両毛線(1-1) 栃木ー佐野 15.8K 1999年5月22日(土) 快晴
このゴールデンウィークに始めて連泊の歩き潰しを試み、名古屋から亀山まで歩いて自信をつけた。その後2週間余り外出の機会が無く、歩きたくてウズウズしていた。
今日は体調も良く、まだ歩いたことのない両毛線に足を踏み入れようと、張切って栃木駅に降り立つ、小山駅から始める方が効率的なのは勿論だが、この時期青春きっぷは使えず、費用を考えて、北千住より東武日光線を利用した。 |

両毛線:栃木駅 2011年9月6日 |
8:20 栃木駅を出発、あさひ銀行の角を左折して街道に入り、道なりに踏切を渡る、まだホームのすぐ先だが、街の様子も見ようと遠回りをした。
駅周辺は連続立体交差化事業を実施中で、東武線の高架部分は殆ど完成していた。
8:40 道が東武線の向うに離れるので、右手を行く筈の両毛線を求めて軌道修正、1ブロック西を行く幹線道路に入る、進行右手3〜400Mに線路が見えた。
8:58 線路と道路を隔てていた永野川を渡る、黄色く実った麦畑の先200Mに線路が見える。鉄橋は12.6K地点。 |
鉄橋を渡ると線路沿いに農道が伸び、この道約2K、次駅まで続いたのは儲けものだった。線路右手の山まで100Mほど、麦畑ではヒバリがさえずり、しばしのどかなハイキング気分を味わう。 |
9:21 大平下駅着、高崎方が小駅舎直結の片面、小山方が島式ホーム、15.2
KPあり、駅前に元は商店だったような民家が数軒、山側はブドウ園などあって民家に続き、100M程先から急斜面の山となる。
線路右手にクルマの通る道が伸びる、名前を中山道というが田舎道だ。集落を離れ広い水田に出ると、浅い大池の中を行くような感じ、麦畑の黄色も混じる、線路は左150Mを行く。
前方に特徴ある山容の岩山が近付く、尾根が平坦でまさに「岩船山」の名がふさわしい、もっとも今の山容になったのは、明治以降の大規模な建材採掘のためらしい。 |
両毛線:大平下駅 |
10:00頃 右手から尾根の続きが下ってきて、道路は低い切通しに入る、線路もその続きの高台に突っ込み長さ200M、、もっと深い切通しを抜ける。
この尾根続きの小サミットが町の境界で、抜けると岩船町、また水田と麦畑の風景が戻る、進むに従い住宅が多くなる。
10:30 岩船駅着、駅舎は山側、改札口直結の下りホームと上り島式ホームがある、19.3KPあり、岩船山がすぐ傍まで迫り、改札口が登山口のようなものだ。
なお両毛線のキロ程表示は小山を起点とし、上り列車と共に進むので最初戸惑う。 |
岩船山頂よりの眺望、岩船駅と列車が見える |
岩船山は標高170M(駅は31M)、階段を600段で登れるようで、行ってみた。
10:51 山頂到着、眺望は樹木に遮られ期待したほどではないが、直下に駅を見下ろし、その先に広い平野が展開、ずっと先は煙っている。
近在の人々が、平野に突出た特異な姿のこの山を、信仰の対象にしたことは十分理解できる。山頂の高勝寺に人影はなかった。
11:17 登山口に戻る、山頂から12分で降りた。また駅まで来た道を行く、線路は左手150M、やがて新里という集落に入る。 |
11:34 岩船新里郵便局前に出た、少し先を左折、踏切を渡る、21.2K地点、線路脇に小道があり、道なりに200Mで街道に入る、入る手前が佐野市との境界。
12:07 街道を2Kほど行って三杉川を渡る、東北自動車道をくぐったチョイ先で、ここから線路左手すぐの道が始まる。
12:13 線路脇の誰もいない小公園で一休み、黒人の大男が1人、自転車で過ぎる、岩船駅ではフィリピン人のグループを見掛けた、ローカル線の主役は高校生と老人だが、両毛線には外人が加わる、運転免許証が取り難いからかも、、、 |
新里踏切より見る岩船山 |
線路沿いの道は意外と長く続き、107系4連などの走りっぷりを堪能しながら歩けた、新里踏切からだともう4K余り、線路沿いに歩いてきた。
ジャスコなどの大型商業地区を過ぎると、またちょっと住宅地があって、東武佐野線の古びた頼りなげなガードをくぐる、その先、寂れた古い商店、飲食店街に入る、両毛線は右手、これらお店の裏手を行く。 |
両毛線:佐野駅 |
13:15 佐野駅に到着、駅前広場は整備状態が良くきれい、駅周辺に高い建物は無く、駅の北側は城址公園の林に接する。洋館風の駅舎はなかなか風情がある。
上り改札口直結ホームに下り島式ホーム、その北側に東武佐野線の島式ホームが並ぶ、26.5KPが立つ。 |
これで栃木から佐野まで15.8Kを歩き、岩船山にも行ってきた、今日は疲れたらここで切上げ、佐野線で帰る積りだったが、まだ体力は十分。それなら栃木駅に戻り、小山までの10K余に挑戦しようと、下り列車遅れのため、駅の写真を撮り終ってもまだ発車しない上り電車に飛び乗った。 |
大平下駅を出発、C58397 1966年5月8日 |
佐野駅にて、C5818とキハ1757 1966年5月8日  |
両毛線(1-2) 栃木ー小山 10.8K 1999年5月22日(土) 快晴

栃木市内風景 2004年6月20日 |
13:40 栃木駅を(今度は小山方に)出発、線路近くの大通りを行く、沿道には旧い商家や土蔵なども残り、やがて巴波川(うずま)を渡る、大きな真鯉が清流に多数泳ぐ。
栃木市は利根川の支流巴波川の水運で栄えた商都で、戦災を免れたこともあり、風情のある街並み歩きを楽しめるが、今日は先を急ぐ。 13:58 東武日光線の踏切を渡る、市立第4小が手前に建つ。すぐ県道栃木小山線という高規格道路に入ると、道なりに大げさな緩勾配立体交差で両毛線のか細い単線線路を跨ぐ、8.8KP地点。跨線橋から見渡す大地は、広大な麦畑でまさに小麦色一色に染まる、水田は少し見える程度だ。 |
沿道は工場、流通倉庫、パチンコ店などあり、その裏手まで田畑が迫る、直接田畑に接する区間も勿論多い。クルマが高速で走り騒音もひどく、歩きを楽しめる場所ではなく、早く抜出したいが、逆に段々線路から遠ざかっていくようであせる。
卒島という集落で左斜め前方に伸びる農道があった、広い田んぼ、麦畑の中を一直線に進み、先が見渡せないくらい長く続く。この頃米国の大規模農業経営を取り入れた、用水なども含め全て一律で味気ない耕作地帯を時々見掛けるようになったが、なぜか寂しい。 |
栃木市内風景 04年6月20日 |
小山西高校を過ぎると左手に両毛線が近付く、住宅も多くなり「やれやれ駅が近付いた」という感じ。
この間、跨線橋の先から線路と無関係に歩いて来た、東武線との交叉地点を北の頂点に、線路が緩い逆V字を描いて走ることも、線路沿いの道路が少ない理由だと思う。 |

両毛線:思川駅 |
15:03 思川駅着、駅舎は南側、農協の事務所と隣り合う、駅北側はすぐ広い田んぼが展開、駅員1名、ホームは島式が1本、5.4KPあり。
線路右手100Mに農道が伸びる、立派な直線農道で、柵が付いた専用歩道を設けた区間まであり、さらに延長工事中だった。
2Kほど歩くと集落に入り、小さな流れに邪魔されて何度か道を変え、
15:49 思川堤防の上に出る、人橋まで下流600M、少々気落ちして持参の発泡酒片手に小休止、これが滅法利いた。 |
16:09 思川を島田橋で渡る、川の水は意外なほどきれい,流れが途中で曲ったため、直角に川を渡る橋は進むに従って自然に線路に近付くのが、疲れた足には有難い。
なお鉄橋は340M長、3KP辺りが中心、その先対岸の台地に突っ込み切通しで上る、切通しの左手に駅からも観覧車が遠望された遊園地があり、2.6〜2.35K辺りが相当する。国道4号線が上を跨ぐのは2.1K地点だ。
16:18 島田橋から10分足らずで4号線若木交差点に出る、もう奥州街道踏切が近く、小山駅から1.6K地点、ここまでは、過日東北線の歩き潰しをした時歩いており、タクシーが来たら乗る積りだったが、結局駅まで歩いてしまった。
16:50 小山駅着、栗橋から東武日光線に乗換え、接続の悪いなか、浮かした金でまた発泡酒を飲んで気分良く帰った,なお両毛線ホームは、東北、水戸線ホームからやや宇都宮方に離れた、新幹線高架下のやや薄暗いEG番線頭端式ホームを使用、ホーム高崎方出外れすぐに0.4KPあり。 |
両毛線(2) 佐野ーー小俣 20.7K 1999年5月30日(日) 快晴
今週もまた北千住から東武鉄道を日光線、佐野線と乗継ぎ、両毛線を訪問した、佐野線を利用したのは今回が初めて、釣掛け式の5000型はスピードが上ると、馬が跳ねるように飛上がる. |
佐野駅 2013年4月4日 |
8:06 佐野駅を出発、駅近くのビジネスホテル、神社と過ぎ、落着いた閑静な住宅街に入る。先週は東武佐野線のガード方から駅に入ったが、あの辺りを下町とすれば、こちらは山手地区のようだ。やがて先週も歩いた両毛線に沿う街道(県道67号)に入り、
8:20 秋山川を渡る、鉄橋は右150M、27.4K辺りだ、この先右手の西中学校ではゲートボール大会の開催準備に老人グループが大忙し。
8:50 旗川を渡る、小振りの清流、橋手前が足利市との境界、鉄橋は右手150M、29.8K辺りとなる、ここまで佐野駅から3K余、沿道は住宅が多く、線路が見える区間は少なかった。 |
9:09 富田駅着、駅舎は進行左手、高崎方面は改札口直結、小山方面が島式ホーム、31.1KPあり。駅員1名、駅舎に時計が無かった(と思う)が珍しいよね、、、
さらに県道を行き道なりに線路右手に、なお、この道は旧日光例幣使街道です。程なく右手150Mに豪華な建物が一際目立つ、有名な栗田美術館だが、まだ開館前だろう。
|
富田駅 2017年4月10日 |
大久保地区に入ると右手に丘が近付く、松林が多く、新緑の若葉が人に優しい、この辺り小峠になっており、ちょっと下って小川を渡り毛野の集落に入ると、市街地の端に入ったようだ、線路は左50Mに平行。
10:22 袋川を渡る、鉄橋は左100M、36.6K辺り、渡ると右手の丘が急に後退、一時平地が広くなる、足利の市域は広い。 |
1.jpg)
富田駅 2017年4月10日 |
10:50 足利駅着、改札口直結の下りホームに、内側の架線が無い上り島式ホームの駅、38.2KPあり。
風格のある大きな造りの駅だが、周囲は静かで、手持無沙汰のタクシー運転手が世間話に興ずる、南口にも結構大きな駅舎あり。
今日は気温も湿度もちょうど良く、日差しは少々強いが、終始太陽を背にして歩けたのは有難い、いつもは途中で消える、左足の軽い痛みがまだ続くのがちょっと気になる、、、 |

両毛線:足利駅北口 |
よく整備された大通りを行く、途中有名な足利学校の庭内にも入り、道なりに「通り3丁目」に入る、足利銀行、足利デパートなどある市の繁華街だが人影はまばら、しかし活気こそないが、余裕と豊かさが感じられ、織姫会館、織姫神社など、絹織物の街として栄えた往時の名残を留める施設も。
なお、東武足利市駅はJR駅から徒歩12分くらい、公園などに整備された渡良瀬川河川敷を見ながら約1K、周囲はシティーホテルなどあるが、何となく街外れの雰囲気、しかし東京に出るにはJR利用より早くかつ安価で、ビジネス客等の姿が多い。 |

足利市中心部 写真左に入ると足利学校 |
低い切通しを抜けると市街地も終る、しかし県道と平行する旧道には古い街並みも残る。
11:42 県道に戻り道なりに線路を跨ぐ、41.1KPが見える、渡ると左手に足利競馬場を見る、渡良瀬河川敷を利用した大規模施設だ。そしてまた右手の旧道に入り、
11:50 歩行者専用踏切で線路右手に、41.8K地点、しかしこの道400Mしかもたず行止り、踏切でまた左手に、もう駅はすぐそこだった。 |
両毛線:山前駅 |
12:07 山前駅着、改札口直結の高崎方面ホームに小山方面島式ホーム、駅員1名、42.7KPあり。駅舎内部は昔の姿を保ち、ベンチも木製のままだった。
12:20 小休止後出発、駅前を行く県道67号線を進む。
|
沿道の風景は単調でいささか退屈、足利工業大は44KP辺りに相当、途中7〜800M、旧道も歩き、ちょっぴり近道。
12:58 松田川を渡る、鉄橋は右手100M、44.9K辺り。
13:19 小俣川(20M)を渡る、鉄橋は流れの関係で500Mほどずれ、46.8K辺りとなる。この辺り線路からちょっと離れ、鉄橋は見えない。 |
山前駅跨線橋より、赤城山が薄っすら見え出す |
小俣駅 |
13:34 小俣駅に到着、ホームの北側、前橋方に丘が迫り、島式ホームも駅舎より一段小高い所に位置する、47.2KP、駅員1名。
たまたまだったのか、この駅の乗客は子供を除き、大人は殆どバングラディシュ人、駅員さんも案内が大変だ、それにしても両毛線では東南アジア系、ブラジル系の外国人を多く見掛ける。 |
今日は営業キロで20K余を5時間半で歩いた、佐野駅から小俣まで線路近く、全行程に亙り日光例幣使街道が、旧街道も含め利用可能だったので、いつもより楽な「歩き潰し」ができたと思う。 |
両毛線(3) 小俣ーー伊勢崎 21.8K 1999年6月12日(土) 晴
わたらせ渓谷鉄道(1) 桐生ーー相生 3.1K
昨日、本社主催の関連会社合同株主総会が終了、零細会社ではあるが担当責任者としてそれなりの解放感を味わい、気持良くまた両毛線を訪れた。天気予報は外れカンカン照りの下、あまり変哲のない沿線を黙々と歩いたが、それにしても両毛線沿線って、おもしろくない所だなー、、、
アクセスは今回も東武鉄道を利用、伊勢崎線のロングシートに2時間揺られ足利市に、そこから徒歩で渡良瀬川を渡りJR駅に移動、あなたもほんとに好きね、、、 |
8:54 小俣駅を出発、今日もまた駅前から日光例幣使街道のお世話になる、計2車線の道が黄ペンキで書かれた分離帯で区分され、ちょっと安っぽい感じ。
9:04 堺橋という100M長の橋で桐生川を渡り、足利市から群馬県桐生市に入る、線路右手250M、川を渡るのは48.2K辺り、鉄橋は80M長くらいか。
9:20 足利銀行境野出張所を過ぎる、右手150Mに踏切が見える、ここまで小俣駅からずっと住宅、工場、そば屋などが絶えず、桐生中心部に近付くに連れ商店も加わる、境野は大きな街だ、境野1丁目で右斜めに入る旧道があった、この道で1.2Kほど距離を稼ぐ。
9:55 桐生浜松町郵便局前を過ぎ、程な「くコロンバス通り」に入る、暗渠上の遊歩道だ。もう右手250Mに高架線路が見える。 |
10時開店の商店が多いらしく、これから1日が始まる雰囲気が漂うなか、高架沿いの遊歩道を行き、それが広い道に変ると駅はもうすぐだった。 |

両毛線:桐生駅(東口) 2011年9月6日 |
10:18 桐生駅に到着、高架島式ホームが2本、一番北側の1番線はわたらせ渓谷鉄道が使用、52.9KPあり。
ホーム下には職員が立つ改札口の他、 立食いそば店、観光案内所等が入居。
市の中心街は駅北側、上毛電鉄駅の近くのようだ。
ここ桐生まで北西方向に進んで来た両毛線だが、これより先は一転、南西方15K1余に位置する伊勢崎を目指し、裾野の広い赤城山麓を一直線に駆け下る。途中特に大きな街も無いせいか、街道も線路からやや離れて平行する。 |
渡良瀬川鉄橋(250M長)は駅から1Kほど先、54.2K地点にあるが、鉄橋の袂には市の本宿浄水場があり、こちら側からは行けない。
10:36 浄水場前に至る。 続いて下流方向に陸上競技場、商業高校と並ぶのを過ぎる、敷地の裏手は堤防に沿う。
10:50 渡良瀬川を桐生大橋で渡る、鉄橋は500M上流を行く、橋の先の桐生機械工場の角を右折、工場の塀に沿い300Mで駅に。 |
 |
11:02 下新田駅着、短い片面ホーム1本の無人停留場はわたらせ渓谷鉄道のみが停車、両毛線列車は全て通過、営業キロは1.7だが1.9KPあり、ここまでが線路を共用するいわゆる二重戸籍区間だ。JRは信号場扱いで交換も可能、54.6K地点。なおこの先線路南側に400Mほど、東武桐生線の手前まで、高崎総合訓練センターの引込線が伸び、解体待ちの電車が留置されることもある。
このわたらせ渓谷鉄道は駅を出ると右急カーブで築堤上に出て、住宅と畑のなかを行き、訓練センターの先で両毛線を跨ぐ東武桐生線と並んで相老駅に入る、駅まで1Kくらいなので行ってみた。実はこの辺り線路方向の道が無く、「全ての道は相老駅に通ずる」感あり。
11:20 相老駅に到着、わたらせの相対式ホームと東武の島式ホームが並び、東武の方が特急を含み本数は多いが、駅管理はわたらせ渓谷鉄道で行なう。
駅西側は10階建て棟を中心に他数棟ある団地、戸建て住宅は庭付きが多く、首都圏の住宅地と変らない。訓練センターから700Mほどの所だ。
ホーム南端の踏切から南西方向に伸びる道に入る、新興住宅地から旧家の並ぶ集落、そして一時畑が多くなり、また住宅地に入ると駅に、この間約2K、台地上の一本道を来た。 |
両毛線:岩宿駅 1999年10月9日  |
12:10 岩宿駅着、なかなか感じのいい木造駅舎が下り片面ホーム側にあり、前橋方面は島式ホーム、56.9KPあり。
駅待合室にはイラン人が2人、静かに座っている、程なく迎えのクルマが到着、それにしても両毛線は、たまに壮年男性を見掛けると、その殆どが外国人だ。
笠懸町には3万年前の石器が出土した岩宿遺跡と、隣接して町営日帰り温泉もあると駅前案内にあり、行ってみることに。 |
駅から北にクルマの多い通りを500M行って左折、駅からも見えた琴平山の短い切通しの壁が目指す岩宿遺跡で、壁を掘った「洞窟」で当時の人々の生活を再現した映画を上映、自分も約10分お付合いをする羽目に。しかし期待の日帰り温泉の方はナントこれが改装中で、再開は8月とありがっかり、、、
12:53 温泉前を出発、近くの国道50号線に入り、程なく町役場、商工会館などを見る、、この辺りの集落は「鹿」という。なお50号線は確か水戸近辺から発する由緒ある街道だが、大型トラックの通行も多く、歩道はあるものの、歩いていて少しも楽しくない。
13:48 赤堀町に入る標識の手前に斜め左に伸びる細道があり、行ってみた、中小工業団地が散在するなか線路近くまで行ったが、線路沿いの道は無いようだった。
14:30 早川という小川の岸の小公園で小休止、なお線路が早川を渡るのは62.3K辺り、小俣駅からもう29,000歩余り歩いている。
14:49 東村に入る、これまで散在した中小工場が姿を消し、広い畑の中を行く、トウモロコシ畑が多かった。
14:59 西国定交差点を左折、途中で道を聞くと、曲るのが早過ぎたようで微修正。
道路と田畑の農道がほぼ南北に走るのに、線路が西南方向に伊勢崎目指して広い平野を突っ切り、方向感覚が全く掴めず困惑する。 |
両毛線:国定駅 2011年9月6日 |
15:10 国定駅着、駅舎直結下り片面ホームに上り島式ホーム、63.3KPあり、駅員1名、駅舎は岩宿同様、風雪に耐えた木造平屋建て、今となっては風情を感ずる。
営業キロで6.4Kにちょうど3時間も要し、その間1回線路端に出ただけ、50号線から逃げ出した後は、広大な田畑に中小工場が点在する中、農道など線路と無関係に歩いた、
温泉が改装中で入れず、カンカン照りのなかこれで緊張の糸が切れてしまったのがまずかった、、、 |
駅の少し先で国道293号に入る、先刻駅近くまで歩いた道が線路沿いに西に転じたのだ、この道は一時伊勢崎市に入るころ(15:28)少々北に線路から離れ、その間脇道もあったが、仮に行止まった場合もう後戻りする気力が無く、そのまま道なりに進むこと約3K、66.6K辺りの踏切で線路左手に移る。
16:10 第6桐生街道踏切:67.2K地点で線路右手に、殖連小学校のグランドが角にある辺り、この先沿道は静かな住宅街となる。
16:23 線路右手には粕川を渡る橋が無く、踏切で左手に、68.2K地点、この200M先で粕川を渡る、鉄橋50M長が渡るのは右手150M、68.4K辺り。
16:32 東武鉄道伊勢崎線の踏切を渡る、続いて市を南北に縦断する大通りを渡る、線路が 跨ぐのは68.8K地点だ。 |

両毛線:伊勢崎駅 |
16:38 伊勢崎駅着、69.1K、小俣駅から40910歩でした、 駅舎直結上り方面ホーム、下り小山方面は島式、駅の北側は住宅、2階建アパート、駐輪場など、東武は共用改札口を入った桐生方に頭端式島式ホーム1本、駅の管理はJR東日本が行なう。 |
両毛線(完) 伊勢崎ーー新前橋 15.3K 1999年10月9日(土) 晴午後快晴
今年の5月から6月にかけ都合3回両毛線沿線を歩き、小山から伊勢崎に達した、本日はその続きで、終点の新前橋を目指し、同線の歩き潰しを完了させたい。
なお時間が許せば、前回その前まで行きながら改装中で引返した、日帰り温泉にも寄りたい。 |
2.jpg)
伊勢崎駅 2017年3月11日 |
9:33 駅の写真を撮って伊勢崎駅を出発、駅横の踏切から線路左手すぐの道がある、分離帯の無い住宅街の道だ。
なお当駅より線路は針路を西北西に転じ、前橋を目指す。
9:44 伊勢崎地方合同庁舎前を過ぎる、この後創価学会の伊勢崎分会、ピンク色の美原病院などを見ると、畑と農家も現われる。
|
伊勢崎駅ホームより赤城連峰を望む |
10:06 広瀬川を龍宮橋で渡る、このすぐ先で支流が2つ合流、名前の変った桃ノ木川沿いに堤防上の道を遡ると、左手は伊勢崎オートレース場とその広い駐車場となる、なおオートレース場は線路から500Mくらい、車窓からも広い田んぼ越しに良く見え、72K辺りが相当。
この先も桃ノ木川に絡みながら、駒形バイパスの盛土道路を左手に見ながら進むこと約2K余、桃ノ木川の鉄橋を渡ると駅は近い、鉄橋は100Mほど、74.6K辺りとなる。 |
11:13 駒形駅着、相対式ホーム、駅員1名、ホーム前橋方出外れに75KPが立つ、駅の北側はすぐ各種学校山崎学園の敷地に続く。
ここまで伊勢崎駅近辺を除き、線路に沿う機会は無かった、しかし住宅街を抜けると広大な田園地帯を縦貫する桃ノ木川沿いの道を行き、3〜500M北側を平行する線路を十分確認できる。 |
駒形駅 |
駒形からは先刻左に見てきた駒形バイパスに押出されるように入る、線路は右手60Mを行く、やがて群馬中央バス前橋営業所が右手に、10月の土曜だというのにハイデッカーバスが7台も休む、75.8K辺りとなる。
11:55 ずっと国道を来て、ボーリング場の先で右折、ボーリング場の辺りは観光梨園が多く目に付いた。線路に近付くと群馬県計量検定所があり、線路沿いの道となる。
12:01 踏切で線路右手に、77.6K地点、この辺り工業団地で、丸大、昭和食品の工場など。もう駅が見えている。 |
前橋大島駅 2017年3月11日 |
12:10 前橋大島駅に到着、99年3月に開業したばかり、相対式ホームの橋上駅、78.1KPあり、駅舎など木の触感を生かしている、工業団地の中の駅で商店は無いが、駅前広場はゆとりがあり、特に南側の広場はバス停もあり広々、隣接して広い芝生グランド付きの大島公園もある。
12:30 小休止後出発、線路に近い工場街の道を行く、レンゴー前橋工場もあった。
79KP脇の自動車教習所を過ぎ500M進むと道が行止り、道なりに左手の県道2号線に入る、この辺りから線路は高架に上る。 |
12:55 広瀬川を渡る、上毛電鉄中央前橋駅の横を流れる、利根川から取水して市街を流れる用水だ、鉄橋は80K地点。
13:12 ダイハツ車体の工場前を過ぎる、文京町ではこの2号線、倍に拡幅工事中だった。 |

両毛線:前橋駅南口 |
13:27 前橋駅南口に到着、高架島式ホームが2本、ホーム新前橋方出外れに82KPあり、さすが県都、乗降客は多い。両毛線110年記念のオレカを購入。
このまま高架線沿いの広い道を利根川方向に歩くのがスジだが、実は前橋市街は歩いたことが無く、ケヤキ並木が立派な大通りを北に500M行って国道50号線を左折すると、沿道に日銀、都市銀行の支店が並ぶ、どの建物もなかなか風格があり、群馬県の経済力を象徴するかの様だ。
その先県庁の33階建て高層ビル前に出る、もう裏手は利根川の筈、この県庁ビルかなりバブル的だが、色々な所から見え目印になる。 |
14:14〜14:17 群馬大橋で利根川を渡る、下流300Mに駅からまっすぐ来た線路と道路橋が見える、鉄橋は232M長、83.1〜83.3K辺り。
この先は高架線路左下の側道に入り、左大カーブする線路と一緒に駅に、県庁ビルと同色に塗られたこれも立派な造りの社会福祉総合会館を過ぎれば駅はもうすぐ。両毛線が上越線に完全合流する地点に84KPが立つ。 14:41 新前橋駅に到着、島式ホームが2本、両毛線の列車は全て高崎まで入る、下り列車の場合必ず3番線に入り、両毛線の終点は84.4K地点、KP(キロポスト)は未確認だ。 |

群馬大橋南詰より群馬県庁を望む、両毛線は300M下流 |
笠懸町温泉施設:かたくりの湯 15:50〜16:35在 ¥600+100(ロッカー)
場所:岩宿駅から北に伸びる大通りを約500M、左折して台地を短い切通しで抜け、役場のある「鹿」という集落を目指す、徒歩約17〜18分。往きはタクシーを利用したが5分、¥660だった。道は分り易い方だ。
施設:この夏に大規模改装したばかりだから、全て新しく気持ちが良い、木材を活かした造作で、風呂場の桶も木製、全体としてこじんまりした素朴な日帰り温泉で、この時間、利用は地元の人ばかりで混雑。
風呂場:更衣室はカゴがあるだけ、ロッカーは有料制で¥100、24あった。風呂は主浴槽とジェットバスが各1、他はサウナ、水風呂など一切無し、 洗い場11。
お湯:無色、無匂、無味、ツルツル感は結構ある、ナトリウムー硫酸塩温泉。
和室畳敷きの休憩場に供食設備は無く、ソファー近くに自販機があり缶ビールは飲める。
その他:前回訪問した際は改装中で休業、今回再度訪問、入浴を果たしました。 |