飯田線:小坂井--下川合

  豊橋駅飯田線ホームにて 2015年9月5日   豊橋―小坂井間は、東海道本線の該当項をご参照下さい。



          (1) 小坂井ー東上 12.6K  2005年4月30日(土) 快晴 

 昨夜は大学時代の同好会の同期会があり、浜松に泊った。盛会で結構飲んだので、今日は軽くこなそうと思う。旧国鉄浜松工場引込線跡に留置中の小型SLの前で記念撮影の後、浜松駅まで歩き、豊橋経由小坂井駅を目指す。 

   小坂井駅
10:11 小坂井駅を出発、駅は1927年、豊川鉄道乗入れによる豊橋直通まで、愛知電鉄の終点だった、現在、ホームは相対式、下りホームは往時は島式だった、4.4KPあり。
 線路は豊川右岸の段丘端の住宅街を行き、そのせいか、4.6K、5.17K、5.8K、6.3K地点、さらにホーム直前でもう1度線路を渡り、進行右下の一段低い小住宅、小工場、畑が混在する地区にも2回ほど道なりに上下した。右400M離れて平行する国道151号線を行けば簡単なのだけれど、、、それにしてもこの区間、踏切がやけに多かったと思う、、、  
11:00 牛久保駅着、改札口直結下りホームに上り片面ホーム、これも前駅同様、以前は島式、6.6KPあり、駅前に鰻屋などあるが、直小住宅が迫る、駅舎は立派な方、駅員も1名。
11:03 出発、線路左手すぐの住宅街の小道を行き、
11:18  鴻の巣踏切(7.05K)で右手に、
11:22 石屋踏切(渡らず、7.6K)から道なりに線路沿いの道となり、
11:28 古宿踏切(8.05K)でまた左手に、すぐ近くを名鉄豊川線が走り、ちょっと行って名無しの踏切を渡る、ここまでずっと小住宅街が続いた。

   牛久保駅

  豊川駅西口
11:39 豊川駅に到着、隣接して頭端ホームの名鉄駅あり、下り片面、上り島式の橋上駅、折返し単行電車は島式ホーム外側線に発着。11:46 出発、線路左手すぐの道を行き、

  クハ312‐3020  2015年7月27日  
11:58 谷川踏切(9.33K)で線路右手すぐの道に移る、この辺り線路左手に、日本車両豊川工場の少々草生した引込線(旧国鉄西豊川支線)が並ぶ、また今歩いている道も雰囲気としては引込線跡の様に感じたが、、、
12:08 10KPを過ぎる、道の右手に豊川和通(簡易)郵便局が建つ。
12:15 線路沿いにの道が続き、10.5KPを過ぎる。 
12:20 右手に新しい5階建ファッションホテルが目立つ、10.7K地点、線路左は西濃運輸のターミナルが展開、この先すぐ東名高速道が上を横切り、抜けると左手は福山通運の営業所、10.9KP辺り、道の右手に豊川ICが近いためだろう、流通関係施設はその他幾つかある。 
12:27 線路右手すぐの道は行止り、この先は畑地となる、ちょうど自動車教習場の端で、敷地沿いに右100M、国道151号線に入る。
12:33 一宮町に入る旨の標識あり、左に斜めに伸びる旧道があり、 

  豊川駅東口  2015年7月27日
12:41 三河一宮駅着、ホームは片面ホームが互い違いの千鳥形に配置され、下りホームに12KP立つ。三河国一宮:砥鹿神社の最寄駅で、車寄せ部分などそれを模している。
12:49 出発、線路右すぐに5M道が伸びる。
12:55 12.5KPを過ぎる、周囲は畑も散見される新興住宅街、前方左手に形の良い山が近付くが、本宮山(標高789M)で、豊橋付近の東海道線車窓からも見える。
 この先12.83K~300M程、線路左手を歩き、
13:10~13:19 小公園で休憩、13.2K辺り、線路左手に県立東三河専門校が建つ、かなり丘が近付いた。

  三河一宮駅
13:23 一宮町立一宮中学校正門前を左に見て過ぎる、13.65K辺り。 
13:27 小南口原踏切(13.94K)に至る、線路左手に食品会社が丘を背にして建つ、この先小谷が横切り道は行止り、対岸の様に見える前方300Mの台地に駅が見える。
13:31 谷にKづある道を探して100Mも行くと、立派な舗装道路にぶつかり左折、樹木に遮られ見えなかった、ちょっと下ると小川を渡る、左手に線路築堤を背に東部保育園が建つ。

   長山駅
13:38 長山駅着、木造モルタル塗の洒落た小駅舎、ホームは相対式、本宮山登山の最寄駅、標高36Mとある。ホーム端40Mの電力踏切で14.48K地点。 
13;50 出発、線路沿いに1.5M舗装道あり、道は一宮東部小学校と共に行止まる、14.7K地
点、右にずれると道あり。
14:05 軽く下って上って北岡陸橋に、15.05K
辺り、もう駅が300M先に見えるが、丘裾を行く線路に沿う道は無い。
 右下、豊川沿いに一段低い所を行く国道151
号線に入り、ちょっと行って、スイッチバックで上り返すような形で、 


  長山駅

  江島駅
14:15 江島駅着、ホーム片面だが、以前はもう一面あったのか、山側に細長い空地あり、15.4KP、駅前に住宅が4~5軒、長山駅から急に近くなった豊川がすぐ北側、15M下を流れ、駅の左手はすぐ丘の斜面が迫り、河岸段丘のまさに一番端に設けられた小駅だ。
14:21 出発、同じ道を下り10M下を行く151
号線に入る、国道はこの先谷の中心部を直線で進み、山に近い一段高い平坦地を行く線路とは、一時250M程離れるので、線路方向に進む農道に入り、 
14:34 宮前踏切(16.3K)で線rの左手に、大木が茂る杜を擁する「わくぐり神社」と東上保育園が丘を背にして建つ、この先線路沿いに道が伸び、
 ホーム直前の北田第二踏切で右手に移り、
14:46 東上駅に到着、ホーム相対式、券売機の無い無人駅、17KP立つ。 

 13分で上り電車が来るので、本日は当駅で切上ることにする。

  東上駅





             (2) 東上ー茶臼山 6.8K  2007年4月9日(月) 晴  

 4月に入ってまだ3回分残っていた青春18きっぷも、2度続けて飯田線の辰野方から入り、高遠原まで歩き潰し、本日分が最後となる。今回はJRグループ創業20周年を記念して、大幅割引きが実施され、2枚、10回分利用させてもらい、満足している。本日は歩行開始の東上駅まで6時間と5分も要し、連日の疲れが出てきたなか、日帰り温泉での寛ぎが目的で、歩き潰しの方は付け足しの積りだ。

  東上駅
11:15 東上駅を出発、線路右すぐの道を行き、下側(しもそく)踏切で左手に、17.25K地点。
 やがて線路共々左の台地裾を進む、台地の上にも道路が平行するのが樹林越しに見える。 線路右手は500Mで集落、その先は山、間に豊川の大きな流れがある筈だが見えず。
11:34 豊島踏切(渡らず、18.4K)を過ぎる。
11:40 沢渡橋梁を潜り右手に、18.86K、80M
先で黒川という2M幅の小川を渡り、小集落を抜ける、道なりにまた線路右手沿いの道となる。 
11:49 野田踏切(19.48K)に至る、もうホーム端まで100Mくらい、踏切から横浜ゴム新城工場の広大な敷地が展開、ゴジラの大型象が2頭、辺りを睥睨する、結構迫力あるよ、、、
 さて、野田城駅を前に、八名温泉を目指し、浜ゴム工場沿いに、県道を豊川方向に進む。 
12:08 野田城大橋で豊川を渡り終え、道なりに国道301号線を左に、301号は三ヶ日経由浜松に通じる幹線道で、歩道も完備。
 新城CCゴルフ場入口を左に見て、500Mくらい行き、案内看板に従い左折、2~3分で、
12:35 八名温泉に到着、道は判り易い。

   横浜ゴム新城工場を守るゴジラ



                   八名温泉 12:35~13:32在、¥800

場所:野田城駅から南東に直線距離で約3K、周囲は田んぼ、畑地を主に中小工場も建つ、徒歩45分ほど、バスの便は無いようだ。
施設:一部3階建て白塗り鉄筋コンクリ造り、近くに行くといやでも目立つ、1階にフロント、2階に主浴場、サウナ、水風呂があり、露天風呂と称する源泉風呂は屋根付の屋上のような所にあり、眺望は無い。 
お湯:2階の主浴槽のお湯は平凡だが、屋上の源泉風呂は茶色、無味、無匂、湯船の底が鉄分でざらざら、38℃くらい、特色がありなかなかいいお湯だと思う、単純鉄(Ⅱ)冷鉱泉と称する。


13:32 温泉を出発、また同じ道を戻る、集落を抜ける時注意したが、バス停のポールは無かった。
14:14 野田踏切前に至る。
14:17 野田城駅着、ホーム相対式、19.7KP
あり、ホームの右手は野田踏切から続く横浜ゴムの広大な工場が占める。
14:24 出発、道の左手に続く住宅は年季が入る、横浜ゴムと共にやって来た人達なのかな? 

  野田城駅

14:28 野田川橋梁脇に至る、19M20、20.12K
とある、鉄橋の50M左(上流)に橋あり。
 この先は線路築堤左下に1.5M草道が伸びる。
14:32 道目記踏切(20.33K)を渡り、台地上の集落を抜ける、程なく一般道に入るが、この道、20.38K辺りで線路を跨いで右手に来た。
14:44 新城消防署前を過ぎる、この先道路と線路の間に建つ一部9階建の新城市民病院裏手から、線路右手すぐの道を行く、まだ駅まで350
M程ある。 
14:55 新城駅着、改札口直結下りホームに島式ホームが1本、駅舎は立派な造り、駅前広場は狭く自転車が溢れる、タクシーは2~3台がいいところ。 
15:06 出発、線路右20~30Mの道を行く、線路との間は住宅の帯。
15:10 新城税務署にぶつかり、左に線路の方に、的場第三踏切(22.03K)~線路沿いに1.2M道が伸びる。

  新城駅

    新城駅
15:14 城北踏切(22.21K)で右手を行く街道の方に、前を横切る小谷を下って上る線路方向の道が無いのだ。
15:17 2車線街道に入り左折。
15:21 西新町バス停に至る、三菱UFJ銀行新城支店がある、新城って結構大きな街なんだ、、
 
15:25 東新町駅着、ホーム相対式、ホーム豊橋方端の若杉踏切で22.61K、駅前豊橋方にJA愛知支店の3階建が建つくらい、左手6~700M高の山まで1.5Kほど。
 この駅まで中間の小谷の樹林部分を除き、ずっと住宅街が続いた。
15:32 線路右手の住宅街の道を500M程行って、道なりに先刻歩いた街道に入る。
 

   東新町駅

  東新町駅
15:46 富沢バス停(豊鉄バス)を過ぎる、50M
手前に小川が流れ、街道も心持下って上った。
15:49 街道から左に200M程離れた富沢踏切を渡り左手に、線路沿いに1.3M小道があり、200
M先に駅が見える。
15:53 茶臼山駅着、片面ホームの小駅、
23.8KPあり、駅の周囲はアパート、戸建住宅が駅まで迫り、左の山まで1.5K、右手も3~400M高の山まで2Kくらい、意外と平地が拡がる。
 東新町方面、線路はずっと直線、小川を挟んで緩い上下があるものの、見通しが利く。 

  茶臼山駅




        (3) 茶臼山ー湯谷温泉 14.2K  2015年4月9日(木) 薄曇り  

 飯田線を南側から歩くのは奇しくも2007年の同月同日以来、8年振りになる、青春18きっぷが1回分余っており、この消化もあったが、今回は歩行時間を増やすため、往路は¥4,890を奮発、小田原より新幹線を利用した。
 飯田線の電車は相変わらずのノロノロ運転、駅間距離の短いのはどうにもならないが、交換駅のポイント通過に25キロ制限が掛るのはどうにかならないのだろうか、第二東名道の建設に伴い、接続道路網も改善されてきており、このままだと豊橋、豊川近辺の高校生の通学だけに用途が限られそうだ、本日は明らかに浜ゴム関係者とみられる新幹線乗継利用者が野田城駅まで10名ほどいたが、あとは殆どが高校生だった。折角の高性能電車がその能力を持て余しているようで勿体無い。 

  茶臼山駅 
9:08 茶臼山駅を出発、ホーム下を潜る地下道で進行右手の東側に、住宅しかない所で目立つ存在の4階建茶臼山厚生病院を駅近くに見て、
9:15 道なりに県道439号線に入る、線路は左6~70Mを行く。 
9:20 中学校前踏切:24.35Kで位置の確認。
9:26 道の右手に「JA愛知東:東郷支店」を見る。この先砂川踏切:24K88Kでも位置の確認をして、 
9:31 三河東郷駅着、島式ホーム、25KPあり、ホームの進行左手すぐは近代的な中規模工場、駅舎右手を県道が平行する。
9:38 出発、線路進行右手を行く、
9:44 (宇部三菱)真陽生コンが線路との間を占める、道の右手は看護専門学校の低い丘を削った小グランド。 

   三河東郷駅

   三河東郷駅 
9:51 右に広幅の新道に入ることしばらく、道の駅「もっくる新城」に至る、道を挟んで飯田線が行き、敷地は26KP~200M程と広い。
 この先殆ど完成した大海バイバスが左右に横断、左手線路は26.68K辺り、さらに26.9K上を第二東名高速が横切る。
 続いて線路は180M位、浅い切通しで小サミットを抜け、次の集落に入り、
10:18 道なりに長篠踏切(27.82K)を渡り、すぐそこに見える、
10:23 大海駅着、写真を撮って遅くなった、飯田方面が駅舎直結の片面、豊橋方面は島式ホーム、27.9KPあり、ホーム反対側は原っぱがちょっとあってその先は杉林。
10:32 出発、線路左手すぐの小道を行くが、線路は程なく7~8M高い所を行くようになり、間に林が挟まり見えにくくなる。 
 線路近くの小道を更に進み、 

   大海駅
     大海駅  10:48 安長踏切:28.87Kで位置の確認、この先30Mでほぼ完成した新設高速道:第二東名(?)を潜り、さらに線路沿いの小道を行き、
10:55 鳥居駅着、片面ホーム、駅舎は無い、飯田方に29.3KPあり。 
11:02 出発、線路近くの道が29.75K辺りから線路に添う様になる。この辺り、左手100M、高い盛土と橋脚で桁外れに大規模な高速道路が建設中、盛土が視界を完全に遮り、その向うを流れる豊川の刻んだ谷は見えず。  

   鳥居駅
     牛渕橋より見る豊川の流れ  11:12 篠原踏切を渡り右手に、29.95K、線路前方に豊川を渡る上路式鉄橋が見える、30.1~30.185K辺りと帰路車内より確認。人が渡る橋は牛渕橋で120M長。
11:29 国道から左にちょっと入り、文化橋(60M長)で豊川を渡り返し右岸に、続いて新居踏切:31.02Kを渡り、 
11:34 対岸の旧道を少し戻る様な格好で長篠城駅着、ホームは相対式、30.8KPが豊橋方に、旧豊橋方面ホームには植木など置かれ使用していない、狭い畑の先は豊川が近い筈だが樹林が邪魔して全く見えない。
11:43 出発、文化橋への曲り角までは同じ旧道を戻り、 
11:50 施所橋で豊川支流の大井川を渡る、右すぐの鉄橋(15M長)に31.6KPあるのを帰路確認、なお橋のちょっと手前で151号線に戻っている。

    長篠城駅

    本長篠駅
12:00 本長篠駅着、島式ホームが1本、豊橋方に32.1KPあり、ホーム反対側すぐ下に豊川の流れがあるのだが、ここも川岸の樹林が邪魔して見えず。
 なお改札口直結の片面ホームから豊橋鉄道田口線が出ていたのを知る人は今は少なくなった。街も結構大きいのだが、駅前はヒッソリ閑と静まる。 
12:10 出発、線路左手すぐの小道を行ったのは僅か、すぐ国道151号線に押出され、
12:21 富貴バス停(新城市営バス)を過ぎる、チョイ先に32.7KP見える、この辺りから急に人家が無くなる。
12:34 下平バス停を過ぎる、この辺り右手は線路がすぐ、左に小集落、33.6K辺り、集落は33.87K辺りで尽きる。
12:42 右手線路沿いに進む6M旧道に入ってみる、34.25K辺り、先刻別れた本道151号線が上を跨ぐのは34.5KPの辺りで、ここから旧道両側に集落が展開。 

   本長篠駅

  旧豊橋鉄道田口線モハ38 本長篠 64.10.29 
12:50 寺林踏切:34.96Kで道なりに右手に移る、
12:57 倉下踏切:35.53Kで位置の確認、もうホーム端まで6~70M、しかし駅に通ずる道は築堤線路脇に無く、8M下の国道にいったん下る。 
13:10 三河大野駅に到着、誰が見ても判る駅に通ずる角をどうしたのか見過ごし、35.9K地点まで行って戻り、時間を喰った、、、小駅舎よりちょっと小高い所に島式ホーム1本、35.7KP、製材所が数軒駅に隣接してヒッソリと(?)操業中、架線を外した貨車引込線もあり、かつてはもう数本あったような空地も残る。 
   三河大野駅 

    三河大野駅
13:17 出発、かつて知ったる(?)住宅街の小道を行き、35.9K地点からはしばらく、道の右手30M直下に豊川の清流を樹木越しに見て、
13:38 道なりに大岩下踏切:36K94Kで左手に、2M舗装道の左はすぐ高さ50M程の山崖だが、樹木が茂るので怖さはあまり感じず、線路との間は金網で仕切られ、落石感知用の電線が張られる。
13:45 携帯用の小電波塔を過ぎると道幅がちょっと拡がり、ここで湯谷温泉の集落の端に入る。 
13:50 左岸を行く国道151号線に通ずる湯谷大橋の袂に至る、37.6KPが近い、ここから線路を右下15Mに見る6M道が始まる、
13:54 道なりに湯谷踏切:37.95Kを渡り、小旅館を数軒道の左に見るとすぐ、 

  湯谷踏切 駅まで150M程 

   湯谷温泉駅

13:58 湯谷温泉駅に到着、片面ホーム、38.1KPがホーム飯田方に、古びた駅舎があり観光協会の職員が詰めるようだが、本日はシャッターが下りたまま。  

 




        (4) 湯谷温泉ー三河川合 7.2K  2015年7月27日(月) 晴  

 この2~3年の真夏日の過ごし方として、鉄道大好き老人の自分は青春18きっぷを利用、冷房の利いたローカル電車の中で、往きは主に読書、目的地でチョコッと「歩き潰し」をして大汗をかくか、日帰り温泉で時間を潰すこと長くて4時間、また電車に戻って汗でグショグショになった衣服を「自然乾燥」、可能なら冷えた缶ビールを調達、体調によってすぐ寝込んだり、タブレット端末をいじくったりして帰宅の途につき、長かった1日を終える、帰宅後また飲み直したり、早々と床に入ることもあり、結構楽しみながら猛暑をやり過ごしている。
 仕事と家庭に追われる現役の方には申し訳ないが、これが結構楽しいんだよね、、、

   鳳来ゆーゆーありいな
12:11 湯谷温泉駅を出発、進行左手の道を行く、住宅に旅館が混在する道だ、ここの温泉は小規模旅館が多く、手入れもあまり充分では無いようだ。
12:18 板敷川対岸に建つ市営日帰り温泉:ゆーゆーありいなの写真を撮り、50M先の田ノ島踏切:38.6Kを渡り線路左手に、
 弘法山踏切:39.1Kで道なりに右手に、この先すぐ小トンネルが口を開ける。 
12:30 養乙女(ようとめ)踏切:39.35Kで位置の確認、この先にも小トンネルあり、道路は山崖を巻く。途中に歩行者専用のつり橋があり、板敷川の清流が岩を食む光景がいい。
12:42 40KPを過ぎる、ちょうど対岸にヤナを管理するロッジ風の料理屋が見える。橋は無いので渡れず、線路左手はすぐ山崖、25M高。
 この先槙原踏切:40.17Kで左手に、線路はすぐ小川を渡る、小鉄橋に40.2KP見える。 
12:46 小集落を抜け、加周踏切:40.36Kに至る、すぐ先に61M長のトンネルが口を開け、抜けた先に次駅が見える、道路は進行左手から遠回りしてトンネルの小山を巻く。

   三河槇原駅
12:52 三河槙原駅着、島式ホームが1本、40.6KPあり、進行右手の崖下、50M程離れ板敷川が流れる、小駅舎とトイレは左手、小集落が100M程の平地に展開、その先は山。

13:01 出発、左手の道を行くとすぐの「県民の森入口」の看板脇から、草生した細道が線路方向に下り、道なりに41.1K辺りより金網越しに完全平行する。線路左手は相変わらずすぐ山崖、落石感知器の電線も2重、3重に張り巡らされている。 
13:17 42KPを過ぎる、この辺り50M高の山崖に大岩が幾つも突出しており、作業員が7~8名出て補修工事中だった、線路右手下はすぐ板敷川の流れ、この100M先でも矢張り補修工事中、こちらは岩は樹林に隠れよく見えなかった。
 この先緩い下り坂となり柿というの小集落の端に入る、案内板があり、今歩いているせいぜい2M幅の小道は「望月街道」と呼ぶのだそうだ。 

    三河槙原駅 



   モハ521他  於 三河槇原駅   1964年10月29日
 
     ED1714牽く下り貨物列車  

    柿平駅  
13:33 柿平駅着、駅舎は無く待合室が片面ホームに設置、42.9KPあり、ホーム端に柿平踏切:42.81Kがあり、板敷川を渡り左岸を行く国道に出られる筈だ。駅舎周囲には人家見当らず。
13:38 出発、線路進行右手近くの道が、小墓地を線路反対側に見る辺りから、線路沿いの小道となる。
13:47 43.5KP立つ、右下に板敷川の流れ、左手はすぐ山崖、この状況は湯谷温泉駅から基本的に変らない。
13:58 中継信号機脇に至る、44.3KPあり、道の右手、林の中に小さな「あおばキャンプ場」があるが、人影無し。 
14:00 44.4k地点に至る、ここから山崖下の落石防止覆道が始まる、長さ130M程、山崖沿いに右カーブしており、なかなかの圧巻だ、
14:10 板敷川の左岸を来た国道に合流、右手100Mの山腹を高速道が行くのが見える。
 急に板敷川の深い峡谷から平地に躍り出たような感あり、この先すぐ右手、南西方向に支流を分け、本流も鉄橋を過ぎ北西方向にカーブする、前方に山が近付き、いよいよ県境=分水嶺が近付いて来た。
 最後の90M程、集落と線路の間の細道も歩き、

  落石防止覆道、44.4K~ 

   三河川合駅

14:14 三河川合駅着、島式ホーム1本、45.1KPあり、線路保守用の小基地があり、豆ディーゼル機が2台、今夜(?)の出番に備え調整中、なおこの小基地は、かつて宇連ダム建設工事の際、建設用資材を運び込んだ貨車の留置線を再利用しているとのこと。 纏まった集落が駅から近いが、駅周囲はヒッソリ、飲物の自動販売機もありませんでした、、、、     





   

          (5) 三河川合ー東栄 6.0K  2015年9月5日(土) 晴  


  三河川合駅  2015年7月27日
12:24 三河川合駅出発、駅前から旧道を行く、宿場町の雰囲気が残る街並は250M程で尽き、やがて右手街並を迂回してきた国道151
号線に押出されるが、ちょっと行っただけ、
12:38 第1東川橋りょう:45.79Kを潜ると、すぐまた旧道が伸びる、右手樹林越しに線路が垣間見える、沿道の人家はすぐ尽き、
12:44 左手山裾伝いに集落を巻いて来た151号線にまた合流、国道左手は60~70M、時には100M高の急な山崖、土肌を露わにかなり崩落した部分もあり、大規模改修工事中、線路は右120M先、左岸を行く。その先も山崖だ。
 この先深山の狭く切立った谷間を行き、人家は全く姿を消した、飯田線でこれだけの山間部に入ったのは、豊橋側では初めての事だ。 
12:53 亀淵川を渡り、続いて鉄橋の下を道なりに潜る、鉄橋は50M長、20M高、47.2KPを帰路車内より確認。
13:10 滝見橋を道なりに渡る、この支流小さく、アスファルト道はそのまま過ぎるので、看板が無ければ判らず。 
13:21 池場の小集落に入るとすぐ下り始める、ここ迄三河川合駅よりずっとかなりきつい上り坂だった、ポロシャツが汗でグショグショ、線路は右手トンネルの中なのか見えない。
13:34 新城町から東栄町に入る旨の標識あり、坂の途中で地形的な特徴は全く無し、いつの間にか線路が右手50Mに来ている、線路右手はすぐ6~7Mの山崖だ。 

 戸頭路踏切先の民家  

  左一段低いホームに背を向けて建つ池場駅小待合室
 東栄町に入ってすぐの右手にコーヒー店「四季」がある、大体歩いている人が全くいない小集落に、結構大きな構えの喫茶店は珍しい、50.25K辺りとなる。
 実はこのチョイ手前に「池場駅」があったのだが、国道に案内は無く、古ぼけ黒ずんだ農家の納屋の陰になった小待合室を見過ごし、東栄駅に着いて初めて間違いに気付く、、、
13:40 戸頭路(とずろ)踏切50.45Kで位置の確認、渡った先は杉林の小山、
この先国道より2~30M高い所に、どっしり構え、他より大きくて立派な民家が建ち、何となく道行く人を見張っている様な雰囲気を感じたが、小街道の国境って、こういう場所が多いと感ずるのだが、、、線路は50.8K辺りが相当。
 
     東栄駅

    東栄駅
13:55 東栄駅に到着、駅に着くまで池場駅だとばかり思っていました、、、島式ホーム、51.2KPあり、喫茶店が収まる駅舎は形状がユニークだが、説明をすると長くなるので、写真をご覧下さい。
 この先どうするかを咄嗟の間に思案、営業キロが1.1Kだったのを幸い、池場駅まで同じ道を戻ることとし、東栄からもう一駅歩く予定は棚上げ、湯谷温泉の日帰り温泉に寄って一汗流してから帰ることにしました。
 
14:15 池場駅に到着、片面ホームが山崖の裾に位置、50.1KPはホーム豊橋方端に、ホームの50M程先に池場トンネルの坑口があり、長さ1,115Mの直線トンネル、このほぼ中央部分で豊川・天竜川の分水嶺を越す、三河川合駅とは営業キロで4.9Kだが、駅間標高差は117Mもある。 
    池場駅  
  
 今日歩いたのは豊川水系と天竜川水系を分けるサミットを挟んだ山線区間で、豊川の支流亀淵川を谷筋にひたすら忠実に辿る辺りの難区間は、たとえ将来の国家買収期待が頭にあったにせよ、よくぞ民間小企業が建設できたものと感心するばかりだ。車内から見ると、小トンネルと小鉄橋の文字通りの連続、それも限られた土地と地形を限界ギリギリ利用、曲線で構成されているものが多い。
 建設年次が大幅に異なるから規模は異なるが、人口の希薄な急峻地帯に線路を敷いた点では、基本的に野岩鉄道の線形によく似ているという印象を持ったが、、、  



       湯谷温泉: 鳳来ゆーゆーありいな  ¥610 15:10~15:50在

  場所:湯谷温泉駅より川沿いに約10分、板敷川(豊川)岸に建つ、飯田線の車窓からよく見えるが、浴室から電車は見えない。
建物:温泉プール、ジムと併設、新城市営。公共福祉関連の典型的な建物で、食堂もある。どちらかというと市民向けの福祉施設だ。
風呂:主浴槽は12X2M、露天風呂も広い、あとサウナ、水風呂など一通り揃っている、洗い場は15。
お湯:無色透明、無味、無匂、ツルツル感無し、浴槽は広いし、温泉プールもあるから、加水は相当していそう、平凡なお湯だ、ナトリウム・カルシウム‐塩化物温泉。  
 



      (6) 東栄ー下川合 8.7K  2015年9月15日(火) 薄晴れ  
 10日前の飯田線訪問は、池場駅を見過ごしたことを次駅に到着するまで気付かず、時間をロスしてその先の予定が実行不能になるなど、締らなかった、、、その挽回をするべく今日は大枚をはたき、往復新幹線利用の日帰り歩きを企画しました。
 新幹線を使っても、飯田線の東栄駅まで豊橋から51.2K、これに1時間49分も要し、自宅最寄りの小田急線駅を始発に乗っても4時間40分余、歩行開始が10時を過ぎるのは痛い、今日は慎重に構え、手戻りは絶対しない!と硬く心に誓って家を出たのですが、、、

   東栄駅  2015年9月5日
10:03 東栄駅出発、線路方向に進み、
10:07 相川の支流を渡る橋の前に出る、池場駅方面から線路沿いに来た小川だ、渡れば国道151号線に出て静岡県に入るが、線路から一時離れてしまう、橋手前の小道を上ってみると、すぐ台地上の年季の入った東栄病院前に出た、近くにいた女性に聞いて、線路脇までつづれ折れに下り、その先も小道が伸び、 
10:15 相川鉄橋下に出る、51.77K、城山トンネル(300M長)の坑口がすぐ、左手下流方向に細道が伸び、ちょっと行って歩行者・自転車専用簡易橋を渡り、天竜市方面に通ずる県道によじ上り、左に見えている三叉路を右折、県道1号線に入る。三叉路を左折すればすぐ愛知・静岡の県境で、ここまで三角形の底辺を辿ったので、相当近道になったと思う。 
10:30 道なりに湾曲して流れる相川を豊浦橋で渡る、佐久間町:川上集落が周囲に、この先県道は緩い片上り勾配、小集落はすぐ尽き、左手は山崖、右下70Mより相川の瀬音が上って来るが杉、檜の 厚い樹林に遮られ全く見えず。この辺り山は深い、歩いている人など全く見掛けず、時々軽を主体にクルマが過ぎるけれど、、、
10:49 篠ケ原橋(65M長)を渡る、山崖沿いに左カーブを描く橋上から、5~60M下に相川の流れ、また対岸の山崖下に線路が、どちらも初めて見え、内心ホッとする。
 

  出馬駅  
11:03 左右の山が若干後退、視界が開け、対岸を行く線路もはっきりしてきた、山里の如何にも好ましい光景が展開、写真を撮る、55KP辺りだろう、この時点では次駅らしきものは見当らず。  
11:14 相川を渡り50Mの第二下島踏切:55.21Kを渡り、出馬駅(いずんま)着、待合室のある片面ホーム、55.3KPあり、左手下に相川の流れ、対岸山崖下を県道1号線が平行、右手の小集落はせいぜい10戸程、
11:22 出発、営業キロで600M:飯田線最短の次駅を目指す、出だし浅い切通しを行く線路右手すぐに3M道が沿う。
 直線で進む線路に対し、道路は相川を渡るため一時右手に離れる、右手田んぼの奥に、山を背に今は廃屋となって黒ずんだ国民宿舎の旧清流荘が見える。
 なお相川を渡る鉄橋は90M長、55.8K辺りとなる。 

   出馬駅 

  上市場駅
11:37 上市場駅着、小待合室のある片面ホーム、56KP立つ、ホームの左手はやや小高い台地の緩斜面で、住宅と畑が混在、集落の主体はホーム右手となる、
11:43 出発、旧道の小道を行く、短区間だが街道然とした雰囲気が続く、左手やや上に住宅の帯、その向うに線路が山崖裾を行く、県道1号線は右手2~300M、浦川の近くを進む。
11:52 線路が尾高トンネル:56.72K~183M長に入り、道路はこの先斜め右に行って県道1号線に入る。 
11:58 旧浦川中学校体育館を右手に見る、学校は廃校となり閉鎖中だが、まだ充分使用可能な整備状態の良い建物だった。
 左手に見えた飯田線のガードを目指し、そこから線路沿いに駐車場を抜け、
12:05 浦川駅着、平屋建駅舎が東側に、島式ホーム1本、57.3KPが飯田方端に、かつては貨物取扱駅だったようで構内は広い、駅の西側に隣接して貯木場を擁する製材工場が操業中。 浦川は相川と大千瀬川との合流点に位置、往時は舟運で栄えた街とのこと、歌舞伎場跡などかつての繁栄振りを彷彿とさせる、先刻過ぎた出馬はこの街の一番外れの小集落と言えよう。
 さてこの先線路は直進してすぐ大千瀬川を渡り、島中峠をトンネルで抜ける、線路西側を行く国道473号線が便利だが、次駅はおろか下川合駅のチョイ先まで駅に通ずる橋が無く、相川の右岸を行こうと思う。

    浦川駅
     浦川駅  12:20 出発、街中を行って程なく大千瀬川を左に見て進む、途中あった金融機関は磐田信金、この辺り水系から見た通り浜松経済圏なのだろう。
12:32 河内(こおち)橋で相川右岸に移り、右手すぐに山崖、左下に相川の流れを見る林道然とした道を行く、
 人家の全く無い、クルマも軽がたまに通る様な道を行くこと約15分、集落の端に入り、住宅が見えたかと思うと、左手に飯田線のトラス橋が見え、これで一安心する。 
 なお飯田線は浦川駅を出ると大千瀬川を渡るのが58.2K、島中トンネル(346M)に入るのは57.75K辺り、帰路車内より確認する。
12:51 道なりに早瀬駅着、ホーム片面、小待合室のみある、ホーム飯田方端で横切る県道の早瀬踏切脇に58.5KP立つ。
12:56 出発、更に線路左手すぐを平行する県道を行く、線路右手はすぐ山崖。 

    早瀬駅  

   早瀬駅ホームより豊橋方を望む
13:07 山がちょっぴり張出し、線路は早瀬トンネル(118M)に入り、県道は山崖裾を迂回、トンネルを抜けるのが59.1K地点。
13:17 道なりに第二田島踏切:59.52Kで線路左手に移る、なおこの手前300Mの第一田島踏切で右手に移っていた。 
13:22 下川合駅着、待合室の載った片面ホーム、59.9KPあり、ホーム左手は県道と大千瀬川の流れ、右手は狭い畑が30M程あってその先は山、駅前の小道に面し結構大きなプレハブ宿舎が2棟、これは後で分ったが、大千瀬川左岸の山肌を削ってバイパス道路(?)が大規模建設中で、その建設作業員用だった。
 なお1995年までは小木造駅舎があり、ホームも島式で、片面ホームの北側に削られた跡が残る。 
   下川合駅 
     下川合駅      この先、線路は大千瀬川の右岸を約1Kほぼ直線で進みトンネルに入る、道路はトンネル手前で行止り、その先以前は細道があった様だが、クルマ社会の昨今、利用する人は無く、その辺りを確かめるべく、引返すことも半ば予想して行ってみることにする。 




13:30 下川合駅を出発、線路左手に伸びる2.2M舗装道を行く、左下に大千瀬川の眺めが良く、素晴らしいハイキング道だ、
 途中、川面を見下す眺めの良い地点に、遠くからだと本当の若い女性の様に見える、マネキン人形が2体置かれていたり、澄んだ清流に1M超の真鯉を見たり、土地の人には格好の散歩道とも言えようが、少々寂しい所なので、諸手を挙げてお勧めするわけにはいかない、期待した電車は来なかったが、線路のほうがちょっぴり高い草むらの築堤を行き、写真を撮るのは難しいかも。
13:42 電車が最初の小トンネルを抜け、小川を挟み次のトンネルに入る短い明り区間に、住宅が1軒ある、付近に整備された家庭菜園等あるから、人が住んでいるようだ。
 小川には鋼製の専用橋が掛り、その先は急に山崖が河岸まで張出し、進入禁止柵もあるが、それが無くても薮中に突っ込む勇気は無く、 

   

  左手は切立った崖が川面に落ちる
13:49 証拠写真を撮ってまた同じ道を引返す。
14:01 駅近く,大千瀬川に架かる下川合橋(90M長)袂に戻る。
        
    崩落した原田橋の代替仮設橋を、歩行者、2輪車が渡れないとは知らなんだ、、、
 標記に尽きます、橋を渡り中部天竜駅を目指し約500M、道が右手下の大千瀬川へと下る分岐点近くで、交通監視員が大旗を打振って、片側通行規制の掛った待機車線にクルマの誘導をしている、聞けば歩行者、2輪車は全面通行禁止とのこと、代りに、下川合駅に戻り飯田線を利用するよう「親切に」教えてもらう、何をかいわんや、ここはスゴスゴと引返すしかないでしょう、、、
     そして今日はもう一つ、オーマイゴッド、、、と相成りました!
 「旅にこの種の行違いは付き物、、」と鷹揚に構え、それなら日帰り温泉があるよと、タイミング良くやって来た上り電車で最寄りの三河川合駅で下車、国道に面している筈の名号温泉を目指します、途中、国道に大きな幟旗が何本か出ており、やがて温泉が現れましたが、広い駐車場にクルマは軽トラックが数台のみ、何か嫌な予感がします、、、「本日を含み3日間整備点検のため臨時休業」との張り紙があり、ここもスゴスゴと引返すことに、せめて駅にその旨のお報せが欲しかった!