飯 田 線


           (1) 伊那松島ー辰野 8.6K 2004年9月9日(木) 晴

 この4月に東海道本線の全区間歩き潰しを達成して以来、「歩き潰し」とは意識的に距離を置いてきた。
 実は、JR全線乗り潰しを1991年に達成しているが、若い頃の熱き想いもいつの間にやら冷め、それでも休日・小遣いの大半を充当、家族サービス、友人との付合いなど結構多くの不義理を重ねながら、「折角ここまで来たのだから、、、」と自分に言い聞かせつつ、目標の達成に向け努力してきたとも言え,いわば道楽に過ぎない趣味が、後に引けない、常に自分の背を押す目標のようなものに変り、達成こそしたものの、満足感と共に何となく釈然としないものを心の片隅に残してしまい、以後、趣味に追いかけられるようなことには、かなりの警戒感がある。
 最初は健康維持も兼ね、軽い気持で始めた「歩き潰し」も、今では自分の人生後半の最大部分を占めようとしており、仮にも「歩き潰し」が自分の行動を束縛する「主人」になることだけは避けようと、東海道本線完歩を機に、しばらく冷却期間を置き様子を見た次第である。
 幸い年を重ねたせいもあろうが、そうそう冷静さを失うほどに入れ込む懸念も無さそうで、5か月が経過した昨今、最後に1枚残った青春きっぷで、標記区間を歩くことにした。



  伊那松島駅
11:01 伊那松島駅を出発、尖がり屋根の駅舎はステンドグラスでアクセントを付けた小窓など、センスは良い方だ、ホーム相対式、駅員1名、187.4KPあり、天竜川の流れる駅東側に小振りの伊那松島電車区が隣接、茶色がやや色褪せたクモハ12-041が休んでいる。
 普通の勤労者住宅が並ぶ線路左手を行き、
11:14 竜水第一踏切(187.95K)で線路右手に、渡るとセイユ-、コメリなどある新ショッピングセンターが近い。
11:23 国道153号線の左下に沿う小道を来て、深沢踏切(188.8K)に達する、右手50M、5M下を天竜川が流れ、堤防に砂利道が伸び、どっちにしようか迷ったが、国道に従い左手に移る。
 右手の丘陵まで4~500M、その先の山ならさらに500M程、左手はすぐ河岸段丘上へと緩斜面が始まる。線路左手すぐの細道を稲の息遣いを嗅ぎながら進み、
11:34 岡谷街道踏切(189.24K)で進行右手に移る。 
11:44 途中から左手住宅街を行く細道に入り、沢駅に到着、ホーム相対式、190KP立つ、駅前に沢簡易郵便局あり、駅の周囲は両側ともサラリーマン住宅街。
11:52 出発、ホーム出外れの踏切で左手に移り、 

   沢駅

  沢駅ホーム 
12:00 お昼のチャイムが鳴り渡るなか、北屋敷踏切(190.41K)で右手に、田中に小道が伸びる、線路は左10Mに平行。
 この先オリンパス辰野事業所の広い工場、事務棟、従業員用の大駐車場など見ながら進む、191.1~191.3K辺りが相当、
 工場敷地が尽きると中央自動車道の下を潜り、線路右手の畑中の道となる、なお、線路が抜けるのは191.3K地点。 
12:22 羽場駅着、ホーム相対式、191.9KP
り、駅周辺の住宅は新しいのが殆ど、田んぼも多く残る、右手の山までは依然として約1K。
12:28 出発、線路左手の道をちょっと行くと昔からの集落に入る、線路は左カーブして林の中の切通しに入り下り出す。 
 この辺り、谷のほぼ中央を来た天竜川が西側に寄り、かつ河岸段丘が少し東に張出すため、線路は張出し部分を切通しで抜け、段丘の裾を前方の伊那新川の田園地帯へと下って行き、段丘の小高い所を行く道路から一時離れる。

   羽場駅
 細道で集落内を進み、2車線の153号線に押出されるように入る、道の左は段丘の崖で、歩道は殆ど無く恐い、羽場からずっと緩い下りが続いている。
12:42 いほ神踏切(193.2k)を過ぎる、線路右手はすぐ天竜川の流れ。
12:47 荒神山入口信号を右折、すぐ新樋(しんとい)踏切(193.63K)を渡るもう駅まで120Mの所だ。 
   
 さて、踏切すぐ先の天竜川を80M長の橋で渡れば、対岸の丘上に辰野町営の日帰り温泉が近い、途中で一風呂浴びてしまうと、途端に緊張がほぐれ、歩行効率が落ちるのは承知の上で、寄っていくことにする。 


          辰野荒神山温泉:湯にいくセンター 13:12~14:14在 ¥500


  湯にいくセンター
場所:天竜川左岸の丘上、辰野町営「荒神山スポーツセンター」内にあり、伊那新町駅から直線距離で400M、その一部はホームから見える。駅からしんとい橋を渡り徒歩約12分。
施設:外観は簡素なプレハブ的な平屋造り、風呂場は主浴槽が白湯、5.5X5M、隣の温泉槽は2.5X3M、一部が3人用の寝湯だ、他にサウナと水風呂があり、露天風呂は無い。
お湯:僅かに茶色、無味、無匂、ややツルツル感のあるナトリウムー炭酸水素塩泉、37.2度、PH7.85、あまり特徴の無いお湯だった。 
その他:休憩室は畳敷、4人用ちゃぶ台が24
もあり広いが、供食、カラオケ設備無し、
14:14 温泉を出発、天竜川を渡り新樋踏切までは同じ道を戻り、
14:27 駅の近くでの上り電車の写真を撮る、先刻羽場駅にいたのが、もう岡谷駅から引返して来た。
14:29 伊那新町駅着、ホームは島式、右手の荒神山まで天竜川を挟み400M程、町営ホテルは良く見えるが、平屋建ての温泉施設は少し離れた公園の端に位置、行ってきた人でないと判らないかも、、、  

  上り天竜峡行 クハ118-5311(後)+クモハ119-5318 

   伊那新町駅

14:35 出発、線路右手すぐの道を行くと、天狗坂踏切(194.3K)あり、この先線路は500M程直線だが、左手は田んぼで近くに道は見えず、右手ちょっと離れて戻る住宅、小工場が多い道を行く。
14:48 道なりに線路に沿うのは194.7K地点、春日電機の工場が左手に建つ。
 ホーム手前50Mの宮木踏切(194.78K)まで来たのに、辰野方にある小駅舎に通ずる道が見付からず、田んぼの畦道伝いに辰野方からちょっと戻る様に、
14:53 宮木駅着、片面ホーム、飯田方出外れに194.8KPあり、 
 この先線路進行左手の住宅街を行くが、道路は一時線路より離れ、また戻って宮木用水架道橋(195.11K)で右手に、「辰野駅15時8分発の岡谷行に運が良ければ乗れるかも、、、」と期待していたのでイライラ!
 ここで中央旧線沿いに流れる天竜川の支流:横川川にぶつかる、鉄橋の飯田方に195.3KPあり、橋は線路反対側すぐに。
15:04 横川踏切(195.4K)を渡る、ここで岡谷行が過ぎるが、まだ時間はあるぞ、、、

  宮木駅
 しかしこの先駅まで、まだ市街地を500M近くあり、
15:11 辰野駅に到着、勿論岡谷行は発車した後です。 
 諦めてホームに停車中のクモハ123-1の写真を撮っている時、ふと頭に浮んだのが、15:25発のこの単行123型で塩尻に出たらどうかな?というアイデア、、、
 駅の時刻表で調べるとナント、ナント、岡谷行に乗車したのと同じ接続になるではないか!思わずニンマリしたのは言うまでもありません。


          辰野駅電留線でのスナップが何枚か残っていました、、、        


  C1266 1958.7.23  まだチビッ子鉄っちゃんでも自由に撮れた良き時代です、、、

  クハ18002 低屋根が特徴  
         

  クハ5804(旧三信鉄道) 翌年2月に廃車、大井川鉄道に行きました  





         (2) 伊那松島ー沢渡 13.7K 2005年9月9日(金) 晴一時曇り


  クモハ119-5325 岡谷駅  2004年9月9日 
  今夏も昨夏に続き主に山登りを楽しんだが、青春きっぷ最後の1枚は同じく「歩き潰し」に充て、飯田線を訪問した。ちょうど1年後の同日になったが、別にそこまでこだわったわけではない。

10:18 伊那松島駅を出発、ホーム出外れにある松島第一踏切(187..3K)で西側に、線路方向に住宅街の道が伸びる。なお駅の東側は電車区が占め、出入口は無い。
 この辺り左の山まで500M、右手はもっと開け、天竜川の刻んだ豊かな沃野が拡がる。
10:35 高遠踏切(186.07K)で右手に、もう駅まで150M程。
10:38 木の下駅着、片面ホーム、185.9
KPあり、駅の周囲に住宅多し。
10:44 出発、線路右手80~100Mを行く。 やがて線路を東西に跨ぐ自動車道が立塞がり、迂回して線路から350M程離れ、2.7M
幅の小道に入る、この道400M程続いたが、旧線路跡の様な感じがしてならなかった。
10:56 道なりに国道153号線に合流、丸登(まると)運送が左手に、久保第三踏切がすぐ横にある、185.08K地点。
11:04 国道左手にしまむら、みのわボーリングセンターなど建ち、結構大きな商業地区を形成、線路右40Mを行く。

    木の下駅

  北殿駅
11:08 塩の井バス停(伊那バス)を過ぎる、高速バスの降車専用共同バス停も隣に、この先15M、近付いた丘陵に突っ込む国道から、それを迂回する線路右手すぐの小道に入る、塩の井踏切(184.25K)あり。
11:20 駅の100M手前の踏切で線路右手に移り、北殿駅着、ホームは相対式、183.5KP立つ、右手はすぐ台地、その上は高原状の土地に住宅、田園地帯が展開するのだが、ホームからは窺い知れない、左手にも集落があり、その先の山まで400Mくらいか、
11:32 出発、ホーム出外れにある踏切で左手に、この辺り天竜川の流れがすぐ近くまで来ているが、堤防に阻まれ流れは見えず、人家が急に姿を消す、線路右手は台地の急斜面で樹林が覆う。
 線路左手すぐの小道を行くも250M程しか続かず、
11:45 南殿第二踏切(182.5K)に至る、ここから先刻もちょっと歩いた県道489号線:伊那北殿線に入り、 
11:54 田畑第二踏切(181.7K)を過ぎ、

  田畑駅
12:00 県道から踏跡を横断、田畑駅に到着、片面ホーム、ホーム右手は小道と休耕田を挟み、すぐ台地の縁、左手は50Mで天竜川の堤防、低い山まで3~400M。
12:09 出発、少し雲が出てきた、線路右手の道を行くが、比較的新しい住宅がずっと絶えず。 
12:17 御子柴踏切(180.74K)で線路左手に移り、先刻の県道489号線に戻る。
 この先、上を立派な自動車道が横断するが、その下近くを流れる小川を渡ると、南箕輪村から伊那市に入る。
12:28 建設中の橋脚だけの広幅の道が上を跨ぐ、179.7K辺りで、この先道路と線路との間をルビコンの工場が300M程に亙り占める。
12:31 山寺新道踏切(179.55K)が右手に、もう駅まで350M程。 

 伊那北駅 
12:37 伊那北駅に到着、駅前広場は広い、下り片面ホームは改札口直結、上りは島式ホーム、但し3番線は使用していない模様、改札口を出た駅舎内の食堂に
駅弁の表示はあるが現物が無い。 
12:43 出発、線路右手の153号線を行く、先刻駅まで少し歩いた旧三州街道で、商店街など往時の面影も処々残っているが、御多分に漏れずシャッターの閉ったお店が時々現れる、
12:48 伊那郵便局(本局)が街道右に。
12:52 伊那橋を渡る、線路左60Mに見える。
12:55 伊那市駅着、相対式ホーム、178.3KPあり、駅舎は伊那北より小振りだが、合同庁舎、税務署、銀行などに近く、乗降客は多い、前駅より営業キロで900M、電車は民家の裏口沿いにあっという間。
13:05 出発、線路近くの旧道(?)を行き、登喜和食品工場にぶつかり、右手の153号線に入る、すぐ左手が伊那バスの高速バス営業所。 
13:15 続いて伊那バス2階建の本社、一頃の地方有力会社の雰囲気を残す、奥はすぐ30M高の台地、春日城址あり。
 さらに伊那バスの路線バス用車庫が、建設中の店舗ビルを挟み2つ並ぶ、帰路車内より177.1~177.3K辺りと確認。

  伊那市駅

   下島駅
13:26 小黒川を小黒橋(35M長)で渡る、飯田方すぐの踏切で176.61K地点。この先道路は台地の縁に沿って緩く下り、
13:40 下島第二踏切(175.6K)を過ぎ、
13:50 下島駅に到着、ちょうど道なりに線路を渡る踏切脇に位置、ホームは片面、174.8KPあり、右手はすぐ小山、左手に民家、アパート、工場など。左手の低い山の連なりまで約1K。 
13:56 出発、この駅から線路は右手山裾、やや小高い所を行き、道路は線路左すぐに沿う。天竜川がまた近付いてきて堤防が見え出す、対岸の東春近地区は広大な田園地帯が展開、集落の規模も大きい。
 次の沢渡まで営業キロで1.1K、14:18発の下りがあり、、十分間に合う筈だが、ちょっと足早に進む。 
14:07 案内板い従い右手の旧道に入り、沢渡踏切(173.78K)を渡る、踏切手前に一部3階建のJA上伊那西春近支所が目立った、踏切はもう駅構内に入っている。

  沢渡駅
14:08 沢渡駅着、駅員1名配置、ホームは相対式、173.7KPあり、右手の丘まで70M、古びた小商店が旧道に面し数軒あるが、5~600M手前の本道に面した地区の方がちょっぴりだが賑やかだった。 
     

      さて、今日はこの駅で切上げ、北殿駅に戻り、同駅からタクシーで10分程の公営日帰り温泉で
     一風呂浴びてから帰ることにする。


       ふれあい交流センター 大芝の湯  14:50~15:36在 ¥500

場所:北殿駅駅から西にほぼ一直線に約4K、中央自動車道を潜り1K程の南箕輪村の総合スポーツ公園の一画に位置、往はタクシーで約8分、¥1,540、帰りは歩き、北殿駅までちょど40分要した。
 駅西に迫った台地を上りきると、駅前では想像できない大河岸段丘の緩斜面が大集落と共に出現、その先は奥行1K、南北は見渡す限り続く広大な黄金色の田園地帯が展開する。スポーツ公園は総合運動場、宿泊施設、野球場、池を配した公園等擁し、1回来たくらいでは全ての把握は不可能。
施設:松林内の豪華な施設、02年5月の開業だからまだ新しい、栃木県高根沢温泉程の規模は無いが、充分匹敵する豪華施設だ。
浴室:広幅ガラスを多用した豪華な浴室は観光ホテル並み、平地なので展望は無い、主浴槽は10X
6M、一部を気泡風呂にしている、他はサウナと水風呂があるだけで構成はシンプル、広々とした露天風呂が隣接、洗い場は23、湯船からは見えない設計。
お湯:無色透明、無味、無匂、ちょっとツルツル感あり、PH8.0、43.7℃、湧出量は277L/分、限りなく真水に近い単純温泉でした。  
 帰りは終始片勾配の緩斜面の道を足早に降りたら、4Kの道のりを約40分で駅に到着、1本早い電車に乗れた、この時間帯は帰宅高校生の便を図り、30分毎に電車が走る。
 中央本線の上りは6~70%の入り、もうハイカーの姿は少なく、金曜日のせいか、専門学校、大学生の小グループが目立つ、この時間だから、今夜は新宿辺りで夜を徹して遊ぶのだろう、この頃こういう若者を、少々包容力を持って見られるようになった、それだけ年を取ったということだろうか。 





           (3) 沢渡ー伊那福岡 10.5K 2007年4月1日(日) 薄曇り

 今年は1987年4月にJRグループ各社が誕生して以来ちょうど20年の節目に当り、それを記念して春の青春18きっぷは、1回分が1600円と大幅に割引され、青春きっぷ大好きの年金爺さんとして、大いに利用させて貰っており、今回は2枚目/3回目となります。
 飯田線は線形が悪いのに加え、駅間距離が短く、沢渡駅の場合、高速バスで行った方が、起床時間を考えれば相当有利なのだが、1日1,600円となれば、話は別です、、、、

  沢渡駅
10:41 沢渡駅を出発、駅前に平行する県道221号線を行く、出だしの部分、線路左手は中規模工場、右手に古い住宅。
 なお高速バスの場合、新宿発が6時50分、同駅着10時08分、¥3,600円です。 
10:52 下小出バス停(伊那バス)を過ぎる、右すぐ20M高の台地の壁、左手は集落と田んぼ80Mを挟み線路が平行、172.72K辺り、ちょうど40‰の上り勾配標があり、171.6Kまで続く。
10:55 富士川北踏切(172.5KP)を過ぎる、この辺り上り勾配の途中で、線路は一段低い所を行く。
11:07 表木バス停、表木公民館が前に。
11:12 西春近南小学校が右手に、バス停のポールにテープが貼られ、バス便が廃止されたことを示す。
11:18 ホーム端の赤城踏切で左手に移り、赤木駅着、片面ホーム、170.7KPあり、左手はすぐ田んぼ、山まで1Kくらい、右手に住宅街と県道、田んぼが500M程あって集落が山を背に展開、中央高速が50M高の山腹を行く。
11:24 出発、線路右手すぐの2.2M道が結構長く伸びた、なおこの小道は自分の地図帳に無い、よくあることだが、、、
11:40 北割踏切(169.7K)で線路左手に、 

   赤木駅

  宮田駅
11:43 宮田駅着、駅舎は進行左手、相対式ホーム、169.4KPがホーム飯田方に。
11:54 出発、線路右手すぐの5M道を行く、線路左手に宮田小学校が建つ、まだ駅を出てすぐの所だ。
12:03 小田切川を渡る、コンクリ製鉄橋は20M長、168.8KPあり、鉄橋左すぐ下に50C幅の板を渡した自転車・歩行者専用橋あり、渡って6~7M高の台地に上る。
12:13 168.47K辺りでまた線路左すぐの道となる、新興戸建て住宅街で、線路右手は田んぼも多い、山まで2Kくらいあるかな、背後に控える中央アルプスの雪山から冷たい強風が吹き降りてくる。 
12:20 道が行止まり、切通し7M下を行く線路を渡り右手に、168KPが20M辰野方に見える、168.1KPは地平レベルにあったが、33.3‰下り勾配の途中だ。
 線路から40M離れ5M道を下る、周囲は田んぼにビニールハウス、それに樹林も見える。
12:30 築堤を潜る、167.74K辺り、80M先に三州街道が見える、台地上より25Mほど下った。 
12:34 大田切川を街道で渡る、橋の袂で駒ケ根市に入る、併せて標高643M標識あり、鉄橋は右手120Mを行き、167.5KPが見える。

   大田切駅

   大田切駅
12:39 大田切駅着、片面ホーム、167.3KP
あり、ホームは鉄橋を渡ってすぐの飯田に向い左R200M急曲線の途中に位置、駅を出ると一転上り急勾配となる、駅の真横に高い雪山が見えるが、木曾駒ゲ岳に連なる尾根筋だろう。
12:50 線路左手の三州街道を更に進む。
12:57 道なりに線路を跨ぎ右手に移る、166.85K辺り。
13:01 月見町信号でより線路近くを行く新道に入る、500M先まで見える直線8M道だ。
13:07 線路右すぐの4M道に入る、166.2K地点、伊那地方は道路網が充実、かつ整備状態が良いが、駒ケ根市ではそれが特に顕著だ。 
13:11 駒ヶ根駅に到着、改札口直結下りホームと飯田方面の島式ホーム、その向う天竜川側に電留線3本、165.8KPあり、改札口から上りホームへは構内踏切で連絡、駅前大通りに歴史を感ずる商店街があるが、人影は少なく閑散としている。 
 次駅まで営業キロで1.2K、線路右手すぐの道が伸びる。

   駒ヶ根駅

 JR東日本115系が停車中 
13:29 小町屋駅着、ホームは片面、ホーム飯田方端の踏切に164.7KPあり、ホーム東側に隣接した600坪ほどの更地を駅前公園として目下造成中。なお駅に入る手前西側に駒ケ根市役所が建つ。
13:38 出発、線路沿いの道は無くなり、右手300M程離れた三州街道に平行する小道に入る、沿道は住宅街を主に田んぼも混じる。
13:47 道なりに段々線路に近付き、赤須踏切(164.2K)で線路左手に移る。 
13:50 163.9KPが浅い切通しの中に、線路はこの手前150M辺りより下り始め、上穂沢川の小さな流れを渡る、163.82K辺り。
 下流100Mに歩行者・自転車専用橋があり、渡ると遊歩道が川沿いに伸び、道なりに線路を潜り台地に上って、赤穂南小学校前に至る、163.65K辺り。
 この先は線路右手に一般道が伸び、
14:09 伊那福岡駅着、相対式ホーム、163.2KPあり、この駅からも中央アルプスが右手真横に、また左手には仙丈岳も優美な姿を見せる。 

   小町屋駅


           みのわ温泉:ながたの湯  16:12~16;45在 ¥500  

場所:沢駅より北西に約2.3K、すぐ天竜川右岸の河岸段丘に上り、中央高速道、県道88号:伊那箕輪線を渡り、段丘の緩斜面がいよいよ山麓に取付いた所にある、道はほぼ真っ直ぐで分り易い、少々足早に行ったが、40分で到着、帰りはタクシーを呼び、8分、¥1,350(呼出し料含む)。
施設:「ながた自然公園」の森の中に宿泊施設共々立地、木材を多用した和風調、マー立派な造り、前回訪問の南箕輪村営施設に雰囲気がそっくり。
 中央がくびれた形の湯船は15人ほど収容、ゆったりしている、露天風呂は5~6人用、眺望は無い、他にサウナ、水風呂があり、寝湯、気泡風呂など無し、洗い場は20。
お湯:無色、無味、無匂、ツルツル感があるナトリウム-炭酸水素塩温泉、38℃くらいの源泉を加温。
その他:2階の休憩室から、天竜川対岸の広々した河岸段丘、背後の南アルプスの眺望が良い。 




           (4) 伊那福岡ー高遠原 12.2K 2007年4月5(木) 晴


  伊那福岡駅  2007年4月1日
10:53 伊那福岡駅を出発、線路右手すぐの小道を行き、中規模電子工場、地場の大スーパーなどある153号線に入るが、すぐ道なりに162.75K辺りで左に線路を跨ぐので、右手の3M旧道を行く。沿道右は田んぼが80~150M
程。 
11:17 線路左すぐの153号線に、162.3K。
11:27 街道から60M、線路端に出る、161.5
KP立つ、この先線路は、谷幅の一番狭い所を選び小川を田切鉄橋で渡る、161.4~同.3K
11:30 橋を渡って飯島町に入る、鉄橋右手
150Mを行く。
 この辺り、小川を渡るべく、右上7~8M、台地の腹を行く線路と共に下り、橋を渡って今度は右岸を一緒に上る、道は一時切通しで短絡する線路から離れ、半島の様に突出た小山の端を巻くが、ここまでの線形は、これまで数回経験したなかで、今回特に綺麗なΩ型だ。  
  田切鉄橋 豊橋起点:161.4~161.3K辺り  
 
  田切駅
11:45 街道より100M離れてしまった田切駅着、片面ホーム、160.4KPあり。
11:50 出発、線路はホームを出ると切通しを上り台地の中に突っ込むが、平行道路は無く、40C幅の小道伝いに街道に戻り、程なく道なりに線路右手に移る、
 三州街道はこの先線路からかなり離れる様なので、切通し右手を行く小道に入ってみる、駄目なら街道に戻ればいいから気楽だ。  
12:02 原畑踏切(159.92K)に至る、ここから線路と道路が台地上の同一平面になる、辰野方向に向け下り25‰標識あり。
12:15 歩行者用無名踏切(159.2KP)に至る、このチョイ先で線路と道路は西側を行く三州街道方向に右カーブ。
12:17 飯島町赤坂で道なりに153号線に入る、通学用1M道が並ぶ。
12:25 地場スーパー「コスモ」が街道左手に、都会と違い駐車場がやけに広い、158.8KP見える。
12:28 飯島陣屋前に至る、ヒッソリして見学者の姿なし。 
 
   飯島陣屋 

  飯島駅
12:51 飯島駅に到着、相対式ホーム、飯田方に158.1KPあり、八十二銀行があるが、駅前小広場は閑散としている、実は駅に気付かず300Mも行過ぎ戻ったが、駅前に賑いが全く無いのも原因だろう。右手、雪を被った中央アルプス連山の眺めが素晴らしい。
12:55 出発、線路右手すぐの小道を行く、道の右手は住宅街。 
13:08 仏石踏切(渡らず、157.4K)に至る、ここから線路も道路も川の左岸を上流に向い遡る、対岸を行く下り電車から見ると、まるで反対方向に戻っていくような錯覚に囚われる区間だ。
13:11 153号線に入る、先刻この地点まで来て、初めて気付いて引返したのだが、大分疲れているね、、、
13:17 与田切川を130M長の左カーブした橋で渡る、鉄橋は下流200Mに平行。
13:22 道なりにコンクリ橋を潜る、156.65Kと帰路車内より確認、
 線路は道路の右上20M、高い崖の上部を平行して進む。 

  伊那本郷駅ホーム 

  伊那本郷駅
13:49 伊那本郷駅着、相対式ホーム、155.4KPあり、駅前に30軒ほど新しい住宅が建つが、周囲は主に畑地、駅は元々の集落、三州街道より400Mほど離れた40M高の台地に位置、道路が樹林に隠れ判り難く、実はこの駅でもまた行過ぎ、往復500M近く損をした。
13:58 出発、街道には戻らず、線路進行右手の道を行く、周囲は畑。 
14:06 本郷架道橋(155KPあり)から線路右手すぐに2.5M農道が伸びる、
14:27 秋葉街道踏切(153.53K)で線路左手に、田んぼに囲まれた踏切で、100M先に農家が数軒。
14:35 荒田第一踏切(153.1K)で道なりに線路右手に戻る、この先線路両側に側道が伸び、もう駅まで400M程。 

  七久保駅
14:40 七久保駅着、改札口直結下りホーム、上り島式ホームは内側のみ使用、152.6KP
14:47 出発、進行右手近くの道を行くが、徐々に離れ、最大250M程開いて、また線路方向に戻って来て、
14:54 山の神踏切(152.24K)に至る、周囲は田んぼと資材置き場。この先線路右手すぐの小道あり。
15:02 うなぎ沢第二踏切(151.75K)を過ぎる。 
15:07 日向沢川を旧道で渡る、左60Mを新道が渡る、鉄橋は400Mも左、高度差が20M下、なお三州街道は2K余り離れ、天竜川右岸近くを行く。
15:19 高遠原駅着、片面ホーム、飯田方に151KP立つ。
 

  高遠原駅





           (5) 高遠原ー伊那大島 7.6K 2012年7月26(木) 晴

 高遠原までは5年前の同月に来ている、飯田線はご存知の様な線形、駅配置で、ノロノロ運転もいい所、小田急線自宅最寄駅から実に7時間余も掛かり、しかも滞在時間は3時間ちょっと、それでも帰宅は22時頃になり、なかなか行く気になれなかった。
 しかし今日は自宅を家族の友人が訪れる、自分がいない方が何かと都合が良いようだ、それで観点を変更、「すいた電車で涼を取りながら、缶ビール片手に読書、ついでに軽く歩こう、この方が、高齢者で混雑している公共図書館より一段快適では!」と考えを変更、出掛けて見ました。 

 高遠原駅 
11:28 高遠原駅を出発、なお乗降は自分1人だけ、ホームに151KPあり。線路進行右手すぐの小道を行き跨線橋で左に、151.85K辺り、線路は10M切通しの中を行き、両側は樹林、それを迂回して畑、果樹園の中の道を行き、
11:39 3M農免道に入り、しばし上り坂となる、右手150M、見えなかった線路が農家や畑の先に現れる。
11:48 場内信号機が2本、「駅はこんなに近かったかな?}と思ったが、これは大沢信号場で150.2K~149.87K辺りを占め、営業キロとは少しだがずれる。
 左手に大きなトマト選果場が建つが、この先トマトのビニール栽培畑がしばらく展開した。
 また道なりに農免道に戻り、
12:12 伊那田島駅着、片面ホーム、KPは見当らないが、ホーム飯田方に白ペンキで148515Mと表示あり。
12:17 出発、ホーム出外れの踏切から25‰下り勾配、かつR200の右カーブが始まる。トマト畑の中に道が伸び、畑のビニールがカンカン照りの中、赤土と共に光る、途中分譲墓地もあった。 道は途中から1.5M道に狭まり、147.8K辺りまで続いた後、下の小谷に下って上り、 

   伊那田島駅

  上片桐駅
12:37 上片桐駅着、ホームは相対式、147.2KPあり、たまたま下り電車が到着、高校生の乗車が多い、駅北側800M程の松川高校の生徒だろう、標高は607Mある。
12:50 出発、線路左手近くに道が伸びる、沿道には住宅、それに小商店が結構多い、 
  さて次の伊那大島駅まで営業キロで3.8K、飯田線としては長い方だ、直線距離なら約2.7Kだが、間に小松川が刻んだ谷を挟むため、大田切川等でおなじみの手法で、線路は中央・南アルプスの雄大な風景を車窓両側に臨みながら、長大Sカーブを描き、線内随一の半径140M急カーブも噛ませ、下って上る、駅間標高差は88M、累積標高差は100Mを超す筈だ。クルマの通る道を行けば楽だが、可能な限り線路から離れずに歩きたい。
12:58 道なりに踏切を渡り右手に、146.6K辺り、この先杉の大木が茂る杜を擁す熊野神社を見て過ぎ、結構住宅の多い地域を進み、
13:06 鶴部踏切:145.7Kで位置の確認、この先西に急転回した線路近くに道は無く、200M程戻って左折、また線路方向に進むと、道は下の小松川へと下り、
13:19 小松川橋りょうの辰野方袂に到着、145.23K、10M長の鉄橋が各々3M幅の道路と川を跨ぐ、ここだけ特に川幅が狭く、そこを選んで橋を架けたのだろう。
 下流の橋を渡れば時間は早いが、線路近くを歩くためカンカン照りの中、敢えて300M上流の橋を目指し、

   伊那大島駅にて  クモハ313-3014他 豊橋行
   百名山塩見岳がちょっぴり顔を出しています

 駅は河岸段丘の縁にあり、大島市街を見下ろす
13:24 平谷橋を渡る、同名のバス停あり、この辺り川幅はかなり膨らんでいる。
13:31 鉄橋の飯田方袂下に到着、線路は対岸の河岸段丘に取付くと、南西方向に急カーブして小松川と並ぶが、崖の急斜面を樹林が覆い、15M上を行く線路は時々ちょっと見えるだけ、
13:35~13:48 段丘下の細長い小平地に造成した松川町の運動公園で小休止、帰路145KP
を確認。
13:55 国道153号線、三州街道に入るが、これはちょっとだけですぐ線路に近い旧道に移る、サラリーマン風住宅が長く続くのは意外。
14:06 八十二銀行を過ぎるとすぐ新井信号に至る、風格のある商店が並ぶなか、駅方向へと大通りを行き、やがて一段高い段丘の縁を行く線路石垣にぶつかる。歩行者用地下道を潜り、
14:12 伊那大島駅に到着、平屋建て駅舎が西側に、前をIC連絡道が走る、相対式ホーム、駅員1名配置、143.4KPあり、市街・天竜川を挟み東側の南アルプスの前山まで5~600M、一段高く抜き出る尖った山頂が塩見岳だ。以前は駅舎前から見る眼前の丘がもっと迫っていた様な記憶があるが、道路建設の際削られたのかな、、、クルマの発達で遠山郷方面へ当駅よりバスに乗り継ぐ人はめっきり少なくなったようだ。 

   伊那大島駅
 次駅まで2K足らずだが、下り列車が来る30分の間に着けるか微妙な距離だ、今日はかなり気温も高く、本気で熱中症を心配するような日、勿論歩いている人など1人もおらず、大事を取って切上げることに、何しろ伊那大島駅を14字49分発に乗って、立川駅着が21時ちょうど、それからまだ自宅まで50分掛るんですから、、、 

       

               

           (6) 伊那大島ー元善光寺 9.3K 2012年8月5(日) 快晴

 10日前の「すいて冷房の効いた電車でビール片手に読書」が気に入って、今日もカンカン照りが予想されるなか出掛けて見ました。タクシー代を奮発、南武線登戸駅発の始発電車を捕まえ、飯田線は1本早いJR東日本の乗入車となりましたが、結果は標記の通り、予定の飯田駅は見ずに終りました。

   伊那大島駅 クハ115-1008他
10:54 伊那大島駅を出発、線路は駅を出ると段丘の縁から下の市街地へと降りるが、追随する道路は無く、西に向う駅前IC連絡道から分れ、新興住宅の混じる梨畑地区の小道を行くものの、線路はなかなか見えてこない、そんなに離れた覚えは無いのだが、、、
11:12 平安祭典:松川斎場の角を左折、斎場はどうも廃業しているようでひっそり。 
11:17 林叟禅院が目に付き取敢えず行ってみる、ナンと門前に至る小橋4M下に掘割を行く線路が隠れているではないか!単線の細道だから全く目立たないのだ、、、142.3KPあり、
 線路東側すぐに三州街道が深い掘割で平行するが、そこに入る道が見付からず、軽い気持ちで小道を行ったら、500M位東に離れてしまい
11:27 古町公民館前に出る、この先やっと線路方向に戻る道があり、長い下り坂をタラタラと行く(しかない)、カンカン照りのなか早くもグロッキー気味、
 先刻入れなかった三州街道に入るがちょっと行っただけ、山吹信号で右折、往復で1K近くのロスが出た。 
11:40 亀の口踏切に至る、141KPが立ち、もう駅までいくらも無い。
11:42 山吹駅着、片面ホーム、元は上りホームもあった痕跡残る、140.8KPあり。

    山吹駅

  先頭クハ212‐5012 山吹‐下平   
11:50 出発、進行右手の台地裾に道が伸び、住宅街がずっと続く、線路は左手すぐを行く。
 道は途中から台地の縁に上り、眼下に線路、広い田んぼ、それにロードサイドショップなどを見渡しながら、
12:12 下平駅着、ホーム片面、139.8KPがあり、前駅からちょうど1K、ホーム東側はすぐ田んぼ、西側に住宅が少々。
12:20 カンカン照りのなか出発、進行右手の小道を行き、 
12:32 下平踏切で左に、139.1K、この先線路から100M離れ直線農道が広田の中に伸び、これで小川の畔まで約500M、
12:40 胡麻目踏切:138.6Kからは、線路左手すぐに3M道が伸びる、138KP辺りより市田市街に入ったようで、沿道に住宅絶えず。
12:56 大鹿川を渡る、進行右手すぐに鉄橋があり、137.4K辺りとなる。 

   下平駅

 市田駅にて クモハ313‐3020  
13:01 ホーム手前の市田踏切を渡り、市田駅着、待合室も設けられた平屋建て駅舎が西側に、ホーム相対式、137.3KPあり。駅前に八十二銀行支店もあり、結構大きな街だ。
13:10 出発、進行右手の小道を行くことちょうど1K、
13:18 竜田寺踏切:136.3Kで左手に移る。 
13:25 下市田駅着、ホームは片面、住宅街に囲まれた駅舎の無い停留場タイプの駅、135.9KPあり。
13:30 出発、すぐ歩行者専用地下道で線路右手すぐを行く三州街道に入る、この辺りから飯田市街に近付いた感が濃くなる。
13:39 カンカン照りの国道のアスファルトを避け、黒坂架道橋:135.2Kで左手の住宅街小道に移る、所々リンゴ果樹園が色を添える。
13:48 新井原踏切:134.9Kで行止まり、右手の三州街道に戻る。程なく右手やや小高い所に飯田工業高校を見て、
13:58 高岡踏切:134.3K 脇ni
佇む小さくまとまった前方後円墳を見て過ぎれば、駅はもうすぐそばだ。

   下市田駅

   元善光寺駅
14:00 元善光寺駅着、駅舎直結片面ホームと外側の架線を外した島式ホームより成る、134.1KPあり。

 23分後にやって来た下り電車に乗車、10日前と同じスジで帰宅する、今回は矢張り夏の最盛期、普通列車もガラ空きとはいかず、特に小淵沢から甲府辺りまでの夕方は席が塞がった、それでも夏休みなので高校生は部活動の帰りらしい生徒がパラパラ、全体を通せばマー空いている方だろう。  




           (7) 元善光寺ー毛賀 11.3K 2014年4月25(金) 快晴


  この光景も2年先には見られなくなります、、、 
 高齢の母が予定していた飯田行が、健康状態などもあり何度か順延、そろそろ高速バス回数券の有効期限も迫り、切符の方をどうにかしなくては、、、ということで、突然、自分にお鉢が回って来た。 たまたま飯田線の「歩き潰し」未済区間が、約2年間手付かずのまま残っており、タイミング的には良いのだが、もう少し早く、切符が余りそうなことを伝えてほしいですね、、、  
11:43 元善光寺駅を出発、線路右手の街道:市場桜町線を行く、 500Mも行くと急な石段が街道に面した元善光寺に至る、名前の割に小じんまりしたお寺だった。
11:58 道なりに座光寺踏切を渡り左手に、133.5K、この先元善光寺が背にして建つ丘陵の続きが左に張出し、線路は切通しから短いトンネルに入る、切通しは結構深い区間もある、周囲は竹藪が多い。
 街道は緩い勾配も入れて丘裾を巻き、線路とは一時500M程離れる、丘下を三州街道:国道153
号線が行くが、300M程離れている。
12:29 道なりに飯田高校の正門が左手に、少し手前に飯田女子高の看板もあった。

  伊那上郷駅 
12:35 小街道から分れ、上郷小学校の裏手(北側)を行く線路跨線橋を渡り右手に移る、線路は10M下、131.65K辺り、250M先の踏切でまた左手に戻り、
12:41 伊那上郷駅着、片面ホーム、131.3KP
あり。   
12:45 出発、線路左手すぐに小道が伸びる、
12:53 別府踏切:130.74Kを過ぎる、すぐ先に野底川を渡る小鉄橋が見え、130.64K辺りだ、道は小川の岸までやや下りまた上る、渡れば次駅はすぐ。 
12:58 桜町駅着、片面ホームに130.4KPあり、年季の入った木造小駅舎が建つ。
13:03 出発、線路左手の小道、一部私道も歩き、少しくたびれも感じられる「シルクホテルなかた」前を過ぎれば駅は近い。 

  桜町駅

   飯田駅
13:14 飯田駅着、駅舎直結の豊橋方面ホームと島式ホームで構成、129.7KPあり、北側に留置線が数本、乗務員宿泊所もある管理事務所棟も建つ。観光案内所とキオスクがある、後者は売り上げが少ないので、直系子会社化をしないのかも、、、
13:19 出発、進行左手、線路近くの小規模ビルの並ぶ地区を行く。 
13:23 飯田信号に至る、左角に6~7階建の飯田病院がある、右折してすぐの知久町踏切は129.21K、    
 京王高速バスの一際大きな車体が目立つ、信南交通車庫が線路との間を占めるのは129K辺り、この先道路は下り坂となり、道なりに128.7K辺りから線路左手すぐに寄添う、線路は飯田駅、旧飯田城の位置する台地から、天竜川の支流:松川の刻んだ結構大きな谷間へと急勾配、急曲線で一気に下り、短区間だが運転室後ろから見るとちょっぴりスリルを感ずる。 

 JR東日本の乗入車も115系~211系に代りました 
13:35 道なりに羽場坂踏切で線路右手に、なおこのチョイ先の架道橋を新宿と結ぶ高速バスが潜る、128.2KPあり、 
13:38 道なりに松川を渡る、鉄橋は左80M、鉄橋長は70M位、豊橋方端に128.1KP。 
 クモハ213‐5004他、右上住宅街が飯田駅の標高  

  切石駅
13:43 小街道から少し入って切石駅着、待合室が片面ホーム上に、ホームは豊橋方に左急カーブ、128KP立つ、周囲は住宅街。
13:49 出発、また小街道に戻る.、線路は左急カーブ後、127.8~126.9Kまで直線。
14:11 妙琴公園信号を左折、
14:32 法蔵寺入口信号、左20Mの寺前踏切は126.5K地点、駅はカーブが邪魔してまだ見えない、ここまで花の咲く樹木が植えられた歩道のある、新たに拡幅された道路を来た。 
14:50 街道からちょっと離れた住宅街に佇む小駅舎のある鼎駅着、片面ホーム、下りホームの痕跡残る、126.1KPあり。
 駅間は営業キロで2Kちょうど、妙琴信号で左折するべきなのに直進して戻り10分、鼎駅へと左に入る案内が無く(と思う)600M行過ぎ12分、計22分損をして、61分も掛かりました。
14:58 出発、先刻妙琴信号から来た街道を行く、この道6M道に幅が狭まった。
15:04 八幡街道踏切:125.5KPあり、先刻駅を行過ぎてここまで来て、不承不承戻った。
15:11 弥次兵踏切で線路進行左手に、125.2K、次駅が200M先に見える、この先農家と畑の間の小用水沿いの1M道を進み、

   鼎駅

   下山村駅
15:14 下山村駅着、待合室が片面ホーム上に載る、飯田方に125KP立つ、なお線路は、鼎駅を出て間もない125.9~この駅~124.8Kまで直線だった。  
15:17 出発、線路左手の道を農家伝いに進む、この先、線路は右手に近付いた台地の痩せ尾根を切通しで抜け、松川(支流)水系から天竜川水系に入るが、平行道は無く、短区間だが複雑な歩きを強いられる。
 先刻から見えていた一段高い所を行く三州街道が線路を跨ぐが、この道以外に線路に追随する道は無い様で、急勾配の小道を上り、最後は小墓地横の階段を刻み三州街道に入る。 
 さて、この下山村駅とそのほぼ真北に位置する伊那上郷駅間は営業キロで8.6K、しかし実際は2Kに少し足りない距離しかない。線路が飯田駅を挟み、松川の刻んだ谷合を逆コの字形に辿ることがこのような現象を作り、両駅間を歩いて繋いでも、飯田駅の停車時間など入れると、殆ど差が無いと言われる所以である。 
 跨線橋は柵が邪魔して10M下の線路は見えないが、帰路車内より124.6KPを確認、線路を跨ぐと、下の住宅街に入る最初の小道で街道から脱出、
15:29 旧上溝踏切を過ぎる、124.5K地点。
15:31 島田井踏切で右手に移る、124.3K地点、この先右急カーブする線路から少し離れるが、線路近くの住宅と畑中の用水路沿いの道を進み、 
15:39 伊那八幡駅着、ホーム相対式、123.9KPあり、結構大きな街で、昔の人は秋山郷から飯田に出る時必ず通った、駅前には農協コーポもある。

   伊那八幡(いなやわた)駅

   毛賀駅ホームより
15:47 出発、すぐ小街道に入る、右に中央自動車道方に向う三州街道では無く、その旧道で、遠州街道と呼ばれている。
 線路反対側にある筈の緑ヶ丘中学校入口を過ぎるとすぐ、台地下を行く線路にホームが見える、ちょっと戻る様に下り、
16:04 毛賀駅着、片面ホーム、122.8KPあり、中学校は畑を挟みホームから70M程。 
 飯田方面は16:33発、伊那八幡駅前の農協コーポで仕入れた発泡酒を飲みながら待ち、かつて知ったる飯田駅のトイレに行き、予約はしてないが、 飯田駅前発17:04発の高速バスに飛乗れば、全てOKの筈だった。しかし世の中そう期待通りには行かないもので、電車が来たのが16:45頃、車内放送で分ったが、天竜峡近くで線路立入があったらしい、この時点ではまだ望みがあったが、次の伊那八幡駅で交換のため8分停車、結局バスは1時間遅れになりました、、、どんとはれ!





               (8) 毛賀ー天竜峡 6.3K 2014年5月8日(木) 晴   


   毛賀駅  2014年4月25日
11:49 毛賀駅を出発、前回歩いた緑ヶ丘中学校入口から遠州街道に入る、5~600M進んだだろうか、左に間道に入る、道は主に畑の端を行く草道で、左下に線路を見下しながら進み、道なりに、
12:08 南原踏切で線路左手に、121.6K、左手に一部7Fの輝山会クリニックが結構大きな病院で目立つ。駅手前の知久街道踏切で右手に戻る、121.5KP立つ。
 12:13  駄科駅着、ホーム片面、架線・線路を外した上り旧ホームもまだどうにか原型を保つ、駅中心は121.350Mと標識あり。駅の左手すぐに当初化学工場かと思った高野豆腐製造建つ。
12:21 出発、線路右手の30C細道伝いに街道に出て、
12:25 遠州街道踏切で線路左手に、121.07K、前方100Mの台地は25M高、トンネル坑口が見え、120.9K~471M長と帰路車内より確認、なお台地を抜ける線路沿いの道は見当らなかった。
 街道を線路から離れる様に進むことしばし、街道下50M、竹藪越しに天竜川の流れがちょっと見え、たまたま船頭が操る木船が1艘見えた、地図を見ると踏切から天竜川まで300M程だ。 
   駄科駅  左手に豆腐製造工場

 中央のトラス橋は久米川鉄橋  天竜峡橋より
12:41 五万堂坂下(乗合タクシー)停留場、三叉路で、右に坂道を上った樹林の先に集落があるようだ。
12:46 塗り変えたばかりの赤い天竜峡橋を渡って対岸に、橋の手前から谷が開け、下流はしばし平野が拡がる、なお、この赤い天竜峡橋と近くの飯田信金時又支店は、飯田線の車内からもよく見えた。 
12:58 郵便局の角まで来ると、右に架線が見え、斜め右に戻る様な形で、時又駅着、ホームは相対式、119.6KP、構内は広く、ローカル線の懐かしい雰囲気が色濃い、駅周囲は落着いた住宅街、線路は飯田方の丘に向い上り直線勾配、やがてトンネルに入る。
13:04 出発、線路進行左手すぐの道を行き、西村街道踏切:119.22Kで右手に、この先は線路右手近くに道が伸び、 

   時又駅

   時又駅
13:11 119KPを過ぎる、この先も6M道が線路に沿い、
13:17 118.5KPを過ぎる、道の右手は砂利資材置き場、そして竜岡浄化センタ‐と続く、
13:22 支流の久米川を120M長の橋で渡る、鉄橋は150M下流、118.15K辺りが中心、なお久米川は鉄橋を抜けてすぐ天竜川に合流する。 
13:29 川路駅着、ホーム片面、117.6KPがてある筈だが見えない、駅舎は最近改築された鉄筋コンクリ造り、駅前に住宅など少ない、駅反対側はすぐ天竜川の広幅の流れ。
 なお、118KP辺りから川路駅ホーム端まで、保線用基地「飯田工務センター」が線路西側の細長い用地を占める。 

   川路駅

   キヤ95‐1他 川路駅付近 117.4K辺り
13:43 出発、駅付近で列車写真を撮ったりして時間を喰った、線路右手すぐに広幅の道路が伸びる。
13:52 川路浄化センターが左3M上の築堤に建つ、116.8K地点。
 程なく116.7K地点の架道橋を潜る、線路左手すぐに道がある。 

14:00 ホーム豊橋方すぐの天竜峡踏切:116.28Kを渡り、天竜峡駅に到着、ホーム西側に瀟洒な小駅舎を構え、駅舎直結下り片面ホームに島式ホームが1本、飯田方に留置線が2本、なお駅のKPは探しても見当らず。    

 

  天竜峡駅

  クモハ313‐3014他  天竜峡駅 
 



            天竜峡温泉:龍峡亭 14:15~14:55在 ¥700 

場所:天竜峡駅から徒歩10分、河岸沿いの遊歩道を急げば6~7分で行ける。天竜川を渡る橋から左岸に見え、迷うことは無い。
ホテル:フロントは3階、ロビー等は観光ホテルの貫録を保つが、入った時は節電中で暗闇の中、年季の入った女将が奥の事務室から出て来た。
風呂場:階段で2階に手摺伝いに下る、浴槽は
2.2X5M程の主浴槽のみ、洗い場9、天竜川の川面の眺めが良い、紅葉時は見事の様だ。
お湯:無色透明、無味、無匂、ツルツル感を少し感ずる、ごく平凡なお湯だと思う。 
その他:相客は他に1人、何か自分に遠慮する感じで、馴染の修理業者が仕事が終って一風呂浴びさせてもらっている様な感じ。
 時間が保たなかったが、それでも30分程いた。帰りは階段に電燈が灯り、手摺は必要なくなった。 



   

     砂払温泉: 砂払温泉旅館  2016年4月25日宿泊 素泊り¥5940   

 急に出発が決まった、飯田に行く時は時々こういうことがある、、、11時に歯医者さんの予約が入っており、終了時間が定かでなく、高速バスの予約が出来ないままバスターミナルに 駆付けたが、14時発の飯田行は結構空席があった。なお、新宿バスターミナルの利用はこれが初めて、全てが広々として快適!
      
  砂払温泉旅館 タンク車が気になる人がいるかも  場所:駅からトヨ方に400M、飯田病院角信号を右に、すぐ踏切を渡り、そのまま真っ直ぐ800M程、中央高速を潜ると直ぐの左手、徒歩約20分。
建物:往時の繁盛振りを想わせる面影はあるも現在、宿泊、宴会部分には注力していないようだ。
風呂場:主浴槽(6~7人)の一部は2人用ジャクジー、サウナとその脇の水風呂、日替わり風呂、周囲にベンチ、竹の木数本ある、4人収容の三角形露天風呂、洗い場は20、浴室と同じ空間を占め、かつての繁盛が偲ばれる。
お湯:アルカリ性単純温泉、加水無しとある、全く特徴の無い限りなく水道水に近いお湯、カルキの匂いも強い。
その他:銭湯形式、入浴だけは¥550、結構お客さんある。アジア系外国人の利用も多い。 


      

             (9) 唐笠ー天竜峡 4.9K 2016年4月26(火)快晴


   唐笠駅 降車は自分1人だけ
7:10 唐笠駅を出発、駅は片面ホーム、111.6KP
あり、ホーム西側はすぐ天竜川、ダム湖の様で流れは澱む、なお駅の標高は367M。
 駅に通ずる道は1本だけ、選択の余地無し、すぐ立派な6M県道にぶつかり、右に行けば天竜川を渡り下條村方面だが、左に折返すように山腹を上る。
 
7:30 程なく既に6~70M下になったトンネル間の明り区間を見る(112KPあり)、ブログ等に紹介されている光景だが、山陰になって暗く、写真は撮れなかった。
 この先は左下に支流:矢筈川の深い谷を見下ろしながら高度を稼ぐ、道幅は3Mに縮小。
8:02 たかおか方面と案内のあるトの字路、ここから小集落が始まる。

 
8:09 桃源郷の様なのどかな集落の写真を撮ると、すぐまたT字路があって県道1号線とぶつかり左折、ここにも案内板あり。
 この辺り山の尾根部分の高原で、風の通りが良く涼しい、なお金野集落で標高730M程。 
8:30 金野バス停(南部公共バス)に至る、金野支援センターが建ち、村営(?)アパートの様なコンクリ2階建の小建物もある。ここにも金野駅と書いた小標識あり。
 小集落はすぐに尽き、のどかな田舎道を下る、散在する棚田からはヒキガエルの合唱を久し振りに聞いた。
 

   
8:46 「金野駅まで3K」の小標識を過ぎる。
9:07 「山のレストラン」が道の左に、鶏舎、野菜畑などあり、ラジオの音が聞こえるから、誰かいるのだろうが、周囲に人影は全く無し。
 なおここに至る前、大きく西に張出し、天竜川を曲げた半島状の山塊を抜けるトンネル(113.2~113.6K辺り )上を道なりに跨ぎ、線路西側から大きく迂回して、金野駅を目指している。
9:15 小橋を渡って金野駅に西側から到着、ホームは片面、小待合室のみ、113.8KPあり、駅標高は384M、西側近くを流れる天竜川との間にも山が介在、ホームは山に囲まれた細長い狭間に嵌め込まれた感ああああり。駅周囲に住宅など人工構築物は皆無。      金野駅
  ホーム飯田方端より、クモハ213ー5011他 9:32 金野駅を出発、また同じ道を350M程上って、県道1号を目指すのだから半端でない、持参のストックが非常に役立った。
 なお千代駅まで営業キロで1.2K、トンネル1つ、同好の士:おかぽん氏によると、線路際にかつては平行道が伸びており、往時の国道地理院の地図も掲出、自分としては、多少なりとも可能性があれば、トライする気持ちもあったが、唐笠駅までの車内から見た範囲では、藪漕ぎの連続となりそうで、潔く(?)諦めることに、、、 
10:06 先刻の3K標識を過ぎる、
10:20~10:30 金野支援センター近くの、小さな東屋のある公園まで戻り、小休止。駅から5千歩くらい歩き、350M程登り返した勘定、、、
10:30 県道1号線を出発、その前に傍らの田んぼの畦道に入ってみると、オス雉が独特な鳴き声と共に飛び立った、紫と赤の色鮮やかな姿が印象的。
 やがて県道から人家が姿を消し、コンクリ法面の山中の切り通しに入り、
10:46~10:48 ちたい大橋を渡る、200M長、谷川まで150M程、かなり下に旧道の残滓あり、人影は皆無、クルマも時たま、怖くて足がすくむ、全面付替えは観光目的(?)、渡った先は飯田市となる。 
 この辺り、1号線は地形の束縛を逃れ、山の上部を中心に大幅経路変更の結果、生れ変わっており、自分の地図帳は全く約に立たない!

   平岡方は小川の先でトンネル、抜けると113.2K辺り
 緩勾配で目立たないサミットを過ぎ、120M程下り、
11:03 毛呂窪公民館を右手に見る。
11:13 飯田市立千栄(ちはえ)小学校が右に、2階建校舎に横幅7M程の細長いプール、山斜面に建つので、小グランドは県道の反対側に。 
11:38 「下村公民館左500M」の看板あり。
11:45 下村公民館に至る、このちょっと先のY字路に、「千代駅」の案内看板立つ。
 この先急に小住宅が多くなり、坂道の住宅街がしばらく続き、これが尽きると急坂で下るが、これは短区間、
12:00 千代駅に到着、標高380M、片面ホーム、115KP立つ、砂利採取時代の引込線の一部が残り、天竜川の流れがやや下に、金野駅に比べ、天竜川側が開けている分、空が多く明るい。
 前駅から1.2K、14千余歩を要した。
12:09 出発、ホーム天竜峡方端から住宅街へと急坂が伸び、先刻、「通り抜けできません」とあって敬遠した分岐点に出た、これで300Mは往路よりショートカットした筈。
12:23 「公民館まで500M」とあった角に戻る。
 なおこの付近では、「天竜峡大橋」新設工事が、取り付け道路を含め、大々的に施行中、完成は平成30年3月とのこと。

    千代駅

   千代駅 クハ212-5012他
12:28 支流の紅葉川に掛るもみじ橋(120M)を渡る、なお飯田線が天竜川を渡るのが115.6~115.7K地点なのは、以前確認済み。
 
 この後、1K近く県道1号線を歩いただろうか、案内標識に従い遊歩道に入り、計らずも、以前入浴したことがある「竜橋亭」の前に出て、天竜川左岸の崖上を行く遊歩道歩きを楽しみ、 

  天竜峡駅  2014年5月8日
12:53 天竜峡駅に到着、ホーム豊橋方端の天竜峡踏切で116.28K地点,そのすぐ先116.1~
115.7Kはトンネル、抜けると100M長の鉄橋で天竜川を渡り、渡った千代駅方が115.6K地点。

 営業キロで4.9Kに、31626歩を費やして到着しましたが、やっと終った!という感じで、満足感は湧いてきませんでした、、、 


     

              (10) 中井侍ー平岡 6.0K 2016年5月1(日)晴

 先週、唐傘ー天竜峡駅まで歩いた、その体験を一般の方に語っても、全く理解して頂けないどころか、下手するとただの変人扱いではすまなくなりそうなのは充分承知の上で、次なる区間も潰さんと、 平岡駅内に居を構える「龍泉閣」に電話すると、部屋が数室空いており、これで決行が決った。
 それにしてもこの飯田線、自宅を6時前に出発しても、歩行開始は14時近く、本州内では「僻地」に属するかも、、、 

   中井侍駅
13:58 中井侍駅を出発、すぐ山を上る急坂を分けるが、これは中井侍の集落経由、小和田駅最寄の塩沢集落へ通ずる道のようだ、いずれ歩くことになるだろう、、、
 2M林道は程なくホーム端60Mのトンネル坑口上を過ぎ、樹木の間から時々天竜川のコバルト色の澱んだ流れを見ながら進む、鶯の囀りが至る所で聞かれる、、、
14:08 トンネルの間、70M程の明り区間が右手3M上に、線路右手は7~80M高の杉山、左下の天竜川まで50M位、辰野方隧道は第3中井侍トンネル:232M長と読める。
  
14:13 次の明り区間は8Mと短く、小滝のある小さな沢の鉄橋。
14:28 右25M、小沢川橋梁:25M長、89.64Kを
確認、豊橋方隧道は89.6~88.7K 辺りとなる。
 飯田方隧道は89.67~90.07K、翌日車内より確認。

   ホームは天竜川左岸に張り付く

   伊那小沢駅
14:36 伊那小沢駅着、ホーム相対式、交換可能、90.2KP、貨物ホームに引込線跡残る、民家そこそこ。辰野方90.8K辺り、小沢隧道:393M
の坑口が控える。
 前駅から楽な林道歩き、薄暗い樹林内では人はおろか、クルマも全く見なかった。 
 
14:43 伊那小沢駅を出発、次駅までも、線路は半分以上トンネルの中なので、橋が見えるのを幸い、左岸を行ってみることに、、、
   伊那小沢駅
14:48 水神橋で天竜川を渡る、橋は180M。
14:58 T字路で県道1号線を右に、県道は金野辺りに比べると3M幅で元もまま。
15:05 早木戸バス停(天竜村営バス)、まだやや斜め前方の対岸に、伊那小沢駅が見える。 この先、道は国道418号線と名称が変るが、理由は皆目見当が付かない。 
15:20 福島バス停を過ぎる、周囲は小集落、国道に面し簡易郵便局が見える。
 この先突然、対岸の鴬巣の集落と、駅に通ずる橋が見え出す。 
15:24~15:28 天竜川橋を渡る、200M長、歩道は白ペンキで区画され30C幅。
 なおこの先、右岸は山が岸まで張出し、道路は全く無い、渡った先の左岸には、コンクリ橋脚がポツンと立ち、近い将来この橋も全面架替えられるようだ。
 
  集落の右手やや下に駅とトンネル坑口が見える 

  豊橋行が鶯巣駅を出発
15:37 鶯巣駅着、片面ホームに小待合室、辰野方に91.8KPあり。 
15:54 出発、線路左下に平行する418号線に
合流できるものと、線路沿いの小道を行くも、鴬巣神社前に出ると、下15M、樹林越しに見えているのに、道とか階段は見付からず、引返す羽目に。
16:01 418号線に入る。
16:08 支流に架かる新旧の鉄橋が右手に並ぶ、92KP立つ。この先すぐ92.08Kより、藤沢トンネルが始まる、1370Mと長く、抜けると93.4K、もう1つ108M長の小トンネルに、93.7K辺りより入り、出ると94KPが立つ平岡駅まで、いくらもない。 
  鶯巣駅
 藤沢トンネルはかつて天竜川沿いに、小トンネルの連続だった旧線を改良する目的で、川から離れた山の深い部分を直行しており、天竜川左岸沿いに山裾を迂回する道路からは、小沢を渡る度に、旧線時代の鉄橋がそのまま遺棄され、樹木が幾重にも絡むガードが無残な姿をさらすのを見る。 

16:20 精心の滝バス停を過ぎる、旧鉄橋ガーターの奥に小さな滝が見える。 
 この先左手、天竜川右岸、崖下にへばり付くように建つ平岡発電所を見る、地図を見ると、平岡ダムの堰堤から真南約1Kの地点に、水を落とし、発電するように設計されたことが分る。平岡駅へは東800Mぐらいだが、国道に曲線があり、実キロはもう少々長い。 
   平岡駅、駅ビル2・3階は竜泉閣が入居。 16:42 平岡駅に到着、島式ホーム1本、94
KP立つ、豊橋方面ホーム側は7~8Mの山崖で、その先に共同住宅等ある小集落が山斜面に少々、そして樹林となる。天竜川側にメインの集落があり、平地が狭いせいか密集住宅街も見た。
 平岡は天竜・遠山川の分岐点、かつて遠山郷への物資の集散地として栄えた時代を偲ばせる、なかなか大きな街だ。 



               龍泉の湯:龍泉閣  宿泊 ¥5700(素泊り、入湯税込)


   4階:浴室、3階:客室、2階:駅と物産店 1階:食堂
建物:改札口横がフロントだから便利。
客室:和室3、洋室6とこじんまり、308号室は7畳、洗面台・トイレ付き、ベランダから柵がちょっと邪魔だがホームなどばっちり見れる。
浴室:主浴槽(2.5X5M)のみ、サウナ、水風呂等一切無し、天竜川の流れが見える、洗い場7.
お湯:村営「おきよめの湯」からタンクローリーで運ぶ、アルカリ性単純温泉、平凡なお湯、ツルツル感あり。
その他:夕食は1階の「レストラン龍泉」で、ヤマメの唐揚げはおいしかった、食事付客はここが調理した料理を4階ラウンジでとる。
 真夜中、ベランダに出ると、滞泊中の213系2連の息吹が聞こえる様で、ロマンチックな夜でした、、、




               (11) 平岡ー門島 14.1K 2016年5月2日(月) 快晴

   昨夕の打合せ通り、早朝チェックアウトは、1階で朝食準備中の老夫婦に部屋の鍵を預け、

5:58 平岡駅を出発、線路左手すぐの舗装小道を行く、長野踏:94.38K、学校踏:94.51K、と過ぎ、大沢トンネル(218M)チョイ手前の94.7K辺りで小道は行止まり、左にちょっと、
6:10 本局の平岡郵便局 の角から国道418号線に入る。
6:21 隧道間約40Mの明り区間脇に至る、辰野方の新十万峡トンネルは95KP~400M長、出ると遠山川鉄橋(約100M)が控え、その先すぐまたトンネルで、抜けると95.95K辺り。
なお、和田方面に通ずる国道418号線は、ここからトンネルに入り、右手の山中に姿を消す。
 この先すぐ、支流の大沢川を60M長の十万峡橋で渡り、名前の変った国道1号線に入り(戻り?)、半島の様に西に7~800M張出した山塊沿いに、ダム湖となった天竜川を左下して進み、
   天竜川はダムで水を取られ、流れが極端に細る

   
6:40 平岡ダム堰堤に至る、国道右手はすぐ山崖、中部電力の事務所前にクルマが10台程駐車するも、建物に人の気配は無い。
7:00 道なりに羽衣崎橋袂に到着、天竜川の中間:106.5K地点に当るとの案内板あり、ちょうど遠山川との合流地点で、橋上からも見えるが、今は平地が全く無い無人地帯だが、往時賑わっていたこともあるのでは?第一、遠山郷から上流に回す荷物は、平岡まで持って行ったら無駄だと思うが、、、 
7:10 200M長の羽衣崎橋を渡り終える、橋の途中、飯田線列車を撮ったりして、時間を喰う。
 記録を繰ると、遠山川鉄橋が95.45K辺り、ダム湖を見下ろす景観区間は96.79~97.4K、短い明り区間は95.95、96.5、96.6K、、、とあるが、確かではない。
 
 
 
 さてこの先、右岸に国道が移る、これから進む道が見えているが、崖の結構高い所を行くし、いやはや凄い所ですね、、、
 
山崖沿いの曲りくねったカーブの多い狭い道を、1人で歩くのはいささか緊張しますね、、、ゴールデンウィークの中日だというのに、クルマは殆ど通らないよ、、、      これから天竜川沿いに歩く県道1号線を望む
  大蛇ミニパークよりの景観 7:38~7:49 「大蛇ミニパーク」到着、小東屋があり小休止、天竜川を見下ろす景色の良い場所だったが、終始自分1人だけでした。 
7:54 100M先の対岸崖下に、50M程の明り区間を見る、場所が特定できないが、先刻過ぎた区間より、崖の壁へのへばり付き方が一段と凄い、、、
7:58 大輪沢を80M長の大輪橋で渡る、渡るとまた80M長の内部でカーブする山崖のトンネル、照明は一応薄暗い電球が点いている、歩道は30C幅のペンキ書き。
8:14 町民グランドの横に出る、向いに丸太小屋造り「ふるさと味覚小屋」レストランがあるが、早朝だからか休業中、案内図があり、左岸に位置する為栗駅には、ここの角から右に入る様だ、ナンの変哲も無い小道で、危うく見落とすところだった。
 樹林の小道をしばらく行き、最後に、ユラユラギシギシする吊り橋風の小橋を渡り、
8:26 為栗駅着、山崖下に、ダム湖を見下ろすようにへばり付く片面ホームの小駅、平岡方すぐ、為栗第5トンネル(101M)の坑口が見え、ホームに98.8KPある筈だが確認できず。民家はマジ1軒しか見えなかった。 

  為栗駅
8:42 吊り橋から駅周辺の写真を撮って出発、同じ道を歩き、
8:53 グランド向いのレストラン横に戻る。
8:58 県道1号線を更に進み、つきみ大橋で和知野川を天竜川への合流地点で渡り、阿南町に入る。
 この先もダム湖の様な天竜川を見下ろす右岸を行く1号線が続くが、崖の高さが40~50Mと半減、谷の緩み、「峠は越えた、、、」と思ったら、また人家が少なくなり、  
9:12 村影トンネル(182M)に入り、小沢を渡る40M程の明り区間の後、
9:15 鹿の島トン(118M)、130M置いて親口トン(184M)と続いた。
  しかし地形の厳しい区間はこれが最後、この先は、河原の砂利を採掘する業者の作業場などが散在、
9:33 阿南生コン南宮工場が県道の両側を占め、生コンミキサー車も10台程休み、本日は休業中。 
 
 この先もう一つ生コン会社があって、
9:39 予定していた「南宮温泉」が県道右手に、「都合により臨時休業」とあり、木造2階建ての建物はひっそり、何となく遠慮して写真は撮らず、
9:43 県立阿南高校の4階建校舎とグランドが右手12M下に。
9:48 これも4階建の県立阿南病院がを右に見る、駐車場は地形の関係で県道左手にも。
 この先すぐ道なりに右折、少し下り坂となり、 

   阿南病院は南宮大橋を渡ってすぐ
9:50 斜張橋の南宮大橋:200M長を渡る、渡ると阿南警察署が右手に、正面やや上を飯田線が横切る、バイパスはそのまま飯田線を潜り、南宮・温田トンネルを介し飯田線の西側を平行、平地の限られた駅周辺密集地を迂回するが、旧道は直角に左折、しばし線路と同方向に進んで、
10:00 温田駅着、島式ホーム1本、102.4KPあり、平屋木造駅舎には雑貨屋が入居、アンパン等菓子類も販売、ホーム山側はすぐ山崖、西側50M程下に天竜川の流れ、駅は市街地の北の端に位置。  
   温田駅
    温田駅 10:17 出発、更に駅前の県道1号旧道を行き、すぐ田矢踏切:102.58Kで進行右手に移り、続いて80M長の隧道に入る。
 抜けると、阿南警察署の先で分れた県道バイパスの温田トンネル坑口が見え、新旧県道が合流する。
 
10:43 特養老人ホーム「やすおか荘」が右手6~7M上の台地に建つ、ここまで駅からもう100
M程上った、温田駅が一望され、写真を撮る。 

   
  10:53~10:58 大沢橋(200M長)を渡る、大きな鯉のぼりが対岸まで張られたロープに吊され、壮観。 
 下の流れまで100Mくらいありそうな深い谷、樹木が鬱蒼と茂って川面は見えない。
 先週歩いた金野集落付近にもこのような橋があったので、今日は驚かずに済んだが、県道1号線はなかなか見せ場が多いドライブウェイだと思う。
11:07 田本の集落に入り、田本バス停に至る、田本神社のお社、鳥居が1号線の左手に。
11:12 奈川商店前の逆トの字路角に、「田本駅」と書いた案内板あり、同好の士のブログを読んでいたから良かったが、さもなくば通り過ぎてから戻った可能性が大きい。. 

  田本駅にはこの逆トの字路を左に 
 

 見通しの利かない山崖の腹道って緊張する  
 簡易舗装の1M小道を下るが、雑木が小道に我が物顔に張出し、見通しは利かないし、途中柵が崩落していたり、人っ子一人会わないし、チョッピリ緊張しながら下る。 
 やがて天竜川の流れが相当下の方に見え、安心すると共に、かなり上ったのだなーと、我ながら感心する。 

11:33 田本駅着、コンクリ法面の崖下にカーブした細長い片面ホームが張付き、104.3KPあり、ホーム豊橋方には、田本第2トンネル(104.28K~279M)が口を開け、天竜峡方は田本第3トンネル(104.38K~30M)が控える。平地は全く無いからホーム端からすぐ急な上り階段~坂道が田本集落へと始まる。 
 ちょうど11:50発天竜峡行がやって来たので写真を撮る。乗降客無し、車掌が自分の方を見たので、手を振って乗らない旨の意思表示する。  
11:52 出発、また同じ道を今度は登り返すのだが気力が湧かず、珍しく息もハーハー、、、
12:08 奈川商店前に戻る、往復3441歩だったが、疲労度からしてもっとあった様に思った、、、
 さらに県道1号線を進む、沿道の小集落には奈川姓が目立つ。 
12:28~12:32 左京橋で左京川を渡る、橋長220M、この橋も山の高い所で谷を一跨ぎ、金が掛っている、極少の歩行者のことは考えていないようだが、そもそも2車線県道を走るクルマも少ない。 
12:37 左京バス停を過ぎる、この先道の左手を中心に結構大きな集落が展開、県道はその外側を巻くように上り勾配で進む。 
 集落を抜け住宅が姿を消したなか、依然上り勾配が続き、門島駅への分岐を気にして少々心配になった頃、県道に大標識が現出、分岐点が近いことを知り一安心、何せ人影が全くと言っていい程無く、交通不便な所での手戻りを恐れ、気がせく。
12:52 逆トの字路で左に83号線に、入るとすぐ下り出す、分岐手前、旧道の残滓が見え、旧分岐点は少々手前に在ったようだが気付かず。
 しばらく行くと道幅が6~3Mに半減、カーブもきつくなり、以前の旧道の様が彷彿とされる。

  83号線分岐点手前から左京集落方を望む 
   門島駅 13:21 右上8Mに民家が1軒、左京集落以来初めて見る住宅だ、この間、クルマは1台上がってきただけ。この先民家は3軒、また1軒、、、と点在。
13:26 昭島踏切:107.22Kを道なりに、この先県道はまた6M2車線、片側歩道付きに拡大。
 この先駅までまだ1Kある筈だが、住宅街は意外と大きく、構えも立派、往時の発電所関係職員の住居だろう、左手下の天竜川は放水中なのか、ゴーゴーと川石が水中で転がる音がして、一種不気味な感じ。 
 駅に近付くが、県道より20Mくらい高い所にあり、歩行者用の近道が無く(見付からず?)、駅を過ぎてつづれ折れに引返し高度を取るのにはウンザリ、、、 
13:41 門島駅着、島式ホームが山崖下に1本、108.1KPあり、構内引込線も1本残る、かつて発電所建設資材をここに持ち込んだ関係で、駅構内は広い。勿論天竜川、対岸に渡る橋も近い。
 天竜峡方すぐに、発電所の水量を調節する巨大タンクが数本聳え、これをサージタンクと称するそうな、、、
  門島駅 豊橋方を望む、107.8K~トヨ方トンネル
 さて次の唐笠駅まで営業キロで3.4K、線路そばに道があれば1時間の距離だが、旧三信鉄道区間はそうは問屋が卸さないことは、これまでの記録を読んで頂ければ容易にご理解頂けよう、、、また本日中の帰宅には、飯田駅前発19時の新宿行高速バスが最終だが、それには唐笠駅17:07までに到着する必要があり、既に4万歩チョイ手前まで歩いて体力のノリシロが無く、ちょっと無理かも、結局、もう15分後に迫った門島駅13:58発に乗って帰宅することに、、、
 またやって来るだけでも大変な、この僅かな空白区間は残したくなかったが、残念です、、、