鹿 島 臨 海 鉄 道

   (1) 水戸ーー東水戸 3.8K 1999年12月31日(金) 曇り

 この区間は常磐線を赤塚から東海まで歩いた際、併せて歩いた。
 常磐線を水戸から次の勝田まで歩く場合、駅からちょうど3K先を那珂川が横断、鉄橋から800Mほど下流の勝田橋まで道路橋は無く、吉田交差点を経て橋を目指す。
 同交差点は、常磐線と約2Kに亙り完全平行した後、東南方向に針路を変え、一直線に東水戸駅を経て大洗を目指す鹿島臨海鉄道の高架線にも近く、東水戸駅まで600Mほどで行ける。
 そういう訳で、標記区間は一緒に歩いた方が効率的である。(参考;10:49 水戸駅北口を出発、 11:50 東水戸駅着)


     (2) 東水戸ーー常澄 4.5K 2000年4月8日(土) 晴

 2回目の首記区間は、水戸線を下館から羽黒まで歩き、同線の歩き潰しを完了した際、歩き足らずについでに訪問した。前回東水戸まで歩いた時、その先高架線が広田の中を一直線に貫き大洗方面に進むのを見ており、比較的取組みやすいと思ったこともあった。
  鹿島臨海鉄道:常澄駅 15:40 東水戸駅を出発、高架線路下、進行左の保線用(?)道路を行く、この道はやがて舗装が無くなる。
16:05 前方に林が張出し、高架沿いの道が行止るようなので、道があるうちにと左に折れ、民家伝いの道を進む。
16:17 東水戸高速道をくぐる、左1K先に那珂川を渡る斜張橋の塔の先っぽが見える。
その先真新しい県立水戸産業技術専門学院、同高等養護学校を見て、最後の250Mほど高架線路脇を歩き、
16:34 常澄駅着、

    (3) 鹿島神宮ーー荒野台 6.1K 2002年3月23日(土) 本曇り時々雨   

 鹿島臨海鉄道3回目の訪問は、JR鹿島線を全線歩き潰したついでの様に見えるかも。しかし歩いていると、電車とディーゼルカー、架線のある無しは、高架区間が多く線路の様子がよく判らないこともあって気にならず、自分としては同一路線をを通しで歩いた感覚だった。
 なお、鹿島神宮から鹿島サッカースタジアム間の3.2Kは、JRが電化路線を保有、鹿島臨海鉄道が施設を借りて運行するいわゆる第2種鉄道事業者の形態を取るが、その他詳細は省略する。 
14:40頃 鹿島神宮駅を出発、一段高く鹿島神宮の杜裾を進む線路進行左下の道を行く。
程なく清真学園のグランドにぶつかり、その敷地沿いに線路から離れる道路を見て、急に思い立って神宮の杜の反体側を行く筈の国道51号に出ることにした、直線距離で600Mばかりあるところ、森閑とした杜に入ると直ちに方向感が掴めなくなり、一度本殿を目指して戻り、
15:10 青シートを被って改装工事中の本殿前に出る、小雨が降って薄暗い本殿の周囲には人影が無い。しかし案内図があり、150Mで51号線に出られることが判った。
15:13 国道に出る、しかし広い歩道に安堵したのも束の間、すぐに道路新設、拡幅工事現場が全面的に展開することになる、ワールドサッカーを控えての突貫工事で、規模、搬入機器の数、投入労務者の数、どれを取っても超がつく大規模工事で、ピリピリした緊張感も伝わり、自分がかつて経験したことが無い情景だ。
工事用ローラー、起重機の発動機の音、労務者の怒鳴り声、折しも強くなった風雨、こうなると場違いの一人ぽっちの歩行者は弱い、正常な感覚を維持することができず、結構濡れてやけっぱちの気持ち、線路観察などどうでもよくなった。

 鹿島臨海鉄道:鹿島サッカースタジアム
15:46 鹿島サッカースタジアム駅着、この駅もクレーンを使用して大型跨線橋を新設するなど、大規模工事中、今日はサッカー試合は無く旅客営業は休み、駅前まで入れず。なお帰路車中から見ると、
15.4K 清真学園のプールが見える。
15.8、16.2K辺り、各々長さ200M、80Mのトンネルあり。 
貨物側線は長いが、駅構内も17.3〜17.9Kと広い。
鹿島貨物線は神宮方に戻るような形で0.4〜0.8Kまで海側に完全平行する。
次の荒野台駅まで営業キロで2.9K、この駅で待っていてもサッカーの無い今日は全列車通過だし、バス便は無いし、行くっきゃ無いんです、、、
 線路右手、工事中の赤土が剥き出しになった、濡れて滑りやすい道路予定地を行く、道の両側は広大な畑が展開、左手、畑の先に林が見えるが、多分その林に沿って線路が真っ直ぐ伸びているのだろう(帰路車内から確認済み)。
 もうかれこれ営業キロで20K近く歩いた筈だが、先刻、突貫工事現場を見て興奮しており雨も何のその、足は滑らかにドンドン進む。行き交う人は全く見かけず、クルマも右約1Kに平行する51号線を行くから殆ど見かけない。
 線路方向、300M左に近代的な勤労者住宅が見え出したので、住宅街へと方向転換、あとは線路近くの道に入るとさらに住宅が多くなり、
16:44 荒野台駅着、壮大なサッカースタジアムが遠望される、 片面ホームの無人駅、海側はすぐ林だが、これは防風林かな?駅前には勤労者住宅も結構多い。

16:42発が出て行ったばかり、今日は天気といい何とタイミングが悪いのだろうと思ったが、鹿島神宮での接続は同じになることが分ると諦めがついた。
青春きっぷがあれば、次駅まで買えばいい、今日は試合が無く通過だが関係無いようだ。
   鹿島臨海鉄道:荒野台駅 



    (4) 常澄ーー徳宿 18.4K  2002年3月30日(土) 晴

 先週の土曜、鹿島線の全線、さらに余勢を駆って鹿島臨海鉄道の荒野台駅まで歩いた。今日はその続きをする積りだったが、JR東日本の某労組が、賃金改定ストを打つとの報道がある。
 この組合は少数派ながらやる気満々、実行力のあることでは定評があり、そんな時、当局も鹿島線とか久留里線は早々運転中止にして混乱の拡大を防ぐ、それで本日はこちらも混乱を避け、水戸廻りで常澄駅から始めようと思う。 
 8:58 常澄駅を出発、広い駅前ロータリーに送りのクルマが次々とやって来て、卒業式を終えたばかりの初々しい女子高生などが降り立つ、感じからして(確かでないが) 、那珂川の対岸から来るのかも、、、勝田廻りより相当時間短縮が達成される筈だ。
 さて、水戸の先で常磐線と分れ、直線高架橋で広大な田園地帯を突っ切って来た臨海鉄道だが、常澄駅を出て500M、初めて西南西に約90度の方向転換、右長大カーブで大洗市街に入る。
 道は(常澄駅から)高架右下を300M、国道で西に少しずれ、さらに広田の直線道を800M,



 9:16 カーブ途中の高架線をくぐる、左50Mに平行道路があり、あとは高架線路と絡みながら進む。
 9:37 県道2号線にぶつかり左折、すぐ涸沼川を渡る、川幅100M、この川も那珂川と同様河原は全くない、最初に高架線をくぐってから約1.5K進んだ、涸沼川を渡れば大洗町に入る。
 9:42 高架線を海側に抜ける、高架橋は先刻の右大カーブの後すぐ直線に戻り、涸沼川も斜めに突っ切る。
 9:50 市街地の西外れに位置する大洗駅に到着、小高い盛土上に片面と島式ホームが各1本、2階に本社が収まるコンクリ造りの駅舎からは地下道で連絡する。当駅折返し列車が多く、留置線も数本、駅員2名、待合室、売店もあり、駅弁も販売中でタコ弁当を購入。
 ホーム500M先の低い丘にトンネルが口を開けているのが見える(帰路、長さ約1,300Mと確認)
10:00 大洗駅出発、線路方向に道がある、なお駅から海岸まで300Mくらい。
 大貫小学校、浅間神社の杜と過ぎ、台地上に出る、この辺りの下をトンネルが行く筈だ、住宅は意外と多く、その切れ間から大海原が見える。 
10:17 日本原子力研究所の大貫寮が2棟、広い敷地内に建つのが目立つ。なおこの先1K余、今度は同所の家族寮があり、これも2棟、20室ほど、矢張り規模が大きかった。
10:27 右手から近付いた国道51号線を跨ぎ山側に出る、海側に大洗海岸病院が建つ、台地の端を行くので、振り返ると1K先に大洗港周辺の眺めが良い。
 この辺り51号線は道幅も広く歩道も立派、過日潮来付近で歩いた同じ国道とはとても思えない。

 展望所よりマリンタワー方面を望む
10:37〜10:50 南中学校脇の展望所で一休み、天気最高、誰もいない、海浜に日帰り温泉「潮騒の湯」が建つ。
11:03 夏海十文字交差点を過ぎる、ここで右折すれば、トンネルを抜け内陸部を走る線路に早く出会い、次駅にもちょっと早く着けたのだが、、、
11:28 矢場バス停を過ぎ、程なく日本原子力研究所前に出る。2M塀が視界を遮り、土手や樹林もあり、内部の様子は全く窺い知れない。地図帳では、51号線沿いに南約2K、西に2.5Kほどの広い敷地を占める。先刻、やや場違いに大きな、同所の従業員寮などがあった理由が理解できた。  
 山側西方向に研究所の塀沿いに進む、道の右手は杉林など、当然人家も人影も無く、ハイキング気分と行きたいところだが、不気味に静まり返る塀の内部がちょっぴり気になる、案内図によると、線路脇を占める町の総合運動場まで1.4Kとあった。
11:58 総合運動場に到着、グランドと大体育館があるが人影はまばら、昼飯とする。
大洗駅:タコ弁当(¥680) 厚切りのタコが5切、炊込みご飯は2つに仕切られ、錦糸玉子とタコの細切りが載っている、マーマーのお弁当、なお大洗駅の掛け紙は初めての採集。
12:27 総合運動場を出発、すぐ掘割を行く線路脇に出る、跨線橋があり16.7K地点、跨線橋を中心に2つの小トンネルが見える、クルマの通行は少なく、鉄道は最大2両、電化となれば掘下げの必要があろう、素人目には中途半端な立体交差化に見えるが、、、 
12:45 県道16号線を行き旭村に入る、もう駅まで100Mくらい。
12:47 47階段を上り涸沼駅着、ホーム片面、18KPあり、駅舎1階にある観光センターは閉っていた、駅前広場あり。左手の低い丘まで80M、右手は100Mで静かな集落、その先に涸沼が展開。
12:54 涸沼駅出発、さらに県道16号、及びその旧道を進む。右手70Mで低い丘、左手300Mを高架線路が行き、その先はやはり丘陵、丘を背にした集落が見える。 
 
  鹿島臨海鉄道:涸沼駅

  

13:21 田崎郵便局を過ぎる、その裏手を高架線が行く、この先道の両側の丘が狭まり、人家は姿を消し、寂しい所に入る。やがて道なりに高架橋の左手に抜ける。
13:46 次の集落に入り、旭農協前を過ぎる、線路は右手100Mを行く、この先が村の中心部の様で、一部区間だが立派な門構えの大農家も続いた。
13:57 造谷三叉路に出て右折、旭駅まで1.5Kと案内あり、畑中の道を歩いて、

 鹿島臨海鉄道:鹿島旭駅
14:10 鹿島旭駅着、交換可能の無人島式ホーム駅、鹿島神宮方構内に23KPが立つ、ホーム右手はすぐ防風(?)林、結構広い駅前広場では高校生がローラースケートで遊ぶが、他に人の姿は無い、駅間広場の先は村の特産品のメロン栽培用ビニールハウスが展開。 

14:25 小休止の後出発、線路近くの分離帯の無い街道らしき道を行く、広い畑中を貫く道は見渡す限りの直線で、荒野台駅付近でも見たが、この地域特有のものだ。

15:08 Y字路に至り右の道に入る、傍らに消防団の東野分団機庫がある、ここまで広い畑がずっと続いた。
15:20 案内に従い右折、徳宿駅に到着。片面ホームは掘割下に位置、35段の階段で連絡、そのせいか列車走行音は上って来ず、15:19発のディーゼルカーが出て行くのもタイフォン音を聞いて初めて知った。
 これで隣の新鉾田駅から鹿島鉄道の鉾田駅に出て、日帰り温泉に寄るコースは難しくなり、代りに大洗駅に向うことにした。 
 鹿島臨海鉄道:徳宿駅

    大洗町営日帰り温泉:ゆっくら健康館  16:30〜17:30在、¥1,000
場所は大洗サンビーチの近く、大洗駅から徒歩15分、マリンタワーを目指して歩けば分り易い、自分は駅前から往路、循環バスに乗ってしまい、那珂川河口に近い水族館まで行った後、延々30分、終点の温泉に到着するというへまをやらかした、この循環バス、逆回りコースは無いようで、歩く際は注意が必要。
建物は天井にまでガラスを多用し、海が見えるのは勿論、この種建物として屋内は明るい、温水プールが1階、温泉は2階にあり、食堂施設にも力を入れ、若い家族連れも安直に楽しめる雰囲気。
風呂はジャクジー付きの主浴槽と薬湯、他にサウナ、水風呂があり、露天風呂、打たせ湯などは無い。
お湯は無色、無味、無臭のごく平凡なもの、源泉は2つあるようで、湧出量は200+250L/分、ナトリウム−塩化物・炭酸水素塩温泉、この場所でお湯の質に拘っても無理な話で、マーいいんじゃないかと思います、、、正直、温泉ファンの自分としても、終日歩いた後など、正統派の源泉より、ジャクジー、サウナ、水風呂が備わった平凡な循環・加水温泉の方が、 ずっと有難いことがあります。 



          (5) 荒野台ーー大洋 11.1K  2002年8月1日(木) 快晴

 今日は暑くなるらしい、こんな日は自宅に近い某学園の、夏場だけ解放される50Mプールでノンビリするに限るが、水球大会があり解放は中止、仕方が無いので、鹿島臨海鉄道、大洋駅最寄りの日帰り温泉を訪問、併設プールで泳ぐことにした、その前に荒野台駅から10Kほど、軽く歩き潰しをすれば、準備体操にもなろう。
8:58 荒野台駅を出発、ホーム先の跨線橋で進行左手に移る、橋の水戸方先に50KPが見える。すぐ県道242号線に入る、分離帯はペンキ書き、駅近くは農家より一般住宅の方が多い、また畑が多い田舎(失礼!)にしては、やけに不動産屋さんの店舗が目に付く、線路は右手100Mに平行する筈だが、全く見えない。
9:24 そろそろ駅だろうと、たまたまあった跨線橋に上ってみたが、駅はまだ300Mほど先、48.7K地点だった、ここからは線路右手を行って、  

 長者ケ浜潮騒はまなす公園前駅
9:31 長者ケ浜潮騒はまなす公園前駅
片面ホームの無人駅、なお「長者ケ浜」は地元に伝わる長者伝説に基づく創作で、実在しないとのこと。
さらにこの駅より一部砂利道になった小道を進む、沿道は主にサツマイモ畑、次はジャガイモの様で、種芋が畑の隅に小山状に積上げられていた。
建設用土砂の採取場があったが、帰路46.8K地点と確認。
この道何度か折れたが次駅まで続き、 
10:08 鹿島大野駅着、山側に建つ一見洒落たトンガリ屋根の駅舎は、失礼ながらかなりの安普請とみた、駅前広場に面し駅舎に合せた小奇麗な喫茶店もあったけれど、、、駅の周囲は主に畑で、最近建築された住宅が少々。 
10:30 小休止後出発、線路とその左手を平行する242号線に挟まれた旧道を行った、駅から集落が続き、沿道に旧い農家が尽きない。
10:58 共栄という農業集落を過ぎ、程なく県道242号線に合流。 
  鹿島臨海鉄道:鹿島大野駅
 
  鹿島臨海鉄道:鹿島灘駅
11:07 鹿島灘駅着、片面ホームの無人駅、43.2KPあり、海側は藪や畑、左手にビニールハウスの畑があって、70Mで県道、この辺りの畑は薄茶色、海が近く砂混りの細かい土で、カンカン照りのなか、かなり乾燥して熱い。
ちょうど鹿島神宮行がキハ6012を頭に出て行った、先刻荒野台まで乗車したのが、水戸から折返して来たのだ。 
11:21 さらに242号線を進み大洋村に入る、線路は畑を挟み右手100Mに平行。
畑と住宅の混在する地区を行き、何度もお世話になっている国道51号線を横断、海岸に。
11:50 「さんて大洋」に到着。



    たいよう温泉:とっぷ・さんて大洋 12:00〜12:40 温水プール 12:45〜14:07 温泉
       \1,600(プール代込み)                14:15〜14:40 食堂で生ビール

場所は鹿島灘駅から徒歩40分、大洋駅からだと1時間近く要する、道は判り易い。海岸から一段小高い松林の中にある。
建物は外側に円形の回廊を配しアクセントとしているが、公営日帰り温泉としてはよくあるタイプ。
風呂場は源泉と白湯の2つ、他に泡風呂、サウナ、水風呂があり、松林越しに、太平洋の大波が打ち寄せるのを見ながら入浴できる露天風呂は源泉のみだった。洗い場は11と少ない方だ。
お湯は泡の多い黒湯、かなり本格的で10C沈んだ物は見えない、ちょっと塩辛く、肌にベト付き、少々石油臭がする、湧出量63L/分、27.4℃の源泉を加熱、PH7.5、ナトリウムー塩化物温泉、自分は黒湯と水風呂を何度か往復して長湯を楽しみ満足したが、黒湯に慣れない人の点数は厳しいかも、、、
  とっぷ・さんて大洋
25M温水プールは4コース、今日はすいていた、家族連れなどは当然浜の方に行っているのだろう。
更衣室は温泉と共通。
今日は次の大洋駅で切上げる積りなので、時間はたっぷり、長湯をした後、今度は研修室と称するカラオケ付き大広間に行くが、ゴロ寝する人で満杯、その先の食堂に行って生ビールを注文、そこでも長居をした。
14:48 さんて大洋を出発
14:55 国道51号線を渡る、角に村の第15消防分団が建つ、あとは畑中の小道を線路方向に、
ジャガイモの植付で作業する女性は、手足まで全身をスッポリ覆っている、このカンカン照りのなか本当に頭が下る、この辺りも立派な構えの農家が多かった。
15:08 跨線橋で線路進行左手に、41.75K辺りとなる。
15:16 大洋村第14消防分団前を過ぎる、近くのペンションに25Mプールがあったのには驚いた、この後また242号線に入る。
15:37 左手に樹林帯を見ながら進み、くぬぎスポーツ公園に至る、周囲をゴルフ場で囲まれ、多分この小公園もゴルフ場の寄付だろう、樹林帯の向うが想像もしなかったがゴルフ場だったのだ。
15:45 同公園を出発 

  鹿島臨海鉄道:大洋駅
16:00 左に行けば500Mで村役場に至る交差点を右折、程なく大洋駅に到着。
島式ホームの無人駅、39KPあり、駅前には不動産屋さんの小店舗が1軒あるのみ、駅前広場もあるが、感じとしては畑中の小駅。

帰りは鹿島神宮で1時間、佐原でも30分近く接続時間があり、、帰宅は21時を過ぎ、往路と同じ経路だが1時間近く余計に要した。時間距離としては岡山から帰京するのと同じだ。 



     (6:完) 大洋ーー徳宿 12.3K  2002年8月16日(金) 曇り風冷んやり
                鹿島鉄道:新鉾田ーー坂戸 1.9K 

 今日の最高気温は軒並み30℃を割るようで、それならと出掛ける気になった、千葉発6時46分、佐原で鹿島線に乗り継ぐスジはこれで3回目、それにしても鉄道の正確な運転状況には今更ながら感服する。津田沼駅では183系特急電車の上り回送を必ず見かけ、そのかなりくたびれた様子を我が身に照らし合わせ、「そろそろ引退させてあげるか、全面リハビリを考えて、、、」なんて思った。
9:12 大洋駅を出発、この駅で下車したのは他に同年輩の男性が1人、前回もお世話になった県道242号線を行くが、駅の先から道は狭まり、歩道も時々消える。なお鹿島灘沿いに北上してきた線路は、駅を出ると北浦方向にしばし西進、それは道路も同じだ。
9:30 第16消防分団の機庫、続いて我妻原第一公民館を過ぎる。
9:38 道なりに掘割下8Mを行く線路端に出る、このまま線路進行右手を行っても次駅に出るが、左手の道の方が好ましく見え、ちょっと戻りこれも街道然とした小道に入る。
9:44 大洋運送前に出る、たいよう温泉の送迎バスも運行するトラック会社で、お盆休みの本日、駐車場はトラックで溢れかえっていた。この辺り沿道は広い畑、それに養豚場が目立つ。 

  鹿島臨海鉄道:北浦湖畔駅
10:10 台地から下の田園地帯に下りて北浦湖畔駅着、ホーム片面の無人駅、34.9KPあり。鹿島神宮方から来ると、台地の掘割から突然、下の田園地帯に高架橋で躍り出て駅に進入する感じだ、北浦は進行左手、青田の向う250Mに展開する。
10:15 出発、道なりに高架右手に移った街道然とした道を行く、なお駅を出ると線路はまた北に進路を戻す。
10:33 二重作川という小川を渡り鉾田町に入る、34KPを3M築堤上に見たばかりだから、水戸起点33.8K辺りだと思う。 
10:42 東安塚バス停を過ぎる、この先県道18号線は幅が拡がり、高架線路に絡むように進む。途中安塚、烟田(かまたという集落を過ぎるが、前者はどっしりした大農家が多く、余裕を感じた。この辺り北浦は埋立てられたのだろう、姿を消し、代りに大田園地帯が展開した。
11:10 18号線が高架線の左手に移る、右台地上に細道が伸び行ってみると、新鉾田駅が200M先に見えるではないか、しかし台地を下って直行する道は見当たらず、また18号線に戻った。
11:31 泣く泣く遠回りして新鉾田駅着、改札口が地平部分にあり、駅員も1名、直営売店もあった、駅間広場もあるが、駅は街外れに位置し、人影は殆ど無い、水戸起点31K。
11:40 出発、高架ホームからすぐ台地の切通しに入り、その右上に小道が伸びる、せみ時雨がうるさいくらい。
11:55 鉾田地方合同庁舎を過ぎ、前を横切る広幅の道路に地のスーパーが建つ、傍らの跨線橋に出ると30KPが見えた。
正午のチャイムは線路を渡った29.8K地点で聞いた。  

  鹿島臨海鉄道:新鉾田駅 
 クネクネ折れ曲がる小道に入り、高架線を右150Mに見ながら進む、左手の台地は1K先まで無く、その間は鉾田川が造る肥沃な小平野で、見渡す限りの青田だ。
12:12 三階城址入口、杉の大木が茂る林がそこだけ残る、高架線は右100M、帰路車内から29.1K地点と確認する。
 この先「農道徳宿」という丘中を行く舗装道に入り、道なりに跨線橋を渡ったら28.3KPが見えた。
12:36 過日徳宿駅まで逆方向に歩いた県道114号に入り農道は終了、やがて安房集落に入る、ここも屋敷林を擁した門構えの立派な農家が多い、「安房」は先刻過ぎた三階城主の苗字だが関係 あるのかな?
この後27.5K地点の、線路が高架橋で一跨ぎする250M幅の小谷を下って上るのに少し手こずり、
13:08 見覚えのある徳宿駅に到着、鹿島臨海鉄道の全線歩き潰しを完了した。
 これから鉾田の日帰り温泉に寄った後、鹿島鉄道の初乗りをして常磐線の石岡駅経由帰宅する積りで、まずは新鉾田駅に戻る。
 鹿島鉄道の鉾田駅まで、新鉾田駅から町の中心街と鉾田川を挟み1.5Kほど、途中、徳川慶喜が泊った宿が、結婚式場併設の4階建てホテルになって残っていた。





  鹿島鉄道:鉾田駅
13:58 木造平屋の鹿島鉄道鉾田駅に到着、この駅もまた街外れに位置する。老駅員の緩慢な立振舞い、古ぼけたベンチで列車待ちのおばあさん、隣接する立ち食いそば屋のくたびれた佇まい、全てが昭和40年代の戻った感じと言っても過言ではない。人影が少ないのは新鉾田駅の比では無く、ちょっと心配になる、かけそばを注文したら240円、気の毒になってしまう。
14:18 鉾田駅を出発、石岡方面に通ずる街道を300Mほど、道なりに踏切に至る、前方70M先に26.5KPが見える。  
 線路左手にも平行する小道がある、そのまま線路沿いに1.5Kほど歩き、坂戸駅至近に達する、もう温泉が見えており、駅には寄らず直行する。なお鹿島から坂戸まで、営業キロは1.9K。
14:55 町営の「ほっとパーク鉾田」に到着、これがナントお休み!定休日は水曜だが、本日は臨時休業だとよ、、、幸い、隣りの老人福祉センターのお湯が16時までなら入れるらしい。 
 
  老人福祉センター「ともえ荘」
 
  鹿島鉄道:坂戸駅 前方が石岡方面


         老人福祉センター「ともえ荘」  15:00〜15:30在、¥500

場所は前述の通り、鹿島鉄道坂戸駅から街道と反対の北側に小住宅街を抜け、徒歩5分、広い田んぼの中に、町営の「ほっとパーク鉾田」と並び建つ。新鉾田駅から歩くと、3.8K、1時間の距離。
建物はいかにも福祉センター然として、味も素っ気も無い、受付で住所、氏名を記入、入浴料を支払うのも、何か懐かしい昭和の雰囲気だ。更衣室ロッカーは100円リターン式だった。
風呂は10人ほど収容の気泡風呂付き主浴槽があるだけ、洗い場は7つ、すいており、当然のことながら、入浴客は老人ばかり。
お湯は先日行った「とっぷ・さんて大洋」ほどではないが、かなり黒い、ただここのお湯は無味、少々石油の匂いがする、ナトリウムー塩化物冷鉱泉、湧出量の記載は無かった。
入場したとき騒がしかった舞台付大広間の休憩室は、帰る時は静まり返っていた。 
15:40 坂戸駅に到着、ホーム片面の無人駅。
16:07 鹿島鉄道KR505が単行でやって来た、夏休みで高校生の乗車が無いからだろうが、車内に乗客は数えるほど、25Kを1時間近く掛けてノロノロ走るのでは、いくら鉄爺でも一般市民に「もっと乗って下さい、、、」とは頼みにくい、自衛隊基地への航空燃料輸送が無くなったと聞くが、今後の存続が危ぶまれるのは、誰の目にも明らかだろう。