外  房  線

            (1) 蘇我ーー大網 19.1K  1998年12月6日(日) 晴

9:05 蘇我駅を出発、線路進行左手すぐの道を行く、なお外房線はホーム端から100Mの陸橋をくぐるとすぐ左カーブで 内房線と分れる。
9:20 生実(おゆみ)踏切で線路左手に移る、5.25K地点で、ここまで線路沿いに歩いた。
9:25 京葉道路下をくぐる、抜けると左手に低い丘が張出し、丘上に千葉工業高校が建つ、さらに進むと生実池という2つに分れた大きな溜池があり、公園として整備されている、線路が左250M先に見える。
線路近くに比較的新しい住宅街があり行ってみる、その先は旧い農家と広い畑、丘陵に近い線路反対側は建材用土砂の貯蔵所など、黄葉がきれいだ。しかし道は行止りとなり、
9:48 片側2車線分離帯付きの県道に入り、
10:00 道なりに線路に近付き小谷を跨ぐ、谷の東端を複線化用地が確保された千葉急行線がくぐる、南側100Mに尖がり屋根の学園前駅も見える。なお外房線が上を跨ぐのは7.5K辺りとなる。
 さらに線路近くの県道を進む、丘陵の上に出たので眺望が効き、一部区間だが遠く丹沢山塊も東京湾の向うに遠望される。まだ駅まで結構あった。 

 外房線:鎌取駅 2012年1月4日
10:34 鎌取駅着、島式ホーム1本の橋上駅、9.4KPあり、集落は駅の左手、右手に新しい駅前広場を囲んでマンションが数棟、銀行も数社が支店を構える。
 線路右手の道を両駅間の半分近く来て、
11:00 野田十字路で千葉から直行した大網街道に入る、沿道には庭を配した旧家も多く、風情はあるが歩道が貧弱で恐い。
 なお駅からも見える県子供病院は10.6K辺りの左手丘上に目立つ。
11:11 中学校踏切で左手の小道に、11.8K
地点、あとは明大の農業実習地を見て進み
11:30 誉田駅着、上り駅舎直結、下り島式ホームの駅、出入口は南側のみ、千葉方に13KPあり。
 大網街道を行き、すぐ道なりに線路左手に移る、工事中の勝浦有料自動車道が線路を跨ぐのは14.5K地点、沿道はパチンコ店が固まって3軒も建つ地点もあったが、台地上の純畑作地帯で、落着いた雰囲気の農家も多い。この辺り線路は近いが見えない。
12:44 道なりに線路を跨ぎ右手に、15.6K
辺りとなる。
 

 外房線:誉田駅 2006年3月5日 
 外房線:土気駅  2012年1月4日 13:20 土気駅着、島式ホーム1本、起伏が多く鎌取駅より規模は小さいが、右手が開発地区、左手に旧集落があって対照的なのが似ている、18.5KPあり。
 駅舎は南半分が台地の端に、はみ出た北部分は脚柱で支持され、線路は台地の下を行く、旧集落よりは階段で改札口と連絡、南口には小型商業ビルも建つ。
  


 

 土気駅南口を出発、住宅街をちょっと行った寿陸橋で切通しを跨ぎ大網街道に入る、線路が駅を出てすぐ切通しに入り、緩いカーブで下って行くのが見える。なお「土気」とは、天然ガスが湧き出る地を意味するそうだ。 
 街道を5〜600M、丘中を行き、テニスコートの辺りで左に小道に入り丘上を目指す、線路は既にトンネルに入ったらしく姿を消した。なお、土気トンネルは長さ900Mほど、19.6〜20.55K辺りが相当、またテニスコートは以前の深い切通しを埋立て造成したのだと思うが、、、
 立派な山門を構えた善勝寺には約5分で到着、低い丘だが大網の市街と大海原の眺望が良い、トンネルを抜けた線路はもう一つ北(左)側の丘腹を行き、下り電車が駆け下るのが見え、上り電車のモーター力行の響きが上ってくる。この辺り土気駅の先から大網まで、約3Kの20‰下り片勾配が続いている。標高は土気駅が79M、大網駅が16Mとなる。
 丘の大網方は樹木が鬱蒼と茂り道が見付からず、山門に戻り空堀を渡ってもう一つの丘上を目指す、なお詳細は省略するが、この空堀は旧線路跡で、元々中央に300M長の隧道を挟んだ急勾配の切通し線だったのを、終戦後隧道の覆土を除去、深い切通しで丘陵を抜けるように改修、さらに電化時の1972年、切通し下に新トンネルを設け、排出した残土で切通しの一部を埋めたとのこと。

14:20 戦国時代に土気城のあったこれまた眺望の良い丘の下まで降りて来た。この辺り左手より小谷が入り込み、線路は25M上を高架で一跨ぎする、周囲は人家も無い寂しい所で小さな起伏も多く、道路はあるが方向感が掴みにくい、21KP辺り、自信が無いまま適当に進む。
 徐々に農家の数が多くなり小集落に入り一安心、しかし線路からは離れてしまい、左300M先に高架からまた切通し区間に入った線路が見え隠れする、もうかなり平地に下っている。
 やがて前方1K先に大網駅が見え出し、広い田んぼの中に未舗装の直線農道が伸びる。
15:00 大網駅に到着、高架相対式ホームはカーブ途上に位置、23.3KPあり。
 1972年の電化以前、スイッチバック式ホームの旧駅が今より北側600Mの場所にあり、23KP手前で左分岐する旧駅連絡線上にある現在の同線ホームもそちらにあった。両線ホームはV字型に位置、高架下の出改札口は外房線側にある。スルー化により時間短縮は図られたが、乗換は不便になった、、、
 街外れに新駅を設けたとも言え、駅の周囲は高層マンションが建つだけで何も無い。

 大網駅 右手に東金線盛土ホームあり 2012年1月4日


       (2) 大網ーー東浪見 23.3K  1999年1月10日(日) 快晴

8:22 大網駅を出発、高架ホーム左下を450Mくらいでジャスコの前に出る、右手の住宅街に移るが7〜8分で国道128号線に押出される、この道はこの先外房線と絡みながら安房鴨川方面に通ずる、線路は田んぼを挟み左手200Mを行く。
8:42 国道を来て瑞穂小前バス停を過ぎる、ちょうど両駅の中間地点くらい。  

 外房線:永田駅 2012年1月4日 
8:52 永田駅着、モルタル造りの小駅、相対式ホーム、25.7KPあり、駅の周囲はつい最近まで田んぼだったような所で、最寄集落は先刻過ぎた瑞穂のようだ。
 線路右手すぐに小道が伸びる、途中未舗装区間もあった。
9:00 先刻大網まで乗車の電車とすれ違う、上総一ノ宮まで行って折り返して来た、この辺り広田の真ん中で、国道は右手200Mに平行。 



9:20 本納駅着、古い木造駅舎直結の上りホームと下り島式ホームで構成、28KPあり、海側はすぐ広い田んぼで、住宅は少ない。 
 この先も線路右手に小道が伸び、29K辺りで駅から続いた住宅街は尽き、田園地帯となる、128号線は右に100Mほど離れる。
 なお線路左手に草生し放置された貨物ターミナル跡が見えるが、29.6K〜900Mと長い。

9:49 31KPを過ぎる、日曜大工センターが右手に建つ、この先の小川に橋が無く国道まで迂回、また線路端に戻る。
 川代踏切(31.53K)渡り200Mで駅に。


 外房線:本納駅 2012年1月4日 

 外房線:新茂原駅
10:08 新茂原駅着 モルタル造り駅舎が海側に、島式ホーム1本。
 駅前の2車線道を行く、線路右手の国道のバイパス的な道だ、500Mも行くと大きなマンションがあり、そこから線路沿いに遊歩道が伸びる。
 33KP辺りから線路は高架に上り、両側に植樹された感じの良い並木道を歩くこと1K余で駅に。 

10:43 茂原駅着、高架島式ホーム下に出改札口がある、34.7KPあり、三井化学、日立の工場が近く、背広姿の乗降客も多い。
先刻の遊歩道が高架線が下り始める35.7Kと標示のある架動橋までちょうど1K続き、その先も道が伸び、
11:05  住宅街の日当たりの良い小公園前に出る、高架線がほぼ地平に下った地点で36.3KPあり、誰もおらずちょっと早いが昼食にする。
11:27 出発、道なりに線路から離れること300M、広い道に入り跨線橋で線路右手に、36.8K辺り、電子系の中規模工場が目立つ。
11:50 道なりに線路右手すぐを行き、38
KPを過ぎる、線路の両側は広い畑地、そのまま駅に。  

 外房線:茂原駅 2012年1月4日
 外房線:八積駅 2012年1月4日  12:04 八積駅着、長生村のコミュニティーセンターが併設された合築駅、ホームは相対式、39.2KPあり。 

 線路右手すぐに道があるが、斜め右に線路から離れるので、左折してまた40KPから線路脇に戻る。
12:28 41KPを過ぎる、この先また線路から少し離れ、やがて一ノ宮川袂にでるが、例によって橋が無く、右手の128号線まで迂回。
12:56 川を渡る、鉄橋は左400M、42.8K辺りとなる。渡ると市街に入る、商店街は活気は無いが、歴史を感ずる。 



13:04 上総一ノ宮駅着、上り改札口直結ホームに島式下りホームより構成、流石この地方の中心地だけあって利用者はそれなりにある、43.4K地点。 
 住宅街の道を少し行って、急に線路に近付いて来た128号線に入る。
13:20 右手から常緑樹の茂る海岸段丘が近付き、押出されるように跨線橋で左手に、44.6K地点。この先線路はこの海岸段丘沿いに進み、国道もちょっと離れて海側に平行。
 段々と人家が多くなり、農協前の案内に従い集落に入り、何度か道筋を変え、
13:50 東浪見駅着、ホーム相対式、駅舎は貨車を転用、46.5KPあり、ホーム山側は段丘の崖、常緑樹が鬱蒼と茂る。
 
 外房線:上総一ノ宮駅 2012年1月4日


    大網駅弁:とりめし ¥620  茂原駅最寄りの小公園(千葉起点36.3K)で食べました。

 先月の日曜日に訪れた時には閉っており、今日も或いは、、、と案じていたが、主人と思しきあまり体調の良くなさそうな老人が1人、とりめしと助六寿司を各5個並べて販売中、昔からそうなのかもしれないが鶏のソボロは量が少なく、ご飯が見えてしまう部分にゴマをかけて取り繕っている、玉子焼きとシジミの佃煮はおいしく老舗の味を感じた。 
 東金線との連絡道にあるこのコーナー、このところ開いているのを見たことが無く、細々と商いを続けているおじいさんにも会えて心が和み、冷え切っていたがおいしく食べられた。掛け紙のデザインも35年前と同じだった。 大網駅の駅弁マークはその後間もなく時刻表から姿を消してしまった。

   
  

   (3) 行川アイランドーー御宿 15.1K  2001年3月18日(日) 雨昼から晴 

 昨土曜は雨、今日は朝方雨が残るが昼から晴れるとの予報で出掛ける、前回の続きで東浪見駅から始める予定が、車窓を滴るほどの雨が降っており、こういう時青春きっぷは便利で、結局雨天の収まるのを待ちながら行川アイランド駅まで来てしまった。 

 行川アイランド駅 小駅舎が枕木方向に建つ、左は128号線
 行川アイランド駅は山間の狭間に位置、安房鴨川方にトンネルが口を開け、周囲に住宅は見当らず、ホーム片面、80.9K地点、標高も31.8Mと高い、遊園地は山の海側にあり、専用トンネルで結ばれる。 
10:30 同駅を出発、雨がまだポツリポツリ、
程なく左手に行川小学校を見るが、線路は丘の向うに早くも姿を消す。
10:42 右手下に小漁港を見る、今日は波高し、この先128号線は小隧道を幾つもくぐるが、多くは歩行者専用隧道あり、ちょうど80KPで山側切通しを来た線路が浅間トンネル(519M)に入るのを先刻車中より確認済み。。
 隧道連続区間を抜けると左下に線路を見る、線路まで20Mくらいある深い切通しで、その反対側の山腹を128号線のバイパスが平行する。
10:55 道なりに街道を下り線路と同一平面で並ぶ、左手は30M高の切立った崖で、線路はその下を進む。





11:13 上総興津駅着、ホーム相対式、下りホームが駅舎に直結、77.7KPあり、山側は民家が数軒、30M先まで山が迫る。
11:21 128号線を行き興津歩道トンネルに入る、出ると同じくトンネルを出た線路と並ぶ、77.2K辺り、右手入江の景観が良い。
11:35 茂浦バス停、線路すぐ左下5Mの切通しを行く、この先守谷トンネルが口を開け、入口に76KP立つ。街道も小トンネルで小半島の付け根を横断、出るとすぐバイパスと合流。11:50 三叉路で右に細道に入り、鵜原架動橋をくぐる、75.3K辺り、狭い鵜原集落を時々海を見ながら抜け、  

 外房線:上総興津駅

 外房線:鵜原駅 
12:01 鵜原駅着、ホーム島式、74.7KPが勝浦方に、平行道路がすぐ前を行く、駅は突然海から1Kほど離れ、丘に囲まれた狭間にある。ちょうど昼時で1名いる駅員が弁当を拡げた。
12:13 誰もいない駅前で小休止後出発。
12:20 駅前の旧道を行き鵜原三叉路で128
号線に戻る、この先80M長の歩道トンネルに入るが、この辺り山深く線路は鵜原トンネルで抜けている、320M長、勝浦方口が74.25K。
12:27 松部歩道トンネルを出る、この辺りから里に出て、海も右手に近くなる。
12:36 郁文小バス停、右の旧道で線路方に行ってみる、トンネルが見え多分串浜トンネルだと思う、40M位、72.8K辺り、この区間は100M足らずの小トンネルが連続して6〜7ある。
12:52 また128号線に戻る、この少し手前で国道から勝浦有料道路が分れるが、山手を行く線路は72.1K辺りが相当する、この辺り左は浜、磯の匂いがプンプンする。駅まではもう1kほどあった。 
13:06 勝浦駅に到着、下り片面ホームに島式ホームで構成、70.9k地点。 

 さてこの先御宿まで営業キロで5.5K、線内では一番険しい区間となる、途中69KP地点を中心に1.5Kほど、山が少し後退した細長い海浜部分があるが、あとは100M高の険しい小山がその前後を占め、線路は切通しとトンネルでこの難路を抜ける。海側を128号線が平行するが、線路の様子を観察できる道路は殆ど無く、自分は128号線を歩いてお茶を濁した。
 外房線:勝浦駅
 勝浦駅を出て、左すぐ下に線路を見ながら進み、500Mほど行っただろうか、
13:22 「勝浦中入口」を右折、丘中に分け入る急坂を上る、広いグランドを巻くように道が付いており、また急坂を下り、
13:28 128号線に入る、右手30M高の丘上に勝浦市役所が聳えるように建つ、左手には勝浦高校もあり、この辺りが街の行政の中心地の様だ。
 高校を過ぎると出水歩道トンネルに入り、出ると勝浦消防署、この先128号線は小トンネルを幾つかくぐるが、歩道が無くなり怖い。 



13:49 部原隧道(80M長)を抜ける、下リ坂となり徐々に山が後退、小さな里に出た感じ。
13:58 左150Mの丘腹を行く線路が見えてきて、部原交差点に至る、ここで街(線路)の山側を来た勝浦有料道路が128号線に合流する。
 進むに連れ平地が広くなる、砂浜は前後1Kほどあり、外海に面し波も大きいのか、サーファーの姿が目立つ。 しかしまた小山が海に迫り出し、
14:21 30M長の小トンネルをくぐり御宿町に入る、30Mの崖下に太平洋の大波が打寄せ、雄大な景色が望める、ここでクルマを止める人も多い。この先もう2つ100Mクラスのトンネルを抜け、
14:25 御宿の集落に入ると、砂浜が長く続く、漁港から「月の砂漠」へと廻り、


             クアライフ御宿  14:46〜16:00在 ¥1,000


 クアライフ御宿  
場所御宿駅から徒歩7〜8分、駅近くを流れる小川の河口近くに建つマンションの1階部分にある。 
浴室:脱衣場など全体に狭い、サーファーで混んでいたが15人が限度、湯船は3つ、他に小石を敷詰めた水風呂、ジャクジー、打たせ湯、個人用サウナなどがある。洗い場は8つ。
お湯:黒湯、無味、無臭、ここの唯一(?)の売りはお湯がやけにヌルヌルを超えてトロトロしていることだろう、これは初体験だ。
その他:日帰り温泉としては最も初期段階の開業で、スペースなど物足りないが、このヌルヌルさがあれば一定のファンは充分確保できると思うが、、、



     (4) 東浪見ーー浪花 14.3K  2001年12月29日(土) 晴j昼から曇り

 外房線は前回の冒頭で記した通り、ヘンな飛地がこの3月にできたまま今年が終ろうとしており、今日はその空白区間を埋めようとやって来た。しかし今回もまた雨に祟られ前途旅行中止の止む無きに至り、さらにたちの悪い一駅区間のブランクができた、一度歯車が狂うと修正に非常に手間がかかる好例だが、しかしタカがどうでもいい趣味の話、その時々の成行を楽しむ余裕を持ちたい、、
8:58 東浪見駅出発、、上総一ノ宮駅から来た駅員も一緒に下車、早速そのまま出ようとした若者から清算運賃を徴収した。 
 農家が並ぶ小道をクネクネと進む、線路は右30M、丘裾を行く。
9:16 極く低いサミットを越え線路端に出る、県道152号線が上を跨ぐ、47.9KPあり。
 この先は道が線路より少し低い所を行き、
9:27 大きな溜池の端に至り、岸沿いに線路から離れる、48.6K辺りだが、また49K辺りで一時線路から離れた池が戻る。道は果樹園の先で丘中に入り、人に聞いて戻り、

  外房線:東浪見駅




 48.2K地点で架動橋をくぐり、人影の無い里山の小道をちょっと上って、
9:49 先刻線路を跨いだ丘上を行く県道152号線に出る。
9:54 岬町に入る、この辺り鄙びた山里の雰囲気が濃厚、道なりに下ると里に出て左150Mに線路が見え隠れするようになる。 

  外房線:太東駅
10:16 岬町椎木信号を左折、太東駅着、木造平屋駅舎が山側、改札口直結上りホームと島式下りホーム、千葉方出外れに49.5KPあり、駅の周囲は広い田園地帯、駅近くで目立つのは中規模スーパーが1軒のみ。

 岬中学校から商工会館前を過ぎ結局県道に出る、小用水も流れ道がハッキリしない。
10:44 夷隅川を渡る、水量豊かでゆったり流れる平地の川だ、鉄橋は左300M、50.1
K〜130M長、渡ると高架で田中を50.7K辺りまで行く。 
 県道で道なりに高架線下をくぐり、少し行って線路方向に伸びる農道に入る、周囲は広い田園、高架線が右100Mを行く、この農道で500Mほど距離を稼ぎ、
11:08 夜間照明設備の町営総合運動場に裏手から入ると、もう駅は近い。 
11:27 長者町駅着、駅舎は海側、相対式ホーム、駅員1名、52.5KPあり、この駅辺りから急に曇ってきた。
 線路左手に道がある、町営住宅の辺りは左に迂回してまた線路端に戻る。
11;45 中村踏切(53.4K、渡らず)を過ぎる、この先で国道128号線に押出される。
11:57 道なりに大原町に入ると、すぐ先に三門駅入口信号がある。
 

  外房線:長者町駅

  外房線:三門駅
12:02 三門駅着、ワム貨車改造の駅舎が海側に、ホーム片面、ホームの山側にも住宅が建つ平地の駅、54KPあり。
12:15 線路左手を行き、54.5K地点で道なりに右手に、御宿方面の丘陵が見え出した。 
12:44 東海駐在所を過ぎる、東海保育所に小学校もあり、集落の中心地だ。
12:59 56.6K地点で線路左手に、少し先で1時間ぶりに128号線に戻る。
13:11 塩田川を渡る、鉄橋は右手250M、渡ると57KP、海岸も左250Mに見える。
大原踏切(57.3K)を渡り線路山側に移り、








13:25 大原駅着、上りホームが改札口に直結、下りは島式、57.6K地点、いすみ鉄道はJR線の山側に島式ホームを持ち、駅舎が千葉方に隣接する。 
13:32 駅の勝浦方の小公園で小休止後出発、線路右手すぐに道が伸びる。
13:45 58.15K地点で線路左手に、大原警察署前は58.4K地点、しかしこの先で道は行止り、左手の国道128号線に入る。
14:11 左の丘崖下に竹林があるY字路から右斜めに伸びる道に入り、沿道に住宅が絶えないなか1Kほど行って、
14:25 浪花駅着、簡素な小駅舎と島式ホームの駅、61KPあり。

 外房線:大原駅
 この駅に到着した頃周囲はスッポリ黒雲に包まれかなり暗くなり、雨音も聞えるようになった。まだ時間は早く、予定では楽に次の御宿まで歩ける筈だったのに、やむを得ず前途旅行中止とせざるを得なくなってしまった。 



    (5) 太海ーー行川アイランド 16.2K  2004年3月5日(金) 晴一時曇り


 内房線:太海駅
9:39 太海駅を出発、駅前128号線を行く。
 線路はこの先の丘陵を嶺岡トンネルで抜けており、国道とは最大1Kほど離れ次駅に。
9:46 (真っ直ぐ行けば内房線の岩井駅に至る)県道89号線に入り線路方向に。
9:58 道なりに線路を跨ぐ、チョイ先にトンネルが見え117KPが入口に張付く、776M長。
10:08 同じ道を戻り128号線に入る、この先海近くまで出張った丘は隧道を避け「県立青年の家」沿いの遊歩道で巻く。
10:35 加茂川橋に至り、右岸沿いに遡る、
250M先に丘に沿い築堤を下る線路が見える。
10:52 築堤沿いに118KP地点まで行ったがトンネルの出口(117.7K辺り)は見えず引返す。
11:03 加茂川を権現橋で渡り市街地に入る、鉄橋は左150Mを行く、100M長、118.7K辺りだ。 
11:09 鴨川中すぐ先の踏切(118.8K)で線路左手に移る、駅は600Mほど先、特急用255系が休んでいる。
11:16 駅近くの踏切(119.07K)でまた右手に出て、安房鴨川駅に到着、これで内房線は全線完歩したことになる。海側の駅舎に直結する片面ホームと島式ホームで構成、観光客がチラホラするのと駅前に数軒お土産店、海鮮食堂などがあるのが他駅とは異なる。

11:19 写真を撮っただけですぐ出発、駅前を平行する道を行き、千葉銀、鴨川郵便局と過ぎる。
11:29 待崎川を渡る、鉄橋左120M、93.2K辺り、右手250Mで海。この先128号の旧道に入る。
11:37 鴨川日東バスの車庫が道の両側に、左側の車庫の裏手を線路が行く。








 外房・内房線:安房鴨川駅
12:12 旅行会社時代何度か行ったデラックスが売りの鴨川グランド、そして鴨川シーワールドなど過ぎると、そろそろ鴨川の広い平地も尽き、行き場を失った128号線が高架で旧道を跨ぎ丘中へ入ろうとする地点に到着。線路は200Mほどに近付いた丘裾の少し小高い所を行く。
 旧道は高架道を抜け海岸に出る、サーフィンをしている若者が10名くらい。 
12:43 途中小住宅が密集する漁師町の小道も抜け、薬師堂バス停着、左450Mの丘中に高架道が見え、線路はその下に沿う筈だ。
12:52 二間川を渡る、線路は左手200Mほど、88.4K辺り、右手の海まで100M余り。 
13:00 安房天津駅着、小木造駅舎が海側に、ホームは相対式、88.2K地点、常緑樹の茂る小丘まで50M、丘の斜面は険しい。駅舎の向いが天津小学校で、子供たちの遊び声が聞こえる。
 小学校の塀沿いに進み、住宅街の道を何度か曲って、
13:13 旧道に戻る、左80Mに急斜面の丘を見ながら進む、この集落は街道沿いに結構細長く続く。なお線路は駅出て程ない87.8Kから天津トンネル(320M)に入る。

 外房線:安房天津駅
13:27 新町踏切(86.74K)に出て線路観察、128号線高架が150M先で線路を跨ぐのが見えた。そして旧道は間もなく128号線と合流、一緒になって海岸を目指す。
13:35 丘上の新しいサットホテルを含め観光ホテル、干物販売店など数軒が寄合う海辺に出た、この先道路は海沿いに行く。
13:51 丘がちょっと険しくなり実入歩道トンネルに入る(照明付き233M)、抜けると鯛の浦でホテル三ケ月が湾の反対側、真正面に目立つ。なお線路はこの丘陵を大風沢トンネル(796M、中心85.5K)で抜け、この辺り線路と街道は1Kほど離れる。  

 外房線:安房小湊駅
14:08 県民の森信号から4〜5分、安房小湊駅着、改札口直結の片面ホーム、島式ホームの外側は使用中止中、84.7K地点。 
14:15 出発
14:28 ホテル三ケ月前を過ぎる、本館は8階建て、横にも長く目立つ、街道に面し大型日帰り温泉施設も建設中。
 旅館、土産物店など門前街を過ぎ誕生寺に詣でた後、
14:59 にちれんトンネルに入る、出ると左丘裾を一部築堤を交えた線路が行く。
15:12 山崖が海まで迫り,内浦トンネルに入る、490M長の直線トンネルだ。
 80Mの短い明り区間を挟み、
15:19 境川トンネルに入る、543M長、これも直線トンネル。
 出ると左山裾を線路が行きKPが立つ、7〜8Mの法面を上り81.5KPを確認、なお線路が抜けるのは小湊トンネル、82.5〜81.55K辺り、長さは外房線最長で888Mある。
 ここで誕生寺から隧道に入らず海沿いを来た細道と合流、戸数10ばかりの大沢集落で、すぐ先に小漁港を跨ぐ橋が控え、渡れば「おせんころがし」トンネル、これも直線、約400M。 

 境川トンネルを出て大沢漁港を眼下に望む



15:37 写真を撮り境川トンネル出口脇を出発、小漁港に続く沢を跨ぐ橋からトンネルに入り、抜けた所がホームの端、線路にも同名のトンネルがあり、81.3〜81Kが相当する。
15:46 行川アイランド駅に到着、ホームの端が「おせんころがし」トンネルの出口で、片面ホームから入口に加えそれに続く小トンネルの口まで見通せる、01年8月に廃業した行川アイランドに通ずる専用連絡トンネルは柵で閉鎖されていた。  
 太海から行川アイランドまで営業キロで16.2K、主に山側を直線トンネルを挟み進む線路に対し、道路の方は集落の多い海岸近くを行くことが多く、実歩行距離は2割ほど長いのではと思う。
 御宿から浪花まで1駅間がブランクになったままだが、その内訪問する機会もあろう。
 



          (6:完) 浪花ーー御宿 4.9K  2012年3月27日(火) 快晴

 自分は今年の9月に満70歳を迎える、昨年の大震災後人生に対する考え方にも変化が生じ、この15年来コツコツと進めてきた鉄道線歩き潰し、日帰り温泉訪問等々、そろそろ纏めの時期に入らなくては、、、と思っている、本日は8年ぶりに外房線を訪問、標記区間を歩いて、房総半島一周の歩き潰しを完了したい。 

  外房線:浪花駅
8:34 浪花駅を出発、簡素な小駅舎と島式ホーム、61KPあり。右は100M、左は400Mで杉林の丘。
 ホーム端の踏切で右手に移り、丘沿いに進む、周囲の田んぼは水を入れたばかりで、薄茶色の泥水からカエルの声を久し振りに聞いた。農家が点在、線路は左に近い。 
8:54 踏切で左手に移る、62.4K地点、ちょうど上を街道が横切る。
 この先小集落を抜けた辺りで左手を来た街道にタッチするもすぐ小池信号を右折、
9:13 第二房総街道踏切を渡る、63.4K地点だ。 
 道なりにちょっと上ると線路は姿を消し、道の両側は山崖、周囲は杉林で暗い。
9:21 御宿町火葬場の白煙立ち昇る煙突が右手丘中に立つ、なお線路は先刻の踏切のチョイ先でサミットに達し、63.75K辺りから下り片勾配の久保トンネル(307M)に入るのは以前確認済み。   
9:28 跨線橋に出て御宿の里に入る、64.3K
Pが見え、トンネルの口が200Mほど後方に。
 右手のG&B海洋センターのグランド沿いに進み、
9:40 久保踏切で線路左手に、64.8KPあり。
 旧くからの集落の小道を抜け、
9:50 築堤線路4M下に寄添う道路と65.37K
辺りで一緒になり、
9:56 御宿駅着、島式ホーム、65.8KPあり、窓が多く明るい小待合室を設けた瀟洒な駅舎は、駅前広場も整備され、観光客がパラパラ。

  外房線:御宿駅