阪  和  線

 青春18きっぷが1枚残っており、「ムーンライトながら」の指定席も取れたので、このところ遅々として進まず、気に懸っていた「鉄道沿線歩き潰し」をせんものと、阪和線を訪問することにした。同線の乗り潰しは、1975年12月、関西出張のついでに、枝線も含め和歌山まで行って折り返したのだが、今となっては、記憶がおぼろげになっている。
 今回は20日までの3日間、山中渓まで歩き、特急や快速が頻繁に走るなか、その合間を縫って普通が逃げ切る、JRとしては珍しい運行形態を実感、また多様な車種の走りっぷりを線路端から楽しんだ他、所々で熊野古道の片鱗にも触れ、加えて日帰り温泉も2個所訪問、結構充実した旅になったと思う。 



    (1) 天王寺―鳳 15.1K  2010年1月17日(日)深夜~1月18日(月) 快晴


  クハ183‐1023  名古屋駅⑥線
 10号車:クハ183-1023に乗車、8C席はちょうどMG発電機の真上、たまたま状態が悪く、ほぼ10分毎に、それも不規則、断続的にタンタンタンという大きな音が軽い震動と共に伝わり、慣れるまでに時間を要した。
 車内は座席部分を嵩上げしたハイデッカー車なのはいいとして、デッキとの仕切戸が自動式、閉るまでに時間が掛り、その間に冷たい外気が車内に流れ込むのも気になった、何せ寒さなど気にならない若者が多く、浜松、豊橋など長時間停車の際には、張切って歩き回るので、年寄りには応えるのよ、、、 
8:43 天王寺駅を出発、あびこ筋を東に進む、駅近くにJR西日本の6階建支社ビルとJR病院が建つ、国鉄時代は天王寺鉄道管理局の拠点だった。
8:51 阪和線が関西本線と分れ、あびこ筋を斜めに跨ぐ、ガードに「JR天王寺駅600M」と青ペンキで大書、 この先高架線の両側に2.5M側道が伸び、左側のそれを行く。
8:57 近鉄阿倍野線:河堀口(こぼれぐち)駅を左に見て過ぎる、ここのガードにも「美章園まで400M」とペンキ書き、1.1K地点なのを帰路車内より確認。 
9:04 高架下に食堂、飲み屋さんなど多くなり美章園駅に到着、三角屋根のモルタル造り駅舎はなかなか風情あり、高架相対式ホーム、1.5KPあり。
 駅を出ると程なく高架線が新しくなる、道路予定地の更地が高架沿いに伸び、周囲の視界が開け明るくなる。
9:20 阪神高速松原線が高架線路を跨ぐ、2.3K地点、なおこの地下を地下鉄谷町線が横切っている。
 
  美章園駅 

  南田辺駅
9:28 南田辺駅着、高架相対式ホーム、3K
Pあり。
 高架左手の南田辺商店街を行く、入口の看板は立派だが、ちょっと進むと住宅が混り、主に住宅街となる、長さ200M程。
 道なりに高架右手に移り、やがて左、高架線との間に長方形の長池が現れ、岸沿いに300
M、右手はシャープ本社の3階建事務棟他関連施設が続く。 
9:50 鶴ヶ丘駅着、高架相対式ホーム、3.9
KPあり,駅の東側は駐輪場が占め、駅の写真が撮り難い。
9:58 出発、高架左手を200M程行くと長居運動公園野臨時門前に出るが閉っており、高架下の駐車場を進むも行止り、150MX2損をして、
10:05 高架下右のシャープ労働組合会館前まで戻り出直し、あびこ筋に入る。 
10:14 高架があびこ筋を進行斜め右に跨ぐ、4.4KP辺り、なおこのあびこ筋の下を地下鉄御堂筋線が走る。

  鶴ヶ丘駅

  長居駅
10:19 長居駅着、高架島式ホームが2本、4.8KPあり、地下鉄御堂筋線との接続駅、以前はこの駅で特急、快速などの退避を行ったと思うが、高架化後は隣の鶴ヶ丘駅が引受けているようだ。
 
 次駅まで1.2K、高架進行左下にずっと道がある、「高架沿いに道路計画がある様で、道路予定地が更地になっている」と当初思ったが、この更地は高架化後の旧線路跡なのだ、将来の複々線化の為に保留しているのかな?  
10:37 我孫子町駅着、高架相対式ホーム、5.9KPあり。
10:50 高架下を横切る道路を境に、その先「道路予定地」が無くなり、高架線が地平に下り始める、線路の両側がすぐ住宅街となった。
10:58 杉本町北二踏切(6.7K)で左手に、左手にも道が伸び、駅はもう見えており、250Mくらいだ。
 杉本町北一踏切(6.8K)で駅舎のある右手に戻り、
  

  我孫子町駅
11:05 杉本町駅着、ホームの左手は全て大阪市立大学が占める、島式ホーム2本、上下通過線側には柵が設けられ、6.9KPあり。なお大学へは直接行けず、一度西側に出て、駅前の踏切を渡る。 
11:06 出発、大学へ通ずる踏切には踏切小屋があり、踏切警手がいて通過列車に白旗を振るが、今となっては懐かしい風景だ。
 線路右手すぐの道を行き、
11:19 7.5KP地点に至る、ちょうどここで道は行止り、右手にちょっと行って、
11:23 前を横切る大和川の河川敷に下る、流れが湾曲して見えぬが、左手1.2K、吾彦(あびこ)大橋まで、橋は無いようだ。
  杉本町駅
  警手のいる踏切は今時珍しい 11:25 大和川鉄橋の天王寺方袂に至る、この先は堤防上の舗装道を進む、左手は住宅街、大阪市立大の近代的な高層校舎、研究センター群も見える。鉄橋は7.58K辺り~200M長。
11:40 吾彦大橋北詰、橋長は200M程、対岸は堺市となる。なお、この橋の下を地下鉄御堂筋線のトンネルが行き、中百舌鳥へと向う。
12:00 鉄橋の和歌山方袂に到着、浅香駅ホームが鉄橋に飛出ている、
 ホーム東側はマンションが占め抜けられず、線路西側、ちょっと離れてホームを巻き、 
12:06 浅香駅着、相対式ホーム、7.8KPあり、駅舎は周囲よりちょっと低い場所にある、駅前を小川が流れ、狭い自動車道が行き、駅前広場は無く、地形は複雑だ、前駅から1K、ちょうど1時間を要した。

  浅香駅
12:15 小休止後出発、小川を渡るため線路右手に移り、すぐまた左手に戻ると、あとは線路近くに道が伸びる。 
12:25 8.5KPを過ぎる、左手に12階建てマンション2棟、右手には6階建鉛筆ビルが、もう駅まで250Mくらい。 
12:30 堺市駅に到着、地平相対式ホーム、
8.7KPあり。
 この先、線路進行左手すぐの道を行く。
12:44 金岡南二踏切(9.2KP)で線路右手すぐの道に移る。
12:48 9.5KPが跨線橋下に、この先右手に三国丘中学校を見る、線路は掘割の中を行く、次駅に近付くにつれ分ったが、阪和線が南海高野線の下を潜るためだ。
 ここまで来ると線路右手に、ほんの数枚だが、狭い田んぼを見た。 

  堺市駅
  三国ヶ丘駅  駅の管理は南海電鉄 12:58 三国ヶ丘駅着、南海高野線と十文字に交叉、どちらもホームは相対式、ホーム天王寺方出外れに10KPあり、JR般改札口は南海連絡口に比し1つ少ない3。 
13:03 出発、南海の地平踏切を渡り、線路左手に近い道を行く。
13:16 夕雲町踏切(10.65K)で右手に、線路沿いに道があるが、60M程離れた住宅街の道に入り、仁徳天皇陵を囲む5M幅の堀に沿って進む、しばらく行くと鉄製の立派な柵があり、
 「釣をしてはいけない、宮内庁」と何気なく書いた看板がある。
 堀の向うは鬱蒼たる樹林で、内部はよく見えないが、兎に角、御陵を見ながらの散歩道を楽しんだ。  
   三国ヶ丘駅

  百舌鳥駅
13:25 百舌鳥駅着、地平駅舎は改装工事中、相対式ホーム、11KPが下りホーム端に立つ。
13:36 百舌鳥南二踏切(11.5K)を過ぎる、この先右手は府立境支援学校の広い敷地が占めるが、門脇に警備員詰所があり、何かそういう学校の様だ。
13:44 上野芝北二踏切横を過ぎる、ちょうど12KPが立つ。  
13:49 上野芝駅着、上下本線を相対式ホームで挟む、エレベータ新設工事中で、駅全体がシートで覆われている、下りホーム和歌山方端に12.5KP立つ。 
13:58 出発、線路右手すぐに道あり、上野芝南踏切(12.6K、渡らず)を過ぎると、道が線路より少し離れる。
14:09 上野芝南二踏切(13.3K)を過ぎる、周囲は緩い起伏のある台地で、線路は浅い切通しを行く。
14:12 昭代橋跨線橋(13.4K辺り)で線路左手に移り、線路沿いに進み、
  
  上野芝駅 

  津久野駅  
14:15 津久野駅着、相対式ホームが低い盛土上に、13.7KPあり、改札口と駅事務室は地平レベルに位置、盛土はこの先石津川を渡る高度調整のため
14:21 出発、すぐ自転車・歩行者用ガードで右手に移り、程無く、
14:25 石津川をきたやま橋(50M長)で渡る、渡った右手にイトーヨーカ堂あり。  
14:32 県道30号線に入り、道なりに架道橋で左手に、14.4K辺り。
14;35 鳳東町信号で右に折れる、なお14.5K辺り、進行右手のこんもりした杜のある神社は大鳥大社だ。
14:44 鳳北一踏切(渡らず、14.9K)を過ぎ、鳳駅に到着、地平島式ホームが2本に、もう1本ある短い片面ホームは、南海本線東羽衣に通ずる支線用で、進行右斜めと方向を異にする、橋上駅で、ホームは周囲の土地よりやや低い所に位置する。
 
 本日はこの駅で切上げ、駅前から堺のビジネスホテルチェーンに電話をするも、ダブルしかないとのことで、天王寺まで戻る、地下鉄料金、明日の電車賃など考えると、その差は僅かなのだが、年金爺さんのケジメです、、、 




    (2)東羽衣―鳳―和泉橋本 15.1K 2010年1月19日(火) 快晴

 今日は鳳駅から昨日の続きを始めたい、その前に鳳支線を歩き潰すのが効率的で、新今宮駅から35年ぶりに南海電車に乗って、最寄りの羽衣駅に向った。私のおぼろげな記憶からすると、南海はなにか組合の強い会社というのが印象なのだが、職員は服装もしっかり、動作もキビキビしており、また電車の整備状態も良好、良い印象を持った。 
8:15 東羽衣駅を出発、駅は2階レベル、ホームは2面1線、3両編成1本でピストン輸送。 高架右下すぐの住宅街の道を行く、近くの羽衣(女子)学園の大勢の生徒と一緒に進む。
8:24 近畿電子専門学校が右手に、高架左手には新しい羽衣国際大学が聳え、その手前に羽衣学園が建つ。
 更に高架右下を進む、住宅地を高架線路が駅からほぼ直線で突っ切る感じだ。
8:29 鳳西町交差点で上下各3車線の国道26号線を横断、ガードに「鳳駅まで500M」と青ペンキで大書、この先高架は盛土で下る。
8:35 歩行者・自転車専用ガードで左手に移る、0.3K地点。

  東羽衣駅
(3)

  鳳駅東口
8:41 鳳駅海側に到着、 
8:46 出発、線路左手を行く、警手が白旗を振る踏切を過ぎると、電車区、保線区が現れる、阪和線は上下線で留置線を抱くのではなく、本線は右手海側を行く。
 この時間出庫電車はまだ多く、下り本線を平面交差、上り本線に入るべく団子状態で待機中、ちょっと恐いくらいだ。
 電車区へ行くには、事務所棟をぶち抜いた広い通路伝いに入るようで、この手前で一般道は左に分岐する珍しい構造、写真を撮った。
 なお事務棟横に15.5KPがあるのを、帰路車内より確認。
 
 道の左手は20階建てくらいの高層マンションが数棟混じる住宅街が続いた。
 その先15.95K辺りに小墓地があり、ちょうどその手前、15.9K辺りで、電留線の終点。
 更に住宅地をしばらく歩いて、
9:11 富木駅着、相対式地平ホーム、16.4KPあり、駅前広場には花など植った長方形の小型ブロックが幾つか並べられているが、本格的整備待ちなのかも、、、駅の20M手前、住宅と商店が各1軒取り残されたように建つ。
9:17 出発、
9:20 富木南一踏切(16.5K)、ホーム端より80M、右手に5階建7棟の結構大きな団地が建つ。この先、線路沿いに2車線道が約1K続き、
 鳳電車区 道は前で左折して建物を巻く 15.5KP建物右に 

  富木駅
9:32 第二新家踏切(渡らず、17.35K)、周囲は富木からずっと住宅と小工場が続いた。 
9:36 堺泉北有料道路を潜る、17.65K辺り、この先オーツケミカルの5階建社員寮が立塞がり、左に80M迂回、急に道がはっきりしなくなり、住宅街で何度か道筋を変え、

9:47 北信太駅着、モルタル平屋建ての小駅舎、ホームは相対式、18KP立つ、
 駅前を細道が線路方向に進み、小商店が7~8M先まで迫り、駅前広場は造ろうにも造れない。
9:57 出発、駅のすぐ先から直線2車線道が約1K伸び、富木駅からと状況は同じ。
10:04 北信太南三踏切(渡らず、18.61K)を過ぎる。
10:15 信太山駅着、モルタル造りの小駅舎が東側に、ホームは相対式、19.4KPあり。 
10:24 出発、
  北信太駅 
  信太山駅  10:28 「弥生の里日帰り温泉」前に、駅近くのマンションに赤く大書された案内が目立ち、
線路沿いの道路から80M位と近く、参考のため寄ってみる。19.55K辺りに相当。
10:37 20KP立つ、道の左手は「ドライアイス販売」と大書された販売店、構内にはトラックが10台程待機中。線路右手にも小工場あり。
10:43 2車線道路が線路上を横断、跨線橋(20.3K辺り)で一時線路右手に移ったが、
10:47 第一豊中踏切(20.5K)でまた右手に戻り、  
10:52 和泉府中駅着、島式ホーム2本、20.9KPあり。
11:04 出発、駅のすぐ先の踏切が地中化の工事中、大渋滞が起きている。
 線路左手、住宅街の道を行く、和泉キリスト教会が建つのは21,5K辺りなのを、帰路車中から確認。 
11:18 横尾川を渡る、右50Mを鉄橋が、21.7
K辺り、50M長。渡った先に15階位の高層マンションが5棟、用地は線路沿いに250M程続く。
 上り線が事故の様で数珠つなぎ、低速運転で床下機器がよく見える、関空特急281系、快速221、223系、普通103、205系など車種は多様。
  和泉府中駅 
  和気踏切近くから田んぼの先に高層マンションを見る 11:24 和気踏切で線路右手に、21.94K、細いが自動車も通る道はやがて線路方向と同じ西に曲り、牛滝川にぶつかる、道なりに橋があるが渡らず、別の道に入り線路に近付き、
11:38 支流の松尾川を多賀橋(70M長)で渡る、なおここで松尾川は牛滝川と合流、以後牛滝川となる。 
11:41~11:53 橋渡ってすぐの合流地点の小デルタに忠岡町の「三角公園」があり、小休止、運動場も併設されるが今日は無人、公園は22.4KP辺りが相当。 
11:55 高月南3丁目信号で227号線に入り左折、線路方向に進み、
12:00 久米田北三踏切(22.73K)で左手に、90M程で大阪和泉泉南線(30号線)に入り右折。
12:14 大町信号を右に、80M程で久米田北一踏切前に出る、23.8K辺り、もう駅まで100Mくらい。
12:18 久米田駅着、簡素なモルタル造り平屋建駅舎だが、ホームは島式が2本。24KPが下りホーム和歌山方に立つ。 
12:18 出発、線路左手近くに道が伸びるが、ちょっと行くと行止りになり、100M戻って、
12:27 久米田南第一踏切(2414K)で線路右手に、まだホーム端から100M足らずの地点。
12:36 久米田南第二踏切(24.36K)に至る、線路沿いの道はここまで、この先は溜池となり、岸沿いにくねる砂利道農道を約500Mも引っ張られて大回り、
  久米田駅 
  久米田駅 12:48 溜池の下松方端にある南額原踏切で左手に、24.67K、100Mで行止り、踏切に戻り、
12:54 久米田南五踏切(24.92K)で左手に移り、25KP地点で小川を渡り、
13:00 下松駅着、地平相対式ホームの橋上駅、25.2KPあり、駅前小公園で小休止。 
13:15 出発、この先全区間、左120M程を平行する30号線を歩き、 
 26KP地点、線路左手に、コナミの店舗あり、

 なお、現在は次の東岸和田駅を中心に下り線は連続高架化工事が完成、線路は25.6K地点辺りから上り始め、高架線を行く。(’15.3.20) 
13:35 東岸和田駅に到着、島式ホーム2本、26.5KPあり、「東岸和田駅東地区防災街区整備事業」のもと、駅前すぐで高層ビル数棟が建設中、クレーンが鋼材を吊って舞い、溶接バーナーが轟音を立て、何とも落着かない。

  下松駅

  東岸和田駅
13:41 出発、線路左手を行く。右手はSATY
大型店が目立つ。
13:47 27KP立つ、この先100Mを小川が横断、橋を求めて左手に、道ははっきりしない。
14:00 津田川を渡る、鉄橋は右200M、27.5K
Pが天王寺方袂に。渡った先は大煙突を擁する市のゴミ焼却場が占め、住宅街を何度か曲り、
また30号線に入る。
14:09 堂ノ池信号で30号線から線路方向の道に入る、250~300Mも歩いて、
14:14 水間踏切(渡らず、27.96K)前に出る、駅がもうすぐ先に見える。
14:16 東貝塚駅着、相対式ホーム、28KPが天王寺方出外れに、小駅舎は住宅の中に埋もれたような感じ。
14:24 出発、進行左手の住宅街の道を行く、立派な構えのお屋敷の様なお家も目に付く。
 28.95K辺りの架道橋を過ぎ、脇道を左に入り、すぐ水間鉄道の単線踏切を過ぎる、この辺り旧い街並みを残す住宅街だ、なおJRが築堤で跨ぐのは、右200M、29.1K辺り。
 この先、新しい住宅街に入り、道に迷って戻ったりして、
14:50 貝塚市営墓地の正門前に、線路は右手に近い、高速道が線路上を跨ぐのは29.45K
地点。 

  東貝塚駅
14:56 貝塚中央斎場入口で2車線道に入り右に、道の向いは2階建の貝塚中央病院、ちょっと行って近木川を渡る、流れは6から7M下、近木川鉄橋は29.6K地点(車内より確認)
15:01 道なりにガードをくぐる、29.75K辺りとなる、この先橋本信号を左折、100M程行ってホーム手前すぐの和泉橋本北一踏切を渡り、

  和泉橋本駅
15:07 和泉橋本駅に到着、ホームは相対式、下りホームに30KP立つ。 
 
 駅前から堺の東横インに電話するも、今夜も(値段の高い)ダブルしかないとのことで、また天王寺まで戻ることにした。



        信太山:弥生の里温泉 15:55~16:55在、 ¥600


   弥生の里温泉
場所:信太山駅より徒歩5分、線路から100M足らず、温泉の入居するビルは駅前からも見える。
施設:宿泊設備、下宇ないプールも備える総合温泉施設、温泉は3階に、1階玄関脇に飲泉場あり。
風呂場:ひょうたん型、眺望の無い岩風呂風露天風呂(2.5X8M)のみが源泉で、室内の木製主浴槽(2.5X5M)、寝湯、サウナ、水風呂等は白湯。
お湯:薄茶色、少々塩辛く、金気匂あり、ツルツル感もちょっと、僅かに泡が付く、舐めると重曹の味、ナトリウム‐塩化物温泉、湧出量は359L/分、42.2度。お湯の質はマーマーいけると思う。




      (3)和泉橋本―山中渓 15.2K 2010年1月20日(水)晴午後雲少々 

  2日間続けて阪和線を歩いた、営業キロで30.2Kだが、訪問駅数は23駅と距離の割には多い。今朝は少し疲れが出て、昨夜は21時に就寝したのはいいが、途中1時半に目を覚ますとあと寝付けず、悶々としたまま、結局朝を迎えることになった。長時間、7~8キロのリュックを背負って歩くと、肩と首がゴリゴリになり、時としてこんなことが起きるが、気持ちはまだ元気なので、今日もどうにかやれそうだ。

  和泉橋本駅  2010年1月19日
7:54 和泉橋本駅を出発、天王寺方面は通勤客も多い、線路左手沿いに1.5M道が伸び、沿道はマンション、住宅、そして田畑も混じる。7:57 和泉橋本南二番踏切(30.27K))で道は行止り、畦道が無くなった後は、溜池沿いの草の小道を行き、次の小集落の広田と中小工場の混在する地域が見えてくる、線路は右150M程を行く。
8:09 下終道踏切(30.8K)で右手に移ると、道なりに線路から離れ、旧い集落内を行き、
8:17 貝塚市衛生事業所正門前に出て、少し引返し、
8:20 2車線幹線道を左に、すぐ王子南信号あり、ここから泉佐野市に入り見出川を渡る、渡ってすぐ左斜めの3M道に入り、 
 すぐ旧集落内の道となる、右手に溜池が現れ、昔の田んぼ道がそのまま舗装されクルマが通れるようになった、曲りくねる小道だ。
8:34 2.4M高のガードをくぐる、和歌山方に31.2KPが見える、この先は線路左手に近く道が伸び、 
8:40 東佐野駅着、ホームは相対式、31.5
KPあり、狭い駅前広場に通勤、通学客を送るクルマが次々と到着する、同駅は1944年まで阪和泉ヶ丘駅と称し、乗客増を図り、阪和電鉄が宅地開発を行ったとのこと(鉄道ピクトリアル誌、03年2月号)
8:45 出発、線路方向に道が無く、左手の台地に上ると、駅前では見えなかった閑静な戸建住宅団地が出現、緩斜面の起伏のある土地で、溜池もあり、道路は曲線の連続、線路が右手下を行くのは確かで、太陽を参考に感を頼りに適当に歩き、
9:04 大久保北二丁目17のT字路で幹線道路に出て左折。
9:10 熊取西信号で右の駅方向に270M程、

   東佐野駅

  熊取駅
9:17 熊取駅着、島式ホーム2本の橋上駅、33KPがホーム出外れ和歌山方に。
9:25 出発、6M直線道を行く、線路は右下切通しを行くが樹木が邪魔して見えず、丘に上ると閑静な住宅街が展開。
9:40 6M道が住宅街の中で行止まり、線路からちょっと離れる、なお線路のサミットは34KP辺りとなる。
9:49 右手にジャスコ、スーパー銭湯が建つ交差点に出る、右200Mに線路が見える。 
9:52 中道踏切(34.33K)前に出る、線路の右手は田畑が250M、その先は住宅と小マンション等、左手の小丘はジャスコの広い用地。
10;02 日根野駅に到着、島式ホーム2本の橋上駅、34.8KPああり。珍しくマーマーの駅前広場が設置され、マンション数棟が広場を囲む。駅脇の踏切角には14階ビジネスホテルが目立つ.,ちょうど通勤輸送力列車の任務を果たした113系5000番台輸送力列車8連が車庫に戻って行った。
10:15 出発、本線の進行左手に大きく張り出した日根野電車区沿いに細道あり、塀のある所が多く内部は見えず、道の左手は主にキャベツ、ネギ畑が続く。
10:40 長滝南一踏切(36.4K)で右手に、ホームから80M先、ちょっと行き過ぎた。

  日根野駅

  長滝駅 
10:45 長滝駅着、小駅舎は珍しく海側に、ホームは島式が2本、駅の山側はすぐ田んぼだが、よく見ると300M程先に電車区留置線の先が届いており、電車の姿も見える、一駅間全部が電車区なのは珍しいのでは、、、
10:49 出発、線路右手80M、田んぼを挟んだ小街道の雰囲気も残す旧道を行く、右手8
~90Mを本道が平行。
11:00 樫井川を70M長の橋で渡る、左50
Mの鉄橋に37.2KPあり、渡った先の旧い集落内は往時の雰囲気が色濃く、風情がある。
11:11 新家北踏切(37.9K)で道なりに左手に、あとも線路近くに道が伸び、 
11:21 新家駅着、地平小駅舎、ホームは相対式、38.5KPあり。
11:30 出発、最初の500Mは幹線道が線路左手に沿い、やがて道なりに離れて行く。
11:40 狐池信号の逆トの字路に至る、線路から500M程離れた小サミットで、この先は下る、この辺り狐池をはじめ5つの結構大きな溜池が線路東側に並ぶ。 
11:51 砂川東信号を右に、台地を上り溜池の東端に出ると、眺めも良く遊歩道も整備され、何よりも案内図があり参考になる。
 更に上って住宅街の道を駅方向に左折、起伏の多いくねり道で、方向感が掴めない。
   新家駅 

   和泉砂川駅
12:01 木造三角屋根の可愛らしい小駅舎が線路両側に建つ和泉砂川駅着、、島式ホーム2本、40.5KPあり、駅前山側は道路を挟みすぐ住宅街となる。
12:15 出発、右手線路近くの小道を行き、
12:25 大鳥信号で府道46号線を左に。
12:34 田中信号を過ぎる、この先すぐ溜池を横断する100M長の橋を渡る、線路左250M、41.8K辺りとなる。
12:42 岡中西交差点を過ぎる。
12:49 朝日山トの字路で阪南市に入る、道は下り坂となり、程なく左手に鳥取東中学校を見て、、 
12:59 和泉鳥取駅着、駅舎の隣地で増築工事準備中、ホームは天王寺に向い緩い右カーブの途中で、43.2KPあり。
13:06 出発、駅前の小道伝いに国道46号線に出る。
13:11 山中渓北六踏切(43.56K)を道なりに線路左手に出る。
13:17 上を阪和自動車道が斜め左に跨ぐ、チョイ先に44KP、25‰勾配標も見える。
13:26 下垣内踏切(44.43K)前を過ぎる、谷幅はこの辺り200M程、踏切右手下を流れがチョボチョボの山中川が流れる、なお沿道に住宅が絶えないのが意外だ。

   和泉鳥取駅(改装工事準備中)

  山中渓駅
13:31 もう一度阪和自動車道が上を跨ぐ、線路を跨ぐのは44.8K辺り。 
13:36 第6山中川橋梁(60M長)が右手やや上を行く、 鉄橋和歌山方に45KP立つ、
 さすが峠にかかるので、向きによっては風が冷たく 強い。
13:40 山中渓駅に到着、無人小駅舎の前はすぐ46号線が平行、ホームは相対式、45.3
KPあり、上りホームのすぐ下を山中川が流れ、その先山の腹を阪和自動車道が行く、中央東線の駅で幾つかこういう風景が見られるが、こちらの方が山が低く、谷川の流れも細い。
 この先、次の六十谷駅まで営業キロで8.1K、和歌山県に入る峠越えとなり、今回は予定通り、ここ山中渓駅で切上げます、山中渓周辺は結構山深いのですが、電車は20分置きにやってくるから便利です。
 どこか適当な所で一風呂浴びてから帰りたく、津久野駅最寄りの日帰り温泉に、ちょっと遠いですが、行きました。 

   山中渓駅上りホーム




       ユーパス堺浜寺店:堺利休の湯  15:16~16:10在 ¥700

場所: 石津川左岸、阪神高速延長線を歩行者専用トンネルで抜けてすぐの所、南海本線石津川駅が最寄りだが、阪和線津久野駅から行く場合、石津川沿いに歩いた方が、三角形の2辺を辿るが、結果的に早いと思う、道の分った帰路は一部市街の道を直行、22分で歩けた。
施設:大きく2つに区分され、白湯部分だけだと¥500、もう¥200出すと、大きな鍵を貰い、源泉区画に入れる、洗い場は白湯区画にのみある。多くて数えなかった。
お湯:薄茶色、金気匂、ちょっと塩辛いが、ツルツル感と泡付きは無い、基本的に昨夕訪問の「弥生の湯」によく似ていると思う。湧出量は695L/分と多く、51.2度、ナトリウム・カルシウム‐塩化物温泉。
その他:白湯区画は名前の通り、健康ランド的雰囲気が濃厚で、ここだけで帰る人の方が多かったかもしれない。なお入浴時は感じなかったが、帰宅後着換える際、塩素臭がプンプンした。





          (4)山中渓-和歌山 16.1K 2015年3月20日(金)薄晴れ

 今日は阪和線の空白区間を歩き、同線の完歩に漕ぎ着けたい、標記区間は大阪・和歌山の府県境を跨いでの山線で、同線最長(1551M)の雄ノ山トンネルも控え、県道が平行するから迷うことは無いだろうが、東京からだと、山中渓駅到着が10時過ぎ、順調に進んでも、終点の和歌山駅着は16時を過ぎそうだ、マー無理はしない積りで、一部区間残すことも覚悟した。
  自宅最寄駅を5時ちょっと前の始発に乗車、東京駅に、一番列車の「のぞみ」はB席しか空が無く、6分後発の新大阪行で追っかけたが、これは名古屋までガラガラ、山中渓駅着は10時7分だった。
10:13 山中渓駅を出発、駅前を行く県道64号線:和歌山貝塚線を行く、なお下車は自分を入れて3人。県道の標高は76.2Mとあり。
 山中渓踏切で位置確認、45.4KP立つ、まだホーム端から100M程、踏切脇にヒッソリ閑とした旅館が建ち「立入禁止」の標識あり。
10:27 阪和自動車道が県道と山中川を跨ぐ、上の道まで50M位ある、鉄橋天王寺方に46KP立つ。
10:34 46.5KPを過ぎる、このチョイ手前で山中川を渡った。 
10:38 境川踏切で位置の確認、46.77K、踏切りの前後約1Kが直線なのは意外だった。
 県道も20M先で小橋となるが、ここが和歌山県(市)と大阪府の府県境になっている、「日本最後の仇討ちの場」と記した碑が建つ。 

10:56 第二滝畑踏切で位置確認、47.58K地点、左の山を整地して産業廃棄物処理場建設計画があるらしく、「熊野古道に産廃はいらない、、、」の反対運動の看板が立つ。
 

   

この先150M、線路は雄ノ山トンネル(1551M)に入る、県道は左カーブして山裾を行く高速道に寄添い、雄ノ山峠(標高246M)の下部で峠を巻く、勾配がややきつくなった。なお帰路車内から、トンネルは47.85~49.38K辺りと確認する。
 トンネル中央部のやや和歌山寄りがサミットとのことで、釣掛け電車では蛇行運転に移る動作から、その場所がすぐ分ったらしい。 
11:15 県道が山崖の縁に行当り、これまでの大阪側の穏やかなルートとは一変、街道はこの山崖の腹をヘアピンカーブを数回繰返して下る、和歌山市街の遠望が利き、峠を越えた感じを実感できるスポットだ。高速道70.9K標識あり。
 なおこれまで平行した高速道が、次に控える谷向うの山まで、高い橋脚を何本も谷に突き立て、谷を一っ飛びする大工事が目下たけなわ、大地震でもあったらどうなるのかなー、ちょっと心配だ。
 大型トラック等に気を取られて気付か無かったが、何時の間にかトンネルを抜出た線路が、左15M上の山腹を盛土と切取り区間で繋ぎながら、下って行くのが目に付いた。 
 
  トンネルを抜けた電車を入れて撮ったのですが、、、
  11:40 道なりに架道橋を潜り線路左手に移る、50.1K辺り、ちょうどこの辺りが、先刻山上から見下ろした橋脚の建設現場で、大型ダンプがひっきりなしに過ぎ、交通整理員の数も半端でない、騒音が物凄く落着かず。
 この先右上の山腹を下る線路は、車中から見ると、50.6K辺りに10M長の小トンネル、51KP南側下に溜池、続いて100M長のトンネルとなり、抜けると南下する県道と分れ、西に転じた稜線と共に山の縁を駆け下りて行くが、平行道路は無いようだ。 
11:44 県道から左に50M程入り、「熊野古道:山口王寺」の前に出る、石碑と小祠があるだけだが、熊野詣でが栄えた頃は有名な参詣場所だったようだ。
11:53 小休止後出発、ダンプがやけに多い県道には戻らず、徐々に平地が拡がるなか旧道をそのまま南に進む、沿道は住宅と畑の混在する地区だ。
12:14 やがて県道に戻り、道なりに谷東T字路信号で県道7号:粉河加太線とぶつかり、右に1K程離れた線路を目指す、沿道は主に住宅地。
 この先は片側1車線の、歩道が主にペンキ書き区切りの7号線を行き、 

   熊野古道:山口王寺
   紀伊駅 12:37 右手から平地に下りて来た線路が近付き、上野踏切で位置確認、52.6K地点。
12:48 紀伊駅着、7号線と線路の間に小駅舎が建ち、タクシーが狭い小広場を占領、旧私鉄駅の面影が残る、ホームは下り島式、上り片面、ホーム和歌山方端の若宮踏切に53.4KPあり。
12:58 出発、県道7号線を更に進み、
13:09 県道右手200Mの弘西踏切で位置の確認、53.73K、この先は線路右手にくねる舗装農道、畑中の砂利道、畦道と繋いで、
13:22 府中踏切で左に移る、54.61K、なお右手50M、一時線路右手400M離れて山の尾根部分を来た阪和自動車道が近付き、踏切の90M先で線路を跨ぎ左手に廻る。  
13:31 県道7号線に戻り高川バス停(和歌山バス)を過ぎ、60M先で道なりに高速道下を潜るが、県道は高速道方に線路から離れるので、また小道に入り、
13:48 野村踏切(55.64K)で位置確認、踏切右手は新興住宅も多い集落があり、100M先に常緑樹の小山が控える。
14:03 山垣内(かいと)踏切で位置の確認、56.1K。
14:12 北辻踏切(56.47K)でも位置の確認、線路は100M先で左カーブして姿を消すが、追っかける道は見付からず、自分も左折して進む、この先古くからの住宅が多く、曲りくねる小道を適当に歩き、鉄橋の左横で小川を渡るのが56.9K地点、57KPチョイ先の踏切で右手に移り、 
14:25 六十谷駅に到着、駅舎は進行右手、ホームは相対式、57.1KPあり。
14:32 出発、400M程歩き紀ノ川の堤防上に出る。
14:43 紀ノ川鉄橋の六十谷側袂に達する。河川敷に生えた雑木の茂みに入り用を足す、山中渓駅のトイレ以来で、肌寒いなか糖尿病予備軍の爺さんがよくもったものだ、、、
14:54~15:01 紀ノ川大堰を渡る、鉄橋は左(上流)400Mを行く。 
   六十谷駅 
 
15:07 紀ノ川鉄橋の和歌山方袂に達する、この近くで223系上り電車の写真を撮り、
15:23 中ノ島北七踏切で位置の確認、57.7K辺り、堤防から約300Mの地点、ここから線路は地平レベルになる。
15:30 中ノ島北六踏切で線路左手に、57.9K地点。
15:43 和歌山生協病院横を過ぎ、中ノ島北三踏切で右手に、59.5KPが20M先に。 
この先線路右手近く住宅街の小道を進むも、なかなか駅は現れず、架道橋でまた左手に戻ると、盛土ホームの端が見え出し内心ホッとする、かなり疲れが出て来た。
 今度は右手の駅舎に行く道がなかなか見付からず、とうとう駅舎を通り越し、架道橋(60.3K)を潜り、150M程戻って、
16:01 紀伊中ノ島駅にやっと到着、駅舎は旧紀勢本線時代のものを流用しており、駅舎を抜けて盛土上の阪和線ホームに通ずるようになっており、よそ者には判り難い。ホームは必要以上に長いが、勿論理由があるのだろう、、、往時は乗換駅として賑わったせいか、古ぼけたものの駅舎はそれなりの貫録を有する。KPは見付からず。 
   紀伊中ノ島駅 

  駅舎反対側、ホームは残るが列車は通過
16:13 出発、すぐ和歌山市駅に通ずる単線支線を渡る、阪和線との連絡は終点の和歌山駅で行うので、駅は旧ホームを残して廃止になり、109型2連が通過する。線路右手すぐを行く自動車道があり、
16:18 城下町に廻らした用水の様な大門川を渡る、鉄橋は左すぐ、25M長、60.47K地点、しばらく行くと和歌山線が奈良方面に分れるが、分岐点は60.7K辺り、線路東側にはゴチャゴチャした(ように見える)小住宅街、
 このすぐ先和歌山北二踏切(60.75K、和歌山線に87KP立つ)からは、線路と道路の間に細長いビルの帯が挟まり、すぐ国労和歌山会館前を過ぎる。 
16:30 和歌山駅に到着。 
  和歌山駅東口