奈  良  線    


   ⑩号車クハ189-509 名古屋駅⑥ホーム
 暮れも押詰った12月28日、山梨県の日帰り温泉に行った帰り、南武線の登戸駅で、「ムーンライトながら」にキャンセルがないか、ダメ元で試したところ、4日東京発に1枚空きがありゲット、それならと、重い(?)腰を上げた次第。
 70歳近くにもなるとこの季節の寒さはこたえ、いつでも切上げ可能な都市部のJR線はそう残っておらず、奈良線沿線でも歩こうか、ということになりました、、、 




          (1) 京都ー宇治 14.9K 2011年1月5日(水)晴 

7:54 京都駅八条口を出発、線路進行右手すぐを行く道がある、
8:00 高倉跨線橋上に出てみる、奈良線ホーム端から200M程、線路沿いの道はここで行止りと思ったが、階段で下ると新幹線高架下の側道が利用可能、JR西日本関連の保線関連会社があり、道はその関係者が利用するのかも、、、 
 この先鴨川右岸に出るが、人車橋は東海道本線を潜った(512.75K辺り)上流側にある。
8:17 塩小路橋で鴨川を渡る、なお奈良線は南東方向に向い、鴨川も斜め渡る、塩小路橋から250M下流、木津起点33.9KPあり。
     クハ103-167 京都駅 2015年5月31日 

   東福寺駅
 この先琵琶湖疎水左岸の細道で奈良線方向に進むも「三洋化成」という中規模工場があって、鉄橋袂には行けない。程なく京阪京都線の地平踏切を渡り、鳥羽街道に出て、
8:30 東福寺駅着、地平相対式ホーム、33.6KPあり、古くからの住宅密集地に無理矢理割って入った様な駅で、改札口は橋上、小駅舎は地平、駅前広場は全く無いというか造成不能、京阪本線との連絡の為のみの駅。
 駅の管理は別々、京阪の方が勢いが勝る。  
8:40 出発、線路左手近くを行く本町通(=鳥羽街道)を行く、沿道には旧い住宅が多く、道幅も狭いせいか、往時の街道の雰囲気が色濃く残る。 8:53 JR線右手の京阪鳥羽街道駅に踏切を渡り到着、32.8KPが対応、なお、京阪線は東福寺駅から250Mくらいの所でJR線を跨ぎ越し、進行右手に移っている。
9:01 また鳥羽街道に戻り、京阪の伏見稲荷駅に寄る、前駅から営業キロで600M地点、本日は初詣客が多く、クルマは臨時進入禁止中。 

  (京阪)伏見稲荷駅   
   伏見稲荷で参拝、全国に4万あるという稲荷神社の総本山、商売の神様だけあって、スーツを着こなしたビジネスマン幹部らしき人の姿も多い、奥の大社神殿まで駅から徒歩10分位。 
9:33 (JR)稲荷駅を出発、相対式ホーム、奈良方に31.9KP、乗降客整理のため助勤職員が4~5名出ている。
 ホーム端30Mの伏見街道踏切を渡る、線路はこの先南東に向きを変え、京阪線から離れる、なお、東福寺駅から稲荷駅までは、東山トンネル開通前の旧東海道本線跡地を利用しているのだが、その痕跡は見当たらなかったと思う、、、 

   稲荷駅 

  (京阪)深草駅   
9:39 京阪深草駅着、相対式ホーム、線路進行左手すぐを琵琶湖疏水が流れ、西側に龍谷大学が近い、鳥羽街道を挟み東側200M足らずを行くJR線は31.7K辺りが相当。 
9:50 鳥羽街道から左に細道に入り、道なりに坊塔寺踏切:31.4Kで線路左手に移る。
9:57 第二坊塔踏切で右手に、この辺りお寺が多い上、後深草天皇陵も近い静かな住宅街、狭い畑も残り、道路と線路の方向が噛合わず、
10:00 坊踏切でまたまた左に、常緑樹の鬱蒼たる杜を擁する深草北陵が踏切東角を占める。
10:06 名神高速道が線路を東西に跨ぐ、高速道キロ程は484.9Kとあった。
 この先東西に進む35号線:東海道にぶつかると、南方向の道は無くなり、右折して程無い築堤線路下を潜ってすぐの、
10:10 伊達町信号を線路方向の左に曲がる、周囲は住宅街、右手に京都医療センターが広い。
10:22 JR藤森駅着、駅舎と改札口は地平部分に、相対式ホームが掘割内に位置、29.6KPあり、奈良線の複線区間は京都駅からここまで、京阪墨染駅が真西に600M、京阪藤森駅は1.2Kも離れる。10:40 出発、進行左手の台地上の道を行く、住宅を主に畑が混在する地区。 
10:44 大亀谷踏切を過ぎる、更に台地左手を進む積りが果樹園が前を遮り、引返してこの踏切で右手に、29.21K。

  
10:55 第一御陵踏切で位置の確認、28.85K、この先300M程、線路右すぐに完全平行道あり、
11:02 大和街道踏切:28.38Kを渡り、しばらく線路右手すぐの大和(奈良)街道を進む、なおこの200M手前の第二御陵踏切で線路左手に移っている、この辺り緩斜面の台地に開発された住宅街を、線路に絡みながら進み、進行速度は低い。 
11:10 クルマの多い国道24号線を避け、線路左、台地上の一般道に移る、28.05K辺り、線路は台地の裾を行く。
  桃山駅  11:16 桃山駅着、地平木造駅舎が進行右手に、上屋その他かつての優雅を残すホームは駅舎直結の京都方面、島式奈良方面で、27.5KPが奈良方に、交換駅で委託会社職員が常駐。
11:21 出発、この少し前より太陽が雲で覆われ、急に寒くなってきた。線路右手を行くも程なく行止り、築堤を潜り左手に廻り、急坂を上る、道の右手に小さな茅葺き農家が1軒、現役で残る。
11:30 桃山小学校が右手に、用地反対側の切通しを奈良線が行く筈だ、そして乃木神社鳥居前で小学校沿いに右折すると、7~8M高切通し沿いに橘中・高校の正門が構え「関係のないもの入場禁止」とある、門は開いており、学校の反対側まで行けそうな感じだが、手戻りの可能性もあり堪え、跨線橋で線路右手に、27.2K地点、まだ駅から300Mしか来ていない、、、 
11:39 あまりぱっとしない小住宅街を抜け、京阪中書島駅から来た県道7号線に入る、街道右手近くを京阪宇治線が平行。
11:44 桃仁会病院を右に見て過ぎると、「橘学園入口」と看板のある門があり、その左50Mに築堤を行く奈良線も見える、どうも学園内を近道できたようだ、帰路、学園敷地中央部に26.9KPを見る。
11:49 京阪宇治線の桃山南口駅の直前でJR線右に伸びる旧道に入り、26.5KP地点に到達、築堤左は樹林、この旧道に格子窓の家を何軒も見掛けた。
11:55 新町踏切で位置確認、26.15K辺り。
12:04 山科川鉄橋の京都方袂に至る、もう次駅が250M先に見える、人橋は250M程右(下流)に、鉄橋60M長、奈良方端に25.3KPあり、なおこの山科川が京都市伏見区と宇治市の境を形成。 
12:15 六地蔵駅着、島式ホームが盛土上に、25.1KPが奈良方に、開業は1992年10月と新しい、JR駅手前60Mに京都市営地下鉄東西線の同名駅あり。ホーム北側に高層マンションが1棟、抜きん出た存在だ。
12:30 出発、駅のちょっと先で進行左手に移った県道7号線:奈良街道を行く、交通量多い、時々宇治茶畑が現れ、宇治に来たことを感じる。   12:39 御陵道下始踏切:24.48kで位置の確認、小川を渡る6M長の小鉄橋の袂に位置。 

   六地蔵駅

   木幡駅
12:47 ホーム直前の踏切で西側に移り木幡駅着、木造平屋駅舎と向い合って建つ豪邸が目を引く、京都方面駅舎直結片面ホームに内側を捲った奈良方面島式ホームで構成、24.2KPあり。
12:52 出発、進行右手を行くも、23.9K地点の御陵道踏切で道が行止まり、左手に移り、
12:58 また奈良街道に戻る。 
13:09 7M右に入り、黄檗街道踏切:23KP立つ、で位置確認、街道左手に宇治小学校がある。
13:14 黄檗駅着、ホーム相対式、ホーム奈良方出外れ2Mに22.6KPあり、ホーム東側、県道7号線を挟み、京都芸術高校がある。
13:21 出発、京阪宇治線の同名駅が並んでいるものと思っていたが、実際は少々奈良方に離れており、ちょっと戻る形で、黄檗門前踏切:22.89kを渡り、 
   黄檗駅 

    京阪黄檗駅
13:26 京阪黄檗駅着、写真を撮って出発、
13:42 岡本踏切:22.05Kで位置確認、この先すぐ京阪宇治線は右手に分れて行く、21.9K~、
13:55 大風寺踏切:21KPあり、で位置確認、街道脇に京都銀行の小支店が建つ。  
14:04 京阪宇治駅前を過ぎる、駅舎の裏手がJR線の宇治川鉄橋の奈良方袂にあたる。なお鉄橋は岸を越えて地上部にはみ出し、京都方袂は20.5K地点。この先、宇治川を渡り、
14:10 宇治川鉄橋の奈良方袂に達す、20.3kP
が近い。

14:18 宇治駅着、島式ホーム2本の橋上駅、19.8KPあり、駅舎と7号線の間を一杯に利用して駅前広場が占める。
 なお、「宇治」の地名は「内」、即ち山に囲まれた内部の地、大和朝廷の支配地域の「内」に由来するとの説が有力とのこと。宇治山田なども同じ。             

 

    宇治駅
   
  本日はこの宇治駅にて終了、ビジネスホテルは大阪市内には取れなかったが、神戸三宮は空いており、こういう時、青春18きっぷは便利です、ホテルには16時半にチェックイン、途中コンビニで弁当、もちろんお酒も確保、翌朝まで部屋から一歩も出ませんでした、自分も柔になりました、、、
 翌日は大阪市営四ツ橋線を終点の住之江公園駅まで歩き、近くの日帰り温泉にも寄って、大阪駅12時ちょうど発の新快速に乗車、他に5本の普通列車に乗継ぎ、小田原駅着が19時33分でした。 




            (2) 宇治ー玉水 12.4K 2015年5月31日(日)晴     

 この3月から5月にかけての「歩き潰し」は、阪和線、関西本線、学研都市線など、一部区間が空白のまま長年捨て置かれていた線区に対象を絞って実行され、それなりの結果が出た。さて自分の足で繋がった区間を、白地図に色付けして落とし込むと、奈良線が途中で宙ぶらりんになっており、いかにも格好が付かない、、、それで、1泊2日の行程で「のぞみ号」利用の、自分としては“贅沢な旅”をして、全線完歩を目指した次第。

  宇治駅
9:24 宇治駅を出発、駅前の広い通りを進み、すぐ3M旧道に入る、右25Mを線路が平行、住宅は年を経た小さいのが多い。
9:31 若森踏切で位置の確認、木津起点19.4K、ここで線路端の小道は行止まり、左に60Mずれると同様の道があった。 
9:37 上を自動車跨線橋が横切る、線路は右70Mやや低いところを行き、19KPが見える。この先道は台地上に、5丁目に入るとちょっとゆとりを感ずる庭付き住宅街となり、ジョギングをする人、クロネコ宅急便など、東京近郊圏と全く変らない。
 18.75Kから右下7Mに線路を見る、台地端で市街の眺めが良い、近鉄京都線が近い筈が見えず。 
9:47 JR小倉駅着、台地の右下すぐに相対式ホーム、京都方に18.5KP立つ、ホームに下る改札口が小公園のある道路左手に口を開け、初めての者は面食らう。
9:54 出発、日が差してきたのは良いが蒸し暑くもなった、袖無しチョッキをリュックに仕舞う。
10:01 18KPを右すぐの線路に見る、向いは小倉小学校の2階建て校舎、老人がゲートボールに興ずるので一瞬戸惑ったが、今日は日曜日だ。
10:04 羽拍子踏切で右手に、キロ程は見当たらないが、小学校から200Mと来ていない。 

   JR小倉駅

   近鉄京都線:伊勢田駅
10:21 近鉄京都線:伊勢田駅着、ちょっと行き過ぎて戻り時間を喰った。
10:28 伊勢田踏切:17.36Kで距離の確認、近鉄駅から80M位、街道角に伊勢田交番あり。
10:33 Y字路を左にJR線路近くの小道に入る、程なく切通しの上に出るが、踏切を見付け少々戻って、
10:39 桐生谷踏切:17.11Kで位置の確認、後は切通し端の2.8M道を行く、切通しは1深い所で7~8M、
10:45 第二宇治踏切で位置確認、16.7KPあり。 
10:48 新田駅着、ホームは駅前広場、小公園より2.8M程高い、16.5KP立つ、
11:08 小公園で休憩を兼ね、サンドイッチ等で軽食を取って出発、70M程右手を平行する先刻も歩いた旧街道に入る。
11:18 信号を左にちょっと入り、広野踏切で位置確認、16.1K辺り、ちょうどこの信号が宇治市と城陽市の境で、その旨標識あり。 
11:30 旧街道左手すぐに「久津川車塚古墳群」が現われる、竹藪に囲われた台地状の土地は180M長とあり結構大きい、近くを行く線路は見えず、古墳が尽きた所に久津川道踏切:15.4Kあり。
11:44 久世宮踏切:14.8Kで、線路反対側すぐの同名の大きな神社に、鬱蒼とした広い杜に当時の栄華が偲ばれる。もう駅は近いようだ。

   新田駅 

   城陽駅 
11:54 線路左手すぐの道伝いに城陽駅着、相対式ホームの橋上駅で14.4KPあり、ホーム右手に寺田小学校のグランド、駅左にマーマーの駅前広場、それを囲んで17F等マンション5棟。
12:07 進行左手を出発、すぐ城陽中学校踏切:14.32K横に出る。 
 この先は城陽駅前商店街を行き、線路右手の市役所へ通ずる道路を横断、更に進むと用水があり、道路に段差を設け車両の進行を妨げ、小道に杭を設けるなど、何か理由があるのだろう、、、
12:26 中之島踏切:13.8K地点、で線路右手近くの平行道に移り、ちょっと進むと道なりに国道24号線に合流。
12:32 13.5KPを見る、この先13.4KP上を自動車道が横切り、
12.38 裏池踏切:13.1Kを過ぎる、地場スーパー「ヘイワドー」前で、線路寄りの小道に入り、住宅街を行き、 
   城陽駅 

    長池駅
12:45 長池駅着、ホーム相対式、12.7KPあり、ホーム左手はすぐ台地で、台地上は勿論その斜面も新興住宅が占める。
13:00 出発、進行左手を行き、長池南一番踏切:12.49Kで位置の確認、
13:13 里開踏切:12.23Kで線路右手に、周囲は住宅街だが、この先急に一時田舎モードに変り、 
13:18 長池踏切:11.95Kで線路左手に、柿の果樹園があった。
13:27 二本松踏切:11.52Kで位置確認、左7~80Mに南城陽中学校の校門が見える。
13:33 奈島踏切:11.05Kで道なりに線路右手に移る、駅までもう2~300Mくらい。 

    山城青谷駅
13:40 山城青谷駅着、ホームは相対式、駅舎内に市の公民館ホールがある合築駅、前後からして10.7KPある筈。
 疲れが出て駅前の地場小スーパーで発泡酒を購入、駅横の小公園ベンチで一杯。
14:08 出発、新興住宅街の小道を何回か筋を変えるが、なかなか前進せずイライラ、
14:19 市之辺踏切:10.25Kで右に移り、金網越しに線路を見て畑の隅を進むも途中で行止り、この先線路を横切る10M高の台地が控えるが、これは天井川:青谷川で、線路は150M長のトンネルで抜けている、平行道は無いことを確認。
14:29 また元の踏切に戻り、線路から170M程離れた府道70号線に入る。
14:32 80M程で青谷橋信号に至る、信号の先が青谷橋、流れは全く枯れていた、この川が城陽市・井出町の境界となる。 なお、川が線路「上を」横切るのは右200M程の地点。
 橋から200Mも行って府道から右に分れ、
14:39 河原踏切:9.85Kで線路右手に、50M京都方に青谷川を潜る隧道の坑口が見える、隧道を抜けた京都方50Mに10KPを翌日車内より確認。
 この先すぐ架道橋でまた線路左手に戻り、小用水沿いの小道伝いに進み、 
14:47 駅までもう200M足らずの坂ノ下踏切:9.6Kでまたまた右手に移って、
 
   山城多賀駅 

   山城多賀駅 ホームは改札口の下に
14:50 山城多賀駅着、相対式ホームの東側は台地の壁で、無人の橋上駅、台地上の集落から見れば改札口は同一平面にある。9.4KPある筈だが確認できず。奈良に向い左手200Mに形の良い小山が聳える。
14:58 出発、集落内を行き先刻歩いた府道70号線に入る、旧集落内の道幅は2.5M程だが抜けると拡大、台地下に来ると道は線路に近付き、 
15:11 石山街道踏切:8.6Kで線路右手に、なお9KP地点で線路が小天井川を潜るのを翌日車内より確認、線路はこの踏切から京都に向い左長大カーブを描き、台地裾を山城多賀駅に入る格好になっており、光線も順光、列車写真を撮っていくことにして、
15:34 出発、この間に103系4連、221系を各1本撮ることができました、、、
15:40 この先府道は線路右すぐを沿い、8.2KPを過ぎる、ちょうど上を自動車道が跨ぐ。
15:48 北垣内踏切:7.54Kで位置確認、駅はもうすぐだ。 

   

   玉水駅
15:51 玉水駅着、相対式ホーム、7.4KPがホーム奈良方端に。  

    
  




           (3) 木津ー玉水 7.4K 2015年6月1日(月)快晴  

   近鉄奈良線:新大宮駅    昨日は玉水駅から近鉄京都線:新大宮駅前のビジネスホテルに直行、夕食はコンビニの酢豚弁当で済ませ、後はホテルから一歩も出なかった。夜の館内は静かでよく眠れ、休養も十分な筈だが、朝の腹の調子が、別に下痢をしたわけでは無いが、何となくすっきりしない。昨日は蒸し暑く、たまたま公園で飲んだ水道水がいけなかったのかも、、、本日も蒸し暑いとの予報、しかしスタミナ補充も必要で、昨夜のご飯等残しておいたのは食べ、6時チェックアウト、奈良駅まで歩いた、所要15分。
6:40 木津駅を出発、程なく学研都市線上津(こうづ)踏切を渡る、(木津起点)0.265Kと表示あり、
6:48 県道47号線:天理加茂木津線にぶつかるT字路の雲村信号を右折、奈良線の架道橋が60M先に、架道橋の先100M程、木津川を渡るトラス橋が見て取れる。
 安福寺を過ぎすぐの広い鬱蒼とした杜を擁する御霊神社沿いに堤防を目指す、神社の先は一般住宅街で、たまたま新築2階建てが売出中、庭無しで2080万円だった。 
 階段で堤防上に出ると、河川敷にも樹齢100年は経た樹木が多数ある樹林、狭い畑、作業小屋が展開。

   
7:03 木津川踏切:0.6Kを横断、130Mほど離れた国道24号線に入る、昨日一部区間を歩いたが、この時間、交通量は頗る多い。
7:18 鉄橋の京都方袂に、1KPが近い。盛土線路に隣接する関西電力上狛変電所を巻くと、盛土左すぐ下に2.8M舗装道が伸び、 
7:33 上狛駅着、ホーム相対式、1.6KPあり、駅左手に集落が展開、その先は24号線が近い。駅の右手はテニスコートが隣接、畑を挟み低い山まで250Mくらい。
7:49 駅前小公園のベンチで缶コーヒーと持参のビスケットで小休止後出発、線路左手の住宅街を行くも、1.8K地点の大里第2踏切で右手に移り、線路沿いに新設工事中の6M砂利道で200M稼ぎ、 
7:56 林踏切:2KPありでまた左手に、この先は旧い集落内の時々曲がる1M道となり、

    上狛駅

   上狛駅京都方面行ホーム
8:03 松尾崎踏切:2.36Kで位置の確認をすると、この辺りより線路右手は小高い斜面に畑、竹藪などが目立つ。
8:07 第二椿井(つばい)踏切でも位置確認、この先線路は右カーブ、山陰に姿を消す、この辺り住宅は殆ど庭が無く密集して建つ、また道に向け大石等の壁を設け、進入を阻止せんばかりの構えが何か戦国時代の城郭集落のようで、緑濃い丘中、103・221系がのどかに走るような雰囲気との対比が面白い。 
8:10 阿弥陀寺の白壁の塀の写真を撮る。このさきすぐ「椿井大塚古墳」の案内に従い、架道橋を潜り線路右手に、人家が殆ど無くなり静寂が周囲を包む。
8:18 旧踏切跡、小道があったのを塞いでしまい、「作業用接近」と意味の判らない標識あり、2.88K地点。
 この先は丘中に入り、草ボーボー、ズボンに草の実が多数くっついた。 
8:22 古墳跡に到着、丘下を削って整地した部分を線路が行き、3KPが見える、眼下の集落、木津川流域の田畑の眺めが良い。
 案内によると、奈良線複線化に伴う線路付替で、前方後円墳の後方部分を掘削、7世紀の貴重な出土品が多数現れたとのこと、先刻過ぎた小城郭集落の先祖が、この古墳の主の子孫なのでは?など、しばし太古のロマンに心を馳せたのだが、別に展示品が置いてあるわけでも無く、
8:29 出発、同じ道、同じ架道橋を戻り、2.8M道から6M道と辿って、 
8:43 椿井大塚山古墳バス停(木津川市コミバス)に至る、木津駅まで1日8本、この右手真横の低い台地上が古墳跡の様だ.
8:52 北河原踏切:3.58Kで位置の確認、ここまで椿井北代信号経由、線路を右上6~7Mに見る道を来た。
8:58 道なりに架道橋を潜り、線路右手すぐの道となり、地平部分に降りた線路と並んで、
9:08 棚倉駅着、ホーム相対式、4.4KPはホーム壁にペンキ書き、和岐神社が駅舎の右手に近い、集落は地下道で連絡する線路左手の方がやや大規模の様だ。
9:20 出発、進行右手を行き、すぐ第三平尾踏切:4.57Kで左手に、
 その先は線路から斜めに離れるように落着いた旧い住宅街を進み、 

   棚倉駅

    棚倉駅
9:33 天井川:不動川を隧道(60M長)で潜る、隧道上にも行ってみたが、草蒸した枯れ川だった。堤防下の小道を右手の線路の方に戻る、沿道は新築サラリーマン住宅が多い。
9:42 山下踏切で位置確認、5KPが京都方40Mに、この先線路左すぐの2M道を行く、道の左は早苗が風にそよぐ水を張った田んぼで、すがすがしい気分で歩ける。
9:48 山口踏切:5.22Kで線路右手に、線路左100M、田んぼの向こうに棚倉小学校の校舎と運動場。 
9:58 道なりに蟹満寺が右手に、赤白の塗色が真新しい派手な神社で目立つ。

10:02 綺原(かんばら)神社に寄ってみる、こちらは対照的に年代を経た風情のある神社、参拝の人も結構多い。 

  綺原神社

10:10 神社のすぐ先の天井川:天神川を渡る、ここも殆ど水の無いコンクリ護岸の川が一部道路に充てられ、線路にも近い、すぐ下の天神川踏切で5.8K地点、なお踏切周囲の歴史のありそうな小集落は、庭の無い小住宅が密集して固まり、田畑地帯とはっきり区分されている。
 この先は左手100Mを行く国道24号線に入る、右手線路との間は始め田んぼを挟み100Mあったが、徐々に両者は近接。国道左手はもっと広い田んぼが展開。 
10:23 渋川踏切:6.27Kで位置の確認、踏切右手はすぐ樹林、左手国道との間は住宅街。
10:27 また天井川を渡る?と思ったが、今度は現役の用水が国道を横断していた、潜ると井出町の標識あり、50M程先の下赤田踏切:6.42Kで位置確認。周囲は住宅地だ。
10:33 線路左手すぐの道を来て、石垣踏切:6.82Kで位置の確認、この先線路右手すぐは井出小学校が占め、生徒の歓声が流れてくる。
10:39 石段を20数段上り、また井出の玉川と称する水のチョロチョロ流れる天井川を11M長の山吹歩道橋で渡る、線路も右手すぐで下を抜ける、7.3KPが40M京都方の自動車跨線橋の下に見え、もう駅は指呼の間。
10:46 玉水駅到着、万歩計は21653歩だった。 

   玉水駅  2015.5.31


              宇治天然温泉:源氏の湯  11:45~13:32在 ¥1.000              


場所:奈良線新田駅、そこから西に300M程の近鉄京都線大久保駅からも、府道69号(旧国道24号)線で南に500M、徒歩約8分、市境の城陽市標識直前、京都信金の辺りに案内があり、迷うことは無い。
施設:平屋造り、外観は和風観光旅館に似る、敷地奥に和風レストランも、やや高級感あり。
風呂:主浴槽をはじめ建物内部のお湯は全て白湯、人工炭酸泉区画もある、外に隣接した露天風呂だけが源泉、湧出量が37.5L/分と少ないからだろう。
お湯:薄茶色、やや甘辛く、無匂のナトリウム・カルシウムー塩化物泉、当日は塩素匂が気になった。
その他
:入浴料,レストランの生ビール等、値段はやや高めの設定、その割にはマーマー客が入っていた、中小企業の経営者風の男性などが主流。