IGRいわて銀河鉄道


       (1) 盛岡ー好摩 21.3K  2016年9月2日(金) 午前快晴

 自分もあと6日で満74歳、20年間続けてきた「歩き潰し」を、どうにか格好の付いた状態にして、静かに身を引こうと常々考えてはおり、東北本線もこの7月盛岡まで完歩、その先は第三セクター線になることもあり、この際”延伸”は止めようと決断した積りだったが、2ヶ月足らずで方針転換、昨日、一日掛りで、青春18きっぷで盛岡までやって来てしまった、、、この先どこまで行けるか判らないが、マーそうあせる気も無く、細々と歩き続けることになるのだろうか、、、

  出改札口はJR花輪線と共用だが寂しい 
6:13 ホテルを出発、今夜も同じホテルに泊るので、不要の荷物はフロントに預ける。
6:18 盛岡駅東口を出発、駅ビルに沿って進み、メトロポリタンホテルを過ぎる、なお盛岡駅の営業キロは535.3Kだが、KPは確認できず。
6:22 隣のJR東日本盛岡支社前を過ぎる、旧国鉄盛岡管理局で、6階建の建物は当時のままだと思う、その先はJRバス東北盛岡営業所、いずれも新幹線高架を背にして建つ、車内から見ると、駅出て最初の跨線橋下が535.5KP、その先すぐが盛岡支社だ。 
 6:31 駅を出てすぐ右分岐の山田線にぶつかり、道路と専用歩道がその下を潜る、山田線の分岐は535.96K地点。この先ちょっと行って、
6:37 境田川原踏切:536.37Kで位置の確認、線路右手は早くも住宅街が展開、そしてこの先120M程からJR気動車庫の留置線が始まる、検修棟は536.68KK辺りから青森方に建つ。
6:47 気動車庫が終了、ちょうど新幹線天昌寺橋りょうの高架脚に498.19Kと表示あり。
6:58 ふれあい橋跨線橋、後刻車内より537.58K辺りと確認。
7:06 青山町踏切で線路左手に、538.15K、線路はすぐ右カーブ、新幹線高架の右手すぐ下に移る、538.3K辺りとなる。 

    盛岡駅発下り始発列車  9月26日撮影
   青山駅北口 7:12 青山駅南口着、ホームは相対式、538.5KPが青森方に、新幹線高架とバス道路の間に嵌め込まれたような狭苦しい小駅、開業は2006年3月、今は都会のベッドタウンの雰囲気あり、この時間、県交通の路線バスが頻繁に行き交う、なお複線化以前、ここは信号場だった、いわて銀河鉄道本社が当駅②③階を占める。
7:21 出発、線路左手すぐの道を行き、 
7:35 前川橋りょうで線路右手に、この先すぐ新幹線盛岡車両所があり、出入庫線を含め計3線、500.27K地点、在来線537KPが架道橋盛岡方袂に立つ。
 この先は東300M程離れた国道4号線に入るしか無く、最後は大型商業店の駐車場を斜めカットの近道もして、
7:43 日本橋起点540K道路標識を過ぎる。
7:53 運動公園東口信号を過ぎる、広大な運動公園が新幹線盛岡車両所の西側にあるのだが、行かなかった。
7:59 厨川郵便局前信号を過ぎる、200M先に岩手県交通の営業所あり、なお県北バス営業所も同じ位の規模で、これは厨川駅の東側に位置、540.6K辺り。 
 
   厨川駅 8:04 厨川駅入口信号を左に90M、厨川駅着、新幹線高架が駅の西側すぐに、ホームは相対式、女性職員が1名、540.8KPあり。
8:15 出発、引続き4号線を行く、300M程先、左80Mの元滝沢踏切:541.16Kで位置の確認、線路西側に盛岡大附属高校が近い。
8:37 542KPを左手に見る、上下線は線増の関係で下り線が5M程低い所を行く。 

   厨川駅
 この先すぐ4号線は、542.3K地点で新幹線と在来線を跨ぎ左に移る、在来線右手すぐに防風林を挟み平行する一般道路が張付き、程なく東北農業研究センターの広大な用地が展開、クルマの往来も少ないし、快適な歩きが可能。センターではブロックを仕切り、様々な種類の植物を育てているのが金網越しに見て取れる、この辺り住宅はすっかり姿を消した。 
 帰路車内から見ると、線路西側にも広大なセンター用地が展開、種苗区画など規模の壮大さに驚く、543.5KP辺りが中心となる、
9:05 2K近く続いた農業研究センター用地沿いの遊歩道の様なほぼ一直線の道もいよいよ終了、道なりに葉の木沢踏切:543.9Kで線路左手に、この踏切、始めに渡る上り線が地平レベル、その7~8M下に平行する下り線と、それに並ぶ新幹線は跨線橋でクリアする珍しい構成、道は程なく右カーブ、新幹線、在来線と並ぶ。
9:16 右にちょっと入って新幹線沿いの5M側道を行ってみる、505.65Kとある、しかしすぐ新興住宅街にぶつかり行止り、左手の本来の道路に戻る。 
 この辺りサラリーマン住宅然とした戸建て住宅が意外と多く、駅まで続いた、またこの辺りからの岩手山の姿がきれい、山は風が強い様で絶えず雲が動き、必ず山頂のどこかに雲が懸る。
  9:35 巣子駅着、7~8Mの上下線段差があるせいだろう、片面ホームが2つ(向い合せではなく)並ぶ構成を取る、545.5KPあり、駅舎内部は木材を活かした造作で落着いた雰囲気、中2階が設けられ図書館になっている、平行していた新幹線は駅近くをトンネルで抜けており姿が無い。なお開業は青山駅と同じ2006年3月。
9:56 駅前から始まる線路方向に伸びる5M道を行く、戸建て住宅街で、最初に出会った小道を右に、 
10:01 浅い切通しの線路端に至る、545.7K
辺り、線路両側は防風林、起伏の緩やかな丘陵地帯で、平行道路が無いことを確認、また同じ駅前からの5M道に戻る。なお線路が丘中を行って546.1辺りから100M長のトンネルに入るのを、帰路車内より確認。
 沿道は最初は戸建ての勤労者住宅が並ぶがやがて姿を消し、岩手大学のカラ松の演習林が前面に、中に入っていく道もあるが、「予約」が必要で、用地沿いに道沿いに進み、
10:15 先刻巣子駅まで歩いた県道の続きに入る、角にある30M高のゴルフ練習場の高いネットが目印だ。 

   巣子駅下りホーム
   巣子駅前より岩手山を望む 10:22 滝沢東小学校前バス停を過ぎる、3階建校舎は右160M程の丘中に、やがて道なりに学校の横を通るが、プールでは水泳実習が行われていた。
10:30 道なりに名称不明の交差点に出ると、滝沢駅への案内があり右折、すぐ滝沢“駅前”郵便局前を過ぎるが、肝心の駅はなかなか現れず、坂を下って1K近くも持って行かれ、 
10:40 滝沢駅に到着、営業キロでちょうど2K、少々遠回りした。改札口直結の下りホームと島式ホームで構成、547.5KPあり、岩手大学の学生さんの利用が多く、中高年者が多い他駅に比べ、どことなく雰囲気が明るい。なお駅の八戸方跨線橋は、橋脚がかなり高いので目立つ、547.9K地点と帰路車内から確認。 
11:08 駅前の小公園で小休止の後、出発、この先も線路近くに道は無いようだが、先刻の名無しの交差点まで1K近く戻るのも業腹で、
11:13 最初の歯科医院のある角を右折、勤労者住宅街の5M道を行き、住宅街も尽きたT字路を右折、ちょっと行って、
     滝沢駅
11:21 大崎踏切:548.15Kで位置の確認、踏切右手先の緩斜面の台地は田んぼ、夫婦者が小型トラクターで作業中、その先は牧草地だ、線路左手は鬱蒼とした樹林が続くが防風・防雪林だろう、いずれにせよ線路沿いに道は無く、先刻のT字路に戻り、更にその先を行って、
11:32 滝沢市東部体育館の角の三叉路を右折、先程10時半過ぎた県道の続きに戻った様だ、 左手に森林を見ながら進むとすぐ、
11:34 滝沢森林公園が左手に、先刻滝沢駅で見掛けた小学生の遠足団体が、ちょうどお弁当タイムで、元気な声が静まりかえった森の中を回る。
11:42 「野鳥観察の森ネイチャーセンター」が右手に、県の施設だ。道なりに行くが、そろそろこれでいいのかと不安になって来た頃、
11:52 滝沢産業文化センターの広大なグランド(?)が道の左手を占める、何かイベントの開催中だが人影は少ない。道の右手は農家がパラパラと点在、見渡す限り広大な畑地、その先は樹林で、多分その先を線路が行くのかも、、、この辺りで一時最大1.5K程離れている筈だ。 
12:00 やっと国道4号線との三叉路に出て右折、この4号線とも1時間半振りの再会だ。このちょっと先に畜産研究所前バス停(岩手県交通)あり。

     滝沢駅
12:06 日本橋起点550Kを過ぎる、7時43分に540KPを過ぎており、鉄道線路沿いに来てかなり遠回りしている感じ。このチョイ先右手が白塗りの瀟洒な校舎を擁する盛岡大学で、同名のバス停あり、しかし目立つ施設はこれくらいで、国道の両側はずっと鬱蒼とした樹林、住宅も全く見掛けない。
12:18 日本橋起点551KPを過ぎる、疲れが出てきてこの付近でしばらく小休止。
 
   渋民駅
12:31 道なりに銀河鉄道の上下線別々の架道橋を潜る、5M程の段差あり、550.8K辺りなのを帰路車内より確認、国道は551.15K辺り、この先すぐ左カーブして線路を左上25Mの急斜面上に見る。
 この先線路が徐々に下の4号線レベルまで下って来ると、集落が現れ、 
12:48 駅入口の標識に従い左に、入口は553.35K辺り、300M程も緩く坂道を辿り、
12:51 一本木踏切:551.75Kに至る、駅を250Mも通り越した地点だが、国道から駅に直行する道は無かったと思う。
12:55 盛岡方に線路近くの道を結構戻って、渋民駅着、相対式ホーム、551.5KP立つ、往時の汽車旅時代の雰囲気を残す駅、駅西側は防風林を隔て戸建て住宅が建つ、東側の集落は小さく、ちょっと下の4号線沿いがメインの様だ。
13:14 出発、同じ道を一本木踏切に戻り、  
13:17 同踏切で線路左手に移る、すぐ東北自然歩道と称する道が線路方向に伸びる、なお線路右手すぐにも線路沿いの道があった、この頃から少々曇ってくる。

   渋民駅下りホーム
   渋民駅下りホーム 13:45 下田踏切:553.37Kで線路右手に、線路沿いに6M舗装道あり。
13:56 道なりに支流の松川を川崎橋(80M長)で渡る、鉄橋は左40M、好摩方袂で554.18K地点となる。
14:10 盛岡商工会議所玉川支所の2階建事務所が右手に。
14:17 下り場内信号機が3本立つ、555.5K地点、この先まだ結構あり、556KPのチョイ手前でで大跨線橋下を抜けると、線路右手金網越しに2M道が伸び、
    好摩駅

   好摩駅西口
14:35 好摩駅に到着、駅の出札窓口は西側2階レベルに、駅員というか職員1名、盛岡に向い西側の①はJR花輪線専用、それに②③番線が旧東北本線対応の島式ホーム、駅の管理は銀河鉄道が担当、556.2KPあり。     
      




     (2) 好摩ー御堂 16.0K  2016年9月25日(日) 晴れたり曇ったり          、

 昨夜は北上駅前の某全国展開ビジネスホテルに泊った、北上だと盛岡行始発は5時42分まで無く、本当は盛岡駅前に泊りたかったが、2つとも満員、行ってみて判ったが、国民体育大会開会式の予行演習が本日あり、自分の泊ったホテルも元気の良い体育系の若者で溢れていた。 
 なお今回は「北海道&東日本パス」を利用した、2002年発売のこのきっぷ、何故かこれまで利用機会に恵まれなかった、岩手・青森両県の三セク鉄道も利用可能で、まさに此度の「歩き潰し」にはうってつけ、寡聞にして知らなかったが自動改札機も通れ、青春きっぷの様に駅員に見せる必要が無く、これが精神的に意外と良いことに気付いた、、、

    好摩駅西口  2016年9月2日
7:10 好摩駅西口を出発、線路進行左手の住宅街を行く。
7:16 第二鹿角踏切で右手に、556.5KP脇に、線路は八戸方ずっと直線、220M程先で花輪線が左に分岐する、車内から見ると、556.7K地点、花輪線の0.5KPが向い合う、まだ駅構内だ。
 この先、道路は線路右手120~130Mを田んぼを挟み平行する。
7:21 そろそろ集落が尽きてくる、線路は左130M、黄金色の田んぼを挟み平行、その左手は200~300Mで丘陵。 
7:44 左に120M、好摩踏切:557.9Kで位置の確認、この先沿道に小集落が展開する。
7:51 元好摩地区多目的集会センターが道の左手に、この先次の集落が遠望される約1K先まで、道の左手150M、低い丘裾を平行する線路との間は黄金色の田んぼ、線路はずっと直線、右手の北上川が近付いてきたが、川面は見えず。
8:06 左に150M、細道を入り、559KPを確認、この先線路右手すぐに2M草農道が伸びるので行ってみる。
8:13 559.5KPを過ぎる、この100M先から平行農道が右手に曲り出すが、そのまま畑の端を進み、
8:19 永井道踏切:559.8Kで線路左手すぐの6M道に移る、間もなく560KPが道の右手すぐに。
8:26 第一北上川橋りょうの盛岡方袂に、560.28K地点、付近は川岸沿いに狭い田んぼが並ぶ、住宅は道路レベル、やや高いところに数軒、この先線路進行左手に北上川を渡る橋は見当たらず、同じ道を戻って、
8:37 永井道踏切に戻る。
8:42 道なりに進めば結構離れてはいるが、北上川左岸の4号線に通じるのだが、どこか右岸にも道がないかと間道から小道を線路方向にちょっと入ってみた、人家もろくすっぽ無いような所で、
8:55 国道に繋がる間道にちょっと先で戻り、 
9:01 吉村交差点信号で国道4号線に入る、北上川を40M長の橋で渡り15Mの地点だ、80M先に日本橋起点561.7KPあり、才津長根バス停も近い。
9:15 マーマーの規模の集落が続き、岩手町に入る旨の標識あり、562.6KPあり。
9:20 Y字路に至る、そのまま行けば157号線が岩手川口駅方面に通じ、4号線バイパスは左分岐して線路を跨ぐ。
 盛土で高くなった4号線の左下沿いに砂利小道が線路方向に伸びるので、行ってみる。 

   561KP付近から好摩方を見る
    岩手川口駅 9:27 二ツ森踏切:561.02Kに至る、
9:37 畦道に座り、持参のスナック菓子など取出し小休止後出発、また先刻のY字路に戻る積りだったが、よく見ると田んぼの端にバイパスの盛土下を抜ける小地下道が隠れていた。
 抜けると、田んぼと新興住宅が入混じる地域というか、駅から続く住宅街の外れに入った様で、乱開発の小住宅街をくねる、昔のままの小道を適当に進み、
9:45 岩崎踏切:561.45Kに辿り着く、もう駅まで200M程、渡ると線路沿いに6M道が伸びる。 
9:52 岩手川口駅着、改札口直結の上り方面ホームと下り島式ホームで構成、561.7KPがモカ方出外れに、ホーム西側はすぐ神社の社。
10:07 出発、線路進行右手の集落内の小道を行き、
10:13 道なりに4号線旧道に入る。
10:21 川口城址が右手に、川口氏は鎌倉時代から続く地頭で、その後南部氏の家臣。
10:25 4号線が道なりに線路を跨ぎ左手に移る、562.83K、跨ぐと線路左手沿いに6M道が伸び、階段伝いに入る、旧道の左手は小集落、線路右手はすぐ台地で、狭田等として利用されている。 

   岩手川口駅下りホーム

   駅前の鉄道50年記念碑
10:32 野原踏切:563.36Kで位置の確認。
10:38 4号線に合流、ここまで跨線橋から旧道を約800M、野原バス停あり、日本橋起点566KPあり。この先すぐ丹藤橋で丹藤川を渡る、鉄橋は右100M、道路よりやや低い所を進む。
10:43 4号線を来て、丹藤街道踏切:564.23Kで位置確認、すぐ小川を渡るが右すぐの50M長鉄橋に564.3KPあり。
10:55 芦田内踏切:564.86Kでも位置確認、右手の低い丘を削り150M先に岩手中央自動車学校が建つ、なおこのチョイ手前ににJR変電所があった。 
11:05 右20M高の山崖下に565.5KP立つ、 一段高い所を行く新幹線高架が近付き、565.6K
辺りから完全平行する。
 この辺り右手の山崖下を在来線と新幹線が行き、国道左手はタイヤ販売、自動車整備工場、ドライブインなどクルマに関連する事業所が多かった。
11:13 Y字路で線路左手沿いの道に入る、日本橋起点568.1KPあり。
11:18 御代堂踏切:566.12Kで位置の確認、左200M、北上川対岸を先刻Y字路で分れた4号線が行く。線路右手はすぐ低い丘。 
11:23 566.5KPを過ぎる、線路は右2.7M盛土上を行く。

    
   新幹線:沼宮内駅ホーム 11:31 沼宮内駅着、567KPが青森方に、ホームは上り島式、下り島式ホームは内側線のみ使用。
 駅舎は岩手広域交流センターとの合築駅で、出改札口は別に設けた新幹線改札口に合わせ3階にあり、在来線の乗客は上下がきつく不便、勿論エレべーター等は設置。  
12:00 出発、左下に北上川の流れを見ながら旧道を行く、まだ小川に毛が生えた状態、北上川の謂れは「日高見国の川」が訛った結果らしい。 
 しばらく行くと道なりに下の在来線と新幹線高架を抜けて線路右手に移る、跨線橋盛岡方に567.3KPあり。 
12:18 左手に小振りの岩手町商工会館2階建を見る、裏手は線路、その先沼宮内保育所が続く。
12:24 大宮踏切:568.2K前に出てみる、左180Mの丘裾を新幹線高架が行く、踏切右手ちょっと先に沼宮内郵便局(本局)が見え、まだ市街地の様相、この先沼宮内公民館を過ぎ、
12:32 小川を12M長の小橋で渡る、線路は左(下流)80Mに、568.5KP立つ。この先すぐの五日市踏切:568.7Kで線路左手すぐの4M道に移り、 

   沼宮内駅
 
   沼宮内駅 上り先頭車はクハ7000-1
12:40 569KPを過ぎる、ちょうど100M先で国道4号線が斜め右に線路を跨ぎ、道の左手は町立沼宮内中学校の広い用地が569.1K~200Mを占めるも、学校の先は1.5Mの砂利道となり、これも569.45K辺りで小川が現れ行止り。
 「800M近くの戻りはきついなー」と思いながらトボトボ行くと、線路右手の川沿いの細長い田んぼに通ずる踏跡があり、これを渡って畦道伝いに進む、途中農作業中の家族連れに会い、怪訝な目で見られ参った!しかしその辺りから道は砂利農道に昇格(?)、
12:55 草むら斜面を描分け、4号線の歩道に入った。 
13:10 県北交通沼宮内営業所が右手に、手前にはコンビニ「ローソン」があり、糖質カットのショコラパンを購入。
13:18 日本橋起点572.7KPを過ぎる、在来線は左8Mを平行、100M離れて新幹線高架が行く、その間は田んぼ、骨組みだけのビニールハウスも点在。
13:24 新幹線高架が斜め右に在来線と4号線を跨ぎ、右手に近い丘裾に取付く、新幹線橋脚に531.35、在来線は570.6KP地点。
13:35 川原木踏切:571.23Kで位置の確認、線路左手に結構大きな集落が展開、次駅の跨線橋も見え出す。
13:47 日本橋起点574.6K地点で、左に50M緩く上って、御堂駅に到着、相対式ホー、572.1KP
あり、1日平均乗降客は50人程度らしい。
 たまたま2分後に上り電車が来るので、駅の観察は後日に譲り慌ただしく乗車、時間を知って歩いていたら、こうはノンビリ出来なかっただろう。 

    御堂駅下りホーム

   



     (3) 御堂ー小鳥谷 22.5K 2016年9月26日(月)本曇り午後   

 昨夜は盛岡駅前の全国展開ビジネスホテルに泊る、国体の予行演習参加者で満杯だった土曜とは打って変わり、エレベーターも閑散としていた、ついでだがこのホテル、エレベーターが一基しかなく、事情を知ったビジネスマンなど低層階を希望するらしい。
 御堂方面行は6時42分まで無いから、朝もゆっくり、久し振りにホテルの無料コーヒーにありついた。乗車はクロスシートの100番台車、沼宮内駅で10名程下車、この後も多分二戸までだと思うが、通勤客が結構いました。  

   御堂駅
7:36 御堂駅を出発、なお下車は自分1人だけ、すぐ4号線に入る、東方に横沢川の流れが遡り、5~600M位離れただろうか、新幹線高架が見える、ちょっと行けば三本来峠を抜ける岩手一戸トンネル:25.8K長に入る筈だ。集落は575KP辺りで一時尽きる、谷幅も一頃に比べると狭くなった。
7:52 在来線の573KPが左手に、日本橋起点575.5KPもある、線路の左手は90Mで低い丘、国道右手にまた小集落が現れた。 
8:05 574KPが休耕田の草むらを挟んで左100Mに、道路右手はすぐ低い丘。この辺り、田んぼはまだ収穫前で黄金色、昨日御堂まで歩いた時は、どこも穫入れは済んでいた。
8:12 574.5KPが左80Mに、4号線に577KP。
8:22 トの字路に至る、日本橋起577.75K
辺り、線路に575.2KP、右に6M道が支流沿いに伸び、「北上川源流がこれより1K」と案内があり、菅江真澄が歩いた道でもあり、行ってみることに、なお線路はこの辺りより一段勾配がきつくなり、丘裾から丘腹へと上り出す、4号線がギアを一段上げるのは578KP付近より。 

   御堂駅
    御堂観音;北上川源流  8:35 人家が姿を消して程なく、山崖を背にした御堂観音に到着、「ゆずの泉」がチョロチョロと湧き出しており、これが北上川の源流とある。道の反対側10M下は北上川、河川敷がここだけ少々拡がり、「いわて町川の駅」になっているが、この時間はまだ営業していない。雲が低く垂れ込め、寂しさに輪を掛ける、、、  
8:44 写真を撮り出発、また同じ道を戻り、
8:54 先刻のトの字路のちょっと先で、ちょっぴりショートカットして国道4号線に入る、ちょうど577.9KPあり。 
9:03 日本橋起点578.5KPを過ぎる、この先60Mの第2奥州街道橋で道なりに線路左手に廻る、橋の盛岡方すぐに576KP見える。  
9:11 吉谷地バス停(県北交通)を過ぎる、579KP(国道)あり、この辺り、右5~6M上の山肌を行く線路が左長大カーブを描き、写真を撮る、かつて趣味誌を飾ったこの辺りで撮ったSL重連写真が頭に蘇る。
9:21 日本橋起点579.5KPを過ぎる、右5M上の線路に577KP見える。
9:26 日本橋起点579.8KPを過ぎる、この15M先を上下線がちょっと置いて平行する架道橋を潜る、下り線に577K285Mと記入あり。この辺り人家は全く見ない。  

   奥中山高原駅
9:39 一戸町との境界でもあるサミットに至る、日本橋起点580.8KPあり、自動車跨線橋が上を左右に横切る、線路はこのサミットをトンネルで抜け、帰路トンネル内に578.5KPを、八戸方坑口が578.65K辺りなのを確認する。この先徐々に視界が開けてきて、高原状の広い平野に出る。地場のスーパー「とりごえ」、奥中山オートサービスを過ぎると吉谷地バス停あり、581.06K辺りだ。 
9:51 「奥中山高原駅口」とある逆トの字路を左に、ホーム端に70Mの農場踏切:579.06Kで位置確認をして、
10:01 奥中山高原駅着、改札口直結の上り片面ホームに下りもまた片面ホームで構成、579.4KPあり、ホームは駅前通りよりやや小高い所に位置、山が少々後退、これまで狭谷の間を来たせいかノンビリした高原の雰囲気を感じ、開放感あり、駅前の小スーパーで甘い物を購入。
10:12 出発、線路右手すぐの道を行き、
10:17 中山踏切:579.55Kで位置の確認、奥中山高原温泉、いわて子供の森方面に行く路線バスが踏切を渡った。
 この先右手に道は無く、ちょっと戻って右手やや下の草生した小道に入り、小川を渡り、
10:22 右に平行する国道4号線にまた入る。
10:28 十三本木踏切:579.99Kで位置確認、いわて子供の森公園まで踏切渡り3.5Kとあり。 

    奥中山高原駅

    奥中山高原駅
10:33 IGR奥中山き電区分所が国道左手、線路との間を占める、日本橋起点582.9KPあり。
10:37 三本木峠に至る、583.2KPあり、国道4号線の最高標高地点:485Mと標識あり。
10:40 道なりに線路を跨ぎ左手に、583.4K地点、盛岡方60Mに中山トンネルの坑口が見えるがこれは580.6K辺りとなる。
 この先200M、奥中山防災センターがあり、門柱に「国土交通省」とある、用地は広大で建物も立派、日本橋起点583.6K地点。周囲は住宅が点在するも、総じて樹林帯が占める。線路は一時見えなくなった。 
10:55 線路がまた右手すぐに寄添う、581.75K辺り、この先歩道はペンキで仕切られた40C幅、段差もなく、大型トラックの通行が多く気を遣う。
11:05 582,5KPを過ぎる、チョイ先に稲荷林踏切:582.6Kあり、踏切の先からすぐ小道が山中に分け入っている、4号線の左手もすぐ切立った山だ。
11:18 日本橋起点586.3KP地点、道の左手は20M高の山崖。
11:32 584.5KPを過ぎる、20M八戸方に日本橋起点587.2KPあり。 
11:38 585KPが右手20Mに、国道左はすぐ杉などの植林帯、この先4号線はいったんちょっと左に膨らんだ後、右カーブして線路右手に移る体制を整える。
11:43 588KPを過ぎる、この50M先が跨線橋、線路は585.38K辺りとなる。この先久し振りに2軒だけだが民家が現れる、1M幅の歩道も出現したが一時的、すぐペンキ仕切りの40C幅に戻る。
11:52 徐々に下り、日本橋起点588.5KPを過ぎる。 
11:55 4号線から10M入り、東田子踏切:586.09Kで位置の確認、踏切先は戸数30程の小集落、ちょっと平地が開けたが、前方にはまだ低い山が控える、国道右手は松林の低い丘。

    小繋駅

    小繋駅
12:03 日本橋起点589.4KPを過ぎる、駅までもう200Mくらい。
12:07 小繋駅着、下り島式ホームの外側は架線無し、上りも片面ホーム、駅舎との連絡は跨線橋を利用、587KP立つ。国道から左手の駅に入る入口に589.7KPあり。
12:30 小休止後出発、元気付けに持参の缶ビールを1本ひっかける、誰も来なかった。
12:41 小繋歩道トンネル(202M長)に入る、照明設備あり、この先4号線は大規模補修工事中、歩行者が珍しいせいか、交通整理員が先導してくれた。 
12:48 道なりに跨線橋を渡る、帰路車内より588.1KPを確認、日本橋起点590.9KPあり。
12:57 下平踏切:588.85Kで位置確認、国道左手は低い丘を杉の樹林帯が占める。
13:07 日本橋起点592.4KPを過ぎる、「一戸市笹目子」の標識あり。 

   小繋駅下りホーム
   右上にトンネルの八戸方坑口が見える、、、 13:18 4号線「笹目子トンネル」の坑口前に至る、竣工年次等記載見当たらず、隧道に入らず線路を潜って右手に出ると、平糠川沿いに山を巻く旧道が伸びるが、入口は厳重に柵で仕切られ、クルマの進入は禁止、しかし線路法面補修工事中の作業関係者に聞くと、歩行者なら行けるとのこと、旧道は2車線、例に依り、草の蔓が道の内部に張出しつつある、谷川沿いの道の対岸は山崖、秋の紅葉時など景色は良さそう、、、なお在来線トンネルのモカ方坑口に589.8KPあるのを帰路確認する。 
13:33 線路鉄橋を潜り、しばし4号線を左に見ながら進む、鉄橋上で589.5KP地点だ。
13:38 日本橋起点594.3K地点で4号線に道なりに合流する。
13:43 日本橋起点594.9KPを過ぎる、この辺り国道左手は川、右築堤12M上を線路が行く、法面は草生す。
 この先595.2K辺りより集落に入る、右手を行く線路の盛土高が半分位に減った。
13:58 4号線から駅に通ずる左分岐の逆トの字路があり、案内に従って入る、一見逆方向になるので、標識が無いとまず判らない、、、 
 なお4号線は、小鳥谷の市街地を避け、左手の低い丘裾を行く、旧道からは住宅街が邪魔して見えない。

   小鳥谷駅

14:02 70M長の橋で平糠川を渡る、橋中央部が日本橋起点596.4K地点、右手10Mの鉄橋に590.1KPあり。
14:16 小鳥谷駐在所が旧道左手に、更に静まりかえった宿駅の雰囲気も色濃く残る集落を進み、597.5K地点を右に入るとすぐ、
14:17 小鳥谷駅着、下りホームは改札口直結、上りは島式ホーム、594.7KPあり。        

 
  
 盛岡駅南口近くのビジネスホテルにチェックイン、汗を流してから街に出、全国チェーンの居酒屋店に入る、店の雰囲気は良く、混んで来なかったらもう1杯飲んだと思うが、90分でお会計にして宿に戻り、女房に安全確認の電話をすると、家では野暮用が発生していた!同居中の97歳の母がらみの案件だが、自分が対応した方が良さそうで、明日早々に帰宅することにして、電話を切った。明日は小鳥谷駅から歩き、うまくいけば銀河鉄道の完歩を達成することも期待していたので、残念! 




      自宅から二戸駅に移動  2016年9月30日(金)  

 一昨昨日、自分が呼び戻されることになった野暮用は、自分が電話をするだけですぐ終了、後はまたいつもの「サンデー毎日」状態に戻りおとなしくしていた、しかし昨日急に、当初は全く頭に無かった、「北海道&東日本パス」の最終有効日の本日、「また現地に戻り、いわて銀河鉄道線沿いの歩き潰しをしたい」、という考えが浮かび、慌ただしく出かけることに、、、
 そしてまたまたボケ老人的失態をやらかしました。早朝真っ暗の中、家人を起こさないよう、灯りを付けずに靴を履いたのはいいが、間違えて薄底のウォーキングシューズを履いて出発、始発電車の中でそれに気付きましたが、もう後の祭りでした、、、



             二戸シティーホテル  223号室(SB)  ¥5,700(室料)     

   斗米駅からの方が近い、電波塔の下がホテル 場所:二戸駅からちょうど2.5K、馬淵川の左岸、市役所近くの国道4号線沿いに位置、駅前からそのまま川岸に出て川を渡ってもいいし、県の総合庁舎を過ぎてから渡っても時間はほぼ同じ、徒歩約40分。
施設:宿泊主体の家族経営のビジネスホテル、建築が古く、自分の泊る全国チェーン店などより、浴室、トイレなどは一段狭い。
その他:地下1階に2.5X5Mの浴槽と水風呂のみの浴室があり、金田一温泉「黎明の湯」からの運び湯とのこと、無色、無味、無匂、ツルツル感無しの単純温泉だが、温泉のことは感触で判った。 
 



   

  (4) 小鳥谷ー金田一温泉 18.6K 2016年10月1日(土)快晴午後晴   

5:26 ホテルを出発、まだ薄暗くホテルの写真は撮れず、馬淵川左岸を旧4号線で進み、
5:55 川原橋で馬淵川を渡り、
6:00 二戸駅着、この駅の出改札口も新幹線と同一レベルに位置、階段を42段も上って辿り着く。電車は6時35分発、今日はこの駅から帰京する予定で、コインロッカーに不要な荷物を預ける。
 なお、ホームは上り片面、下り島式ホーム、605.7KPあり、③の盛岡方面ホームの東側に新幹線ホームjが隣接する。 
6:55 小鳥谷駅を出発、八戸に向い線路左手すぐの道を行く、左手に住宅街が続く。
7:03 姉帯踏切:595.23Kで位置の確認、このチョイ手前左手に小鳥谷中学校が建つ、この先すぐ面岸川が流れ鉄橋は80M長、595.3KPあり、道は行止まりで、左に折れ170M先の旧4号線に向う。
7:12 これまで線路に平行してきた平糠川を併合したばかりの馬淵川を100M長の橋で渡る、日本橋起点598.4KPあり、なお市街地を迂回した4号線バイパスも、この橋の袂で旧道を吸収している。 
    小鳥谷駅

   小鳥谷駅上りホーム
7:15 道なりに4号線が架道橋で線路右手に抜ける、595.68K、22M長とある。
7:20 日本橋起点599KPを過ぎる、国道左下すぐを馬淵川が流れ、左岸すぐの山崖は50M高、この辺り線路はよく見えないが、595.7K辺りで馬淵川を渡り、596.1K~700M長のトンネルになるのを、先刻車内より確認済み。
7:33 小姓堂橋で馬淵川を渡り県道274号線に入る、線路は左手に近い。 
7:42 女鹿口バス停、支流の合流点で、支流を渡る鉄橋に597.3KPを確認、この先小道が分岐、支流沿いに谷中に突っ込むが、同名の集落があるようだ。
   一戸駅上りホーム側  7:49 消防署の角を左折、砂利道を踏みすぐの線路端に、消防署の裏手、線路に沿う4M砂利道を行くと程なく舗装道となる、キロ程は確認できず、天気最高、気分も爽やか、気温もまだ上らない。
7:55 関屋踏切:598.33Kで位置確認、踏切先に7~8軒の民家が見える、踏切脇に同名の小振りの公民館が建つ、
8:01 大田踏切:598.67Kでも位置確認、駅に近いこちらの方が住宅数は多い、この先道は行止り、すぐ近くの4号線に戻る。 
8:06 踏切名記載の無い歩行者・自転車専用小踏切:598.92Kで位置確認、もう駅構内に入っており、599KPの先で左カーブしてホームに進入する段取りだ。
8:14 一戸駅着、島式ホーム1本,599.3KP
あり、駅舎の東側は4号線に面す、平屋建駅舎は最近、国道に面する部分がコンビニに貸し出された。  
8:39 出発、メモ帳がどうしても出てこず、それを見付けるのに7~8分要した。
     一戸駅

   駅舎の国道側は改装されてミニコンビニに
8:46 線路右手すぐの3M道を行き、新天王踏切:599.83Kで左手に移る、600KPの写真を撮りたかったが天気最高、全くの逆光で撮れず。
 しばらく線路左手すぐの3M道を行くが、地図帳ではこの先道が西にカーブ、線路から遠ざかる様なので、600.25K地点で同じ道を引返し、
8:54 600KP脇の架道橋で線路右手すぐの6M道に入る、程なく過ぎた保育園ではたまたま運動会の開催中、この先600.6KPのチョイ先、「戸田久本社」とある事業所前に至り、その先にも草生した6M道が伸びるが、右手に近い馬淵川を渡る橋は無さそうで、引返すことに。 
9:11 先刻の架道橋脇に至る。この先ちょっと行って馬淵川を渡り、更に90M程先に見える、
9:15 4号線の旧道:県道274号線に入る。
9:20 下町バス停を過ぎる、この辺り昔の街道の面影を残す民家が数軒並び、写真に収める。
9:26 県立一戸高校が右手に、蒔前バス停(県北交通)が正門前に、敷地は広く、右手200Mに平行する国道4号線まで続く。線路は馬淵川対岸200Mの山裾を行き、架線柱がちょっと見える。 
 9:30 街道右手に「末の松山浪打峠(浪打峠交叉層)」と小岩に彫った記念碑があるが、意味がはっきりしない、恐らく大地震の際出来た大断層だろう。
    この先線路はトンネルで前方の山を抜ける 9:35 県道とバイパスが合流、ちょうど日本橋起点604,8KPあり、合流すると国道はすぐ左急カーブ。この先605KPを過ぎると、沿道にずっと絶えなかった住宅が急激に数を減らす。
9:47 60M上を高速自動車道が跨ぐ、日本橋起点605.7K地点、たまたま架線柱がチョイ見え、よく見ると線路が国道左下を平行しているではないか、、、200M余戻り、左に少々荒れた道(多分旧道)に入って下り、
9:54 道なりに浪打踏切:601.8Kを渡る、この先6M道と線路は並んで平行することになる、なお盛岡方に70M長の鉄橋が見え、線路も馬淵川の右岸に移った、601.73K辺りだ。 
道路と線路の左下を流れる馬淵川は両岸に岩壁が連なり、流れは淵の連続で水を湛えて淀み、車内から見てもしばしなかなかの景観を呈す。
10:03 N運輸営業所があり、右岸を整地した駐車場に大型トラックがこっちに3台、あちらにも1台、左岸にも小駐車場がある、折角の景観風致地区の雰囲気もこれではぶち壊し、粗末なプレハブ営業所から運転手の怖い目が覗き、早々に立ち去る。
10:10 603KPを過ぎる。
10:16 川原田踏切:603.22Kで位置の確認、この先すぐ603.3K辺りがトンネル(1057M長)の坑口で、線路は前に立ち塞がる山を二戸方面に抜ける。 
 

   
10:21 道路に隧道は無く山裾を巻くが、その前に4号線に旧道が合流する、日本橋起点607.4KPが30M程先に。
10:29 「浄法寺」入口逆トの字路信号、安代方面への入口で、江戸末期の旅行家:菅江真澄はこの街道を通って一戸に入り、胆沢郡方面を目指した。ちょうど日本橋起点608K地点。
10:41 二戸市に入る旨の標識あり、ここからまた県道274号線と称する旧道が分岐する。
10:52 小休止後274号線を出発、道なりに新幹線鉄橋下を過ぎる、561.06Kと脚に記載あり、続いて在来線鉄橋も潜るが、朝方車内より鉄橋に604.6KPを確認済み。 
10:57 荒瀬橋(80M長)で馬淵川右岸に、手前に「二戸駅まで3.2K」とあったが、もっと近付いている積りだったので少々気落ちする。近くに荒瀬橋バス停(JRバス東北)あり、安代町方面と結ぶバス路線だ。
11:10 二戸教育会館(3F会)が旧道右手に、岩手県教組二戸支部の表札も見えた。100Mに石切所バス停あり。この先程なく駅に通ずる逆トの字路に入り、馬淵川を渡り返し、 

    二戸駅
     二戸駅 11:19 二戸駅に到着、既に4時間余り歩いているが、まだ営業キロで10Kちょっとしか来ていない、駅ビルの壁を背にベンチがあり、そこでサンドイッチの昼食、結構疲れを感じ、景気付けに糖質カットの発泡酒も1本、
11:51 出発、昨夕ホテルへと急いだ、盛岡に向い線路右手に近い道を行くが、真っ暗だったので新たに歩くのも同様。 
12:07 右手に県二戸地区合同庁舎を見る、6階+2階建塔屋の大きな建物、このちょっと先左手には総合スポーツセンター、右手に二戸市シビックセンターもあり、ちょっとした官庁街といったところ。
 昨夕はこのちょっと先で右折、二戸大橋で馬淵川を渡ったが、今日は左の線路方へ向う。
12:17 中曽根T字路を右に、線路左60M、馬淵川左岸の山崖下を行く。
12:22 線路近くを掠める様に流れる馬淵川の上に張出した白金橋(200M長)を行く、日本橋起点612~612.2K地点で、線路は607.3KPが橋の中心部に対応。
12:27 Y字路に至り、4号線旧道から別れ左の住宅街を行く3M道に入る、線路は左手に近い。 
   近代的駅舎に対し、二戸駅前風景はレトロ 

    斗米駅下りホーム
12:40 斗米駅着、ホームは相対式、608.6KPあり、元々信号場だった細長い用地に、相対式ホームを無理に嵌め込み、駅舎は無い、トイレもちょっと離れた所に設置、1968年10月の複線化に際し新駅を開業した、なお新幹線もこの辺りは下りホームの隣、地平レベルを行く。昨夜泊ったビジネスホテルはこの駅からの方が近く、二戸庁舎にあった電波塔がよく見える。
12:46 出発、右50Mの国道4号線に入る、入った地点に613.4KPあり。 
12:56 日本橋起点613.9KPを過ぎる、この辺りで前に迫った低い山に真っ直ぐ突っ込む新幹線と、右カーブして山を巻く在来線が分れる、4号線は線路右手すぐを平行、なお在来線が右カーブを開始するのは609KP辺りから。
13:01 614.4KPを過ぎる、この50M先の長瀬踏切:609.72Kで位置の確認。
13:08 十文字橋を渡る、614.8~614.9Kが対応。 
13:12 小川を鉄橋で渡ってすぐの第2長瀬踏切:610.26Kでも位置の確認、 
13:25 上金田一踏切:611.25Kで線路左手に移る、なおこのちょっと手前「みちのくクボタ」の角、金田一信号で4号線から左に入った。

    斗米駅上りホーム側

    金田一温泉駅
13:41 住宅街を右にちょっと入り九戸踏切:612.28Kで位置の確認、左に入れば金田一中学校が有ると案内有るも校舎は見えない。この先612.5KPの右手に変電所あり。
13:45 馬場通踏切:612.57Kでも位置確認、金田一はなかなか大きな集落だ。
13:50 下金田一踏切:612.84Kで線路右手に、もう駅の跨線橋まで300Mない。
13:57 金田一温泉駅に到着、上りホームは改札口直結、下りは島式ホーム、駅の西側、下りホームまですぐ山が迫る。 
 もう一駅頑張れば、いわて銀河鉄道も目出度く全線完歩達成ですが、この際金田一温泉にも立寄りたく、しばし決めあぐねた後、一風呂浴びてから帰京することにしました。       金田一温泉駅

        


           金田一温泉センター「ゆうゆうゆーらく」 14:35~15:30在  ¥600 


場所:駅前すぐを平行する国道4号線を右に約500M、「W」の大看板がある温泉入口を左(東)に、広い稲田の中の1本道だから迷うことは無い、道なりに右カーブすると馬淵川を渡り、すぐ先に温泉旅館が現れる、駅から25分で一番橋寄りの温泉センターに到着。
建物:平屋建、吹抜けの広々とした浴場に、源泉風呂、寝湯、泡風呂など4つの浴槽が並び、各々が他施設の主浴槽程の大きさ、他にサウナと水風呂あり、洗い場は3連X5。
お湯:無色透明、無味無匂、ツルツル感ある単純温泉。
その他:「W」の意味は、「ゆうゆう」をもじったのだろうと入浴中急に閃いたが、ちょっと捻りすぎじゃない?