紀勢本線:多気ー

          2014年9月10日(水) 晴れたり曇ったり  多気ー川添 18.3K

 8月末、新宿のチケット店前をほろ酔い気分で過ぎ、「青春きっぷ3回分、¥7500」が目に留り、いつもの悪いクセで、差し当って使用のあてが無いのに購入、昨9日は、自宅最寄駅を始発で小田原に出て、延々6本のJR電車を乗継ぎ、参宮線の松下駅着が14時チョイ前、参宮線に残った空白区間を歩き潰し、この夜は松阪駅前のホテル泊、翌朝、同駅発の始発気動車で多気まで出て、標記区間を歩きました、、、
  キハ11-5他、多気駅にて 5:40 多気駅を出発、駅前を線路方向に進む道を行く、線路は左70M、なお多気駅は42.5KP、参宮線、紀勢本線上り場内信号が各3本立つ分岐点は43.1K辺り、1ヶ月前、参宮線を歩いた際確認済み。
5:53 第四池上(いけべ)踏切に至る、43.47K辺り。
6:17 線路右手は前方に川があり、戻って西池上踏切:44.1K、で進行左手に、120M先に2.2M舗装農道が伸び、これで距離を稼げそう、周囲は広田。
6:25 佐奈川鉄橋を目前にした小用水を前に、渡れないこともないが大事を取って引返す、鉄橋袂に44,4KPあり。
 田んぼの横チョイ上を行く県道に柵があり、かなり手間取った末やっと農道から脱出、まだ先刻の踏切から200Mしか進んでいない、、、 
6:38 左岸堤防を250M、佐奈川鉄橋の紀伊長島方袂に到着、なお、県道が渡るのは池上橋:90M長、この先は2.5M盛土沿いの草農道を行く、夜露でズボンが濡れた。
6:48 兄国第三踏切:44.73K、踏切右手は相可小学校、線路は多気方7~800Mの直線、その割にはかなり手こずった、、、この先45KPチョイ手前で農道は池上橋から来た県道に合流、
6:54 道なりに黒田山踏切:45.28K、で線路右手に、渡ってすぐ多気駅前から市街地を貫いて進んだ県道421号線に入る、線路もR300の左カーブを描き県道と並ぶ。 

  キハ485802他 相可駅は上りホームを廃止
   相可駅 6:58 荒蒔第二踏切:45.6K、で線路左手すぐの3M道に、左は田んぼが100M程あって樹林の低い丘。
7:03 国道42号線:熊野街道が上を跨ぐ、相可市街地を避け、シャープなど工場街の縁を行く高規格道、線路は45.9K辺り。
7:10 相可駅に進行左の裏口から到着、自由跨線橋あり、ホームは一見相対式だが下り線が撤去され駅員もいない、46.4KPあり。 
7:28 出発、直前、キハ40系5連の上りが到着、大勢の高校生(と言っても100名余)が下車、近頃これだけの数は珍しく、車両が旧国鉄車のこともあり、2~30年、タイムスリップした感じ。
7:33 駅前大通りを高校生のノロノロ組と共に進み、相可駅入口信号を左折、国道42号線を進む、信号手前60Mに相可郵便局あり。
7:38 道なりに線路を跨ぐ、46.7K辺り、線路は左急カーブ、道路と方向を合せる。もう周囲は田んぼ、低い丘も近付く。
 なお跨線橋のすぐ先左手は天理教東海大教会で、相可駅跨線橋からも、左前方に大きな建物が見えた、教会前に多気中学校前バス停あり。 

   キハ486302他 5連輸送力列車が相可駅に進入
   相可駅跨線橋より佐那具駅方を望む 7:48 多伎町役場が左手の低い丘斜面に建つ、線路は47.3KPが対応、線路右手は高い堤防で中は見えない、「三重県庁多気浄水場」と看板あり。
7:58 先刻相可駅手前で上を跨いだ42号線バイパスと合流、右すぐの線路に47.7KPあり、線路右手は7~8Mの崖。
8:04 佐奈第三踏切:48.45K、で位置確認、国道左は低い丘が迫り、右手も3~40Mで丘、小峠の雰囲気あり。
8:08 仁田北信号で右の2.5M道に入る、沿道に旧い小住宅が並ぶなかを行き、
8:12 道なりに仁田踏切:49K地点、を渡り、集落の中を更に進む、この小道は駅への連絡道だと思ったが、どうも熊野街道の旧道らしい。 
8:22 佐那具駅着、相対式ホームの中央辺りに49.6KPあり、駅南側は田んぼが100M、その先に42号線と人家の帯、そして100M高の山となる、北側は旧道両側に集落、山も近い。
8:29 出発、更に旧道を進む、境第三踏切:50.57K、迄来ると、42号線がすぐだが、進行右手の道に留まる、
8:58 大楠踏切:51.4K、を過ぎる、名前の通り、チョイ手前に南朝の遺臣が植えたという大楠が茂る。 
    佐那具駅
   熊野旧街道:佐那具駅付近 9:08 前村第一踏切:51.86K、で線路左手に移る、この先100M、線路右手すぐの小山が採石場で、ダンプカーの出入りが激しい。 
9:17 谷幅が狭まり、小峠の雰囲気が出てきた、52.2K辺り。
9:22 前村第三踏切:52.57K、で右手山沿いの2M道に移るが、ちょっと先の伊勢高速道の橋脚下で行き止り、6分の損。 
   52.2K(亀山起点)辺り、小峠の雰囲気
   キハ11-2を先頭に2連下り列車が過ぎる 52.9K辺り 9:34 峠を越えるとすぐ、「おきん茶屋」が42号線に面して建つ、付近に丹生踏切:52.86K、あり。
9:40 丹生信号の角にあるコンビニでサンドイッチ等購入、80M先の跨線橋は52.9K地点だった。
 この先50Mに大台町の標識があり、自治体が変った為か(?)急に国道の歩道が無くなり、大型トラックに気を遣う。 
10:10 栃原橋で濁川(宮川の支流)を渡る、名前と異なり清流だ、上流200M、高い盛土上に線路が見える。
10:20 栃原信号を右に、少し戻るような形で駅に向う、3分前に過ぎた駅入口バス停で右折すれば良かった、、、

   栃原駅

    栃原駅
10:25 栃原駅に少しだが戻るような形で到着、ホーム相対式、55.1KPあり。駅周辺に小広い平地があり、住宅街になっている。  
10:39 結構蒸暑くなったなか出発、線路進行左手に近い住宅街の道を行く。
10:48 道なりに新田踏切:55.7K、で右手に移る、踏切の周囲は小宿場町の面影が残る、この先すぐ街並は尽き、人家が姿を消し、軽自動が時々過ぎるだけ、すぐ左手を行く線路の向こうは42号線だが、樹林の先なので全く見えず、走行音が聞えるくらい。  
 
11:09 (不動カガ谷)馬鹿曲りの碑(木柱)を過ぎる、新宮142K、伊勢24K、とある。
11:14 道なりに馬鹿曲踏切:57.2K、を渡り、程なく国道42号線に入る、大台町神瀬地区、57.42K辺りになる。
11:20 神瀬信号で右斜めに分岐する小道に入ってみる、50M先の神瀬第二踏切は57.74K, そういえば急に気付いたが、この辺り茶畑が多い。
11:33 眼鏡橋を渡る、新橋が完成するまでの国道に相応しく、脚は煉瓦積みで風格がある、すぐ右7~8M上を行く線路に58.2KPが見える、下の小谷に廻り、写真を撮った。 
   先頭はキハ486011、新田踏切にて
   樹林の中の熊野古道 11:44 また42号線に戻ってすぐ、神瀬第四踏切:58.5KP地点、で右手に、踏切脇に熊野古道に入る金網戸があり、扉を開けて樹林帯を歩き始めると、すぐ古道の雰囲気となるが、小さな流れを踏石で渡るなど、少々演出を凝らし過ぎか、議論の分れる所だろう。
11:57 小さな茶畑の脇で古道はおしまい、こちらに金網戸はない、案内が無く(見落したか?)、案じながら舗装林道を行く、左下から上ってくる国道の走行音が、こんな時には頼りになる。 
12:01 左下に線路が現れた、トンネルの坑口から20Mばかり、線路下20Mを国道42号線が行く、この先熊野古道の案内板が「やっと」あったが、樹林を抜けた地点に欲しかった、、、
12:08 浅間踏切:59.43K、で線路左手に移る、トンネル坑口はここから200M程多気方だ、この先集落に入り、かなり荒れているが、少々のお化粧直しで「文化財」になれそうな旧公民館か何かの写真を撮った、
12:27 下楠踏切:60.22K、で線路右手に、この先線路近くの道に拘って行き止りとなり、戻って、
12:34 上楠踏切でまた左に、構内ポイントが25M先に見える。 
 

    川添駅
12:43 川添駅着、国道42号線横がホームなのだが駅舎は反対側、中堅土建会社の柵の隙間からホームに入り、跨線橋経由駅舎に、ホーム相対式、60.8KPあり。
 次の電車は13:55発、少々タイミングが悪い、しかし次駅までは7.1K、とても歩ける距離ではないし、次の上りは17時近くになり、青春きっぷを名古屋まで使用して、本日中に帰宅する予定のこちとらは、当駅で打切りにした方が良さそうだ、、、 
 なーんて、これは最初から充分予想されたこと、早朝の出発前、ホテルの自販機で発泡酒の大きい方をリュックに忍ばせておりました、、、なお、ここの自販機、値段が市中に置かれたのより20円程安く、実はホテル愛用の大きな理由でもあります、、、
   キハ486817他 川添駅