鹿島線:香取ーー鹿島神宮 14.2K

   (1) 香取ーー利根川橋梁右岸袂  2001年11月4日(日) 快晴

 鹿島線は始発駅:香取を出るとしばらく成田線と並び東に進み、やがて左長大カーブを描いて真北に方向転換、利根川を渡る。 それで下総神崎から水郷駅まで歩いた本日、本来なら香取からほぼ完全平行する国道356号線を行けば済むところを、広田を挟み線路(国道)と600M離れて平行する大利根サイクリング道路に入り、途中鹿島線の利根川橋梁袂に(道なりに)寄った。

 成田・鹿島線:香取駅 ペンキくらい塗り直した方が、、、 
13:50 香取駅を出発、同駅の有効長は貨物運転があるため長く、鹿島線0.5KPを過ぎた辺りで構内を抜ける、そして同線唯一の踏切の先から高度を上げ、成田線より一段高い所を行く。
13:58 0.7K辺りで線路左すぐの小道が無くなり国道に出る、架動橋は08K辺だろう。
この後田んぼの中を300M、利根川堤防上に出る、対岸まで200M、緩い流れが岸まで満ち、河原は全く無い。
14:12 サイクリング道路を行き、利根川橋梁の下をくぐる、鉄橋長は趣味誌で見たのとちょっと違い、708Mとあった。
14:30 東関東自動車道の下をくぐる、橋の横に沿い歩行者・自転車用の側道があったのは「思わぬ大発見」だった、何しろ今の今まで、次の歩き潰しは十二橋駅から利根川鉄橋の左岸袂まで歩かねば、、、と覚悟しており、大助かりだ。それでも鉄橋と自動車道の間は、約1.4Kほどあります。
なおこの高速自動車道の完成で、鹿島神宮と首都圏間の鉄道輸送は、圧倒的な打撃を受けました。 
14:37 国道356線に入る。成田線は5Mばかり上の丘裾を平行。
14:51 水郷駅に到着。 
  鹿島線利根川橋梁を上りEF65単機が行く



    (2) 利根川橋梁右岸袂ーー鹿島神宮 2002年3月23日(土) 本曇り午後時々雨

 今日は鹿島線の歩き潰しをしたい、昨年11月、成田線沿線を歩いた時、起点の香取から利根川橋梁右岸まで歩いており、今回は東関東自動車道に付属する歩行者・自転車専用道から始める。 8:14 水郷駅を出発、駅前を行く国道を香取方向に進み、大倉小学校を過ぎ、
 8:26 右折、すぐ小さなトラック会社前を過ぎると、あとは広い田んぼの中。
 8:45 高速道路の袂に到着、ここからが本日の行程となる。
 側道はオートバイも通れる、川面には鴨が群れる、途中老人男性の自転車に抜かれただけ、渡り終えるのに8分要した。橋長は630Mと記されていた。
 9:12 堤防上の草道を上流に向い、鹿島線利根川鉄橋の左岸袂に到着、両橋間は1.4Kほど、なお鉄橋は1.35〜2K辺りが相当。 この先広大な田園地帯を貫く高架線下に側道が伸びる。    







 
  鹿島線:十二橋駅
9:25 線路すぐ横の十二橋大橋(鉄橋長97M)を渡り、程なく十二橋駅着、片面ホームの高架無人駅、階段は43段ある、3KPあり。 
 駅の周囲は一面田んぼ、駅前は消防署(十六島出張所)とラーメン屋さんが1軒、集落は前方3〜400M先に見える。 さらに高架左下の道を行き、  
9:43 三叉路にぶつかり右折、すぐ高架をくぐり、先程ホームから見えた集落に入り、しばらく線路方向に伸びる住宅街の道を歩く。
10:00 また高架進行左側に戻り、北利根川の堤防上に立つ、川幅は約150M、流れは全く感じない。対岸に8階建ての観光ホテルを始め5〜6軒が建ち、観光船の桟橋も見える、なお対岸は茨城県となり、川名も常陸利根川と呼ばれる。 
今にも振って来そうな空模様となり、手がかじかむほど冷えてきた、そんななか、人様の渡る橋が上流1Kほど先にしか無い様で気が滅入る。
10:14 橋の千葉県側袂に到着、家から持参の熱いほうじ茶で一息入れ、また川沿いに鉄橋へと戻る、時々大きいのが跳ねるが、ブラックバスかな?
10:40 橋の茨城県側袂に到着、4.874Kと標示があり、鉄橋長は330M。もう駅まで150Mほど。
10:43 潮来駅着、駅員1名配置、ホームは島式、季節外れのこともあろうが、駅に観光客の姿は全く見られない。
進行左手の街道風の道を行く、沿道にはうらぶれた感じのスナック、エステなども意外と多い。
11:01 51号線を渡る、実はこの国道に入れば、延方駅前を経て鹿島神宮方面に至るのだが、今日は歩き潰しの原則通り、この先で東北東にほぼ90度向きを変え、国道の北5〜600Mの丘陵内を平行する線路に、可能な限り近く歩きたい。
交差点の先、住宅街の道は狭まり、やがて小谷の田んぼの中となる、高架線は右200Mの丘裾を行く。  
 この辺りからポツリポツリ降って来た。
 
  鹿島線:潮来駅
 高架線に絡みながら主に低い丘中を進む、結構山深い区間もあるが住宅の姿も絶えない、高架と切通しで直進する線路の様子を全く読めないのが難点。
11:58 国道から2Kも来ただろうか、丘にぶつかる、切通しで丘中に突っ込む線路に付いていけず、丘裾沿いに高架線をくぐり線路右手に出た。
 この辺りを帰りの車窓から見ると、延方を出て程なく丘陵に入り、9.4K地点で高山トンネルに、長さは110M、抜ければ切通しと高架橋での谷渡りの繰り返しが続いた。
 道なりに坂を下ると小谷が開け、丘を背にして建つ潮来高校の校舎が見え出した、200M足らず先に国道も見える。
12:12 小泉集落センターが左に、この先国道に平行する旧道を1Kほど歩いて駅に。 










 
  鹿島線:延方駅
12:32 延方駅着、高架島式ホームの無人駅、鹿島神宮方ホーム出外れに10.5KPあり。駅周辺に意外と住宅多い、駅前100Mを国道51号線が行く。駅の北側300Mに、大きな北浦が望める。
 駅高架下のベンチで昼食、成田駅で快速成田空港行を退避した際、改札口を出て購入した幕の内弁当(¥690)の掛け紙は、ナント旧国鉄時代のままで、「国鉄構内中央営業会」の文字があった。
13:08 出発、高架下の道を行き、
13:22 北浦鉄橋の袂に出る、1236M長の鉄橋は11.3K辺りから始まる。
鹿島線鉄橋の累計長はこれで2.4Kを超え、全長の14%を占めるが、特異な例だろう。 
13:28〜13:39 神宮橋で北浦を渡り鹿島市に入る、1Kくらいある長い橋だった。なおこの橋の100M鉄橋寄りに、完成している(様だ)が未供用の東関東自動車道の新橋が並ぶ、ワールドサッカー大会の開催を控えてのものだろう。
13:45 線路から60M、鉄橋の先100M地点に出る、EF651044牽く下りコンテナ貨物が行った、なおこの頃雨が強くなり、この日初めて傘を差した。 
築堤擁壁沿いに未舗装の線路用地(?)が伸び、これで500M進む、右手に柳並木のある用水が流れ、その先は田んぼが200M幅で展開する。
14:00 右手から近付いたバイパスに入る、バイパスは道なりにガードをくぐって線路左手に抜ける、もう駅まで200M位となった。
ガード近くの丘が鹿島城址公園で、眺望を期待して30Mほど登ってみる、桜は5分咲き、小雨のなか人影は殆ど無かった。北浦に架かる鉄橋を含め3本の長大橋が見えた。
14:32 鹿島神宮駅に到着、高架島式ホームが1本あり、海側の1線は鹿島臨海鉄道が使用。駅の山側、50Mほど離れた小丘に4階建ての総合病院が建つが、この病院は延方駅からも遠望され、その時は観光ホテルとばかり思った。
広い駅前広場から東京駅行の高速バスが発着、所要時間は特急「あやめ」より20分ほど多いが、料金は1,000円ほど安い。

 それにしても鹿島線が開業した1970年頃の旧国鉄は、味も素っ気も無い、機能だけを念頭に置いた駅(それに車両)を造ったものですね、、、
この後、鹿島臨海鉄道の荒野台駅まで歩いたが、これについては別項に記入する。 

  鹿島線:鹿島神宮駅
 今日の天気予報は「曇り後晴」ということだったが、見事なまでに外れ、11時過ぎから小雨、そして一時強く降り、北浦を渡る長大橋の上など、冷たい風にさらされかなり寒かった。これまで延150日ほど「歩き潰し」をこなしてきたが、今日のような「大外れ」は初めての経験だ、念のため折り畳み傘を持参したから良かったものの、そうでなかったら途中で棄権していたかもしれない。