東海道本線:静岡ー金山
静岡で止ったまま1年近くご無沙汰の東海道本線だが、また青春きっぷの季節が到来した。実はこの6月に会社を定年退職して「毎日が日曜日」の状態だから、時間は充分にあったのだが、5月末に父を亡くし、看護からは解放されたものの気分まではそう簡単に割り切れず、時間を喰う雑用事務もあって、半年くらい過ぎた昨今、やっと会社を辞めた自由人の気分を味わえるようになった。 |
(10) 用宗―焼津・用宗ー静岡 13.5K 2002年12月15日(日)
本日の歩き潰しのハイライトは日本坂峠越えだが、東海道線は新幹線共々トンネルであっけないほど簡単に抜ける。歩くとなるとそうは問屋が卸さず、海岸沿いに150号線を行くか、旧東海道を丸子の宿から有名な宇津谷峠越えをするなど、幾つか選択肢がある。自分はこれまで可能な限りトンネル上を辿ることにしており、富士山をバックに静岡市街の眺望が素晴らしいという満観峰に登り、尾根伝いに日本坂峠に出て、そこから焼津駅側に下るコースを取ることにした。 |

用宗駅 |
9:29 用宗駅を出発、駅舎に直結する下りホームは線路に錆が出ており、上下とも主に島式ホームを使用、186.6KPあり、新幹線は30Mほど離れて平行、その先はすぐ山、海岸まで300Mほど、松並木の頭だけ見える。
9:29 住宅街を静岡方に少し戻り、用宗踏切を渡る、186.2K、右手に子坂川を見て進み、
9:49 東名高速をくぐり、すぐ子坂川を渡る、両側に住宅が続く道を谷の奥へと進み、
10:16 律令時代の古東海道筋でもある御坂堂に到着、街道歩きの旅人目当ての土産店もあり、前はすぐ山、平地はここで尽きる。 |
10:35 急坂の舗装林道を主に茶畑を見ながら上り、東登山口着、この先山中に入る。
10:53 植林帯の小道をつづれ折れに登り、時には茶畑内の細道も過ぎ、「富士・朝鮮岩」分岐点着。
11:08 最後は尾根道を行き、満観峰の頂上(472M)に到着、200坪程の平地で、富士山を背にした静岡市街の眺望が欲しいまま、焼津市と大海原も見える。
11:32 小休止後出発、尾根伝いに土の道を下る、周囲は茶畑そして植林帯となる。
12:15 日本坂峠着、樹林の細道の出合にお地蔵様があり、狭くてベンチなど無いが峠の雰囲気は充分だ。 |

満観峰より静岡市街を望む |
焼津方に下るとすぐ杉林の急坂となり、急斜面が崩壊して土砂流が道を切裂いている個所が幾つかあった。
12:28 幅4Mばかりの舗装林道に出る、同じ下りでも数段楽になる。
12:50 「花沢の里」に到着、峠下の休み処といった感じで、お土産店なども数軒、日本坂峠の街道歩きもなかなか人気があるようだ。
13:00 東名高速の下をくぐる、静岡方200Mに日本坂トンネルの坑口が見え、大きな換気施設も目に付くが、5階建ビルくらいの高さがあるだろう。
13:06 新幹線野秋架道橋:177.363Kをくぐる、7~80M先を在来線が行くのが見える。
在来線沿いに道があり、石部(せきべ)トンネル(2155M長、下り)の坑口を確認しようと行ってみた。
13:11 190.3KP地点に到着、100M先に坑口が見える、ここまでは新しい住宅も建つが、この先は花沢山の山腹が切立ち先に進めない、なお用宗方の坑口は187.9K地点なのを車窓より確認済み。
13:26 同じ線路沿いの道を戻り、更に先に進んで、191.5KP脇を過ぎる、線路海側は100Mで低い山、越えれば海の筈だ。 |

尾根の一番低い所が日本坂峠、191.65K辺り |
13:32 満観峰、日本坂峠、花沢山の写真を撮る、アンビア観光バスの車庫の横だ。
この先 葭岬(よしばな)踏切で線路右手に、191.87K、この先も線路沿いに道が伸びる。
13:42 192.2K辺りを過ぎる、右手はサッポロビールの静岡工場が広い敷地を占め、左に愛昇殿という火葬場併設の葬儀場がある。
この先瀬戸川を渡り焼津の市街地に入り、用宗から海岸沿いに来た国道150号線に入ると、温泉施設「サンライズ焼津」があるが、今日はパス。
14:03 私立焼津高校前を過ぎ、焼津駅着、時間の関係で直ちに用宗駅に取って返す。 |
14:32 用宗駅を今度は静岡に向け出発、 用宗踏切までは朝方に通った道、その先も線路進行右手すぐに道が続く、周囲は主として住宅街、中小工場も混在する。
14:42 186KPを過ぎる、この先国道1号、東名高速が海側に移り、続けて下を抜ける。
14:58 185KPが盛土3M上に、道の右手は新興住宅街。
15:06 安倍川駅着、相対式ホームの橋上駅、184.4KPあり、住宅街が駅まで迫り駅前広場は無い、改札口直結の駐輪場が海側に、山側150Mを新幹線が平行、1985年3月の開業。
さらに右手を進み、地下化工事中の鎌田踏切:184.17Kで左手に、道は無い様で戻る。 |

安倍川駅 |

静岡駅西口 2013年8月14日 |
15:30 在来線を183.8K辺りで跨ぎ海側に出た新幹線をくぐり右手の側道に、零細工場が多い余りパッとしない地区で、道もやがて行止り。
15:40 200Mほど戻り、歩行者専用の架道橋を見付け山側に、国道1号線が見えホッとした。
15:52 安倍川を渡る、右100Mの鉄橋は今朝車内より確認しており、182.85~182.3K辺り。
薄暗くなったなか1号線を足早に急ぐ、日没が早いのは西に満観峰~日本坂峠の稜線があるからかな?
16:27 静岡駅に到着、熱海行は31分発、トイレを済まし飛乗る、先刻1号線のコンビニで発泡酒を仕入れておいたのは正解だった、、、 |
(11) 島田ー金谷・島田ー焼津19.2K 2002年12月20日(金)薄晴
今日は焼津から歩くのが順序だが、まず大井川を挟んだ島田ー金谷を時間を気にせずに歩き、その後島田に戻り、焼津を目指そうと予定を立てた。また(その心配は無用だったが)冬の西日を浴びる眩しさを避けようという思いもあった。 |
島田駅はメインの島式ホームの他、海側に折返し用片面ホームがあり、山側に赤さびた留置線が6本、208KPが構内浜松方に、改札口とは地下道で連絡、住宅地が展開する海側には直接出られない。
9:42 島田駅北口を出発、線路近くの道に中部電力支店、労働総合庁舎など見て、道なりに東海パルプ工場の高塀沿いに進み、
9:55 正門前に出る、工場は大井川まで線路両側を占め、専用跨線橋まである、208.5~209.3K辺りだ。周辺は独身寮、家族寮、まさに典型的な企業城下町の雰囲気を有する。 |

島田駅 2013年8月29日 |
大井川の堤防が近付くと川越宿場町を復元した一画に入り、ブラブラ見物しながら進み、
10:13 大井川堤防上に出る、鉄橋は下流300M、国道1号線の大井川橋は上流700Mの彼方に見える、河川敷に小公園があり、広重の版画で東海道53次の一部を辿れるよう整備されている。
10:27~10:39 大井川を渡る、鉄橋は1K余下流に見え、209.35~210.4Kと以前のメモにある。 振り返ると日本坂峠近くの独立峰:高草山が、15Kはあるのにはっきり確認でき、律令時代の古道があの山を目印に敷かれたのも頷ける。
この先東海道を行き金谷宿に直行するのが筋だが、敢えて三角形の2辺を辿り鉄橋の袂に。
10:56 幅7~8Mの支流が大井川に合流、鉄橋を前にして前進を阻む、近くに橋は無く、諦めて支流:大代川左岸を遡る、線路は左7~80M、丘腹を行く。 |

元京福電鉄の電車、蔦の絡んだ廃車体を見たのは初めて |
11:01 道の右手すぐまで大井川鉄道の引込線(?)が届いており、荒れ果てた廃車体が押込まれていた、
この先てやっと大代川を渡る、大井川線鉄橋が上流に見える。
11:13 二軒屋踏切(211.2K)に出て見る、線路は道路より15M高い丘腹を行く。
11:19 住宅街の道を行き、大井川鉄道のガードをくぐる、ちょうど元京阪3000型特急車が当時の塗色のまま金谷駅に向ったが、速度はノロノロ、なお両線の完全平行は211.7Kから始まり、駅まで1.2K程と長い。 |
なおこの区間、上り電車からが良いのだが、富士山の眺めが素晴らしく、最初真横に、そして大井川鉄橋近くでは斜め前方にきれいな姿を見せる。
11:39 金谷駅に到着、左手に見え隠れした線路が駅手前で急に見えなくなり焦ったが、これは線路が駅手前で左カーブするためだ。
営業キロ5.1Kに約2時間を要したが、「越すに越されぬ大井川」を渡ったので良しとしよう、、
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EF15199牽く下り貨物、211.6KP付近 1965年3月2日 |
11:53 島田駅に戻る、 JR東海系そば・ラーメン店でそば(¥320)を啜り、
12:05 島田駅を今度は焼津方向に出発、進行左手、線路からすぐの住宅街を行き、しばらくすると田んぼが混在するようになる、線路右手にも2回移って小刻みに距離を稼ぎ、
12:39 50M長の橋部分だけ国道1号線に入り、大津谷川を渡る、鉄橋は右100M、205.6K辺り。
駅200M手前の栃山踏切を渡り、島田工業高校沿いに歩き、 |

六合駅 |
12:50 六合駅着、相対式ホームの橋上駅、205KPあり、海側は島田工業高校の広いグランド、山側に駅前広場があり住宅地が展開、北西300Mに丘陵の先が張出すが、総じて周囲は平地で、島田市の郊外圏といった感じだが、、
13:00 出発、線路に近付いた国道1号線をしばらく歩く、この区間松並木が処々に残り、街道歩きの感じもちょっぴり味わえる。
204.4K地点の踏切から線路近くの小道が伸び、やがて田中に出て舗装農道に変り、意外と長く続く、左手に1号線も近く、住宅が絶えず。 |
13:27 右手50M、田んぼを挟み203KPが見える、この先すぐ小川を工事中の1号線横の仮歩道橋で渡る。
13:41 202KPよりは線路左すぐに小道が伸びる、住宅街に入った。
13:56 上を自動車跨線橋が跨ぐ、200.8K地点。 |
14:03 藤枝駅に到着、駅前広場を挟みバスやタクシーも多く、島田より一回り大きな街に見える、海側に島式、山側に片面ホームを持つ橋上駅、200.2KPあり。
藤枝。島田間は7.5K、人口稠密地帯で住宅が絶えず、田は細切れで自家消費用の耕作と見たが、、、
14:13 進行左手の商店街を出発。
14:24 一度右手に移ったが、前島踏切からまた線路左手を行く、199.5K、幼稚園が建つ。 |

藤枝駅 |

藤枝駅外れ:田沼街道踏切、200KP立つ |
やがて田んぼも多くなるが、
14:35 明治製菓東海工場が左手すぐ、198.6Kから厚生グランドも含め185.3Kまで続く。
この先198KP辺りの海側は、高い樹木の並木に覆われた日本電解の工場が目立ち、少し離れてバスクリンの工場も見える。
14:55 東名高速の下をくぐる、線路は197.3K辺りで抜けるが、もう駅はすぐだ。
15:00 西焼津駅着、相対式ホームの橋上駅、先刻訪問した六合駅に似ているのは、両駅とも民営化直前の開業だからだろう、197.1KPあり、しばらく姿を見なかった新幹線高架が海側180Mを行く。 |
15:20 小休止後出発、日没が迫り、先を急ぎたいのだが疲れが出てままならず。
線路左手すぐの道を行くが、前方、196.4K辺りで新幹線が斜め左に跨ぎ行止となり、
15:27 左から来た1号線に押出され、程なく道なりに新幹線をくぐり、在来線踏切を渡る。
この先、北東に真っ直ぐな線路と小住宅街の小道が噛合わず、195.2K辺りから600Mほど、一時線路左手の東海ガス本社側に移ったりして、進むのに苦労する。 |

西焼津駅 |

焼津駅 2013年8月29日 |
15:59 道の左に静岡鉄道バスの大きな営業所あり、裏手は線路、194.3~194.2K辺り、
この先に小公園があり、ナントC5096が屋根付きで静態保存されていた、この少数派のC50型、自分の中学時代、池袋駅で貨物の入換をしていたなー、、、
16:08 焼津駅着、島式ホームの橋上駅、193.7KPあり、 海側から見ると2階建の事務棟の様にも見えるが、1階にコンビニが入居するのみで、中身は無いようだ、、、 |
やいづ黒潮温泉 16:15~17:20在、¥1,000(浴衣またはガウン、タオル付)
場所:焼津駅から徒歩3分、玄関前から駅が見える。
施設:国道に面する2階建、一昔前のヘルスセンターの雰囲気を有し、照明など暗い、1階にカウンタ、土産物コーナ、浴室、2階に2つの大広間(1つは舞台付)、他に男女別個室。
浴室:主浴槽の他、薬湯、気泡風呂、サウナ、水風呂、洗い場は10.
お湯:無色、やや塩辛く、僅かに硫黄の匂い、近くの「サンライズ焼津」(湧出量:1100㌧/日)から引いているようだ、ナトリウム、カルシウム高温泉とあるが、お湯の諸元表は見当らず。
その他:飲食をしながら、お芝居と歌、合間にお風呂に入って楽しまないと、元は取れない? |

やいづ黒潮温泉 2013年8月29日 |
(12) 金谷ーー掛川 16.4K 2002年12月23日(月) 晴後曇り

金谷駅 |
10:02 金谷駅出発、駅前から街道を進み、道なりにトンネル手前で線路を跨ぐ、まだホームのすぐ先、213K地点。
10:11 町民有志が1991年復元したという、石畳街道に入る、急な上り坂が400M続く。
10:20 終点、低い台地の上、周囲は茶畑、
牧の原台地の東端にあたる。
10:31 寄り道して諏訪原城本丸跡に、東海パルプの大煙突など島田の市街、大井川鉄橋がよく見える、100M位の高低差あり。
10:45 戻って菊川坂の上に、こちらは菊川町民有志が2001年に完成した700Mの石畳。 |
10:59 石畳道の下に、横を菊川が流れる、まだ川幅は7~8M、この先川の刻んだ小谷を下る、幅は500M、両側の山は100M高、周囲は茶畑、農家にも何となくゆとりが感じられる。
11:14 「JAおおいかわ」のすぐ先、突然掘割下に線路が現れる、214.1KPがあり、金谷方150Mに牧の原トンネル(上り、1049M)が口を開ける。
営業キロ1Kに70分要したが、好天のなか里山の街道歩きが出来て気分は良い。
11:20 道なりに線路を跨ぐ、214.4KPあり。
11:48 道なりに234号線に入るとすぐ菊川町の標識あり、よく見ると谷幅が一番狭い所で、線路は216K辺りとなる。 |

大井川鉄道モハ301 1965年3月2日 |

旧東海道(金谷側) |
11:54 道なりに倉沢踏切:216.5Kで右手に、続いて大きく蛇行する菊川も渡る。
12:07 東峰踏切:217.2Kの脇に、近くの台地上に「お茶の青野園」が建ち、その大看板が車窓から目立つ。この辺りから菊川左岸の小道をしばらく歩いてみた。
12:30 218.4KP, 新幹線が左から右に在来線を跨ぐ。
なお218~219.5K辺り、車窓真横1.5K先に、山肌にお茶の木を植えて「茶」という字に模した大規模な「茶文字」を望むが、あの山の麓を旧東海道が進む筈だ、茶文字は大井川鉄橋からも見える。 |
菊川は丘の狭間を湾曲して流れる独立小水系、主として左岸を行く線路は、これだけ蛇行する菊川を3度しか渡らない、丘の傾斜は緩く、トンネルも無いが、半径400M曲線を随所に入れて、川の流れに忍耐強く付合いながら、結構直線区間も確保、着実に前進する線形は見事としか言いようが無い。
寝台特急華やかなりし頃、上り列車はちょうどこの辺りで朝を迎え、朝日を浴びて茶畑をバックに走る全景写真がよく趣味誌を飾った、長い片勾配は旧型車両の運転士の腕の見せ所だったろう。 |
この先新幹線高架を短区間に201.8K他1回、また蛇行がひどい菊川も2回渡り、JR東海の変電所横を過ぎると、やっと谷間が開けて来て、
12:47 河城郵便局前に出る、すぐ先の架道橋(219.5K)は大規模拡幅工事中で、5M高の盛土に沿う小道に入ってみた。
12:54 220KPが盛土上に、丘陵は広い田んぼを挟み右手300M、新幹線がその背後を行くがもう500Mも離れ、進むに連れ広々とした田園風景が展開する。
13:05 架道橋(220.97K)で進行左手に移り、先刻の郵便局前から続く県道に入るとすぐ菊川を渡る、鉄橋に221KPが立ち、長いお付合いというか、少々辟易していた菊川とはこれでお別れ。 |
菊川市街に入り両側に立派な専用歩道の付いた街道をもう1K近く歩いて、
13:22 菊川駅着、海側駅舎直結の片面ホームに島式ホーム、静岡方出外れに222KPあり、山側すぐにアサヒテック工場と製茶工場、狭い駅前広場に御前崎行の静鉄バスが待機。13:33 ホーム出外れの菊川踏切で進行右手に、222.5K地点、程なく県道37号線に合流、222.9K辺りで線路に寄添う、この辺り線路も県道も真っ直ぐ。
13:57 224.5KP、この辺りから人家少なくなり、低い丘が迫り如何にも自治体の境界地域の雰囲気が濃い、丘を背に龍雲寺が見える。 |

菊川駅 |
14:12 県道が100M長のトンネルに入り 抜けると掛川市だ、線路も切通しとなり、清水トンネル(225.4K~125M長)に入る。
14:18 阪下踏切(225.6K)で在来線が新幹線下を抜け、右手に県を見て平行、新幹線は226.3K辺りから左に徐々に離れて行く。
14:34 前々から遠望された大ゴルフ練習場が近付き、その100M手前に227KPを見る、この辺りから在来線も県道もほぼ同時に左カーブを開始。
14:40~15:03 ゴルフ練習場を背に遅い昼食、大井川鉄道金谷駅で購入した大鉄フードの幕の内、おかず一通り揃うがあまりおいしくない、勿論きれいに平らげたけど。
15:06 227.5KP、この先市街に入り、掛川信金の支店、ハローワークを右に見る。
15:14 静岡鉄道掛川営業所、228.2KPが相当、静鉄は先刻の焼津もそうだったが、風格のある立派な施設が多い。
15:30 掛川駅北口着。 |
(13) 掛川――磐田 16.6K 2002年12月30日(月)快晴
12月15日に焼津まで歩いて以来、青春きっぷ利用の東海道線歩き潰しは今日が4回目、このペースはかなり早い方だ、今年は父を亡くしており、お正月三が日の集いはないので、この分だと1月中に豊橋までは行けそうだ、これを機に少々酒を控え、来年は「歩き潰し」にさらに力を入れよう。 |

掛川駅北口 |
掛川駅は海側に新幹線の高架相対式ホーム、在来線は折返し列車用片面ホーム、それに常時使用の島式ホームで対応、ホームへは地下道で連絡、229.5KPが浜松方出外れに。
10:14 掛川駅北口を出発、すぐ進行左手に移るが、
10:31 利神踏切(230.5K)で右手に、近代的なNEC工場がしばらく平行、なお工場裏手は天竜浜名湖鉄道の線路が行く筈だ。
この先線路反対側に資生堂工場を見る。
10:43 小さな丘が遮り、線路は高御所トンネル(67M長)に入る、231.4K地点。 |
線路近くに道は無くなり、右手の地元土地区画整理組合で開発中の売出地に入る、78坪が1725万円で売約済みの看板を見た。
この先集落を抜ける道が不明確で手間取り、11:03 街道に出てく東名高速道を潜る、なお在来線が抜けるのは少し東京方にずれた232KP地点となる。
盛土線路から400M北の広田の道を行く、平野が開け右手の山は5K先まで後退、ちょうど車窓からユニ・チャーム、丸大ハムの工場(233K辺り)が右左に見える辺りだ。
直線道路が道なりに駅に近付き、 |

掛川駅3番線ホーム、 1964年10月28日 |

愛野駅 |
11:35 愛野駅着、サッカー観戦客に備え広幅の地平島式ホームを持つ橋上駅、新幹線が隣を走り、高電圧で危険なので、出改札口は4階建のビルの高さにあり、日本一とのこと、開業は01年4月、234.5KP立つ、商店はまだ見当らず、4階建中規模マンションがあるくらい、駅南側にポーラの大工場が近い。
11:50 出発、進行左手すぐの道を行く、新幹線が山手線並みの頻度で過ぎる、走行音は殆ど気にならず、随分静かになったものだ。
12:00 正午のチャイムはポーラ工場の250
M先、217.5K(新幹線)で聞いた。 |
次は大塚製薬工場のこれまた広大な敷地沿いに進む、線路は236KPが中心となる。
この先線路沿いの道は若干狭くなって、
12:12 山田川橋梁(218.4K)、続いて在来線架道橋(236.45K)をくぐると、原野谷川親水公園とそれに隣接したサッカー運動場がある。
12:27 線路右手にも道が伸び、237.5KPを過ぎる、新幹線は少々左手に離れた。
12:33 さらに道が続き、袋井駅に到着、島式ホームが1本、山側にある駅舎直結の片面ホームは使用中止、238.1KPあり。駅前広場は静鉄バスの乗場が4つ、タクシーも5~6台。駅南側には狭い地下道が連絡、全く何も無い。 |

駅前のスルガ銀行袋井支店は趣ある |

袋井駅(仮駅) 2013年8月29日 |
天理教袋井教会が目立つ袋井市街は狭く、袋井タクシー営業所を過ぎ、
12:54 線路北側を平行して来た原野谷川を渡る、鉄橋は左200M、239KPが立つ。
12:56 239.17K地点で左手に、線路沿いに道あり、反対側にナショナルの工場が大きい。
この先、ゴルフ打ちっ放し練習場を過ぎた239.7Kから道は砂利道に変り、240K左手はハウス食品工場、車窓から目立ち気になる存在だった恐竜親子の大模型は240.75K辺りの海側畑の中にあった。 |
13:24 用水に橋が無くちょっと戻り、彦島踏切(240.6K)で線路右手に、広い田んぼの砂利農道を行く、風が冷たく鼻水が出る。
なおこの辺りでもまだ牧の原台地の山肌の「茶文字」が確認できる、20K以上離れているけど、、、
13:32 駒洗川B(241)K、続いて新幹線をくぐり線路左手に、この辺りでは架道橋を「B」と称する、在来線右手に「中道広域粗大ごみ処理施設」が川岸を背にして建つ、河岸まで300Mほどある。
13:39 150M長の新貝橋で太田川を渡る、右手すぐに新幹線と在来線が並び、在来線鉄橋の浜松方に241.5KPが見える。 なお、太田川(駒洗川)は先刻渡った原野谷川が合流する独立水系。
13:47 橋の150M先で線路右手に移り、三白山連城寺を過ぎる、ちょうど242KPあり、やがて線路は浅い切通しとなり、242.5K地点の跨線橋で左手に、渡った所が神明中学校。
この先在来線北側の台地上に、243KPを中心に「NTN]ベアリング工場が広大な敷地を展開する筈なのだが、在来線は姿を消し、新幹線高架下の道しか見当らず、適当に歩いて、
14:12 東貝塚バス停(交差点)、この辺り小住宅の密集地域で細道がクネクネと曲がり、線路方向に進んでいる積りだが、なかなか抜け出せず。
14:20 やっと架線柱が見えて来て、西貝塚踏切(243.8K)で線路右手に、線路は東京方300M、大阪方500Mが真っ直ぐ、要は道路が線路に噛合わないのだ、最近では西焼津駅付近で経験した。 |
14:42 今ノ浦川は鉄橋左手80Mで渡った、堤防手前に245KP立つ、この川も河口付近で太田川に合流する。もう駅まで800M程。
14:50 磐田駅着、島式ホームの橋上駅、海側に側線4本、新幹線は海側400Mと離れた、山側に地場の信金本店の6階建ビルなど数棟、遠江国の国府はこの街に置かれ、袋井に比べると一段大きな街だ。
前駅より広い平野をほぼ直線で駆ける線路沿いに来たが、やけに河川、それに縦横に巡らされた用水が多く、少々手こずる、駅間距離が長いこともあって、今年最後の歩き潰しに相応しい区間となり、終ってみると満足感あり。 |

磐田駅南口 |
遠州和(やわらぎ)の湯 15:15~16:35在 ¥1,000

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場所:袋井の南隣りの浅羽町、大須賀に通ずる県道から台地に上った茶畑の中に位置、袋井駅からタクシーで5分、¥940、帰りは歩き所要25分、途中県道が新幹線の架道橋をくぐるが、その名称が駿遠架道橋(220.74K)だった。
施設:平屋造りだが造作は立派、主浴槽も広幅のガラス窓など観光ホテル並み、露天風呂も眺望は無いが、大岩を配しこれまた豪華、水風呂はサウナが露天風呂の隣なので、建物の外に位置、大広間は風呂並の豪華さは無い。
お湯:鉄分を含み赤茶色、やや塩辛く無匂、マー平凡なナトリウムー塩化物温泉、27.2℃。 |
その他:静岡地方の日帰り温泉はこのところ静岡、焼津と訪問しているが、どこも入浴料は¥1,000、それで結構混雑しているのが面白い、ビール、お酒などは他所と変らないが、うな重が¥1,200、これはちょっと安いんじゃないの、、、 なお県道入口に案内があり、迷うことは無いだろう。 |
(14) 磐田――高塚 16.5K 2003年1月6日(月)快晴
今日は戸外にいるだけで鼻水が落ちてくるような寒い日になったが、このところ歩き潰しには熱が入っており、出掛けて見ました。巷では9連休後の事実上の仕事始めの日に当たり、皆の行動パターンが一緒なのか、往復とも朝夕の電車は混雑、帰りはほろ酔い加減の男女が目立ちました。 |
10:27 磐田駅を出発、北側の駅前商店街を行く、磐田は商店街が線路下り方に長く伸びる。
10:34 磐田中泉郵便局が右に、中泉はこの辺りの集落の名称。
10:41 247KPを過ぎる、日本たばこ産業の工場を過ぎ150M位の地点。
10:48 田中踏切(渡らず、247.57K)を過ぎる、右手は日東工業が広大な用地を占める。 |
11:03 豊田町駅着、相対式ホームの橋上駅、248.8KPあり、91年12月の開業、駅の両側は各々13階建のマンション、駅近くの右手磐田方には広田も残る、雪を頂いた富士山がきれいに見える、100K余あるだろう。
さらに線路右手すぐの道を行くが、駅出るとすぐ堤防に向い上って行く。
11:23 途中で左手に移り、天竜川堤防上に立つ、高さ10M、幅広でがっしりした造り、鉄橋手前50Mに250KP立つ、右手1.5K先の1号線の橋に向う、北風に向って歩き鼻水が出る。 |

豊田町駅 |

天竜川鉄橋の袂(浜松側) |
11:45 やっと橋の袂に到着、歩道は無く、50C幅の白ペンキで仕切っただけ、風が強く、大型トラックが過ぎるとマジ怖い、人影は全く無く、途中自転車が2台過ぎただけ、川の流れは浜松方に偏り、その分河川敷は狭い。
11:54 浜松方の袂に到着、緊張したので河川敷のベンチで小休止。
河川敷に細長い道が伸びる、堤防内で幾分風が弱いようだ。
12:17 鉄橋の浜松方袂に到着、251.25K辺りとなる、鉄橋長は1209Mと案内あり。 |
盛土線路の北側下に道が伸び、途中から住宅街に入り、数度筋を変えて、
12:38 国道1号線が横切る竜光踏切脇に、手前の252K辺り、トッパンフォームス工場が線路反対側に見えた、もう駅はすぐ先。
12:47 天竜川駅着、島式ホーム2本、地平駅舎は北側に、252.5KP立つ。 すぐ傍に町営団地が4棟、駐車禁止の立札はポルトガル語併記、同国人を数人、駅待合室で見掛けた。
12:58 出発、線路右手すぐの道を行き、ヤマハゴルフ工場前を過ぎる。 |

天竜川駅 |
13:13 254K地点の踏切を過ぎる、右手は勤労者住宅、線路左手に大きな新工場が建つが標示は無い。、
この先線路は高架線に上り、新工場の裏手沿いに新幹線高架が近付く。
13:27 芳川を橋が無く120M1上流で渡る、渡ると浜松市街に入った感が強い。 |

浜松駅(北口) 2013年8月29日 |
電波塔が遠くから見えたNTT向原営業所、相生幼稚園と過ぎる、車窓から右手に地場の日本酒「出世城」工場の看板を見る255K辺りとなる。
13:51 馬込川を80M長の橋で渡る、この辺り区画整理事業中で、茶色の地肌を露わにした更地が拡がる、まだ駅まで7~800M近くあるようだ。
14:02 浜松駅に到着、島式ホーム2本、257Kと仕切壁に記入、改札口は地平。
天竜川の渡河に時間を喰い、サンドイッチを頬張りながら、近くの遠鉄新浜松駅に。 |
14:18 新浜松駅を出発、歩行者専用モールを行く。
14:32 「堀留ポッポ道」に入る、浜松駅高架化に伴い、国鉄浜松工場への引込線も廃止、跡地を遊歩道化したものだ。
厚生年金「ウェルサンピア」ホテルを過ぎ、
14:46 「堀留運河」沿いの道となる、市域と浜名湖を連絡する運河で、1871年の開削、勿論現在は使用されていない。
14:50 運河対岸にJR東海浜松工場を見る、主に新幹線電車、それに111系電車が塀の隙間から見え、機械の唸る音も聞こえる。
14:55 伊場遺跡公園に入る、園の左手を地平に降りた在来線が行く、259.3K辺りだ。 |

元東濃鉄道ケ91(狭軌) 左40Mを高架線路が平行 |
15:07 (回遊ルートから外れ)遺跡公園の外に、この公園沿いに浜松の電留線群が長く続くのだが、留置電車は少なかった。
15:14 いつの間にか北側に移っていた新幹線を242.08K地点でくぐり、在来線沿いに進む、在来線が新幹線をくぐるのはちょうど260KP地点だ。
車窓から見ると261.1K辺りより始まり259KPまで、浜松方に側線が徐々にその数を増し、EF66等電気機関車とコンテナ貨物列車が何本も休む浜松貨物ターミナル駅(259.1K)を構成する。 |

高塚駅 |
15:37 線路右手にスズキ自動車の大工場が現れ、正門前の鈴木踏切(261.7K)を渡る。
渡ると4階建ての労組ビルと従業員用駐車場があり、車は揃いも揃って「スズキの軽」 ばかり、圧倒されました、、、
15:45 高塚駅着、海側に駅舎、改札口直結の下り片面ホーム、中線1本挟み島式ホーム、262.4KPはペンキ書き、新幹線が北側、住宅と畑の混在する200M先を並走。 |
今日の歩きは終始鼻水が出る様な大変寒い日に当ってしまい参ったが、その分空気は澄み、根府川辺り、いつも霞んでいる時の多い相模灘の闇の向うに、浜金谷だろうか、館山だろうか、灯台の灯がピカッと漆黒の闇を切裂く様に光の矢を走らせ、ほろ酔い加減の自分がいい年をして、久し振りにロマンチックな気分に浸れた、良かった! |
(15) 高塚――鷲津 14.2K 2003年1月8日(水)快晴
1日置いて今日もやって来ました、高塚駅まで自宅から5時間掛りますが、マーよくやりますよ、、、自分でも感心しています、このパワーは三が日のお祝いをしなかったことが原因でしょう、勿論酒好きの自分なこと、結構飲みましたが、1人で飲むのと親戚が来て一緒に飲むのとでは量が違い、総じて健康的な生活をしているのです。
なお今日が青春きっぷ2枚目の第1回目、20日までに本日を含め5回も出掛けられるでしょうか?本人はやる気満々ですが、、、 |
10:54 高塚駅を出発、一昨日歩いた道の続きを行き、高塚西踏切(262.7K)で線路右手に、ホーム端から200M位、この先線路右手は住宅と畑、左手は歴史を感じる古い工場、小公園など、
11:13 264KP、ここで線路沿いの道は行止り、右手に少し行って落着いた集落内に入る、狭いがどの家も庭付き、夏みかんの実が照り輝く、道が時々曲り10分で進んだのは500Mほど、
11:23 地蔵踏切(264.7K)で左手に、すぐ県道316号が線路方向に伸びる、この道が旧東海道のようだ。
11:35 浜松環状線が左に分岐、右120Mの線路下では立体交差化工事中、265.6K地点。
12:00 ちょうどお昼のチャイムが鳴響くなか馬郡(まごおり)バス停を過ぎる、このすぐ先から街道に松並木が加わる。 |
12:12 右手に折れ、舞阪駅に到着、中線1本を挟んだ相対式ホーム、267.5KP、来年の浜松花博を控え駅舎新築中、現在は仮駅での営業。
12:16 さらに東海道歩きを続ける、松並木は大磯周辺が有名だが、この辺りの方が松の色艶が一段良い。
12:26~12:33 全長700Mの松並木が終了、終点手前にベンチと公衆トイレがあり、小休止、
12:51 本陣、脇本陣に到着、往時の旅人はここから船で新居町方面に向ったそうだ。
12:58 弁天橋で弁天島に入る、右手100Mを国道1号、さらに北側を在来線、新幹線と並ぶ。
海岸に観光ホテルが並ぶなか、遊歩道を行き |

舞阪駅 |

弁天島駅 |
13:05 弁天島駅着、広幅高架島式ホーム1本、269.8KPあり、道路とは地下道で連絡、改札口はホーム上に位置。
13:18 1号線沿いの観光遊歩道を行き、浜名湖を渡り新居町に入る、橋は270.08~270.3K。
13:28~1343 再度浜名湖の外海への出入口を渡る、橋は500M長、271.1~271.6K辺り、橋の途中数個所にベンチがあり、景色最高。
13:50 右手に大きい浜名湖競艇場への連絡道が線路を跨ぐ、272.05K辺り、この先国道の左手は272.5KPを中心に河合楽器の新居町工場が800Mほど続き、先隣りが新居町警察署。 |
14:00 新居町駅に到着、駅舎直結の片面ホームと島式ホームが山側に、273KP、新幹線が山側に平行、駅舎の隣はJR東海バス静岡貸切営業所、競艇場には駅から専用連絡橋あり。
14:13 浜名湖に続く小連絡運河を渡る、鉄橋に273.5KP、この手前で国道1号線は鷲津方面に向う線路と分かれ、二川駅までしばしの別れ。
14:15 新居町関所跡、見学はせず、住宅街の細道を抜け301号線の緩い上り坂を進む。
14:25 新幹線住吉線路橋を在来線共々くぐる、274KP立つ、小サミットになっており寂しい所。 |

新居町駅 |
鷲津駅 最近区画整理事業が完成、駅周辺の建物は
どれも新しい、道路整備はまだ未完成 |
14:36 道なりにちょっと線路から離れたが、鷲津駅への案内があり、斜め右方向、広田の中を線路方向に行く道に入る、これも301号線。
14:44 城前踏切(275.18K)を渡る、線路右手道あり、276K辺りから左手台地上に「FDK」の工場その他関連施設が並ぶ、右手は住宅街、
15:08 駅手前で切通し線路を跨ぎ、海側の鷲津駅着、駅舎直結の片面ホームと島式ホームがあり、普段は後者を使用、ホーム壁にペンキで276.6Kと記入、駅の右(裏)手はすぐ中小工場、住宅街、浜名湖も近く、漁船の溜り場が7~80M先に見える。 |
(16) 鷲津――豊橋 17.0K 2003年1月11日(土)本曇り後快晴
11:06 鷲津駅前広場を出発、300M程行った三ヶ日街道踏切で右手住宅街に移る、住宅や工場の切れ目から500Mほど先に浜名湖が見える、
11:30 三ヶ日に通ずる301号線をくぐり、湖西市営市田住宅団地横に達する、278.5KPが見える。
広田を挟み1K前方に丘陵が立塞がり、10M高の盛土線路が伸びる、平行道路は見当らず、用水沿いの小道を行く。
養鰻場の大型ビニールハウスが並び、番犬が激しく吠えたてるなか、休耕田の踏み跡に入る、冬枯れの草で視界が利かず心細い。
11:49 用水路にぶつかり橋を求め適当に歩き、歩行者専用の梶田B(278.8K)を「発見」!、築堤南側も広大な田園地帯だが小道があった。
11:52 笹子大橋という名前と裏腹な小橋で笹子川を渡ると、盛土下に沿って農道が伸び、
11:58 前田川B(279.5K辺り)で線路の右手に、もう先刻見えた丘陵の裾で、裾沿いに新設の2車線道路が行く、ここ迄1K進むのに28分も要した。
丘の傾斜が緩む辺りに10軒足らずの小集落があり、軽自動がやっとな頼り無げな坂道が伸びる、かなり不安だが行ってみるしかないよ、、、
静まり返った集落を足早に過ぎると、昼なお暗い山中の雰囲気、「東海道沿線にこんな寂しい場所ってあるの?」というのが実感。
12:16 「ゲンジホタルの里」と立札のある小池のチョイ先で、樹林を抜けキャベツ畑に入る、人家も見え、丘上の高原状の土地に出たようだ、この区間線路なら280~280.6K、ほんの500M位の事だが、大袈裟だが大冒険をしたような気分です。
12:25 幼稚園の傍で県道に入り、道なりに跨線橋脇に、切通しを直線線路が行き、280.7KPあり。 |
この区間を上り列車で来ると、結構深い人里離れた丘中を切通しで抜け、280KP辺りで突然眺望が開け、広い田んぼの上に躍り出る様な感じ、左車窓に浜名湖を望み、時に山並みの奥に小さくはあるが一際高い富士山が見えることがあり、冬場など白雪が夕日に輝き、神秘的な美しさを見せる、上京する旅人は、この辺りが富士山を見る最初の場所となったと思うがどうだろう、、、 |
さて、跨線橋からは深い直線切通し右上の小道を行く、道の右手は農家、畑、生垣が高く内は殆ど覗けない、左手は通勤者用住宅が並び、小マンションもあり、豊橋の通勤圏に入ったようだ。
12:39 線路が切通しを抜け地平に、281.8K辺り。
12:49 新所原駅着、地平駅舎が北側に、上り片面、外側が使用中止の下り島式ホームで構成、282.5KPはホーム壁にペンキ書き、天竜浜名湖鉄道とはいったん改札口を出て連絡、この天浜線は出発すると並走区間無しで左カーブして消え、北海道のローカル線の様だ。 |

新所原駅 2013年8月29日 |

新所原駅前、駅前の建物の雰囲気が開拓村の感じ |
13:20 愛知県豊橋市に入る旨の標識あり、駅からまだ2~300M、この先すぐ盛土線路跡が視界を塞ぐ、旧国鉄二股線の東海道下り連絡線で、282.9KP地点。
13;32 頂上部分で裸岩が切立つ高さ100M
の立石山が右手に、男性が3人、ロープを使ってロッククライミングの練習中、線路左田んぼを挟んで100M、284KP立つ。
住宅、中規模工場、竹藪など続くなか、「ニトズム」という1小奇麗な工場前(284.9K)を過ぎ、
13:50 道が線路右手すぐに、285.1KPあり。 |
この先格子窓を擁する風情に満ちた民家など現れ、いつの間にか新居町駅の先で分れた1号線に入っていた、
13:59 総本陣、本陣と過ぎる、資料館隣の線路を背にした本陣は285.7KPが相当。
14:12 二川駅着、上り片面、下り島式ホームの橋上駅、在来線南側を東海道新幹線が行く、286.5KPはホーム静岡方出外れに、駅前広場、南口新設工事を施行中、
二川駅からは、進行右手近くに号線は変るが道が続く。 |

二川駅 |
14:32 線路北側に移る国道1号線を渡る、手前に岩屋観音バス停あり、バスは豊鉄、線路は左100M、浅い掘割を行く、287.7KPの真横の丘上が岩屋公園展望台となる。
14:46 在来線、新幹線を横切る跨線橋あり、288.7K、この先狭小だが交通量の多い道が線路に添う、結果的に豊橋駅近くまで続いた。
15:05~15:15 幸公園が線路右手すぐに、池を擁する大公園で、ここでしばらく小休止、天気快晴、風邪も無く助かる、公園の先50Mに290KPを見る、
この先今来た道に遊歩道が加わる、樹木が茂り線路は良く見えないが、歩行には都合頗る良し。 |

豊橋駅 2013年8月29日 |
15:40 自動車道、豊橋鉄道が上を横切る、292.2K地点、なお遊歩道は291.5Kで無くなる。15:45 豊橋鉄道の右手沿いに進み、片面ホームの柳生橋駅着、駅名は商店の看板の様に墨で大書。
豊橋鉄道と東海道線沿いに進む、道の右手は飲屋、小商店などが密集、ヒッソリしているが夜は活気がありそうだ。
16:00 豊橋駅に到着、駅ビル内の橋上駅、東海道線は地平島式ホームが2本、他に飯田線用ホームがあるが詳細は省略する。 |
(17) 豊橋――蒲郡 17.0K 豊橋――小坂井(飯田線) 4.4K
2003年1月14日(火)晴一時小雨
豊橋から歩き潰しを始めその日のうちに自宅に戻るのは不可能ではないが、往復の車中に10時間も取られ効率的とは言えない、それで今回は小田原から静岡まで新幹線を利用した、¥3,300余計な出費となるが、豊橋着は全区間普通で行くのより1時間早くなる。歩き潰し区間が伸びるにつれ、アクセス問題が発生するのは時間の問題だとは思ったが、いよいよ現実のものとなってきた。 |
10:05 豊橋駅を出発、109系電車が休む豊橋運輸区、東海交通の事務所を過ぎ、国道23号線を渡って、
10:23 左手に1KP、その向うを東海道線と新幹線が平行、右手は中小工場が並ぶ、
10:30 (飯田線)船町駅着、ホームは島式、1.5KPあり、東海道本線は295.2K辺り。
10:37 コンテナ貨物置場を抜け豊川堤防上に、左100Mが鉄橋の袂、1.9K、本線は295.5K
、人の渡る橋が1K程上流まで無く意気消沈。
11:17 豊川対岸の鉄橋袂に、2.2K、295.8K
地点。途中休んだが、300M進むのに40分掛りました。駅はもう5~60Mくらい。
11:20 (飯田線)下地駅着、盛土上に片面ホームが2つ、3M離れて背中合せに並び、渡り廊下で結ぶ、295.9KPあり、営業キロは2.2K。 |

飯田線:船町駅 |

飯田線:下地駅 |
駅周辺の小住宅街はすぐ尽き広い田んぼが展開、
11:45 市営体育館を過ぎ、豊川放水路堤防上に、右手の橋まで300M、対岸に山本製粉、ニチレイの工場が見える。
11:55 放水路を渡り終える、鉄橋は297~297.2K、飯田線鉄橋に3.5KP立つ、「豊川は律令時代飽海(あくみ),河と呼ばれ、ここに古東海道の渡津(わたむつ)駅があった」と市教育委員会の案内板があるが、ロマンを感じるなー。
この先すぐ東海道線は左カーブ、名鉄線も3.7K辺りで左に分岐、なお名鉄との供用区間終点の平井信号場(3.9K)は傍目には判らず。 |
12:12 右カーブした盛土線路の飯田線を追いかけ、静まり返った小坂井駅に到着、駅舎直結の上り片面ホームに島式ホーム、4.4KP
あり、駅前のみ郊外住宅地の雰囲気だが、すぐ畑となる。
名鉄本線脇の平口踏切(4.07K)まで戻ると東海道本線はもう120Mと近い。
12:28 東海道線坂田踏切脇に、297.7K地点、周囲は畑、農道が線路方向に伸び、程なく普通道に変る。
12:38 西小坂井駅に到着、島式ホーム2本、上りの山側線は使用中止。 |

小坂井駅 |

西小坂井駅 |
12:50 空が暗くなるなか、稲荷寿司で昼食後、出発、通勤者用住宅街は結構広い。
13:00 メグミルク工場前で広い道に出て、すぐ踏切で線路左手に、299.1K地点、ここまでフジボウ、カゴメなど有名企業の工場があり、住宅街が広く、都会的な訳が判った。
13:08 佐奈川を渡る、鉄橋は右手300M、299.75K辺り、なお、300KPの周囲は畑と小工場なのを帰路車内より確認。
13:15 御津町に入る、集落は大きい、徐々に線路に近付き、音羽川を渡るのが301.5K辺り、駅が直線線路の先に見え出す。 |
13:47 駅出外れの踏切で北側の愛知御津駅駅舎に到着、改札口直結上りホームに島式ホーム、南側に10階建マンションが1棟、これ以外に高い建物は無い。
進行右手を行く、橋が無く架道橋で左手に、14:03 御津川を渡る、鉄橋右150M、302.65
K、この先左手近くに道あり。
14:16 302.5KPを見る、この辺りキロ程がおかしい、自分が間違っていると思い何度も調べたが、矢張り狂っている。
14:31 すさ鳴(のう)神社が道なりに、裏手は線路に接する、304.6K辺り。 |

愛知御津駅 |

三河大塚駅 |
14:43 三河大塚駅着、ホーム相対式、右手は丘の先端が張出す、302.2KPあり、本当は305.2KPの筈です。 写真は撮らず、撮ると発表したくなるので、、、
さて、この先前方1.5K、尾根筋が控え、線路は星越トンネル(307.07K~300M長)に入るため高度を上げ、左にしばらく三河湾を見晴らす景観の良い区間だ。
15:04 住宅街の間道が国道23号に合流、右手少し離れ盛土線路がトンネルに入る辺り、国道も結構登っている。 |
15:07 小サミットの先に到着、右に急登の山道が口を開け、「星越峠」と案内がある、行きたかったが時間の関係で断念、なお車内から見ると、街道は尾根筋のそこだけやけに低い鞍部で峠を越え判別は容易。
平地に下るとまた住宅、中小工場の密集地帯となり、
15:16 道なりに在来線をくぐる、307.6K地点、街道右を新幹線が平行、287.7K辺り。 |
15:27 右手から三河三谷駅着、地下道で海側駅舎に、ホーム相対式、308.5KPあり
線路進行左手近くに道が伸びる、周囲は住宅密集地。
15:45 昭和橋で西田川を渡る、高架線路が右手120Mに、前駅から700M位来たかな、
15:52 府相踏切で線路右手に、高架工事中でKP等見当らず。
16:02 蒲郡駅に到着、地平島式ホーム2本、310.5KP、目下高架化工事が進行中。
16:03発上りに飛乗り、帰宅は22時20分。 |

三河三谷駅 半円形の明り窓とかまぼこ型庇が特徴 |
(18) 金山――大府 16.2K 2003年1月20日(月)晴
今日は青春18きっぷの使用可能最終日、先月12月15日以来、2枚、10回分の利用もいよいよ今日で終了だ、思えばお正月休みを挟んだ今冬は、本当に良く体が動いたと思う。
シーズンを終えるにあたり、何か記念になることをと、「ムーンライトながら」を利用した夜行前泊日帰り歩きの第1回目をしようと思い、成人の日を中心に考えたが指定券は(勿論)取れず、本日最終日の決行となった、通路に座る積りでボール紙を携行する。
なお蒲郡から始めるのが順路だが、寒さのなか明るくなるまで待つ場所を考え、金山からにした。 |
「ムーンライトながら」は373型運行になってから初めて!
小田急沿線在住の自分が青春きっぷで乗る場合、小田原乗車が経済的だ、小田原行最終急行に最寄駅から「乗車」したのは生れて初めて、しらふで乗ったのも初めて、但し寝過ごしたことは会社時代何度かあり、最遠秦野駅で気付き、地場バス会社系のホテルに泊ったことがあります。
小田原では名古屋切離しの後3両を狙います、着席は期待せず車内に、ナント連結面寄りセミコンパート、固定テーブル付4名席が1席空いており、内心ほくそ笑んで着席、空の理由はすぐ(匂いで)分りましたが立つ勇気がありません、余りひどければ浜松で下車しようとまで思いましたが、その人は淡々と富士で下車、その心配は杞憂に終りました。他にもこの駅で下車する人が5~6人はいて、20分後に来る同名列車に乗車したのかも、、、「寝過ごした、、、」と言うと、近頃の若い車掌さんで応分の対応ができるのかなー? この辺り根拠の無い推測ではありご放念を、、、
その他書きたいこともありますが、紙面の関係で省略します、名古屋では6~7割の男性中心の乗客が黙々と下車するなか、鉄道警察官が数名、階段の下で待ち構える様に立ち、往時の青森、函館駅など連絡船桟橋の光景が頭に過りました。 |

金山駅(南口) 2013年10月14日 |
7:28 まだちょっと薄暗いが金山駅を出発、線路進行左手下すぐの道が次駅まで続く。
程なく左手に大同鉄鋼の広大な跡地が400M
に亙り展開、4階建ビルの鉄骨が組み上がっていた、続いて名古屋経済大学。
7:50 中央倉庫が左に、用地は駅近く迄続く
8:01 名鉄線を含め12線あり、長い跨線橋で海側に建つ熱田駅に到着、島式ホームが2本360.8KP、電留線に117系が停車中。
なお駅の山側、ホーム出外れに日本車輛が6階建の古風なビルを構え、他に大きな建物が無いので目立つ。 |
8:09 出発、県道226号線に沿う時代を感ずる神宮前商店街のアーケイド屋根下を行く、道の反対側は熱田神宮の鬱蒼とした杜。
8:18 名鉄神宮前駅着、名鉄パレ百貨店が入る駅ビル内橋上駅、JR線は360.4K辺り。
8:33 県道から離れ名鉄常滑線をくぐる、くぐると名古屋工学院など専門学校が目立つ。なお、JR線との交叉は駅方の360KP地点。
この先国道1号線に暫時入る積りが歩行者・自転車通行禁止で、国道南側に出るのに手こずり、
8:54 新堀川という運河を渡る。左手にパロマの工場が見え、359.4K辺りとなる。 |
熱田駅 |

笠寺駅 |
あとは線路からちょっと離れて平行する豊本通を行く、沿道には年期を積んだ中小工場が多く、車窓からはカネハツ食品の紅白塗りの大煙突が目印になる。
9:19 熱田神宮を西に迂回して来た新幹線が跨ぐ、東道徳BVで333.24K、在来線は山崎川を渡った先の357.3K地点でくぐる。
9:32 山崎川を渡る、コンクリ護岸の汚れ川だ、渡ると左線路方向の道に入り、
9:40 笠寺踏切を渡る、357KPあり。もう駅まで200Mほど。 |
9:44 笠寺駅に到着、橋上駅、ホームは島式2本だが、下りホーム外側線は柵を立て乗降中止、山側に新幹線が平行、海側はすぐ名古屋市総合体育館がデンと構える。
9:51 出発、在来線進行左手すぐを行く、新幹線盛土の防音壁が左手の視界を遮る、道は330.9K(新幹線)で行止り、左手にちょっと離れるが、却って視界が聞けて好都合。
10.19 330.25K辺りからまた新幹線沿いの道に、この間、名古屋高速大高線が海側に跨いだ。、
10:35 天白川の堤防上に、新幹線しかキロ程標示が無い、329.4K辺り、橋は350M上流に。
11:03 鳴海BV(329.1K)下に、途中汐田ポンプ所建設工事中で、対岸の鉄橋袂には行けなかった、線路で250Mほど進むのに28分も要してしまった、、、前夜まどろんだだけなのも影響? |
11:08 大高駅着、高架島式ホーム1本、海側の駅前広場は広い、山側すぐに30M高の台地の端が届き、大高城址と案内あり。
11:17 出発、進行右手に(左手も)道が伸びる、
11:26~11:36 大高川を渡っですぐ「市営森の里荘」内の公園ベンチで、高架線を行く電車を見ながら小休止、天気最高になる。
大高川沿い3M道は途中から右岸の砂利道に、対岸では大規模土地造成工事中、「新駅候補地」と大書した看板あり、351.7K辺。 |

大高駅 |
12:02 道が行止りとなり、山昭踏切(351.4K)を渡り、大高駅から平行する街道に入る、ここまで公園の先から誰にも会わなかった。
12:12 伊勢湾自動車道をくぐる、351.1K、続いて名四国道の下も、350.7K、線路右手にトヨタの近代的な研究所(?)があり、ちょうど昼休みで庭に大勢従業員が出ている。
この先街道は左にカーブするが、線路沿いに旧道が伸び、 |

共和駅 |
12:28 共和駅着、下り島式、上り片面ホームの橋上駅、駅の両側はマンション7~8
棟、その他住宅が多い、新幹線は地図を見ると800M程東に離れた。
12:37 出発、線路左手すぐの道を3~400
M、先刻分れた50号線に銀行の角で入る。
12:55 線路右手に、348.6K~400M位、
この間、大日本紙業の工場などがあった。
13:06 岡崎信金の角でまた50号線に戻る、線路は右80M程を平行。
13:15 50号線が左カーブ、旧道が線路近くを行く、共和駅手前と全く同じ状況、市街地を迂回するのだろう、駅まで900Mくらい。 |
13:20~13:47 中央町南1丁目の大衆食堂で昼食、マグロ赤身、味噌カツ2.5切、
ウドンも付き¥680は安いんじゃないの、、
13:55 7階建の市役所を見て、半田信金の角を右折、なおこの街は金融機関がやけに多い、大垣銀行まであった、経済活動が活発の様だ。
13:59 大府駅に到着、片面ホームに島式ホーム2本の橋上駅、東海道上下線で武豊線を挟み込む様な格好だ。
14:03発の上りで蒲郡に向う。
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大府駅(東口) |
蒲郡温泉:ホテル竹島 14:50~15:35在 ¥1,000(飲物付)
場所:蒲郡駅名鉄口から徒歩約20分、蒲郡温泉屈指のホテルだから迷う心配は無い、駅前から海方向へ大通りを進み、郵便局を過ぎたら左折、海沿いに温泉に向う、途中埋立地を横に、数年前まで明らかに波打ち際の堤防だった跡地利用の道路を行った。
ホテル:玄関前に女性社員が2名案内に立ち、日帰り入浴と言うのに気が引ける、フロントで料金を払い、入浴券を持って2階に、豪華な更衣室前にも係員がおり、大小のタオルを貰う。
風呂場:目前の竹島を特大ガラス窓越しに見晴らしながらの入浴は最高、疲れが吹っ飛ぶ。
他に露天風呂の代用か、ガラスで仕切られた檜風呂があり、3回入って火照った身体を冷やした水風呂は19℃位、洗い場は18、隣との仕切り壁あり。
お湯:無色、無匂、およそ特徴の無いアルカリ性単純温泉、海を前に「無味」は不思議だけど。
その他:相客は2名、1名は背中に立派な彫り物があり、気付いた時は内心ギクリ、こういう時近眼は困る、あとで1階ホールの喫茶フロアに行くと、50代の奥さん(?)と静かにコーヒーを啜っていた。 |
帰路は眠って帰ろうと、本数の少ない浜松ー熱海間直通電車をわざわざ選んだ、自称:旅行のプロだが、こういうときに限って 坐れず、島田まで立つ破目に、坐れる積りで一杯引っ掛けておりつらかった、周囲に学生は見ないが、どうも青春18きっぷの隠れ利用者が最終日の今日、大挙利用しているようにも見える、それでも島田で着席後は直ちに爆睡、熱海から先も小田原では目が開かず、川崎まで乗って、南武線の登戸経由で帰り、帰宅は予定より40分遅い22時20分だった。 |
(19) 大府―岡崎20.6K 六名―岡崎1.7K 2003年3月2日(日)快晴
青春18きっぷ解禁日の土曜は大雨、しかし日曜は良い天気になるらしい、このところ快調に飛ばしている歩き潰しのペースに水を差したくなく、小田急で小田原に向う、乗ってしばらく、「東海道線は戸塚付近で(柏尾)川が増水、運転を見合わせている」と車内放送が入る。まだその気になれば引返せるが、いつもの小心者は珍しくイケイケモードになっており、、、
結局ながら号が小田原駅に入ったのは99分遅れの午前2時45分、小田原に泊り早朝新幹線で行くことにしたグループも見かけたし、この時間まで我慢した者は、今夜は全て席にあり付いたようだ。
静岡、浜松での停車時間は無かったが、前に多数のコンテナ貨物が詰って回復運転も間々ならず、始発電車の役目も加わる豊橋駅で、まだ35分の遅れがあった。
実は大きな声では言えないが、ながら号の大府到着は定時だと5時45分、まだ真っ暗の筈で、1時間くらいだったら、遅れるのは大歓迎、それにしても小田原駅ホームでの約2時間は、列を離れればそれまでだし、寒さも半端でなくきつかった、、、 |
6:48 大府駅で30分近く時間を潰し、どうにか明るくなってから出発、短い商店街を進み、
6:54 跨線橋に階段で上り線路右手に移る、ホームの端から200Mほど、346.2K地点。跨線橋から見ると、武豊線が真っ直ぐ進むのに対し、東海道上下線が左カーブで分れるのが見て取れる。
農協管理の家庭用菜園を抜け、東海道線方向に流れる石ゲ瀬川の左岸堤防を兼ねた2車線道路を行き、
7:03 武豊線下を東海道上り線が抜け山側に移る、0.8K/346K地点なのは車内から確認済み。
この先右手、広田を5~600M挟んで尾張森岡駅が見え、たまたまキハ75系気動車が停車中。
7:15 東浦町に入る、線路は左30Mと近い、345KPの立つ辺りだ。
7:27 境川、続いて逢妻川を渡る、両河川は近接、中央の堤防が両河川の堤防を兼ねる、石ゲ瀬川はここで境川に合流、線路は344.3~344.2Kが相当。 |

逢妻駅 |
7:42 2Mほど小高い住宅地に入り、逢妻駅着、相対式ホームの橋上駅、1988年3月開設、周囲は通勤者住宅街。
7:47 出発、線路右手すぐの道を行く、線路は最初浅い切通しの中を行く。
7:59 自動車道との交差点、現在立体交差工事中、342.9K、ここからは線路左手すぐの道あり。
8:10 上を国道155号線が跨ぐ、342KP立つ。 |
8:16 刈谷駅着、島式ホーム2本、下りホーム外側線は柵を設け不使用、341.5KP、名鉄線が海側に並ぶ橋上駅、改札口は独立、キオスクと一段寂しい名鉄売店が並ぶ。
トヨタ発祥の地で、左300Mにトヨタ系のDENSOの大きなビルが見える。
8:28 出発、線路左手を行く、、ガラス多用の刈谷市産業振興センターが目立つ、
8:39 切通しを行く線路右手に跨線橋で移る、340.7K地点、
8:56 街道から分かれ、340KPの手前でまた線路沿いの道に、コンテナ貨物列車はまだノロノロ運転、 |

刈谷駅 |
9:06 高浜踏切を過ぎる、339.5K地点、線路左手はブラザーの工場が占め、339.05Kまで続く、
この辺り線路は直線、隔てる柵は低く、EF210、EF200型牽くコンテナ長大貨物、、311、211系電車の走りを見ながら歩ける。 |

東刈谷駅 |
9:22 東刈谷駅着、相対式ホームの橋上駅、338KPが豊橋方に、駅周囲は新興住宅街、開業は1966年12月。
更に線路右手すぐの道を行く、駅に近い337.9K辺りには狭い田んぼも見掛けた、
9:43 新幹線が斜め右に在来線を跨ぐ、336.7K地点、三河安城駅が近く、振り返れば前駅もよく見える、この間線路は一直線、なお線路は刈谷駅を出ると、矢作川渡河のため、小さな方向転換はするが、総じて真っ直ぐ岡崎近くまで進む。 |
9:50 三河安城駅着、相対式ホームの橋上駅、名古屋方出外れ80Mに336.5KP立つ、新幹線駅は海側100Mに独立駅舎を構える。
10:07 出発、更に線路右手の道を行く、この先は中小工場街で、道は時々工場沿いに迂回した。 10:43 安城駅に到着、ホームは両側の片面ホームが島式ホーム1本を挟み込む構成の橋上駅、333.8KPあり、駅南側に改札口から続く人工地盤上の小公園あり、高い建物は山側に1棟だけ、あとは数棟の中小ビルが建つ静かな街だ。
10:57 進行右手の道を行き、名鉄西尾線の下をくぐる、線路がくぐるのは333.1K地点、 |

三河安城駅 |
安城駅 |
11:05~11:27 安城コロナワールドが左手に、天然温泉もあるが、入ると眠気が噴出しそうでパス、熱いコーヒーと軽食で小休止、敷地の裏手は線路、332.75K~200Mほど。
11:33 コロナの敷地沿いに左折、架道橋で線路左手に、332.5K辺り、この先台地からやや低い広い田園地帯に入り、概して真っ直ぐの舗装農道が長く伸びる、沿道は田んぼとビニールハウス、線路は右100Mを平行。
途中、東屋敷踏切に距離確認のため寄るもキロ程は無かった、この辺りそういう踏切も散見される。 |
12:13 西岡崎駅着、相対式ホームの橋上駅、無人駅のようだ、 開業は88年3月。 さらに盛土線路左下の農道を行く、
12:47 楠の杜が車窓から目印となる村社八幡宮で農道は行止り、
12:50 矢作川堤防上に、橋は下流400Mに見える、鉄橋手前に328.3KPを確認。
13:17 鉄橋の岡崎方袂に戻る、327.8KPを確認、矢作川は幅広だが水量は少ない、水は澄み川床が薄茶のきれいな砂なのが特徴。 |

西岡崎駅 |

愛知環状鉄道:六名駅 |
13:24 堤防から200Mくらいで南北に走る国道に出る、北400M先に愛知環状鉄道の架道橋が見え、「こんなに近いんだ」と思い、ついでに寄っていくことに、、、 13:30 新興住宅街に囲まれた高架の六名駅に到着、相対式ホームで交換可能。 13:42 高架線進行左下の道を行き、東海道線との合流地点に、327.1K地点なのは車内より確認済み、
あとは東海道上り線盛土すぐ下の道を、現在愛知環状鉄道の専用線を上り線のやや下に腹付け新設中。 |
国道岡崎刈谷線を横断する辺りは架道橋工事がたけなわ、迂回路で線路右手に誘導され、 14:05 岡崎駅に到着、橋上駅、東海道線は島式ホーム2本、愛環鉄道は山側片面0番ホームを使用、貨物駅もあったので構内は広く、325.5KPは見たが、営業キロの325.9KPは未確認。
岡崎14時17分発に乗車、登戸まで6両の電車に乗り継ぎ、道中結構眠れたのに、なぜか寝たいのに寝られないイライラが残るなか、帰宅は20時40分だった。 |

岡崎駅 |
(20) 蒲郡-岡崎15.3K 六名-中岡崎1.7K 2003年3月25日(火)雨後薄晴
標記区間はもっと早く行きたかったが、ムーンライト号で行くと、たまたま蒲郡駅が高架化工事中のため、明るくなる迄待つ場所が無い様で、それで出番を覗いながら武豊線、総武線、常磐線沿線などを歩き、寒さが緩んで夜明けが早まるのを待っていました。
今回は多客期のみ雁行して運転されるJR東日本担当の輸送力列車、いわゆる「大垣夜行」に品川から乗車、豊橋で「ながら号」を追抜き名古屋までノンストップで先行、蒲郡駅まで戻るコースを取りました、こういう時、青春きっぷは大変使い勝手が良く助かります。
なお、乗車したのは167系、元修学旅行電車で、自分が旅行会社に入社した頃、ピカピカの新車として活躍していたのに、出番が少ないのか少々かび臭く、我が身に照らし同情を禁じ得ませんでした。 |
蒲郡駅 2003年1月20日 |
天気予報では、徐々に回復とのことだが、雨足が早くちょっと外を歩ける状態ではなく、 7:30 やっと蒲郡駅(310.5K)を出発、勿論傘は離せない、高架化工事が殆ど完成した進行右手を行き、蒲郡道踏切で左手すぐの国道23号線に入る、まだ駅構内ポイントから50M進んだ地点。
7:43~7:50 また雨足が早まり、沿道の「すきや」の朝定食で時間調整、蒲生厚生館病院の200M手前だ。
8:10 竹の谷信号を右折して程ない竹ゲ谷踏切で線路右手に、やがて塩崎小学校を過ぎ |
8:15 三河塩崎駅着、相対式ホームの橋上駅、名鉄蒲郡線の片面ホームが海側に張付く、313KPあり、海側300Mに蒲郡競艇場、ホーム右手は道を挟みすぐ丘。
8:20 出発、すぐ海岸から来た街道に入る、歩道はあるが、大型トラックが雨水を跳ね上げ閉口、第一怖い、、、
8:38 変電所がある第2平坂踏切(314.3K)の脇に、この先線路右手すぐに小道が伸びる。
8:44 立派な自動車道が跨ぐ、吉良町の方から来た新道だ、314.8KPあり。 |

三河塩崎駅 |

三ヶ根駅 2013年10月13日 |
8:58 三ヶ根駅着、ホーム相対式、315.6KP、駅の両側に街道が平行、西口前に杜がこんもりした神社がある、静かな街だ。
9:08 出発、進行左手の街道を行く、周囲は住宅街、線路右手「安売王スーパー」GS店は316.3K地点、この先で住宅街を抜け広田の中に出て、線路方向に流れる小川右岸の土手道を行く。
線路右手から突然支流が現れ、318KPを目の前にして橋が無く、300Mほど引返し左岸に、
9:57第2仲田架道橋で線路右手に、続いて新幹線もくぐる、なお在来線が新幹線をくぐるのは318.3K地点となる。 |
10:02 幸田駅に到着、ホームは島式1本、地平駅舎が山側に、318.6KPあり、
10:10 出発、右手の小街道を進む、商店街は小さい、沿道は感じの良い開けた農村地帯といった雰囲気だ。
10:27 丸太踏切(319.9K)で線路左手に出て見た、、右手も田んぼだが左手は特に広大な田園地帯が展開する。
左1Kばかり先の丘裾を新幹線が行くが、雨が上ったばかりで全てが乳白色に煙るなか、更にくっきりと白い新幹線列車が一筋の矢の様に音もなく幸田を目掛け走り去る幽玄の世界を観た。 |

幸田駅 |
更に線路右手の小街道を進み、
10:58 東部(とで)交差点を左折、落着きのある集落を抜け線路脇に出る、線路左手相見川の右岸に町の身障者福祉センターが建つ、320.5KPが鉄橋の幸田川に立つのは以前確認済み、
あとは相見川と線路を左近くに見て北上、
11:12 新田架道橋で線路左手に、丘陵がさらに後退、沿線でも有数の雄大な田園地帯が展開。
11:20 右手100M、田んぼを挟み盛土上に322KPが立つ。 この先323KP辺りで線路は台地の切通しに入り、同時に住宅が多くなり市街地が始まる、
この辺り、上り電車の運転室背後にいると、岡崎から浅い切通しの多い直線線路が急に盛土に転じ、広田の中に躍り出るような感じを受け。
11:43 跨線橋で右手に、切通し線路は323.65K辺り、この先線路を背にした大型総合商業施設:「YELL」を過ぎ、
11:55 上地向山踏切(324.3K)でまた線路左手に、線路はこの辺り地平を行き、前方に岡崎駅の跨線橋が見え出した。
この先線路はまた盛土区間となり、名鉄バス専用道路が架道橋をくぐって現れる、岡崎市内線の廃線跡らしいが、詳しくは知らない。
12:06 324.7Kより線路左すぐの道があり、325KPを過ぎる、325.5KPはもう広い駅構内に立つ。
12:15 岡崎駅に到着、時間があり、天気も回復、もう少し歩き、日帰り温泉にも寄りたい。 |
名鉄本線:本宿駅最寄りの日帰り温泉に寄る前に愛知環状鉄道の歩き潰しをちょっとだけ、、、

愛知環状鉄道:中岡崎駅 |
12:28 愛環:六名駅を出発、高架線右手下の道を行く、周囲は住宅街。
12:43 乙川鉄橋脇に、22.8KPを見る、乙川は矢作川の支流で、東海道線鉄橋のチョイ上流で合流する。
12:50~12:53 右手250Mの明神橋で乙川を渡る、名鉄本線の鉄橋が右200Mを斜めに渡る。 また愛環高架線下に戻り、
13:00 中岡崎駅着、コンコースが2階、ホームは十字に名鉄本線を跨ぐので3階レベルと高い。駅名は岡崎公園駅といい、他所者には分り難い。 |
岡崎竹千代温泉 14:00~15:05在 ¥1,500
場所:名鉄本線:本宿駅から徒歩16分、東海道を名古屋方に6~7分歩き、案内板に従い左の住宅街に、看板は200Mとあったが、それは入口で、低い丘上に建つ温泉までさらに500Mあった、送迎バスが1時間に2本程度。
施設:こじんまりした平屋建、特記事項なし。
風呂:内風呂と眺望の殆ど無い露天風呂、サウナに水風呂、打たせ湯など、、、浴室は大理石が貼られマー豪華感あり。
お湯:無色、無味、無匂、肌にツルツル感があるナトリウム・炭酸水素塩泉、29.2℃、湧出量の掲示は無かった。 |

岡崎竹千代温泉 |
その他:温泉名に「岡崎」とあるが、岡崎市街から10Kほど離れた本宿駅が最寄り。
帰路は送迎バスを利用したが、自分の他に老人が1名のみ、¥1,500は設備の割にはちょっと高い?、送迎バスが見掛けただけで3台、近隣から割引料金で(?)老人グループなど集めてくるのかも、、、東海道歩きをする人で一汗流したい人には便利だろうが、年金生活者には抵抗がある、、 |
これで東海道本線は東京駅から尾張一ノ宮駅まで自分の足で繋がったことになります、ただ、名古屋駅から金山駅までは中央西線の項で紹介した方が、自分の場合はすっきり整理が出来、今回の発表としては、静岡駅から金山駅までとさせて頂きます。 |