し な の 鉄 道
(1) 小諸ー軽井沢 22.0K 小海線:小諸ー光岡 3.6K
2002年4月6日(土) 晴後曇り
ひょんなことから軽井沢往復の新幹線回数券(6回分)が手に入る、信越本線は昨年7月に碓氷峠越えをして以来のご無沙汰、タイミングとしては良く、さっそく利用させてもらうことにする。
今日はしなの鉄道で沿線の偵察がてら小諸まで行き、そこから上り方向に歩くことにする、列車は途中駅からパラパラ乗って来た高校生を中心に小諸まで7割の入り、同駅では下車客と小海線乗換客がほぼ半分ずつだった。 |
しなの鉄道・小海線:小諸駅 |
小諸駅がローカル駅に転じて早5年、以前の面影は充分残るものの、風格が無くなってしまったのは残念、駅の管理はしなの鉄道が行うが、2階系列食堂の手書きメニューなど、素朴さを通り越してシャビーの境界に迫り、合理化の徹底には頭が下るが、小諸市の玄関口としてもう少し面倒を見てやれないものかなー、、、 |
8:15 小諸駅(22KPあり)を出発、長方形の小駅前広場を抜け、線路左手すぐの小道を行き、やがて左手線路方向を行く北国街道に入る。浅間山麓から千曲川岸に落ちる緩斜面を横切って進むが、何本もある小用水の流れが強いところなど、伊香保温泉山麓、渋川の街を想い出させる。
8:28 八十二銀行を過ぎる、続いて小諸厚生病院、ジャスコなどを見る。 |
8:37 街道から右の小道に入ると、突然小海線の東小諸駅前に出る、片面ホームは千曲川側にあり、77.4KP、そして通過するしなの鉄道の20.5KPがある。
なお小諸と小淵沢を結ぶ小海線は、小諸からこの先の乙女駅まで2.5Kを完全平行する。
唐松古墳群を過ぎ、河岸段丘端に沿い住宅や狭い畑中の道を行く、線路は右80M、段丘のやや下を進む筈だが見えない、この辺りから千曲川対岸の切立った断崖の眺めが見事だ。線路から2Kくらいあるかな、、、 |

小海線:東小諸駅 右手に千曲川岸の断崖が見える |
小海線:乙女駅 |
9:04 乙女駅着、この駅も無人片面ホーム、ホーム上の瀟洒な東屋風待合室が旅人の心を慰める。76.3KPが佐久方ホーム出外れに見える。
小海線はホームの先で右急カーブしてしなの鉄道と別れ、45Kほど離れた信濃川上駅まで千曲川沿いの道行きとなる、次駅の光岡まで営業キロで1.1K、この際訪問しておきたい。
9:16 ホームから続く小道を辿り、75.9K地点で道なりに線路左手に移る。
国道141号線に入り、台地上の田畑に住宅が混在する地区を500Mほど歩いて、 |
9:30 光岡駅着、相対式ホーム、交換可能の無人駅、75.3K地点、構内は広く、駅前の佐久通運の小事務所が元貨物駅の存在を物語る、ここで15分の小休止。
また141号線をしなの鉄道線近くまで戻り、右手軽井沢方の広い田んぼに下りる、もう駅まで1Kほど、前方に見えて来る。
この辺りまだ農地改良が未施工で、畦道はうねり多少回り道となるが、直線畦道と用水で仕切られ、大型耕耘機が利用可能な簡易舗装まで整備された画一的な広田より、歩いていてずっと気分が良い。 |

小海線:光岡駅 後ろの山は浅間山 |

しなの鉄道:平原駅 |
10:04 平原駅着、2面3線の幹線一般駅によくあるタイプの無人駅、軽井沢方出外れに18KPが見え、その30M上を141号線バイパスが高架で跨ぐ。駅の周囲は田んぼ、南から台地の裾が近付いた。
10:30 17KPを過ぎる、線路は右手すぐ2M上を行く、寂しい所で人影無し、浅間山は山頂部分が荒々しい岩肌を見せ、群馬側から見る優しい雪を被った山容とは異なる。
10:42 16KP、200M先で上信越自動車道が上を横切るが、この辺り小諸、佐久両市の境界線で、道が無く一時草むらを進んだ。 |
10:53 西屋敷集会場を過ぎる、ここは細長く出張った佐久市内で道路は広い。
10:58 御代田町に道なりに入ると歩道が無くなる、左手線路との間にやけに立派な3階建ての農家があり、白塗りの高級車が2台停まる、話に聞くキャベツ御殿だと思う、線路は15.1Kと後に確認。
11:17 小田井北三叉路、駅まで1Kと案内あり、左手300Mに線路が見え出した、なお小田井宿に寄る積りだったが、農道に入り近道したら行過ぎ、戻るのも癪なので、、、
11:31 御代田消防署前を過ぎる、救急車2台、消防車4台、立派なものだ。 |
11:44 御代田駅着、かつてのスイッチバック駅で、相対式ホームに中央部で5Mの高低差あり、駅舎は南側、日中は観光協会職員が詰める、13KPあり、標高819M、駅の真正面に浅間山が大きく聳える。
線路右手近くの町道を行く、駅から続く桜並木はまだつぼみの状態、右手は町の近代的な中規模工場団地、チョコレート工場が建つ12KPの先で、線路と同じく北東に方向転換。12:14 カラマツ林の東雪窓別荘地に入る、道なりに線路に添うのは11KP辺りからだ。
12:40 10KPが30M高の築堤上に、両側下は狭い田んぼ。 |

しなの鉄道:御代田駅 |
たまたま10KPの右手200Mほどの山腹を新幹線高架が走りまたすぐトンネルに入る、ここが軽井沢地区に2本あるトンネルの短い明り区間なのだ。
在来線はこの先150Mで北に急カーブ、あとも連続曲線で高度差を緩和しながら登って行くが、勾配に強い道路の曲線とは噛み合わず、
12:54 9.5KP辺りでしばし線路とはお別れ。
13:00 軽井沢町に入る、少し手前で137号線に入っており、町界は小谷の底の小川、渡ると上り勾配となる、浅間山から冷風が吹き下るのだろう、やけに寒い。
13:17 つづれ折れに上る137号線を行き掘割線路を渡る、5M下に7.7KPが見える、もうホームの端も見えた。 |
しなの鉄道:信濃追分駅 |
13:25 信濃追分駅着、ホーム相対式、駅の南側はすぐ急斜面で下るカラマツ林、標高は955Mあり、旧信越本線の最高地点駅。7.2K地点、駅名のいわれとなった北国街道と中山道の分岐点は、駅から北1Kの所に。
13:36 一休みして出発、道は一転平坦となる、周囲はカラマツ林が多い。
13:47 架動橋で線路右手に、6.6KPあり。
14:08 歩行者専用踏切で左手に、5.7K地点、程なく中山道のバイパスに出る。
14:18 「ゆうすげの湯」に到着。 |
中軽井沢:ゆうすげの湯 ¥500+100(ロッカー)
場所:中山道バイパスから50M、線路から250
Mほどの古い別荘地区にあり、中軽駅から徒歩20分くらい。
建物:学生の合宿利用が多い庶民的な旅館が兼営している日帰り温泉、テニスコートが10面以上あり、フロント、食堂は簡素な造り。
お湯:少々黄色がかり、無味、微かに硫黄の匂い、細かな白い湯の花が多数混り、湯船の岩にも付着、塩化物硫酸温泉、温度は39℃位と低めで長湯が楽しめる、浴室の窓から浅間山の展望が良いそうだが、今日は見えない。
その他:サウナ、露天風呂、水風呂は無し、シャンプーも無かった。 |

ゆうすげの湯 |

しなの鉄道:中軽井沢駅 |
15:26 温泉を出発、中山道の旧道を行き段々別荘と保養所が多くなる、中軽井沢地区は比較的飾らない建物が多いようだ。 15:48 バイパスと駅近くで合流し、5分で中軽井沢駅に到着。かつては島式ホーム2本に駅舎直結の片面ホームを擁し、季節運転優等列車も多かったが、新幹線開業後は一部線路が捲られ、1日の乗車人員が千人を切り、1名いる駅員も手持無沙汰、4KPあり。 |
16:00 出発、線路左手近くの中山道を行く、3KPの左手に軽井沢中、旧軽井沢町に通ずる三叉路は2.5K、右手から近付いた新幹線が完全平行するのが2.4K、2KP左手には独立した小山、名前通りの離(はなれ)山が目立つ。
16:46 0.4KPあり、もう軽井沢駅ホーム端までせいぜい250Mくらい。
新幹線ホームより東京行が入線するとのアナウンスが聞こえてくるが、ちょっと無理そう、、、しかしコンコースに続く階段が見え出してもまだ列車は入らない、それならと駆け出し、ホームに駆け下り列車に乗り込むとドアが閉った。自由席は前の方で、息を切らせながら指定席車を抜け、結構混雑していた車内で1席確保、列車の軽井沢発車時刻は16時52分だったが、うまくやった気分で満足! |
(2) 小諸ー上田 18.0K
2002年4月20日(土) 晴朝方曇り
前回の訪問から2週間振り、入院している父の体力がいよいよ弱り院内感染を繰返す、何かと忙しい女房に気兼ねしてなかなか外出を言い出しにくい雰囲気のなか、こそこそと出発。 |
8:10 小諸駅(22KPあり)を出発、駅の自由通路で懐古園側に出る、駅は小諸城内に設けられたと聞く、園内入口にC56144が静態保存、塗り替えられたばかりできれいだ。 |
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進行左手の道を進み、途中から線路が高架に上る、台地を抜ける電化前の小トンネルが残っており、その続きの線路跡の道を辿り、左やや下に中学校を見る、小諸の街は浅間山から千曲川へ下る雄大な傾斜地に立地、方向によってはちょっと離れただけで高度差が顕著に表われる。
8:38 中学校の少し先、藍染川踏切を渡り国道18号線に入る、23.4KP、それに旧信越本線の(高崎起点)63.614K表示も残る。もう市街を抜け、ロードサイドショップが並ぶ。 |
9:05 建設中の日曜大工ショップの先から旧道に入る、25.4K辺り、旧家が並び、往時の賑わいを偲びながら北国街道歩きを1.5K程楽しむ、なおこの辺り、線路は左やや下の河岸段丘中程を平行、姿は見えない。
9:27 古びた滋野村公民館の角で斜め左、駅方向の道に入る。北側に大きく聳える浅間山に続く山塊が後退、その分平地が拡がる。
9:42 道なりに下って滋野駅に到着、駅の管理は駅舎内に事務所を置くタクシー会社が受託、職員1名、ホーム島式、28KPが上田方ホーム出外れに。 |

旧北国街道 |

しなの鉄道:滋野(しげの)駅 |
駅からちょっと行った三叉路近くで線路をくぐり千曲川右岸に近付く、周囲は畑地が主だが中規模工場も混在、線路は右手100Mくらいを走る。
10:15 線路右手に、田中駅に通ずる自動車道に入るが、30.5KPの前後800Mほどは線路沿いの2M道を歩いた、戸建てサラリーマン住宅が並び、いささか退屈な小道だ。
右岸の光景はパッとしないが、左岸は80M高の山崖が迫り、頂上部分は露岩が荒々しく剥き出し、中腹の樹林に新緑が萌え、なかなかの景観、林道が見え隠れし、あそこを歩いたら景色が良さそうだ、、、 |
10:37 はけ山跨線橋を渡り線路左手に、31KPが100M前方に見え、田中駅も跨線橋から300Mくらいで行けそう。
急に気が変り、この羽毛山地区でくびすを返し、千曲川を渡り先刻魅了された段丘の林道に入る、予想通り、直下4〜50Mに千曲川の急流、時々過ぎるしなの鉄道の115系電車、1K先の上信越自動車道、そして雄大な浅間山の山容を見ながら、素晴らしい新緑ハイキングを楽しんだ。 |
御牧之湯 11:36〜12:03在 ¥400+100(ロッカー)
場所:滋野駅からほぼ真北に千曲川を目指して下り、狭い小橋を渡った地点に位置、徒歩約10分、自分は変則的な歩きをしたから念の為。
建物:浴室は本館と新館に分れ脱衣場も別、更衣が面倒くさく時間も無く、自分が入ったのは露天風呂が無い方だ。
お湯:無色、無味、少々硫黄臭がする平凡なナトリウムー塩化物温泉。
なお5年前、横軽線廃止直前に行った時は、露天風呂のある方に入り、やや鉄分を含む茶色がかったお湯とメモしている。 |
御牧之湯 |
露天風呂から千曲川対岸を行く189系特急の走りと、濃い紫色に輝く浅間山を一緒に拝めた頃に比べ、役者はいささか段落ちしたが、依然として 鉄道ファンお勧めの日帰り温泉だと思う。 |
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12:03 温泉を出発。
12:21 みまき大橋を渡る、支流の鹿曲川が千曲川と合流する地点に掛る近代的な大橋。
また同じ景色の良い道を戻る、この千曲川に落ちる崖の様な急斜面に造成した林道、改めて見ると上の露岩が崩れ樹木がなぎ倒された個所もあり、復旧工事が行われている。道なりに羽毛山地区に下ると小広い平地の集落に入る。
←みまき大橋より田中駅方面を望む |
12:56 田中駅着、駅前に日帰り温泉が開業しており全く想定外で、何か得をした気分。
13:08 出発、線路右手近くに道が伸びる。
13:20 田中小学校を過ぎる、駅からちょうど1Kくらい。
13:29 32.6K辺りの名無し踏切で左手に、すぐ白鳥神社があり、樹齢700年の大ケヤキが5〜6本聳える。
この先海野宿の復元街道が650M程続く。
なお千曲川は32.5K辺りで一時線路左手すぐに接近、川面がすぐ下に並ぶが、また見えなくなる。
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しなの鉄道:田中駅 |

海野宿 線路は左手25Mを平行 |
海野宿がこんなに本格的な復元街道とは知らなかった、道の中央には細い用水が引き込まれ、和菓子、地産の野菜など販売する店も多い。線路は右25Mを行き中心は33KP、左手人家の反対側は畑地、千曲川まで200M、段々両者の間は狭まる。
14:05 道なりにまた千曲川岸に出る、線路は右70M。 |
14:13 大屋駅着、駅舎は南側に建ち千曲川も近い、田中駅の方が開業は旧いそうだが駅舎としてはこちらが数段立派、改札口直結の下りホームと上り島式ホームがあるが、山側は使用中止、中線があった様だが線路はもう無い。
駅から近い35KP上の跨線橋で北側の北国街道に移る、36KPの先からは線路が左手すぐを行く。 |
しなの鉄道:大屋駅 |

しなの鉄道:信濃国分寺駅 |
15:04 信濃国分寺駅着、つい先月の29日に開業したばかり、相対式ホームの無人駅で37KPが立つ、すぐ先、線路に隣接した国分寺跡は公園として整備されている。
15:25 公園で小休止後出発、北国街道をさらに進む、線路は左手200Mくらいを行く筈だ。15:32 国分1丁目のY字路を左に、右はバイパスとなる。
500Mも進んだ上田日本無線の先で左の小道に入り、階段を20Mほど下って台地下を行く線路脇に出る、ちょうど新幹線高架がしなの鉄道線を渡り越して進行右手に出た辺りで、38.8K辺りなのを車中より確認。 |
アパート風マンション、庭の無い小住宅などが並ぶ雑然とした裏町が、台地の裾に沿って結構長く続き、
15:56 上田駅に到着、駅前は広い区画が白シートに覆われ、何やら工事中で騒々しい。駅の写真を撮り、切符を買ってしなの鉄道ホームに入ると、16:時16分発の上りが出発するところだった。
上田駅での乗換は、地平在来線ホームから跨線橋に上り、改札口を出てまた地平コンコースに下りた後、新幹線高架ホームに上るから大仕事だ、新幹線建設費抑制の為と聞く。 |

しなの鉄道・長野新幹線:上田駅 |
ゆうふる田中 16:30〜17:50在 ¥600

ゆうふる田中 右の山裾を千曲川が流れる |
駅前に新温泉を“発見”したからには一風呂浴びていかなければ、、、
建物:3階が浴室、2階がフロント、1階が駐車場、駅前で土地が少なく上に伸びたようだ。サウナと眺望無しの露天風呂があり、水風呂は無い。水着着用の小プールもあるが老人のリハビリ用かな。
お湯:少々鉄分を含み赤茶色、少し塩辛く、無臭、ナトリウムー塩化物温泉、湧出量は151L/分、お湯は長野県にしては平凡、一番の売りは駅前という立地だろう。
地産のブドウを加味した地ビールを販売するなどレストラン業務にも力を入れるが、開業直後のこともあり何となく中途半端な感じ。 |
(3) 上田ー戸倉温泉 14.9K
2002年5月25日(土) 快晴
新幹線回数券を使っての、ケチケチ旅行に徹する自分としては頗る優雅な歩き潰しも、いよいよ今日が取敢えず最終回となる。往路は3回とも小諸まで同じスジで来たが、毎回決まって小海線の東小諸駅で、停車中のキハ110系2連を追抜き、毎度のことながら鉄道運行の正確さを認識させられた。 |
上田城櫓前から、中央の狭間を在来線が抜ける |
8:15 上田駅出発、ビジネスホテル、料亭など並ぶ新幹線下の横丁から北国街道に出る。
8:56 折角なので上田城址に寄ってみる、上田盆地を西北方向に流れる千曲川沿いに進む信越本線、北に近い200M高の山塊にトンネルで突っ込む長野新幹線の様子がよく判る。
9:32 また北国街道を進み、真田自動車学校の辺りでしなの鉄道側に移る、新幹線高崎起点87.2K地点、同線はこの先300Mで五里ケ峰トンネルに入る、長さ15,200M。 |
9:55 一時400Mほど離れた北国街道が道なりに線路に近付き、西上田駅着、改札口直結上りホームに島式ホーム1本、南側に石油ターミナルがあり、タンク車が15両くらい。JR貨物の存在感が大きく、駅舎も掲示類など単調、貨物主体駅特有の“匂い”が漂う、44.3KPあり。
駅の北側に先刻新幹線がトンネルで突っ込んだ山塊が迫る、在来線はこの山を巻いて進む。
10:06 小休止後出発、18号線をさらに進む。 |
しなの鉄道:西上田駅 |
右手の山が最も張出した狭間を過ぎる、谷幅は300M程度、その間を北国街道、しなの鉄道、そして千曲川が並んで過ぎる、線路は45.6K辺り、ここで上田市から坂城町に入り、藩政時代には松代藩が口留番所:検問所を設けていたと案内にあるが、如何にもその様な場所だ。
抜ければ両側の山は急速に後退、平地がどんどん拡がる、坂城町が設けた街道用水沿いの遊歩道がしばらく続き、足取りも軽く歩けた。
10:33 ねずみ橋通り交差点に至り、左80Mの線路端の道をしばらく行ったが、10分余で行止り、また18号線に戻る。 |

しなの鉄道:テクノさかき駅 99年4月開業 |
11:04 テクノさかき駅着、ホーム相対式、朝夕のみ係員が詰める、第三セクター化後の99年に開業、斜面に位置し、切通しの壁は北側が高い。駅の前後約1Kは直線。
駅の100M先、48KP立つ跨線橋からナント富士山が見えるではないか!
南側1Kの小山に新しい町営日帰り温泉があり、評判が良いので行ってみたい。
11:42 谷知踏切で南側に、48.9KPあり、続いて黄塗りの大望橋で千曲川を渡る、幅1M、軽自動しか通れない、この辺り流れは2つに分れ、葦原ではヨシキリがやかましく鳴き、渡るのに5分要した。 |

テクノさかき駅付近より遠く富士山を望む |
渡った先は広い田んぼ、田植えに精を出す人も多く聞いてみると、温泉は約1K先の山上に建ち、道は傾斜の緩い山の裏手から入り、まだかなりあるとのこと。 なお帰路車中から、南1K先の山の尾根に温泉がはっきり見えた、地点は往復渡ったあの谷知踏切付近。
12:24 町立村上保育園を過ぎる、まだ山を上り出したばかりの所で、集落は指呼の間。
12:45 舗装林道を結構上り、やっとのことで町営日帰り温泉に到着。 |
坂城町:湯さん館 12:47〜14:05在 ¥500
場所:びんぐし山頂近くの鞍部に建つ、北側の展望が180度開け、露天風呂から千曲川の流れを中心に、田園と工業団地より成る坂城の沃野を一望、眺望の特に優れた日帰り温泉に数えられるだろう。
建物:全体がゆったりした造りで、広い浴槽は広幅ガラスを多用、高級観光ホテルの雰囲気を持つ。ジャクジーが無く静かなのもいい。
お湯:無色透明、無味、ちょっと硫黄の匂い、源泉は490L分と豊富、45℃とある、なかなか良いお湯だ、この施設とお湯で¥500は安い。
その他:生ビールとかつ丼の昼食を取った大広間は220名を収容。 |

坂城町営:湯さん館 |

温泉横からの眺め、石油タンク5基の左手が坂城駅 |
14:05 温泉を出発、折角だから春ゼミの合唱を聞きながら松林を10分、491Mのびんぐし山頂まで行ってみた、上山田温泉の向うに冠着山、温泉からは見えない、ギザギザの山容に特徴のある妙高山も確認できた。
帰路は南面の林道を下り、途中から小道に入り集落に出て、かなり時間を稼いだ。
15:06 往路も渡った矢知踏切を渡る、線路近くに道は無く、また18号線まで戻る。
北国街道は駅の500Mほど手前で線路を跨ぐが、そのまま住宅街に下り線路右手の小道となり、50KPを見て駅に至る。 |
15:28 坂城駅着、駅舎は北側、ホームは島式、EF6424牽く石油タンク列車が待機中、この駅にも石油タンク車が数両休む。
駅前案内板に「坂城は天領で陣屋があり、近在5,000石を管轄した」とあるが、先刻びんぐし山から沃野を一望したばかりで、豊かな収量は充分理解できる。
15:45 踏切を渡り線路左手に、50.7K。
15:56 住宅街の小道を何度か曲り18号線に入る、この辺り五里ケ峰から続く山塊が張出し、線路は葛尾トンネル(51〜51.7K辺)で抜け、北国街道は山を巻いて進む、左下15Mを山鼻を洗う様に千曲川が流れる。トンネル上は葛尾城址で、辺りはかつて武田信玄が攻込んだ古戦場の一つだそうだ。 |
しなの鉄道:坂城駅 |
16:05 右手100Mにトンネルを抜けて間もない線路が見える。
16:22 52.5KPを過ぎる、線路の右手はすぐ100Mの山崖、左手を流れる千曲川の景観も良く、大きなドライブインも建つ、なおこの先100Mで戸倉町に入る、標高387Mとあった。
温泉と昼食時の生ビールが効いたのだろう、動きが鈍くなり40分で2Kしか進んでいない、時間も押して来たし少し急がなくては、、、
16:38 市街地に入り消防組合本部の建つ三叉路に至り、左の18号線に平行するクルマの少ない住宅地の道を選ぶ、この道駅前まで約1.5K、真っ直ぐ続いた。 |

しなの鉄道:戸倉駅 |
17:03 戸倉駅着、駅舎は南側に、改札口直結の下りホームに上り島式ホーム、54.8
KPあり、右手すぐ100Mの山は頂上部分が赤い地肌を露わにして、最初崩落しているのかと思ったが、実は土の採取場で、住宅の基礎に使用すると締りが良く、評判が良いのだそうだ。この一面緑の中、地肌を露わにした採取現場は、千曲川対岸、篠ノ井線は姨捨駅からも良く見える。 |
帰りのしなの鉄道線は小諸駅での乗継待ちが29分あり、軽井沢までちょうど1時間30分、一方、軽井沢から新幹線に乗って、埼京線経由新宿までが1時間25分、新幹線は矢張り早いね、、、 |
(4) 長野ー篠ノ井 9.3K 篠ノ井ー屋代 5.2K
2003年6月23日(月) 本曇り
今日はJR東日本「大人の休日倶楽部」会員用3日連続乗り放題切符の2日目、天気はあまり期待できず、それなら都市部を歩こうということで、標記区間になりました。 |
8:17 長野駅西口を出発、篠ノ井に向って右手の線路近くの道を行く。
8:29 線路近くに建つJR貨物裾花住宅団地を過ぎる、かなり老朽化し空室も目立つが、職員数が激減しているから仕方がない。
8:36 裾花川を渡る、鉄橋は左手300M、113.6K、ちょうど長野駅から1K地点だ、渡るとすぐマルコメ味噌の本社と工場が川沿いに線路との間を占める、113.5KP辺り。
8:45 安茂里総合市民センターを過ぎる、113.05K地点、脇の踏切で左手に移り、新幹線高架下の側道を500Mほど行く、すぐ右手を在来線が走る、周囲は住宅街。
8:53 上大門踏切(112.6K)でまた右手に戻り、 |

篠ノ井線:安茂里駅 |
9:02 安茂里駅着、相対式ホームの無人駅、駅の右手すぐを19号線が行き、住宅地を挟み100Mで樹木茂る100M高の山が近い、篠ノ井方ホーム端の踏切が111.74K地点。
この駅から119号線を行く、111.15K辺りより新幹線、在来線共々、左長大カーブで犀川を渡るための準備に掛る。
なお犀川鉄橋の長野方袂には道が分りにくく行かなかった。
9:22 小市三叉路で左の旧道に入る、19号線をこのまま行くと旧道より1K上流で川を渡ることになる。 |
9:45 県営小市南団地の端に至る、5階建が10棟、犀川を渡る橋の袂に近く、部屋からの眺めが良いだろう。
9:48〜9:53 犀川を渡る、水量は多い、鉄橋は左(下流)約1Kを行く、110.7〜110.2K辺りが相当するのを以前車中から確認済み、川中島側の高水敷は畑などに利用されていた。
10:04 堤防道路をクルマを気にしながら歩き、鉄橋の袂に到着、110.2KPを確認。 |
10:16 線路進行左手近くの道を来て川中島駅着、新幹線高架下に駅舎があり、島式ホーム1本、駅前に小ロータリーあり、篠ノ井方出外れに109.5KPが立つ。
10:22 出発、新幹線高架下の側道、或いは右手すぐの在来線との間に道があり、線路左手は住宅地と畑、それに桃畑も目に付く、結構広い平野だ。線路右手にも畑地と集落が展開、山は1K先となる。 |

篠ノ井線:川中島駅 |

篠ノ井線:今井駅 |
10:54 今井駅着、地平島式ホームが1本の橋上駅、駅員1名、107.4KPあり、駅前広場はゆとりがあり、それを囲む様にスポーツジムや高層マンションも建つ、駅の開業は97年10月と新しい。
10:57 出発、線路左手すぐに道が伸びる。
11:18 県立篠ノ井高校前を過ぎる、この辺り新幹線が地平に下り、防護柵が邪魔して線路内部は見えない。もう駅まで700Mくらい。 |
11:28 篠ノ井駅に到着、橋上駅舎前に100坪ばかりの人工地盤が設けられ、公園風にベンチが置かれる、駅前商店街は寂しい、この駅は新幹線線路に在来線用地が転用され、駅舎が2階に上ったらしい。在来線は上り片面、下り島式ホーム、右手西側に留置線が10本ほど、石油タンク車が休む。
長野から篠ノ井まで、犀川を渡る時かなり遠回りを強いられたものの、主に新幹線高架下の道を歩き、何となく到着した感じ。
この先しなの鉄道線に入る。 |

篠ノ井線:篠ノ井駅(2階部分に位置)
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11:45 出発、線路左手50Mの住宅街の道を行く、篠ノ井線は駅から350Mほど行った(塩尻起点)66.6K地点で進行右手に分かれていく。 なお篠ノ井駅は軽井沢起点65.1K地点となりややこしい。
12:03 しなの鉄道64KPを過ぎる、この手前で新幹線がまた高架に上り、防護壁が無くなり在来線が姿を現す、道の左手は県営団地が占める。63.5KPで新幹線がしなの鉄道を跨ぎ右手にやや離れる、千曲川の渡河地点を調整するためだろう。
12:22 この辺りに多い桃畑の中を突っ切り、堤防上にある千曲堤防北踏切前に、63.12K地点、新幹線鉄橋は右250Mを行く、下流の人車橋まで4〜500M。
12:32〜12:38 千曲川を渡る、
12:48 千曲堤防南踏切前に、62.72K、600Mに26分、「歩き潰し}の醍醐味はこの無駄足だ!? |

しなの鉄道:屋代高校前駅 |
13:10 千曲衛生センターを抜け、上信越自動車道は18号線でくぐり、工場団地内を適当に歩いて、屋代高校前駅に到着、相対式ホーム、駅業務は更埴市が受託、61.8KPあり、駅に隣接して「FLEX」という結構大きな工場があるが、駅周辺は静寂そのもの。
13:21 出発、すぐ屋代高校のグランドを左に見る、校舎は引っ込んで建ち、駅からは気付かなかった。
13:30 新幹線高架をくぐる、なお同線は少し手前の手前61.2K地点で在来線の東に移っており、この先に近い有明山を高速道共々長いトンネルで抜ける。
くぐったすぐ先の踏切で右手に移り、線路方向に伸びる住宅街の細道をしばらく行くと街道に出た、駅はもう目の前だった。 |
13:58 屋代駅に到着、駅舎は西側、改札口直結の下り片面、上り島式ホーム、それに途中駅付近から一緒だった長野電鉄河東線の島式ホームが1本加わる。60KPあり、戸倉方には長電屋代工場もあり、しなの鉄道の車両も同所で検修を受けると聞いた。
もう一駅、5K歩けばしなの鉄道の「完歩」となるが、明日はこの乗り放題切符で山形近辺を歩くことにしており、体力温存のため今日はこの駅で終了、戸倉温泉に浸かって一息入れたいと思う。 |

しなの鉄道:屋代駅 |
上山田温泉:つるの湯 14:25〜15:10在、 ¥500
上山田温泉は戸倉駅から上田方に約2.5K、千曲川対岸に位置する著名温泉だ、以前上田から戸倉まで歩いており、道の半分以上が重複するので、今回はタクシーを利用、6分、¥950で到着した。駅から歩いたら約40分、道は温泉街までは分り易いが、その外れの静かな住宅街にひっそりと佇む目立たない建物なので、人に聞いた方がいいだろう。 |
上田温泉:つるの湯 |
建物:社会福祉協会が管理するせいか、同じ公営でもかなり真面目な雰囲気があり、大声で笑うような気分にはなれない、休憩室ではおばあさんが唱歌の練習をしていた。
浴室:大きな湯船が一つあり、露天風呂、サウナ、水風呂など一切無し。
お湯:無色、無味、硫黄臭の強い単純硫黄温泉で、湯の花も混じり本格的、46℃と熱く、狭い源泉区画は1分くらいが限度。
今日は蒸し暑く、長時間の歩行で火照った身体には、水風呂が欲しいところだ、、、 |
温泉に浸かったら元気になり、帰りは歩く気分になったが、千曲川を渡る万葉橋の袂まで出たら、温泉からの戻りタクシーが過ぎ、手を挙げた。1本早い電車に乗れ、上田での新幹線接続も良く、帰宅は18時25分だった。 |
(5) 長野ー牟礼 18.6K
2003年9月29日(月) 晴朝方曇り
「大人の休日倶楽部」3日間連続乗り放題切符が6月に引続き発売された、この切符はシーズンの狭間とか、天気の変り易い時期を上手に(?)選んで設定されるため、乗る側としても天気の波動にうまく合せるのが肝要、出掛けることを決めたのが昨日曜日の午後で、急遽、最寄りJR駅となる登戸まで行って購入。 |
8:13 長野駅を出発、ちょうど通勤通学時間帯で、高校生、通勤者の群に付いて、ビルの間の細道を進む。
8:18 線路端に建つホリデイイン横を過ぎる、道は無いが駐車場を抜けた建物の反対は115.07K
辺りとなる。
8:24 長野市役所第2庁舎前に出る、出勤の職員がビルに吸込まれていく、右手は線路に面し、七瀬踏切(渡らず、115.44K)あり、線路は長野車両所への出入庫線が加わり複々線だ。
8:32 通勤、通学者の自転車とすれ違いながら、アパート、小住宅の多い新幹線高架左下の直線5M道を行き、116KPを過ぎる、ちょうど居町踏切(渡らず)あり。なお新幹線高架は車両所への出入跨だが、北陸新幹線完成後は本線の一部となる。
右手に長野車両所が始まるのは116.65K辺りからで、167系電車などが休む、なお新幹線高架がこの辺りより半地下線となり、3M高の塀が右手の視界を塞ぐので、左に近い片側2車線の国道に移る。
8:53 (長電)桐原駅入口信号、ちょうど線路右手は長野総合車両所の3階建事務棟、隣接する長野工場の広大な建屋群はここから線路方向に伸びる。 |
北長野駅 |
9:06 市立東部中学校を過ぎ、3〜400M行って、北長野駅に到着、新幹線高架下に位置、改札口直結の下りホームに島式ホームで構成、留置線が3本、118.5KPあり、駅前すぐに18号線が平行、東急系のスーパーが建つ。
9:14〜9:21 線路左手すぐを行き、池を擁する辰巳公園で小休止、118.9K辺り、左70M程の公園端から姿は見えぬが、長野電鉄の走行音が聞える。
この先すぐ浅川と堤防右岸上を行く長電が東西にJR線を潜り、道路は行止りとなる、新幹線高架に121.978Mとある。 |
9:31 道なりに浅川を遡る様な形で100M程、長電の踏切(キロ程確認できず)を渡る、続いて新設の「こまちおおはし」で対岸に、中央の道路部分は工事中で現在は自転車・歩行者専用、ラッキーだった。対岸は田んぼから造成した建売住宅団地で、販売中の物件もある。
9:39 また長野新幹線高架下の道に戻る、新興住宅に混り狭い畑も散見、途中過ぎた八州踏切は119.36K地点だった。なお北長野駅から線路は単線となる。
9:43 新幹線高架が在来線と分れる119.7KP地点を過ぎる、高架線は長野駅から市内赤沼地区にある長野車両基地まで延長約10Kが先行開業している。
9:53 「原の池」という溜池が現れ、この先線路端を行けない、120.3KPあり、溜池沿いに道なりに一時線路から離れ、国立長野工業高等専門学校の校舎、運動場、独身寮などを見ながら、
10:03 線路端の「駒沢祭祀遺跡湧水地点」に至る、120.73K辺り。
この先駅に近付き小住宅密集地に入り、道筋がはっきりしない地区も一部あったが、
10:14 上駒沢簡易郵便局前を過ぎる、この辺りの郵便局は「簡易}と明記するのが特徴。 |
10:17 三才駅着、ホームは相対式、121.5KPあり、駅右手は7〜8K先まで広大な善光寺平が展開、左手は低い丘が近い、駅周辺に女子大生が目立つが、丘中に白塗りの校舎が見え隠れする清泉女学院の生徒だろう。
10:25 出発、ホーム直前の踏切で右手に移り、街道風3M道はやがて田子川という用水沿いの道となる、左手はリンゴ園が多く、70M先を線路が進む、新幹線は400M程右手、段々離れて行く。 |

三才駅 |
10:38 第2飯山街道踏切(122.32K)で道なりに左手に、線路沿いに街道が伸び、オーナー住宅の一部の様な南郷簡易郵便局が122.5KP地点に建つ、なお踏切手前で豊野町に入っている。
10:55 第一踏切(123.7K)でまた右手に、2車線の立派な直線農道がリンゴ園の中に伸び、直線線路が左100Mを行く、この辺り駅では左手すぐだった丘陵が4〜500M後退、平地は赤くたわわに実ったリンゴのオンパレードに圧倒される。
11:11 小川を渡ると道は歩道無しの3.5M道に突然変わり、リンゴ園の中に野菜畑が混り出す。
追記:この辺り、線路左手300M、台地を背にして建つ西小学校の近くに町営温泉「りんごの湯」が開業、線路からもよく見える、124.8K辺りだ。
11:19 豊野跨線橋を渡り左手に、125.2K地点、眺望が利き、北長野駅近くのマンションなどが遠望され、新幹線車両基地も右手リンゴ園の先600M位に見える。 |

C56111牽く飯山線上り列車 豊野-三才 1964年5月31日 |

上り急行白山 D5196(先頭) 豊野-三才 1964年5月31日 |

豊野駅 左手の新橋上駅舎はほぼ完成 |
11:24 豊野駅着、改札口直結の下りホームと島式ホーム1本で構成され、留置線も1本、125.5KP立つ。
11:34 ホーム出外れ100Mの小布施踏切(125.6K)で線路右手すぐを行く飯山街道に入り、JA長野豊野町支所、続いて町役場を右に見て過ぎ、程なく豊野中学校横も過ぎる。 |

豊野駅 2009年8月23日 |
11:47 小瀬踏切(126.6K)で線路左手に、道は同じく丘裾近くを行く線路より5M程高く、千曲川沿いに展開する平野が見渡せる、「豊野」とは言い得て妙、126.8
K地点では中規模プラント工場を見下す。
なおこの先神田一里塚跡の辺り、127.1
K地点で飯山線が分岐するのだが、ちょっと低い所で小崖の下になっており、行かなかった。 11:58 第3飯山街道踏切(127.3K)で道なりに右手に、踏切は25‰上り長大勾配の途上にあり、線路はこの先50Mで西方向に左カーブ、丘影に隠れ姿を消す。 |
程なく三叉路があり、そのまま行けば飯山線の信濃浅野駅まで100M余りだが、左100M、山裾の小高い所を行く線路を追っかけ左に、間もなく鳥居川左岸の山裾に取付いた国道18号線が見えだし、谷に吸込まれるように進む。
12:18 鳥居川を渡り左岸に、橋長25M、山腹を上る線路は左150M、30M程高度差が付いた、ここまで三叉路から約1K、道は地形に押されくねったが、線路は真っ直ぐやって来た。
しばらく国道18号線に近い旧道を行き、 12:31 右手の山崖沿いに進む18号線に入る、ちょうど137.5K道路標識あり、対岸まで60M、線路はやや小高い所を進む、谷幅は180Mくらいだろう。
12:45 138.5K地点、ドライバー相手のリンゴ販売店があるが、この先民家は全く姿を消す。
12:58 139.5K地点。
13:03 道が100M程下り勾配となり、三水(さみず)村に入る。
13:13 140.5K地点、この少し手前で小集落を過ぎた。なお列車の場合、牟礼駅から下って来ると左山腹にパラパラと住宅が見えだし、谷がちょっと開けて来たと感ずるのは129.9K辺り、128.7K辺りでも谷幅は200M程ある。
13:18 国道は信越トンネル(90M長)に入る、左手に迂回路の入口があり、15%急勾配を上って行くと突然視界が開け、田畑、リンゴ園、農家、道路網も整備された高原が展開してびっくり、下の国道を歩いていては想像もつかぬ光景だ。前方に見える学校まで1K程あるだろう。
13:34 北部高校入口バス停前に出る、校舎まで200M余。この先は下の谷筋を行く線路へと下り、
13:40 深沢三叉路信号で18号線に戻る。引続き再度鳥居川を渡り、
13:43 第4飯綱街道踏切(133.44K)を渡り、200M程戻って、 |
13:46 牟礼駅に到着、ホームは相対式、中線1本あるが架線無し、133.2KPあり、駅北側はすぐ鳥居川、国道18号線を挟み、100M程で樹木が茂る山の急斜面となるが、その上に先刻見た大集落が展開するなどとは、知らなければまず見過ごしてしまうこと請合いだ。 |

牟礼駅にて キロ651551+29554+6551(JR西日本金沢) |
豊野温泉:リンゴの湯 11:10〜11:45在¥400 2009年8月23日:志賀高原の帰りに

リンゴの湯 左手100Mを線路が行く |
場所:線路方向に進む県道に面し、露天風呂側100M置いて線路が走る、124.8K
辺り、駅から直線で800M程、15分足らずで歩ける。
施設: 2階建、1階は地産品直売所、多目的ホール、温泉個室など、2階の浴室は主浴槽が4X10M、後はサウナがあるだけ、露天風呂からは志賀高原の山々の眺望が良い。
お湯:薄黄色、無味、無匂、ややツルツル感あり、ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉、湧出量250L/分、くせの無いお湯 |
(6) 関山ー妙高高原 6.4K 2005年8月31日(水) 薄曇り
火打山、妙高山に登り、昨夜は燕温泉に泊った、本日はしなの鉄道線で最後まで残った戸倉ー屋代間を歩く予定だったが、長野での接続が悪く、結構時間が掛る。山の疲れもあり、もう簡単に済まして帰りたくなり、標記区間を歩いてお茶を濁した次第。 |

関山駅 旧スイッチバック駅は直江津方450Mにあった |
8:26 関山駅を出発、駅直江津方すぐの陸橋を渡り線路進行左手を行く、道は徐々に線路から最大400M程離れ、また戻る。なお関川駅は島式ホーム1本、159.5KP、標高は338.8M、新井駅を出てすぐ、妙高高原駅まで約16K、長い連続25‰上り勾配の途中にある、
立派な道の左手は樹林に隠れ見えないが関川が近く、6〜700Mで低い連山。
9:00 徐々に盛土線路に近付き、架道橋で右に、158K辺りm、90M離れ小道が杉林の中を行き、一時左10M下に線路を見ながら進む。 |
9:19 坂口新田という集落で18号線旧道に入る、この先大田切川にぶつかり、旧道は川幅の狭い所を求め右(東)に350M程迂回、また戻る。一方右手の本道は、40M高、250M長の高架橋でひとっ飛びだ。
9:34 旧道が台地端に戻ると、線路がまた左20M下に見える、右手に妙高生コンが建つ辺り。この先道なりに本道に少し入り、
9:46 また左の旧道に入る。
9:57 大字二股という集落を過ぎ、
10:08 妙高田切簡易郵便局が左に。
10:14 白田切川を35M長の橋で渡る、ここでも川幅の狭い地点を求めて逆U字形の迂回があった。 |

関山駅直江津方陸橋より、妙高山と火打山 |

妙高高原駅 |
ずっと姿を消していた線路が、左350M程、約25M下、白田切川鉄橋:153.5KPが見える。
10:17 北小学校前に出る、その先は新興住宅街を半周するように進み、旧道にまた道なりに押出されると、見覚えのある駅が見え出すが、まだ400M位ある、、、
10:37 妙高高原駅着、ホームは下り改札口直結片面ホームに、島式ホーム、下り線に接して中央電気工業の工場が構え、工場引込線は草生し、使用されていない。駅にKPは見当たらないが、152KPが有る筈、標高は510.1Mとある。 |
(7) 戸倉ー屋代 5.0K 2006年8月20日(日) 快晴
志賀高原の発哺温泉で中学の同窓会主催のキャンプがあり参加、復路の貸切バスをキャンセル、青春18きっぷで長野、松本経由1人帰ることにして、途中ちょっと寄り道、最後まで残ってしまい気に懸けていた標記区間を歩き、しなの鉄道の完全歩き潰しを達成した。
たまたまこの日の最高気温(長野)は35.6℃まで上昇、短区間とはいえ条件は悪かったが、水分補給に留意しながらまずは屋代まで、そこから篠ノ井線の稲荷山駅を目指し、途中千曲河畔に建つ観光ホテルの温泉に寄って一風呂浴びた。 |
11:05 戸倉駅を出発、駅の東側は茶色の地肌を剥き出しにした土砂採取場で、傾斜も急だし、崩れてこないだろうな、、、といつも気になる。
線路進行左手近く、落着いた集落内の街道の雰囲気を残す道を行く、やけに暑い日だが、太陽は背中から射すのがせめてもの慰め。
11:36一里塚踏切前に出てみる、57K地点、右手は依然100M高の険しい山が続き、その裾に農家集落がある、左手も住宅と畑が千曲川に向って広く展開、西方5Kくらい先に先日登った姨捨山が見える。
追記:2009年3月、57.1K地点に千曲駅が開業しました。
11:47 寂蒔(じゃくま)踏切で右手に、57.7K地点、左手にも道はあるが、この辺りも線路右手は山が迫り、山崖の樹木が木陰を作るのが魅力、この線路沿いの道、途中より間に塀が挟まったが、結構長く続いた。
それにしても今日の暑さは尋常でないよ、林のアブラゼミの合唱を聞くと、何か自分が揚げ物にされているような錯覚さえ感ずる。
12:14 長電屋代工場に突当り道路は行止り、踏切で左手の住宅街に、59.7K、駅まで200M。
12:18 屋代駅に到着、なお戸倉駅から続いた山並みはまだ駅の右手に続くが、高さは60Mほどと低くなり、駅の長野方でやっと後退、その分平地が広くなる。 |
稲荷山温泉:杏泉閣 13:00〜13:30在 ¥500
場所:千曲川河畔旧稲荷山宿の善光寺街道沿いに建つ観光ホテル(5F)内にある。ホテルは篠ノ井線から300M余、車窓からもよく見え、姨捨山駅からも注意すれば判別可能。
屋代駅から:駅前大通りを真っ直ぐ千曲川に約1K、更埴体育館前前のD511001号機を見て千曲橋を渡り、下流へ300Mほど、住宅街より一段抜出た観光ホテルが見える、所要28分。
稲荷山駅から:駅前から県道篠ノ井塩崎線に入れば、杏泉閣まで1本で行ける、所要26分。 |
稲荷山温泉:杏泉閣 |
浴室:共同浴場(¥350)と宿泊客と共用の浴室に分れ、自分は向って右の共用浴室に入る。主浴槽は5X7Mと広く、他にはサウナと眺望の無い露天風呂があるだけ。
お湯:無色、無味、無臭のごく平凡な硫化水素泉、自分には硫黄の匂いは感じられなかった。源泉はホテルから400M離れた所に湧出するとのこと。
その他:お湯で勝負するより、結婚披露宴、法事の際の食事などに傾注しているようで、旧盆後の日曜日の今日は混雑していた。
猛暑のなか水風呂が無く、長湯は出来ず30分で退散。 |
信越本線:直江津ー関山
今年度の「歩き潰し」活動は久し振りに快調で、東北本線を延べ8日歩き、盛岡までもう一歩の所までこぎ着け、秋口には到達する積りだった。
しかし気が付いてみると、10月には北陸新幹線の開通が予定され、在来線は第三セクターに引き継がれる。これまでと同じ115系が走るのだから、、、ということだが、駅名標、職員の感じ等々、微妙な変化があり、その前に歩きたいという気持ちが強くなり、日帰り歩きを2回続けてみました。 |
(8) 直江津ー北新井 13.8K 2014年10月19日(日) 快晴
大宮から乗車の上越新幹線はE4系2階建車、1階に若干空席あり、越後湯沢で乗継いだ北越急行では同社自前発注の682系8000番台が待っており、自由席車は2両、この車両は今後不要になるのだが、JR西日本で引取るのかな?それよりも、直江津に関する限り、新幹線移行で料金・運賃が若干にせよ上昇、到達時間、何よりもダイヤが下手すると不便になるのじゃないか気になる、、、 |
1.jpg)
直江津駅 |
9:28 直江津駅を出発、海側の島式ホームは北陸本線が使用、365.3KPあり、海抜2.6M。
線路海側沿いに道が伸び、右手はすぐ住宅街となり、間もなく県道下を潜る、364.83K辺り、信越線(高崎起点)187.7KPも見える。
9:59 信越本線が左斜めに北陸本線より分岐、187.4K辺りとなる。
10:05 新道踏切:364.15Kで北陸線を渡り左手に、すぐ傍らに既に分れた信越本線の中島踏切あり、187.15K。この先線路右手に3M道あり。 |
10:18 大場踏切で位置確認、186.53K、ここから道幅は6M、線路左手は3〜400M田んぼを挟み住宅街が展開。なお踏切の150M程手前で糸魚川、冨山方面に通ずる国道8号線を潜った。
10:32 代官免踏切:185.59Kで位置確認、幅10Mの大踏切で右手すぐに春日中学の広いグランドが見える。
この先は歩行者・自転車専用2.5M道が線路右手に沿い、 |
1.jpg)
クハ412-7富山行 於 直江津駅 |
11.jpg)
春日山駅 |
10:37 春日山駅着、ホーム片面、駅員1名、KPは見当たらず、駅前には春日山交流センターがあるくらいで閑散。
10:42 出発、歩行者・自転車専用道路が更に伸び、これで300M程稼ぎ、
10:50 構内踏切:184.73Kで位置確認、この60M先で北陸自動車道が横断、チョイ右にずれると架道橋あり。
11:03 木ノ下踏切:183.95K、この先線路右手すぐ、1.2M草道を行く、周囲は広い田園地帯、くびき平野は思ったよりずっと大きかった。
11:12 小川が横切り、右150M、10M長の小橋で渡る、橋の右手150M、田んぼを挟み県道上越新井線が平行。 |
この辺りから高田の小振りのビル街が見え出す。
11:25 飯踏切:183.07Kに至る、この先線路右100M、平行道が歴史を感じる中小工場街に伸びるが、日曜のせいか人影無し。
11:40 北本町踏切:182.02Kで位置確認、もう駅は400M程先に見える。
11:48 既に駅構内の本誓寺踏切:181.64K
で線路左手に。
11:50 高田駅着、東側に建つ駅舎直結上りホームと直江津方面島式ホームで構成、標高は13.7M、181.5KP有る筈。
12:00 出発、旧鉄道用地転用の広い駐車場を突っ切り、 |

高田駅 |
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|
12:07 寺町踏切:181.2Kで線路右手に、線路沿いに1M舗装小道が伸び、善導寺、光樹寺各踏切を過ぎ、
12:17 別院踏切:180.51Kで左手に、チョイ先に住宅街の3M道あり、それにしてもここまでお寺様が多かった。
この先もまだお寺が散見される中、仲町踏切:180.06Kで右手に移り、
12:38 ホーム端に接した中田原練兵場踏切:179.48Kでまた左手に、渡ってすぐの、
|
12:39 南高田駅着、ホーム片面、179.4KP
ある筈、駅横に第四銀行、周囲は住宅街、狭い駐輪場に自転車がぎっしり詰まる。
13:03 南高田駅を出発、列車写真を撮ったりして遅くなった。進行右手を行き、
13:15 まるはん橋(10M長)で青田川を渡る、矢代川から関川に合流する小川だ。
13:19 県道85号が渡る北林踏切に至る、179.02K、この先線路は一段低い広大な田園地帯を最初は盛土で突っ切り、1.2K程先で北陸新幹線高架橋が横切っているのが見える。
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南高田駅 直江津方は直線 |

駅高田方すぐ市営団地横から、クモハ115-1079他 |
しかしロープが張られ、上越妙高駅乗入れに伴う移設工事で通行止とある、日曜で誰もいないのを幸い、工事道を前進すること200M、線路沿いに草砂利農道が始まるのが178.8K地点。13:37 肥田踏切:178.42Kに至る、 新駅に通ずる新設道路に設けた新踏切のようだ(その時はそう思った)。
踏切の進行左手の砂利農道伝いに徐々に新幹線高架に近付き、
13:48 黒田踏切:177.97Kで位置確認 、もう新設の上越妙高駅が指呼の間。
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この踏切迄来て、流石老いぼれ鉄爺もヘンだと気付いた、線路が新幹線高架を潜り、新幹線駅裏(西)側に設けた新設ホームに進入するではないか!これまで沿って来た線路はナンと付け替え後の新線だったのだ!新幹線開業前は、まだ旧線が生きているとばかり思っていたが、在来線は奇しくも本日、新幹線開業に先行して切替えられ、旧脇野田駅も昨日をもって使用廃止になったことを、全く知らないで歩いていたとはお粗末極まりない!自分も年を取りました、、、 |

県道の先は進入禁止、上越妙高駅が遠望される |
要は、進入禁止のゲートを入って約200M、草砂利農道が始まった178.8K地点が付替線の分岐点で、左手をそのまま直進する旧線があった筈だが、盛土下からの見通しが悪いこともあって見逃し、何よりも自分の勘違いのため気にも止めないで歩いたのがいけなかった、、、
|
肥田踏切 何の疑問も持たずに写真を撮った |
旧脇野田駅 昨日の終列車をもって使用廃止 |
道なりに上越妙高駅前広場に入る、円形ミニ線路が敷かれ、子供を乗せた小型SL列車が走るも、新幹線開業前のこともあり、何せ家族連れなど見物客は少なく、パンフレットを配る市職員、至る所にある立入禁止個所に立つ警備員、客が少なく手持ち無沙汰の屋台販売員などの方が多いくらいで気の毒だ。 |
14:00 100M余しか離れていない、静寂さが辺りを包む旧脇野田駅に到着、警備員が1名、断って中に入るのを目こぼししてもらい、島式ホームの写真など撮る、駅名標、KP等、JR時代のあらゆる表示類は、昨日終列車出発後、見事に撤去されていた。
なお、新旧駅の移設距離は120Mとのことだが、旧駅は新幹線駅前広場に飲み込まれるため早期解体予定で、直行道路が無く、大迂回させられ、300Mは歩いたと思う。 |

旧脇野田駅 |

旧脇野田駅前風景 鉄道記念碑は新駅に移設された |
14:11 旧脇野田駅を出発、駅舎前を行く県道を進み、
14:20 茶屋町バス停、北陸新幹線高架橋が右100Mを行く。
この先一級河川:矢代川を瀬渡橋(80M)で渡る、江戸時代は板橋で、それ以前は徒歩で渡河したと案内あり。
渡るとすぐ右に旧道に入り、道なりに新幹線を潜り、矢代川鉄橋(66M長:177K辺り)の先で右に新幹線から離れた在来線を追っかける。
14:42 道なりに在来線にぶつかり石沢踏切:176.09K、を渡る。 |
前方に18号上新バイパスが現れると、旧道は線路とは反対の右手に離れるので、線路に近い左手の住宅街に入り、6〜70M行き、
14:58 線路脇の175KP立つ地点に至り、チョイ先で線路共々バイパスを潜る。
なおここ迄、旧道に住宅の影が絶えることは無かった。
この先パッと視界が開け、広大な田園地帯が500M程展開、このまま次駅まで行けそう。線路右手すぐに砂利道農道が伸び、
15:08 北新井駅着、片面ホーム、駅舎なし、ホーム直江津方端の第2柳井田踏切で174.42K、 上りは2分後、ラッキーだった。 |

この辺りの北国街道は旧街道の風情が残る。 |

北新井駅付近 クハ183-1528他6連 とっさのことで最後尾車がちょっと欠けた |
(9) 関山ー北新井 17.5K 2014年10月26日(日) 快晴
先週の日曜日、日帰りで直江津から信越線沿いに歩いた。そろそろ冬の到来を感じさせるも、天気最高、絶好の外出日和、目障りな新幹線高架の出現を気にしなければ、旧信越本線の車両は昭和40〜50年代の生れ、駅舎にはそれ以前からの建屋も残り、帰路の車内からは、スイッチバック駅の名残りなども見て、久し振りに強い共感を覚えた。費用が少々掛るのが気になるが、今週もまたやって来てしまったとは、自分にもまだ僅かだが、鉄っちゃんの情熱が残っているらしい、、、 |

旧関山駅 |
9:11 関山駅を出発、この駅は妙高・火打山に登った帰り、立寄ったことがある、その時燕温泉から乗車の路線バスは市営小型マイクロになり、それも数人が乗っているだけだった。
駅前広場から直江津方左斜めに進む3M道を集落沿いに300Mも進むと、
9:22 ススキの群生する崩れかけた旧ホームに、錆びて殆ど読めない駅名標識が残る旧スイッチバック駅前に出た。勾配途中の本線上に移転したのが1985年9月末、今でも保線用車両が入線することがあるらしく、出発信号機が生きていた。 |
9:30 雲一つ無い妙高山を望み見ながら出発、広い田畑を挟んだ約500M右手、架線柱の頭だけ出して切通しを行く本線が見え、2M直線農道で線路の方に進む。
9:50 農道から80M入って、稲荷山踏切で距離の確認、161.04K。
9:58 宮の原踏切:161.54Kで右に、1.8M砂利農道が線路沿いに伸びる。
10:22 関山10:15発下り3連を撮る、162.35K
辺り。
この先農道は丘に上り、線路が2〜30M下になる。数人の鉄っちゃんがカメラを構え、なかには北海道ナンバーのクルマまであったが、フェリーで直江津港に着けば案外簡単なのかも、、、 |

旧関山駅 |

クハ115-1039他、162.35K地点 |
10:47 五反田乗合いタクシー乗場に至る。
この先T字路で北国街道に入り、まずは逆方向の左に20M行って、
10:55 第1北国街道踏切:163.88Kで位置確認。
11:03 第2二本木踏切:164.46Kで位置確認、脇のプレハブ造りの二本木会館は公民館。
11:12 白山神社の先で線路方向に通ずる道に入る、小道だが整備状態は良い。
11:16 左すぐ、上新バイパスからの連絡道が
線路を跨ぐので行ってみた、ちょうど165KPが立ち、「構内」という運転標識もあった。 |
この先はこの連絡道を行く、左手の住宅、小工場の裏手は線路が近い。
11:28 第2北国街道踏切:165.84Kを渡る、もう駅はすぐ。この踏切、スイッチバック式の妙で、駅手前に位置するも 、駅より300M直江津方に位置することになる。
11:31 二本木駅着、島式ホーム1本、KPは見当たらず、標高は188.6M、ホーム西北方に留置線が数本、日本曹達の大工場に続く、今日は日曜のせいか工場内は静まり返り、休業の様にも見えた。 |

二本木駅 ここだけ残ったスイッチバック駅 |

二本木駅ホーム、写真奥は日本曹達工場、250Mで行止り |
11:44 出発、北国街道を行く、結構急な下り勾配がずっと続く、途中、新井市街が遠望されたが、かなりまだ下の方、線路は一時見えただけで、姿を消してしまった。
この先北国街道は線路から一時離れる様で、お寺:明楽寺が見えた辺りで小道に入ると、5〜6M下に田んぼとその先の線路を見るようになる、線路右手沿いに街道が平行するも、線路を渡りそれに入る踏切等は見当たらず。
小道は道なりに前方に立ち塞がる樹林の中に吸込まれ、一瞬は引返すことも覚悟するも、
12:08 麻芋田踏切:167.64Kを渡り、国道に入った、踏切の新井方400Mは直線が伸びる。 |
12:13 168KPが10M長小鉄橋を渡って10M先に立つ。
12:20 168.5KPを過ぎる、この先街道左手すぐの丘が後退、線路まで150〜200M、田んぼが拡がった。
12:32 姫川原信号を左に150M程、妙高山踏切:169.12Kに至る。線路近くに6M道、169.5KPは
住宅の切れ目から確認、豪雪地帯からか、住宅の戸口が道路よりも一段高い。
12:47 飯山街道踏切:170.27Kで線路左手に、
街道風の道が旧くからの住宅街を行き、
13:01 渋江川を昭和橋で渡る、鉄橋は右50M
171.2K辺り、駅跨線橋が近い。 |

二本木駅近くの旧北国街道 |

新井駅 |
13:05 新井駅着、改札口直結片面ホームに上り島式ホームで構成、171.5KPあり、標高は60.8Mと随分下ってきた。小振りの駅前広場に面し、新井信金本店が建つ。
13:17 出発、ホーム出外れの北国街道橋梁を潜り右手に、171.58K。
線路右手すぐの簡易舗装道を行くと、道の右手は特養ホームもあるが、新井工業団地の中小工場が主体、線路左手はダイセルの大工場が占める。
13:37 石塚踏切:172.49Kで位置確認。 |
工場が尽きると小道も行き止まり、その先は田んぼの畦道をスジを変えて前進、中小工場裏手の用水路の蓋道伝いもして、
13:45 稲塚踏切:172.95Kで線路の左手に移り、チョイ先の北国街道に入る。沿道に住宅が絶えず、モダンなサラリーマン住宅も目に付くなか、
13:52 栗原新田踏切:173.4Kで位置確認。
14:03 新井田踏切:174.1Kでも位置確認して、
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クモハ115-1019他 北新井駅付近 |

北新井駅 |
14:18 北新井駅に到着、片面ホームの棒駅、時間がありキロポストを探したが見当たらず、なお、直江津から関山まで、KPのある駅は少なかった、、、 |