いの曲りくねる小道となり、少々心細いが、広田の先に神流川の堤防が見え出し、砂利道に変った小道で鉄橋の袂を目指す。
  八高線:群馬藤岡駅
 キハ112-209+111-209、神流川鉄橋袂より 10:40 鉄橋袂の踏切に、81.9K地点。 この先500M長の鉄橋が控え、周囲に橋は無い、やはり1.5K下流の橋まで行くしかないようだ。最初は堤防上を行ったが、天気最高だが吹きっさらしの風は強く、下の畦道に下りた。対岸は河川敷に茂る竹藪などが邪魔してよく見えない。
11:12 藤武橋で神流川を渡り終える、途中高校生が1人、自転車で過ぎる、橋長500M、中央部が県境。
 また1K余歩く、今度は堤防上に自動車道あり、藤岡駅横の総合病院、スーパーがよく見える。
11:32 鉄橋の埼玉県側袂に到着、鉄橋上に81.5KPが見え、81.35K辺り。 
鉄橋の全長は496M、これを進むのに52分要した、定年間際のボケだからできることでしょう。
後は築堤上から程なく地平部に下る線路脇の小道を行く、沿道には梨畑が目に付く。
11:51 丹荘小学校を過ぎる、鬼石街道(踏切:80.24K)を過ぎれば駅はもうすぐ。 



 11:56 丹荘駅着、ホーム相対式、80KPあり、委託職員がいるようだが、昼時で窓口にはカーテンが掛る、駅前には商店が1軒あるのみ、風が強くなってきた。 
この先線路進行右手すぐに小道が添うが、入るのに手間取り、まず、
12:11 79.7K地点から左すぐの道を行き、
12:22 78.9K地点から右すぐの道に移る、線路はずっと直線、まだ丹荘駅が見える、周囲は広い田畑、右手の山も1K先まで後退。
12:45 新しいバイパス国道下をくぐる、線路がくぐるのは77.1K地点。
  八高線:丹荘
 この先道なりに南に線路から離れ、児玉桜井幼稚園の先を頂点にまた北に三角形の2辺を戻り、
本庄方面から来た国道に入る、児玉架動橋のキロ程は76.6K辺り、幼稚園の先から住宅が多くな
った。 
13:03 あさひ銀行の横を左に入り、児玉駅に到着。

 日本ニッケル鉄道3号機 同社丹荘車庫にて 1962年11月




       八高線(完) 毛呂ーー金子 16.4K  2000年4月30日(日) 快晴午後曇り

 4月は決算業務でただでも忙しいのに、いろいろ小さな引っ掛かりが加わり、土曜出勤を3度もした。そういう訳で今月の歩き潰しは今日が2回目、おまけに昨日は父の介護で病院におり少々疲れ気味、八高線の最後の歩き潰しあたりが手頃でいいだろうと、東武越生線で標記区間を訪問した。 
 9:58 30号線で市街地を進み、高麗川駅着、改札口直結の片面ホームと島式ホームが各1本、2番線発着の八高線を、川越線直通上下線が抱き込む形を取る。高崎方ホーム出外れに31.1KPあり。駅の周囲は平地、左手の山も800M先に後退した。
さらに県道30号線を行く。
10:20 上鹿山信号で左折、線路方向に行ってみる。
10:23 入間川架道橋に、30.1K辺り、築堤線路右下に未舗装の道がある、右手竹藪などの先から30号線だろう、クルマの走行音が聞こえる。
  八高・川越線:高麗川駅
道は300Mほどで行止り、また30号線に戻り、
10:40 飯能市に入る、ラブホテルがあり、その裏手を線路が行く。
程なく右手に下る小道が分れ、宮沢湖と案内があったので行ってみた。
10:50 宮沢湖に到着、昭和16年完成とある貯水池で、ブラックバス釣りのボートが整然と間隔を置いて20漕ばかり、ここで小休止。
11:07 出発、丘中の樹林帯にハイキング道を行き、灰色のウサギ1匹とニアミス!左手下を行く30号線が見え隠れする。
11:21 消防署の裏からまた30号線に、線路横200Mに建つ飯能好友病院が目立つ。峠を越え飯能の里に入ったようで、線路左手に平地が拡がり始める。
11:26 柳沢踏切のある27.2K地点からは、線路右手近くの住宅街の道が始まり、やがて線路沿いの「八項通り」と称する道となる、103系3000台の走りを真近に見ながら歩けた。    





 
  D51509牽く上り貨物列車 高麗川ー東飯能 1965.5.2


 
   キハ202+17327+17349 高麗川ー東飯能 1965.5.2








 八高線:東飯能駅(駅ビル新築中)
11:50 東飯能駅着、西側に西武秩父線の片面ホーム、その横に八高線島式ホームがある橋上駅、改札口は分離され、現在まるひろデパートが自前(?)駅ビルを建設中、JRホームに25.7KPあり。
西武線に沿って進行右手を行き、JR佐瀬踏切から線路沿いの道に入る、25.1K地点。
12:12 24.5KP地点、この先20Mに入間川を控え線路は台地から高架上に躍り出る、西武池袋線を跨ぐのは24.3K辺り、入間川鉄橋は23.8〜23.5Kとなり、鉄橋の前後は20M高の築堤で、結構飛ばすハイライト区間だ。
 自分は台地を下り、西武線を渡り、線路より250Mほど下流の橋で入間川を渡る、対岸の段丘には駿河台大学のキャンパスが周囲の景観に溶け込んで建つ。橋の先は大学の敷地に入るため、
12:44 阿須架動橋をくぐり線路右手に移る、23.3K地点、線路は10M上を行く。なお大学が真横に来る地点は22.8K辺りとなる。
 程なく県道218号線に押出され上り坂となる、線路も浅い切り通しから道路と同一レベル、また深い切通しと線形を変えながら20‰で上り続ける約3Kの連続勾配区間に挑む。 


 
  クハ103-3003他  金子ー東飯能
13:04 長沢踏切を渡る、22.1K地点、左手のメモリアルパークへと30Mほど登ってみたが、見晴しは良くなかった。この辺り線路と県道は同一平面、両側を低い丘に挟まれた細長い狭間を進む。
13:33 豊岡街道踏切で線路左手に移る、21KPが立つ、線路はこのチョイ先まで20‰、後も緩い上りが20.6K辺りまで続く。

13:45 金子駅に到着、ここまで入間川鉄橋から50M余上って来たことになる。
毛呂駅より26,766歩だった。 
  クハ209-3001 於:金子駅