羽 越 本 線
(1) 秋田ー新屋 6.0K 2007年4月30日(月) 晴
学生時代の同好会の同期会が今年は八郎潟であった、ゴールデンウィーク中はジパング倶楽部の割引が利かず、自分も含め年金生活者が大半となったなか、そろそろ開催時期を変えては、、、という声も高まって来たが、まだ大会社関連の役員など勤める方も少数だがおられ、友好ムードを維持しつつ良い方向に持って行くのは、なかなか大変なことだと、今更ながら実感する次第。
さて本日は、秋田空港から帰京する前に奥羽本線沿線を歩き、まだ時間があったら、羽越本線もちょっぴり歩いて、日帰り温泉でさっぱりしようと計画したところ、奇しくも順調に事が運び、予定通りのコースを踏むことが出来た、いつもイロイロ変更する自分としては、珍しいことだと思います、、、 |

秋田駅東口 |
11:07 秋田駅西口を出発、線路進行右手近くの中規模ビル街の道を行く、なお秋田駅羽越線ホーム新津方出外れに271.5KP立つ、羽越本線は新津より秋田まで営業キロで271.7K、駅のKPは見当らず。
すぐJR秋田支社を左に、その先もJR関係の建物が多く、右手は総合病院、秋田南中学校等。
しばらく行くと羽越本線は右斜めに緩くカーブ、そのまま直線で進む奥羽本線と分れる、分岐点の270.9KPを帰路確認。 11:27 羽後楢山踏切:270.5Kで位置確認、手前すぐに今は全て空家のJR職員寮あり。 |
11:34 太平川を渡る、川岸の桜がちょうど満開で素晴らしい、川の左岸に樹林の独立小丘陵が迫り、この辺り、一見山中の雰囲気あり。
11:37 太平川鉄橋の新津方袂に至る、鉄橋は53M長、270.28K辺り。
11:42 金照閣踏切:269.9Kで位置確認、この先線路からちょっと離れ、住宅街を行き、
11:54 秋田銀行角から左100Mの羽州街道踏切:269.3Kでも位置確認、 50M先で羽州街道:国道13号線が線路を跨ぐ、もう次駅まで250M位だ。 12:00 西側より羽後牛島駅に到着、以前は帝国石油の専用線等あって構内は広かったが、現在は2階建アパート等あるだけで閑散、自由地下通路で連絡する左手も小駅舎のすぐ前までアパート等迫り、団地棟も5~60Mと近い。ホームは島式が1本だけ、269KP立つ。 |
羽後牛島駅東口 |
当駅より北西方向に800M程、先刻潜った13号線に面し日帰り温泉があり、汗を流していくことに、、、
天然温泉:こまち健康ランド 12:30~13:20在 ¥500
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場所:卸町1丁目、国道13号線に面する、駅から徒歩12~13分。
建物:新しい3階建、1階が浴室、2階が200名収容の和風劇場、お食事処など、3階に宿泊スペース、
風呂場:大浴場、露天風呂(眺望なし)、サウナ、岩盤浴、洗い場20、
お湯:薄黄茶色、無匂、塩辛くツルツル感あり、ナトリウム‐塩化物泉、
その他: 昨日入浴の秋田駅最寄「華の湯」によく似ている。 |
13:32 羽後牛島駅南口に戻り、直ちに新屋方面に向け出発。道の周囲は住宅街。
13:42 猿田川を渡る、鉄橋は川の流れが斜めなので、右斜め前方250Mに、鉄橋の秋田川袂に268.5KPあり。
この先も住宅街を行く、時々ある狭い畑は薄茶色の細かい砂地。
13:57 牛島西4丁目3、この辺りから3M築堤左すぐ下の細道を行って、
14:07 雄物川秋田方堤防上に至る、鉄橋の秋田方手前70Mに267.5KP立つ、人の渡る秋田大橋は下流900M位に見える。
14:16~14:23 秋田大橋を渡る、長さは578.4Mとある、また鉄橋の袂を目指すが、流れが湾曲しており、距離は750M程だった。また右岸とは対照的に河川敷が狭く、人影も全く見ない。
14:32 鉄橋の新津方袂に到着、267130Mとあったが、堤防上の第一雄物川踏切は266.81K、鉄橋長の公称はちょうど600M。 |
堤防の急斜面の微かな踏跡を辿り、線路右手すぐ下を行く4M道に入る、道の右手は最初、新興住宅が並ぶ十条団地で、その先も住宅街沿いに道が伸び、
14:53 新屋駅着、島式ホームが1本、ホームの新津方に265.7KPあり。 駅の左(東側)はすぐ小工場が建つが一部は藪地、駅の海側に住宅地が展開する。 |

新屋駅 |
(2) 新屋ー岩城みなと 15.5K 2016年5月8日(日)快晴
「歩き潰し」を始めて20年目に入った、自分も今年は74歳、そろそろ年貢の納め時、そう思って昨年は順不同だが、関西本線、阪和線、奈良線などの空白区間を次々と埋め、山陽本線も福山から三原まで歩いて、徳山の一つ手前の櫛ヶ浜駅まで繋がった。今年はこれまで出遅れていた東北地方を重点的に歩き、少なくとも青森までは自分の足で繋げ、格好を付けたいと思う。
なお今後は、これまでお世話になった青春18きっぷ等割引きっぷ利用を念頭に置きつつも、老境に入り、活躍(生存?)可能時間が限られてきたこともあり、新幹線、航空機の利用も考えなくてはと、軍資金を少々引出し、手始めに、「こまち号」で秋田駅に降り立った次第です。 |
新屋駅 |
11:06 新屋駅を出発、進行右手線路近くの道を行き、すぐ先の豊岩踏切で位置の確認、265.6K、ここからは線路右60Mの3M道で住宅街を行き、結構進むと、東西に横切る自動車道があり左折、
11:25 浜田踏切:264.8Kで位置確認、この先築堤線路が10‰上り勾配で前方の低い山に伸び、築堤左手は浅い小谷に田んぼが展開、耕耘機が出て田んぼの鋤きが進行中、
ちょっと進んで、耕耘機を運転する男性に聞くと、この道はやがて行止りになるらしい、、、
11:34 浜田踏切に戻る、この先は進行斜め右に進む道を行き、 |
11:43 県道56号線に入る、国道7号線の旧道だが、今は丘の海側をバイパスが行き、交通量は少ない、県道に入ると住宅がすぐ姿を消し、山中を行って、
11:49 梅林園入口バス停に至り、「浜田森林総合公園」の看板もある、左に舗装道が山中に分け入っており、途中から大きな風力発電風車が見え出し、先刻浜田踏切周辺からも山上に見ているので、一安心。
12:02 管理棟横に出る、「森林公園」とあったので、大木が茂るそれを想像したが、山を切り開いて運動場に造成したスポーツ公園と呼ぶのが相応しい施設だった。
職員に聞いて、テニスコートを左に見て下ると、次は野球場が右下に展開、グランドを巻くように進み、ちょっとだが樹林内の砂利道も歩くと、樹木越しに架線らしきものが徐々にはっきりしてきて、
12:18 第一浜田踏切:262.87K前に出た、この先3M道が線路左手すぐに伸びる。
なお帰路車内から見ると、踏切秋田方は徐々に切通しが深くなり、263.3Kで尾の沢トンネル(241M)に入り、内で森林公園の下を、進行左から右手に移っている。
12:33 堺川バス停から80M右手に入って、桂根踏切:261.96Kで位置の確認、線路は踏切から新潟方50M行くと左カーブ、その先は見えない。 |
12:40 桂根駅着、構内踏切で結ばれる相対式ホームは電車3両分の有効長しか無く、駅舎も無い、停車列車も上下各3本、1987年4月、JR発足時に信号場から昇格した停留場、KP確認できず、駅を挟んで262.1~261.5K辺りだけ複線になっている、線路海側すぐを7号線が平行、その向こうは日本海の大海原が展開する、集落は近いが、駅周辺は頗る寂しい感じ。 12:46 出発、駅近くの集落は砂丘を左に見て細長い帯を形成、これが結構長い。 |

桂根駅 |

桂根駅時刻表 上下各3本しかない |
13:02 第二浜田踏切:260.93Kを渡り、線路右手に平行する国道7号線に入る、踏切新津方向は約1Kに亘り直線。260.8K上に最近竣工した跨線橋が、工事中の連絡道完成を待って供用開始の様だ。
13:14 国道7号線の新潟起点259KPを過ぎる、線路は左15Mを平行、その先の8M高砂丘に発電用風車が並ぶ。 |
13:21 左80Mの柳沢踏切:259.55Kで距離の確認、ちょっと高いだけだが、大海原の展望が素晴らしい。
この先集落を抜ける旧道に入り、線路を背にした本敬寺を過ぎ、また7号線に戻る。
13:28 観音沢踏切で距離の確認、259.16K、この先線路金網と右手の民家や狭い畑の間の30C砂地細道が伸び、
13:34 深沢踏切:258.83Kで行き止り、後は7号線で繋げて、 |

本敬寺 |
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下浜駅 |
13:40 下浜駅に到着、駅舎は海のある国道側に、下り片面、上り島式ホーム、258.5KPあり。
13:48 線路に近い国道7号線を更に進む、
13:54 水垂踏切:257.93Kで位置の確認。
13:58 下山踏切:257.55Kで位置の確認。
14:05 鮎川橋(17M長)を渡る、気付かなかったが、下浜駅から複線になっていた。
14:10 自動車跨線橋を新設中、256.8KPあり、この跨線橋は下浜駅からも遠望された。
14:23 雪川橋(25M長)を渡る、この川が由利本荘市との境界になる、鉄橋上に256KP立つ。 |
14:26 雪川踏切:255.82Kで位置確認、雪川バス停(羽後交通)がすぐ、砂丘を背にして小集落あり。
14:41 7号線に255KPあり、右20M程下、100M程離れ日本海の大海原が展開、波浪が砕け波高い。
14:46 道路の254.7KPを過ぎる、右にクルマが全く見えない旧道が伸び魅力的だが、線路に近い7号線を進む、左手の砂丘もずっと続いている、
14:54 集落を抜けてきた先刻の旧道が右から合流、80M程先に勝手踏切:253.81K見える。
15:07 新潟起点252KPを過ぎる。 |
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道川駅 |
15:13 左手線路に252.5KPあり、勝手橋の新潟方端を過ぎて100M足らずの地点。
15:16 251.2KP(道路)を過ぎる、ちょうどガソリンスタンドがあり、この先集落に入る。
15:22 道川駅着、駅舎は海側、下り片面、上り島式ホーム、251.8KPが跨線橋下に、7号線は250.8KPが対応。
15:32 出発、この先また単線となる、すぐ羽後信金岩波支店、続いて駐在所前を過ぎ、 |
15:38~15:51 国道の「海水浴場入口」を右に入ってすぐの砂浜で小休止、大きめの無料休憩所は勿論休業中、砂が非常に細かくきれいな砂浜の感触が心地良い。向かい風が冷たい。
15:54 また7号線に戻る、国道右手に岩波タクシーの車庫が建つ、250.6KP(道路)あり、ちょい先の道川踏切に251.5KPがあった。
16:03 荒磯橋(50M長)を渡る、左手すぐの鉄橋に250.9KPあり、この少し手前で岩波郵便局を過ぎた。 |

道川海水浴場より |

岩城みなと駅 |
16:19 7号線から地下道経由岩城みなと駅着、片面の短いホーム、250.2KPがある筈だが見付からず。駅舎は海側に建ち、女性職員1名の受託駅で乗車券の販売のみで改札はしない、町の図書館、その他福祉施設が至近距離にあり、そのせいか駅前駐車場は広い。なお国道7号線を挟み、海側やや新津寄りに道の駅があり、徒歩6~7分、発電用の風車も数基。 |
桂根駅からここまで線路近くにほぼ国道7号線が平行、いつもより楽な歩きをさせてもらった、今日はこれにて終了、出発前から予約していた、温泉付公共の宿に向う。 |

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大内町交流センター:ぽぽろっこ ¥6,630(素泊り、温泉入浴料¥400含む)
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場所:羽後岩谷駅の目の前、徒歩2~3分。
建物:外観はホテルでもなく、日帰り温泉でもなく、どちらかというと福祉施設的な町営の交流センター。宿泊棟は3階、日帰り温泉棟は平屋建てだが吹抜け2階分に相当、物産コーナー、食堂は平屋建。
宿泊棟:3階305号室は10畳敷き、踏込み横に小洗面台とトイレ、窓際の小廊下にチェアー2つと小テーブル、夜は物音一つしない、、、
温泉施設:宿泊棟に隣接、濡れないで行ける、専用フロントで宿泊フロンで貰った「パス」を提示。
風呂:2階吹抜け、主浴槽は10人程、泡風呂、円形風呂は3名、サウナ前の水風呂は2名、他に縁に岩を載せお茶を濁した、高塀に囲まれた露天風呂が5名収容、洗い場12。
お湯:無色透明、無味、無匂、ツルツル感無し、ごく平凡なお湯。
その他:宿泊客より地元民が圧倒的に多く、時々、挨拶を交わす声を聞く。 |
(3) 羽後本荘ー岩城みなと 21.3K 2016年5月9日(月)快晴
昨夜はトイレ1回に起きたがぐっすり眠れ、今朝の気分は快調、さて、今日は順序からすれば、岩城みなと駅から歩くのが自然だが、昨日、駅ホームから道の駅をすぐ近くに見て気が変った、道の駅内に日帰り温泉があり、一風呂浴びる場所はそこが最適と思う、本日の歩行距離は少々長く、温泉でさっぱりしてから帰京したい。
5:46 宿舎を出発、昨夕、受付をした職員が、ちょっと眠そうな顔をして応対したが、自分の早出が無ければ、もっとユックリできただろうに、申し訳ない気持ちもチョッピリ、、、 |
ホームより望む鳥海山 |
6:34 羽後本荘駅を出発、線路左手秋田寄りは、通運トラック会社の営業所が占め、大通りをちょっといって右折、これを巻いて、赤沼公園を過ぎてから線炉端に、
6:40 赤沼踏切:229.15Kで位置の確認、まだホームの端からいくらも無い。なお羽後本荘駅は下り片面ホームに、外側を由利高原鉄道が専有する島式ホームで構成、て228.9KPある筈だが見当らず。 6:48 この先線路近くに道は無く、国道105号線の赤沼信号に出る、右折すればもう子吉川を渡る飛鳥大橋が近い。
6:58 堤防上を300M程で、子吉川鉄橋の羽後本荘方袂に到着、229.5KP立つ。 |
7:08 同じ道を橋の袂に戻り、230M長の飛鳥大橋を渡り終える、対岸に堤防は無く、遊水池を兼ねた(?)田んぼがあり、線路は盛土で抜ける、人車橋秋田方袂近くにマルマンスーパー、倉庫など大型施設あり。
7:16 川口踏切を渡り進行右手に、230KPが脇に、雪を被った鳥海山の姿が美しい。この先線路右近くに7M道が伸び、線路共々1K先まで直線。なお、羽後本荘~羽後岩谷間は複線。
7:24 230.5KP立つ、道の右手は新興住宅、その先広田1Kを挟み低い山が控える、左手も1Kほど広田が展開、その先は山、山を背にした集落も遠望される。 |

羽後本荘駅 |

羽後本荘駅 |
7:34 柴野踏切で位置の確認、231.3K、渡るといずれ105号線に通ずる。
7:43 左20Mの畑谷踏切:231.98Kでも位置の確認、周囲に小集落が展開、特に線路左手に住宅多し、通勤時間帯に入り、踏切を渡るクルマが何台か並ぶ。
7:58 平岡踏切:233.14Kで位置確認、この辺りから見る鳥海山も素晴らしい、この先233.5KP下で高速道を潜り、
8:08 漆畑踏切:233.78Kを過ぎる、この辺りの田んぼは一足早く水が張られている。 |
8:15 中館橋(150M長)で芋川の支流:赤田川を渡る、左手の鉄橋に234.2KPを見る、なおこの手前、234.1K辺りより、片側だが専用歩道が設けられ、市街地に入った様だ。
8:25 右手、市立大内中学校がやや小高い台地上に4階建校舎を構える、線路左手は800M程広田を挟んで山となる。 8:30 岩越橋(100M長)で芋川を渡る、鉄橋は左50M、235.3KPあり、この先刈和野街道踏切:235.47Kで線路左手に移り、 |

クハ700-32他 羽後本荘駅 2016.5.23 |

羽後岩谷駅 |
8:40 道の左手に目立つ存在の市の総合体育館を見るとすぐ羽後岩谷駅に到着、下り片面、上り島式ホームの橋上駅、ホーム秋田方出外れに236KP見える、大内町商工会からの派遣職員が1名。
9:00 出発、進行右手、駅前から住宅街の小道に入り、
9:08 麓踏切:236.34Kで位置確認、この踏切は昨夜泊った「ぽぽろっこ」の部屋からもよく見えた。この先線路右手すぐに2車線道が伸び、 |
9:18 線路架道橋を東西に潜る道にぶつかる、237KP辺り、このまま線路右手の小道を行ってもほぼ同じ距離で次の折渡駅に至るようだが、線路左手の街道筋を行こうと思う。
9:25 架道橋から230M程の県道69号線を右に、2車線の新道、クルマはあまり通らない、右手200Mを行く線路も盛土で上り始めた。
9:30 この辺りから勾配が急になり人家も全く姿を消す、周囲は杉を中心にした植林帯、沿道にはアジサイが植えられ、これが「アジサイ通り」のいわれらしい。
この先、ただ々黙々と坂を上り、左手に小さな溜池を見て過ぎると |

羽後岩谷駅 |

羽後岩谷駅 |
9:53 道路が平らになる、右手に小駐車場があり、この辺りがサミットの様だ、この先すぐ下り勾配となる。
10:02 折渡地蔵、道の右手の山上になかなか大きなお寺がある様だが、参拝しなかった。ちょうど10時の鐘の音が山中に重く響き渡る。
この先また一時緩く上り、まだ上るの?とがっかりしたが、すぐ下りに転じ、一時きついつづれ折れの坂をこなし、
10:24 この山をトンネルで抜けた線路にぶつかるT字路に出る、左250M先に駅らしき小さな建物も見える。 |
なお、下り折渡トンネル(1438M長)の秋田側坑口が、右に100Mちょっとであった筈だが、疲れて油断したのかそこまで気が回らず、、、
また折渡トンネルの坑口は240KP地点、手前の上黒川踏切が240.1K、羽後本荘方坑口が238.5KP辺りなのは、昨日車内から確認済み。
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折渡駅 |
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10:32 折渡駅着、相対式ホームは短く3両編成分、小待合室あり、停車場中心はホーム壁に白ペンキ書、240.640Mとある、駅東側はすぐ杉林の低い山、西側に10軒ほどの小集落、その向こうは山、県69号線が山裾を行く、桂根駅と同時期に信号場から昇格した停留場。 10:44 出発、県道69号線を行くも、駅の先からは2.5M簡易舗装道になり、線路左手やや下に平行、線路右手はすぐ山の裾。 |
11:07 道なりに岩の沢踏切:241.42Kで右手に移る、線路と道路は秋田方1K余に亘り直線で伸びる、
11:26 242.8KPを過ぎる、たまたま標識があり、「海抜15M」とあったが、山中の雰囲気が濃く、もっと高い所と思っていたので意外だった。
11:32 堺橋(鉄橋10M長)を渡ってすぐの蛇田踏切:243.18Kで線路左手に、すぐ105号線に入るが、駅はもう250Mほど先に見えている。 |

県道から見る折渡駅 |

羽後亀田駅 |
11:39 羽後亀田駅着、下りホームは汽車駅の面影を残す木造平屋駅舎に直結、上りは島式ホーム、ホームは互い違いの配置で所謂千鳥式、KPは見当たらなかったが、ホーム中心はペンキ書きで、243K690Mとあった。
亀田は小ながらも城下町だと聞いたが、駅周囲に商店は全く無く、小タクシー営業所だけが目立った、案内図を見ると、街の中心は駅から2K程離れている。駅の左手は180M、右手は120M、各々田んぼを挟み低い山となる。 |
11:54 出発、線路左手すぐに道が伸びる。
12:00 架道橋を潜り線路右手に移る、盛土に保線用の階段があり、上ってみると244KPの30M秋田方だった。
さてこれからがいけない、地図では線路右手すぐに道があるのが、記載の無い新しい高速道が斜めに線路を跨ぎ、その広幅盛土が道を潰してしまった。事情を理解するのに架道橋に再度戻ったりして時間を喰った。こんな時地元の人に聞ければ良いのだけど、クルマは時々通るが、駅近くなのに人っ子1人おらず、
12:18 3度目の同じ架道橋潜りをして250M
程亀田市街方向に進み、 |
羽後亀田駅 |
12:21 大野新橋で衣川という小川を渡る、橋長13M、川沿いに左に進む砂利道が気になる、多分これが地図にあった道に通ずるのだろうが、追っかけなかった、、、
12:24 先刻の高速道路下を潜る、道なりに進むと道は右カーブ、線路は見えないが左手に平行しているのは確実、これが地図にあった線路右手近くの平行道なのだ、しかも途中から左下に廃道のような小道が上ってきて、自分が歩く道に合流するではないか、、、
12:35 仮屋沢踏切:244.96Kで位置の確認、ちょっと右手に自分の歩いて来た自動車道があってすぐ山、線路左下は田んぼ。この先線路は左に近いが緩い起伏と樹林のせいで見えない。
12:47 国道7号線にぶつかるT字路、これを新潟方向に80M程行って、
12:49 羽越線が下を潜る7号線の跨線橋上に、線路両側が草生しKPは確認できず、246KPは車内より確認しており、推測するに245.5KP辺りだろう。 12:58 新潟起点245KPを過ぎる、線路は左崖下に近い筈だがこの地点では見えず、秋田方大海原の向こうに浮かぶ格好の良い山は寒風山だろう。
13:11 日建リース工業秋田支店が国道右手を占める、久しぶりの人工構築物だ。この辺り日本海に面する砂丘地帯で、入江も集落もない無人地帯。
13:27 新潟起点247KPを過ぎる。
13:32 二古橋(40M長)を渡る、渡ると新潟起点247.4KPあり、この辺りから集落が展開、岩城の街に入ったようだ。 |

国道7号線より岩城みなと駅を見る |
なお、羽越線の二古信号場はちょうど248KP~248.5KP迄なのを後日車内より確認、線路が道路よりやや低い所を行き、歩行中は藪が邪魔して架線部分しか見えない。
13:38 二古踏切:248.73Kで位置の確認、25M先に発電用風車が建つ、こんなに近く見たのは初めて、迫力がある大きな存在。
13:44 羽後本荘消防署岩城分署(消防車・救急車各1台)が右手に、新潟起点248.1K。
13:48 トの字路を過ぎる、248.45K辺り、左にローソン、右手に北都銀行の小支店も。
13:55 道の駅:岩城に到着、41117歩。 |
道の駅:港の湯 14:02~14:45在 ¥300
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風呂:主浴槽は10X5M、他に白湯のジャクジー風呂、サウナ横の水風呂は3人入れば満員、洗い場は14、他に露天風呂があるが、眺望は内湯と同じ。
お湯:黄茶色、塩辛く無匂、ツルツル感無し、まー平凡なお湯だろう。
その他:なんと言ってもここの売りは、日本海の大海原をを見ながら入浴できることだろう。駅から近く、列車の時間に合せて入浴可能なのも魅力。 |
羽越線がちょっと遅れ、予定した「こまち号」に乗れなくなったが、この時間帯は30分間隔で列車が出るので何の問題も無い、全く便利になったものだ、、、
秋田新幹線は空いており、大曲を出る頃から高清水のワンカップが効き出したのか、盛岡、仙台、大宮と全く知らないで過ぎ、日暮里駅手前で目が覚める、最近ここまで寝入った覚えは無いが、お酒と温泉のせいか、それとも老化のせいか、前者のせいだと信じたい、、、 |

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(4) 由利高原鉄道:羽後本荘ー前郷 11.7K 2016年5月23日(月)晴
秋田駅改札口 |
前夜は駅前のビジネスホテルに宿泊、羽越本線上り始発で羽後本荘に、5時過ぎの秋田駅は頗る閑散、早朝練習に参加する運動部の高校生がチラホラするのみ、そんな中、誰を見張るのか、警察官が3名、新幹線の発車は6時過ぎで、まだ駅員の影も無い改札口周囲に立つ、この状態は羽後牛島、新屋駅と続いたが、両駅での降車は無かった。 |
6:30 羽後本荘駅(228.9KPある筈)を出発、交番横から線路右手に隣接するJR工事関係施設内を抜けようとするも行止り、戻って、本荘ステーションホテル横を過ぎ、住宅街を線路にちょっと離れ平行して進み、
6:38 本荘街道踏切:228.6Kで線路左手に、この先住宅街の道を適当に道筋を変えて前進、
6:53 海側にあるお城跡の本荘公園から来る国道107号線の跨線橋下に行ってみる、横手に通ずる幹線道だ、由利高原鉄道の本荘起点0.7KPがあった。 7:00 深持踏切:227.92Kで位置確認、この先線路左すぐの道を200M程行って、道なりに矢島街道:国道108号線に入る。 |
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7:17 薬師堂駅着、片面ホーム、2.2KPあり、右手を完全平行してきた羽越本線には駅が無い、40M先の矢島街道踏切で226.62Kとなる。本庄高校の最寄り駅で上り列車2連はここでガラ空きとなった。
7:43 駅横のベンチでサンドイッチで昼食後出発、矢島街道を行く、線路と街道はこの先羽越本線と分れ、南東に進む。
7:50 埋田入口バス停、子吉地区住民交流センターが国道左すぐ、埋田はこの辺りの集落名。 7:58 1号線踏切:3.42Kで位置の確認、線路(国道)の両側は格別に広大な水田が展開、右斜め前方に雪を被った鳥海山の勇姿を望む。 |
8:05 秋田自動車道を潜る、この150M先に4KP立つ。
8:12 子吉駅着、片面ホーム、キロポストは全く見当たらないが、営業キロは4.5Kだ。
8:22 上り列車の到着が近いので写真を撮ってから出発、ホーム端からすぐの玉の池踏切:4.62Kで距離の確認。
8:36 玉の池信号に至る、右に折れると西目町出戸で国道7号線:羽州街道に合流する、すぐ右手の架道橋8M上を線路が行く。なお、このずっと手前から右斜め前方に丘陵が見えており、その先端が線路に届いたのがこの信号だ。 |

子吉駅 |
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さて、国道108号線はこの先丘から離れ、広田の中に出てから右長大カーブで鮎川を渡り鮎川駅に至るが、線路は丘の先端を掠めると右カーブ、小集落を右下に見ながら丘腹を進み、一部丘中の切通し区間も経た後、鮎川小学校を右に見て左カーブ、鮎川を渡る。
自分もいにしえの間道の趣が残る集落内の道を、右手上に見え隠れする線路を追って進む、この辺り山の腹を集落と線路が行くせいか、「地滑り危険地帯」の看板が所々にある、集落は「南福田」といい、線路が切通しに入り姿を消す辺りに6KPが立つのを帰路車内より確認。 |
8:58 鮎川小踏切:6.71K前に出る、大正時代の木造建築物に見え、今や文化財の領域に入るが、案内では、学校は平成16年廃校、建築は昭和20年代、現在、保存文化財に登録中とのこと。
さて、鮎川を渡る橋が上流に平行してある筈だが見当たらない、持参の地図帳にも記載があるのに、、、6.8KPが見える鉄橋の袂の草むらに結構苦労して辿り着いて驚いた、小橋がスッパリと落ちてしまっている!近年の洪水で流されてしまったようだが、付近に人はおらず確かめようも無かった。 |
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鮎川鉄橋を渡る上り単行キハ3003 |
9:16 証拠写真を撮って、800M程下流にある、先刻分れた国道108号線の鮎川橋まで、堤防の右岸をトボトボと、
9:28 鮎川橋の本荘方袂に到着、橋は90M長、渡ると旧道(らしき)道に入り、駅方向を目指す。
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9:44 立井地踏切:7.29Kで線路右手に、この手前で、本来その縁を歩く筈であった広い田んぼ越しに、鮎川鉄橋の遠景写真を撮る。 |

鉄橋脇に小橋があったら楽なお散歩コースだったのに、、、 |
鮎川駅 |
9:46 鮎川駅着、ホーム片面、ホームの前郷に向い左手はすぐ水田。この駅もまたKPが見当たらない、営業キロは7.4Kです。鮎川小踏切からの営業キロで700Mに50分近く要し、戦意喪失、 それにしても飯田線の上河合といい、このところ橋が落ちたのに遭遇したのは2件、それも立て続けだ。 |
9:58 出発、進行右手の集落内の間道を行く。
10:11 寺田踏切:8.26Kで左手に、すぐそばを平行する国道108号線に入る。 |

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キハ3003 モタモタしていたら先刻の上りが戻ってきた |
10:20 右手に100M程入って内越踏切:8.85Kで距離の確認、たまたまやって来た上り単行キハ3003を撮る、右手の低い丘沿いに伸びる感じの良い小道があったが、行止まりを恐れ、
10:27 108号線に戻る。
10:30 「黒沢」の案内があるY字路を右に入る、黒沢集落は黒茶色の瓦がピカピカ光る民家が多く、余裕を感ずるしっかり大地に根を下ろしたような生活が感じられる、駅はシュル悪の一番奥の丘裾にあった。 |
10:38 黒沢駅着、ホームは片面、9.5KP立つ、ホーム西側はすぐ水田が展開。
10:50 出発、ホームのすぐ先まで近付いていた108号線に入り、
10:55 黒沢踏切:9.68Kで距離の確認、線路は踏切の100M余先、子吉川を渡る、鉄橋は9.81~10KP地点まで、人の渡る橋が国道を500Mも行った所に見える。
11:07 滝沢橋(160M長)で子吉川を渡る、橋の手前のJA物産店で人参風味のソフトクリーム(¥250)を購入、トロトロ歩きながら食す、甘味が抑えられ、糖尿病予備軍の自分にちょうど良い。
右岸堤防の6M道で鉄橋を目指す、戻りは600M程あった、河原の葦原でヨシキリが縄張りを主張して鳴く声が煩いくらい、、、 |

黒沢駅 |
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黒沢駅ホーム西側もすぐ水田 |
11:17 鉄橋の矢島方袂に到着、この先盛土線路が右カーブして田んぼをよぎり、250M先の小駅を目指すが平行道は無く、下の田んぼの農道を繋いで遠回りして駅に近付く。
11:24 曲沢踏切に至る、10.2K、道は県道で大型トラックも時々過ぎる、地図を見ると108号線と横手方面に通ずる107号線の連絡道のようだ、もう駅まで100Mくらい。 |
1:28 曲沢駅から30M、駅に通ずる舗装通路入口に到着、駅舎は無く、片面ホーム上の小待合室で代用 KPは見当たらず、
駅に行かなかったのは、ビジネススーツを着込んだ中年女性が1名、短いホーム上を頻繁に移動しており、調べると列車はしばらく上下とも無いし、ナニカ訳あり、、、と判断したから、、、
11:34 駅写真を撮って出発、駅周囲には住宅は全く無く、近くに集落も見えない、三セク移管と同時に開設された駅のようだが、存在理由が分りません。 |
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次駅に向い広い田中を直進する線路に平行する道は無いが、畦道を繋げば行けそうだ、しかし途中の田んぼで夫婦者が田植えの真っ最中、邪魔してもいけないので、迂回コースを取り、
11:43 自動車道に入り左折、これは先刻子吉川を渡った滝沢橋からまっすぐ線路端に来る道。
11:47 石沢街道踏切:11KPあり、で距離確認、踏切渡った低い丘上に「海洋センター」の宿泊施設がある旨の案内あり、自分は左手近くに線路を見る道に入り、程なく改築工事中の由利総合庁舎、市役所、市立図書館など、線路を背にした諸施設を左に見て進み、 |
11:53 根掘台踏切:11:32Kで距離の確認。
11:58 前郷駅に到着、ホームは相対式、同線唯一の交換可能駅で駅員が1名。 |

前郷駅下りホーム |
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前郷駅 |
さて上り列車は12時10分に来る、次は14時14迄無い、もう少し頑張れそうだが、終点まで歩かないと結局また来なければならず、今日はここで切上げることにする。
なお、先ほど曲沢駅ホームでウロウロ(?)していた女性が、若い男前のカメラマンを連れ、駅員にしきりに何やら訪ねている、どうも旅行誌の記者のようだった、失礼致しました、、、 |
羽後本荘: 鶴舞温泉 13:14~14:00在 ¥300(65歳以上)
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鶴舞温泉 |
場所:駅から線路と直角に西に進む大通りを約500M、中堅町信号を左に市役所、城跡方向に進み、横手に通ずる国道105号線を過ぎすぐ右手に、駅から徒歩20分、迷うことは無いと思う。
施設:市営で造作は立派、本荘公園に隣接、2階大広間休憩場からの池の眺めが良い、フロント、男女浴室、業者が受託する食堂は1階に。
風呂場:主浴槽は4X8M,一部ジェットで10人程収容、サウナの前の水風呂は3人用、眺望の無い露天風呂はお愛想的に岩風呂仕様、洗い場14。
お湯:薄黄色透明、やや塩辛い、無匂(軽い石油臭と書いたネット記事あり)、ツルツル感少々のナトリウムー塩化物泉、39.1℃。
その他:65歳以上は市外在住者でも100円引き、市内循環バス(羽後交通)もあるが、随所廻るので駅まで20分要。 |
(5)(薬師堂)ー金浦-(はまなす荘) 19.7K 2016年6月6日(月)晴

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前夜は2週間前と同じビジネスホテルの、今回は様子が分ったので、秋田駅構内を見渡せる部屋を確保、翌朝秋田発上り始発電車で羽後本荘にやって来た。なお羽後本荘から由利高原鉄道の薬師堂駅までの2.2K、両線は完全平行しており、今回は由利高原鉄道を利用、出発は薬師堂駅からとなる。 |
7:04 由利高原鉄道:薬師堂駅を出発、すぐ先の矢島街道踏切:226.62Kを渡り、線路近くを平行する県道に入る。
7:13 後野踏切:225.93Kで距離の確認、ここまで沿道に絶えない住宅の帯の隙間から、時々線路を見ながら来た。
この先線路左手は広田が展開、県道右手は田んぼを挟んで800M程先に低い丘陵となる。
7:22 三山踏切:225.42Kで距離の確認。 |

YR2001 於:羽後本荘駅 |

YR2002 勉強机付 |
7:26 225KPが左盛土2.7M上に、道の右手にはまだ住宅が続くが、この先線路と県道は共に上り坂で低い丘に突っ込み住宅は一時姿を消す、しかし線路はこの先トンネルに入り、右カーブの緩和勾配で上る県道とは、最終的に300M余離れてしまう。
十字路に至る、広畑の中トンネルを行く線路は見えず、しばし方向感を失うが、たまたま通勤の軽自動が結構通り、殆どが左折するので、それに従って、
7:44 300M程畑の中を進み次の十字路に至る、ここは右折のクルマが多い、地図を見るとトンネルの端上の地面にいるらしく、右折すれば溜め池があって、左に線路が見え出す筈、、、 |
7:47 トンネルを抜けて間もない複線線路が左すぐ近くに、224.15K辺り、右手に地図の通り溜池あり。なお、船岡トンネルは224.5K~294M長と、後日車内より確認。
7:53 西目川橋りょう:223.94Kを潜り線路左手に、10M長の小鉄橋だ、この先沿道両側に住宅街が始まる、左の南側は住宅街の先に広田が1K余展開、象潟大地震までは潟だったとの案内あり。
8:01 右に80M入って弁天前踏切:223.38Kで距離の確認。 |

由利高原鉄道:薬師堂駅 |

西目駅 |
8:07 西目駅着、下り島式、上り片面ホームの橋上駅、223KPがホーム象潟方に。
8:17 まだホーム端より近い海士剥踏切:222.74Kで距離の確認、海側に北都銀行支店があり、制服を着た女性職員が清掃中、都会では業者委託で少なくなった光景だ。この先線路は左カーブ、真っ直ぐ進む道路と離れる。
8:27 新道下踏切:222.43Kで右手すぐの国道7号線に入る、両側に専用歩道の付いた羽州浜街道だ。 |
8:37 西目中踏切:221.76Kで線路左手に、ここまで街道と線路の間は新興住宅街を挟み70M位、 このまま7号線を行くと最大1K近く線路と離れるので、それなら集落のある東側の内陸部を歩き、また線路方向に戻ってくることにして、
8:49 450M程東方向に直線道を進み、逆トの字路で県道43号線を右に、鳥海山の姿が素晴らしい、山の感じが関東の様な急斜面で無く穏やかで、結構北海道的な景観だという印象。
間もなく右手の山が切れ、400~450Mの田んぼを挟み、線路が低い丘の中腹を行くのが見え出す、ちょうど2連電車が秋田に向って駆け下るように進むのを見た。 |
西目駅 |

円通寺 |
8:57 造作が立派で美しく心惹かれる円通寺が建つ敷島交差点で43号線と分れる、なお県道はこの先、2週間前に歩いた由利高原鉄道の子吉橋方面に向う、
左手に集落、右手に広田を見て350M程進み、
9:08 道なりに内高土架道橋を潜る、この辺り海に向い上り坂で、道の両側は切通しとなる、221.05K辺りだ、この先道路は斜め左カーブ、左手の線路に近付く。
9:13 60M程砂地の畑の畦道を入り線路端に出てみる、架線柱に220K929Mとキロ程表示ある。 |
9:23 7号線に戻る、右手の大海原をバックにした集落の景観に「日本の里山」を感じ、写真を撮った。上出戸バス停あり、その30M先に新潟起点223.5Kの道路標識も。
なおこの辺り線路と7号線は400M程距離があり、線路は出戸トンネル:220.2K~秋田方に201M長で小サミットを抜ける。
線路に徐々に近付くも休耕田や藪が邪魔して、なかなか線路に近付けないが、やっと草生した保線用取付け道を見付け、
9:44 国道より5M高い盛土上に219.5KPを確認、この辺りは単線。 9:58 道なりに線路架道橋を潜り左手に移る。 |
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出戸信号場 |
10:06 田高に通ずる逆トの字路に至る、新潟起点221.5K地点、線路はすぐ右手、なお田高は先刻円通寺の角で右折せねば、そのまま道なりに通ずる集落の名称です。
10:12 218KPを過ぎる、ちょうど国道の221.5KPもある、なおこの手前、秋田方200Mから複線となり、出戸信号場の構内となる、線路右手は150M程狭田と砂丘の樹林帯があって大海原が展開、7号線の左手すぐ15M上を高規格バイパスが平行。この先上り場内信号機まで目視で130M位かな、、、なお帰宅後調べると信号場の営業キロは217K820Mとあった。 |
10:20 にかほ市に入る旨の標識あり、40M先に220.8K道路標識あり。
10:26 海中踏切:217.44Kで線路右手に移る、60M秋田方に信号場のポイントが見える。この先線路は1Kに亘り直線が伸びる。
この先出だし部分は、産業廃棄物処理場、資材置場等だが、徐々に住宅が多くなり静かな住宅街に入る、ちょうど1時間ばかり大型トラックが行き交う国道歩きをしたので、気分的にもホッとした。 10:52 家の浦踏切:215.94Kで距離の確認、線路は単線、脇に小振りの「にかほき電区分所」あり、周囲は狭田、100M先左手にTDKの工場が見える、にかほ、象潟はTDK企業町と聞いていたが、そろそろ始まった様だ。 |
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11:04 左に120M程入り、第2琴浦踏切:215.49Kで距離の確認、この先は線路の両側をTDKの工場が占め、180M程先に跨線橋が見え、国道が跨ぐ。
11:16 知らぬ間に2車線の県道166号線になった道のT字路に至る、左手に親和新道が線路方に真っ直ぐ伸び、右手はTDKのきれいに整備された「親和ゲストハウス」で、中で数人が庭等の手入れ中、道の左手にも健保関係の施設あり、ここから見る鳥海山の眺めは最高、そういう場所を選んで設けた施設なのだろう。 |
11:30 仁賀保駅に到着、下り改札口直結、上りは島式ホーム、象潟方出外れに214.5KP立つ、海側の駅舎は手入れが行届き女性係員が1名、待合室も広い、TDK旅行サービスが入居、そば屋さんは臨時休業だった。
なお仁賀保の地名は、室町時代にこの地を治めた地頭の姓に由来、その分家は旗本として明治維新まで領主として続き、駅近くの陣屋跡が運動公園になっている。
11:47 出発、進行右手、線路に近い道を行く。 |
仁賀保駅 |
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仁賀保駅ホーム 583系上り回送が通過
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11:57 杉山踏切:214.42Kで距離の確認、KPの確認に草むらに入ったりして、まだいくらも進んでいない。
12:04 平沢踏切:214.05Kでも距離の確認、踏切脇、線路右手にTDKの4階建て新従業員寮があり、象潟方に駐車場も含め100M程続く、余裕があるね、、、
12:13 第二鈴踏切:213.6Kでも位置確認、踏切手前100Mで国道7号線が海寄りの右手に移って来た、この辺り複線線路は6~700Mに亘り直線。
12:22 第一鈴踏切:213.26Kで位置確認、この先草生した小道で近道もして、国道7号線に入り、
12:35 牛の浜温泉入口バス停(羽後交通)を過ぎる。 |
12:47 白雪橋(60M長)で白雪川を渡る、この先は7号線右手に近く5M舗装農道が平行、大型トラックの多い国道を避け避難、途中から2.8M砂利道に変り、足裏に小石が突上げるの判る、道の右手は広田が6~700M、海側に展開。
12:57 芦田信号でまた7号線に併合、「TDK総合スポーツセンター、(ここから)1.5K」の大看板が立ち、このまま7号線を進んでも、若干大回りして行き着くようだが、相当離れてしまった筈の線路を求めて、北北東に向う広幅の旧道(?)に入る。
疲れが出始め、足を引きずる様な歩きになっているのが自分でも判る程、途中左、広田の先に701形2連が小さく走るのを遠望したが、意外な程離れている、1.2K程あるかな、、、 |
仁賀保駅 |
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竹嶋潟から鳥海山を望む |
13:20 やっとのことで総合スポーツセンターに辿り着く、内陸湖の竹嶋潟を中心に、野球場、公園、ちょっと離れて白瀬南極探検隊記念館などが潟を囲むように展開、湖岸には実物大の帆船(模造品)も碇泊、なかなか様になっている総合公園だが、何せ入場客は広い構内に家族連れが20人足らずパラパラ、閑散そのもので気の毒、食堂なども臨時(?)休業中。
翌日車内から見ると、野球場のフェンスが車窓近くに見え、センターの端は一部線路に隣接していた、また国道7号線も、三角形の2辺を構成するセンターに沿って走っている。 13:28 湖岸からの鳥海山の眺めも素晴らしいのだが、少々グロッキー気味、気分的に余裕が無く、早々と出発する。 |
13:37 7号線を潜りすぐ旧道に入ると白瀬記念館入口バス停がある、この羽後本荘と象潟を結ぶ羽後交通のバス路線、1時間毎に走り(休日は運休多い)、結構頻繁に見掛けるが、乗客はいつも2~3名、今後も走る続けてほしい、、、
県道290号線を行く、この道は程なく線路を跨ぎ山側に移る国道バイパスと分れ、象潟駅に直行する旧街道で、左手は観音潟に臨み、竹嶋潟より小さく纏まり景観は良い。 13:50~13:57 湖岸のベンチで小休止、湖岸の一部は小住宅街を挟み線路からも至近距離にある。 |

観音潟から鳥海山を望む |
金浦駅 |
14:08 金浦駅着、市の図書館に隣接する3階建てのやけに立派な駅舎だ、駅前広場もベンチなど良く整備され、あまり利用者も無い中、ここまで必要あるのかな?ホームは秋田方面が改札口直結の片面、上りは島式、両ホー^ムは昔ながらの木造跨線橋で結ばれ、209.1KPが象潟方に、駅業務は委託され、この時間自由に入場可能。 |
14:28 出発、線路右手近くの道を行く。
14:37 金浦架道橋下に至る、208.9KPが10M
上に見える、この先しばらく線路右手すぐ上3Mの住宅街を行くが、行き止まりとなり、
14:48 右手を平行する国道7号線に入る、この先すぐTDK高圧ガス事業所が国道と線路との間を占める。
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金浦駅 |
金浦駅 |
やがて先刻スポーツセンターの先で分れた、7号線のバイパスが合流、更に300M程進み、 15:07 「はまなす保養センター前」に至る、この30M手前に新潟起点209.5KPがあった。
15:15 写真を撮った後、今宵の宿:保養センターフロントに到着、センターの裏手は浅い切通しを行く線路で、207.2KP辺りとなる。 |
温泉保養センター はまなす 1泊夕食付 ¥7.397+715(お酒)

その他:夕食は1人でも部屋が可能だが、お酒の追加など不便で、フロント奥の小食堂で土地の人と一緒に、土地柄料理は魚ばかり、活きも大変良くおいしかった。朝食は早立ちで取れず。 |
場所:金浦駅から2K、7号線で1本だから分り易い、寄り道しなければ徒歩40分、タクシーで3分とある。
施設:5M高の砂の台地上に位置、切通しを行く線路を背に、駐車場を挟み国道7号線に面し、松林の先は日本海だ。
平屋建、海を背にして玄関の右手が浴場、左手が食堂、宿泊スペースとなる。なおボイラー、貯湯タンクなど付属施設は線路に近い裏手に配置。
客室:杉の間は和室10畳、小洗面台とトイレが付き、小廊下は無くそのまま前庭となる、前庭の先に柵があり、その先は下を羽越本線が行く。走行音jは注意しないと貨物列車でも聞こえない。
風呂場:主浴槽に打たせ湯、眺望の無い露天風呂、サウナ脇に水風呂、一応揃っているが特徴は無い、洗い場は14。
お湯:1~3号泉まで、1号泉は打たせ湯専用、3号泉が主浴槽に、お湯は薄茶色、甘辛く石油匂が少々、新津温泉を想い出す、また小浴室、露天風呂使用の2号泉は白濁し、あぶくが多い、どちらもなかなかいいお湯でまた来てみたい、ナトリウムー塩化物強塩泉。 |
(6)(はまなす)ー象潟ー女鹿 19.5K 2016年6月7日(火) 快晴

はまなす荘 |
前夜は静かでよく眠れた、今朝は5:10~5:30まで朝風呂に入る、昨夕と男女浴室が入替っていたが、造りは全く同じ、自分の経験では、どこの温泉も少なくともちょっとした違いはあり、却って珍しいことだと思う。入れ替わりに前からいた人が出て行き、後は広い浴室を1人占めした。
6:07 センターを出発、地元の入浴客が入れ違いにパラパラ入っていく、朝6時からやっており、入浴料は¥300、なかなかのお湯なのに、この値段で入れるのは羨ましい、、、 |
センター隣の大型ドライブイン「陣屋」の駐車場を横切り、県立仁賀保高校に通ずる架道橋を潜ったが、KPは見当たらず、同じ道を戻って、
6:22 7号線に戻る、この先道は左手の線路に徐々に近付き、人家は一時姿を消し、防雪林の松林となる、早朝のせいもあり、大型トラックがぶっ飛ばすのが怖い。
6:38 「夕日絶景」と謳う象潟シーサイドホテルが右手に、海はこここから見えないが近い筈だ、道の左すぐを線路が行く。この先旧道が線路右手すぐに伸びる。
6:42 寿和喜踏切:205.18Kで距離の確認、この先沿道に住宅がまた多くなる。
6:48 ねむの丘展望温泉が右手に、最高6Fの展望温泉が売りのようで、団体が多いのか駐車場は広い、隣接して大食堂も、こういう大食堂、近頃少なくなった。ここで旧道が7号線に吸収される。
7:01 にかほ警察署を過ぎてすぐの角を左に160M、白山堂踏切:203.9Kで位置の確認、もうホーム端まで250M程。
7号線には戻らず、土地の通勤者に倣い小道に入り、象潟小学校沿いに進んで、 |
7:10 象潟駅に到着、ホームは改札口直結の秋田方面に上り島式ホームで構成、203.5KPあり、駅舎は海側に平屋モルタル造りが建つ、ホーム沿いに細長く、芭蕉の句を彫った大石を擁す小公園があるが、ちょっと草生していた。
駅前に小食堂、少なくとも売店くらい有るかと思ったが全く見えない、朝食を取らないと疲れるので、持参のスナック菓子を取出す。なお象潟の地名の謂れは、当地の潟にキサという貝が多数獲れたからだとのこと。
7:26 出発、進行右手の住宅街を適当に進み、 |

象潟駅 |

象潟駅 |
7:29 大庭踏切:203.18Kで位置の確認。
7:36 住宅街を行き、小滝踏切:202.83Kでも位置確認、この先線路右手すぐの4M道を250M程行って、7号線に吸収され、
7:43 狐森踏切:202.45Kで位置確認、7号線の右手は住宅と松林、この先更に住宅が続くも、間隔が少し緩くなる、
7:58 立石踏切:201.35Kで位置確認、象潟補助き電区分所が脇に。この先国道の203.3KP辺りより、急に右手の視界が開け、2~300Mの田んぼを挟みその先は大海原が展開、線路は左40Mに平行、今日も鳥海山の姿がきれいだ。 |
8:07 白糸橋(120M長)を渡る、橋のほぼ中央に新潟起点203KPあり、鉄橋は左130M、こちらは60M長、帰路車内より200.9KPを確認。
8:11 7号線からちょっと入り、関踏切:200.75Kで位置確認、7号線の案内に、この辺り「うやむやの関」があったとある、海側に展開する関集落は海抜22M、この先すぐの明星保育園を過ぎると、国道は緩く下り出し、 8:24 歩道の左1Mに200KPが見えるのだが、草が邪魔して写真は撮れず、線路左手はすぐ小高い丘崖、国道右手に中規模工場あり、この先中規模工場で構成される工業団地が展開。 |

象潟駅 |
上浜駅 |
8:28 浜田バス停、左手すぐにマタトラ象潟工場が酒田方に200M程展開、次のクレーン関連機械リース会社も広い。
8:38 中の沢踏切:199.2Kで位置確認。
8:46 老人保養施設「ふれあいの里しお風」を過ぎる、隣が「JAきさかた」の事務所、国道右手に集落が展開。
8:53 上浜駅着、ホームは相対式、小待合室が海側に建つ小駅、勿論無人、198.5KPあり、下りホーム左手すぐに藪が迫る。
9:10 小休止後出発、7号線には入らず、駅前から線路方向に続く3M道を行く。 |
9:17 198KPが左盛土2M上に見える、なお同駅の酒田方地点構内ポイントは198.1KP地点で、長大貨物に対応。この80M先で7号線が道なりに線路を跨いで線路左手に移る、自分は7号線に入らずこれを横断、さらに3M道を行く。
9:21 上浜小学校の感じの良い小じんまりした白塗りの建物を左に見る、小学校用地の左手を7号線が行き、その間に線路が有る筈だがよく見えない。小学校の右手は松林を挟んで、静かな潮騒の聞こえる日本海、海はベタ凪で、こんな静かな日本海を見たのは今日が初めて、琵琶湖の様でもある、小学校は197.8K辺りが相当するのを、帰路車内より確認する。 |
上浜駅 |
駅前の小郵便局、名前は「釜洗簡易郵便局」 |
この先右手海岸段丘下に日本海を見ながら、左手の狭田や畑沿いに進むと、切通しを行く線路の向こうに国道7号線が近付き、タイミング良く跨線橋(196.92K)もある、しかし角に(東北自然歩道「新奥の細道」「川袋海岸」と案内板が目に入り(入らなければ良かった?)、草の小道が海岸に下るので行ってみることにする、しばらく行くと小道は海蝕崖下の海岸にいったん下りるようで時間を喰いそうで、途中から引返すことに、結構時間を要したが、風光明媚な人影の無い景観を楽しむことはできた。 9:53 跨線橋すぐ先の国道7号線に入る。 |
9:57 大須郷バス停、周囲は高原状の平地に広い田畑が展開する近代的な農業専従者の集落で、線路が右手下を行く、この辺り国道両側に1.5M専用歩道を設置、なお正岡子規が芭蕉の足跡を辿るため、酒田から象潟に至る途中で泊った旅館跡もあった。
10:09 新潟起点198KPを過ぎる、この100M先で右手の道に入り、小砂川駅方向に。クルマの場合は更に100M先から「左折」するようだ。
10:17 駐在所隣の小田バス停を過ぎしばらく行って、跨線橋を道なりに渡る、駅が200M先に見える、帰路195.1KP確認。 |
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小砂川駅 |
10:23 小砂川駅に到着、相対式ホーム、ここも小待合室だけの無人駅、194.7KPが酒田方に、
10:32 出発、右手の旧道を行き、大須郷踏切:194.53Kで距離の確認、まだ駅構内で、駅は小さいが酒田方ポイントは194.43K辺りとなる。 |
10:47 小砂川海水浴場前バス停、道の右手すぐに八幡神社あり、なお自分が常々私淑している、江戸時代末期の東北旅行家:菅江真澄が逗留した磯家がこのちょい先旧道右手に建つ。この辺り線路の姿は無い。
10:58 アマクラバス停を過ぎる、ここで先刻別れた国道7号線に旧道が吸収される。
11:02 たまたま線路が左やや上方に垣間見え、左に入り架道橋を潜り、三崎踏切:193.33Kで距離の確認、踏切海側に工務店のような建物が1軒だけあったが、この先人家は姿を消す。 |
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小砂川駅 |

小砂川:磯家 |
11:09 感じの良い小じんまり纏まった小砂川漁港を見下ろす、左手すぐ上15Mを線路が行く、国道は195.2~194.8Kが対応。
11:16 「三崎山旧街道」と案内があるも、それと思しき小道は雑草が背丈よりも高く生い茂り、とても入れたものでは無くあきらめる。
この先廃業したレストランがあり、その前は広い駐車場、奥は三崎公園だが、ここも草刈りはしていない、しかしベンチが幾つかあり、当然景色は良く、
11:22~11:38 誰も来ない公園で小休止、しばらく座っているとちょい先が県境と気付く。
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11:39 山形県遊佐町に入る、線路は左90M程を行くが、間は藪がしつこい樹林で、とても行ってみる気にはなれない。
11:45 新潟起点194KPを過ぎる、この先193.8
~193.7K辺りは、国道の歩道が(わざと?)海側に張出し、今日はベタ凪の静かな日本海を見晴るかし、景色最高、線路は左手上に近い筈だが見えない。
11:58 国道の193.3KP辺りは線路が左2.8M上を平行する、191.35~191KPのチョイ秋田方手前までとなる。この辺り車窓から見る景観も素晴らしい。
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12:05 新潟起点193KP(国道)を過ぎる。
12:13 女鹿バス停を過ぎる、左手小高い所を行く筈の線路まで小集落が展開する。
駅はまだ先の様だが、この先吹浦方面と酒田方面の道が分岐するのだが、地図を見ても駅に入る道との関係が判らず、列車は12時59分発、これを逃すと大変なことになるので、チョッピリ不安になり、疲れた足にむち打って少々早足になって間もなく、
12:25 小道の角に女鹿駅入口の小さな看板を“発見!” もう少しで見落すところだった、、、 |
12:26 すぐ女鹿停留場に到着、現在連絡道も含め駅改修工事中で、ちょうど昼時で小待合室では作業員が昼寝中、傍を通らないとホームに入れないので起こしてしまう、御免なさい、、、 駅は短い片面ホーム1本のみ、山斜面が迫る上り線にはホームが無い、かつての女鹿停留場写真を見ると、上り線にも長いホームが写っているが、、、 |

女鹿停留場 |
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女鹿停留場先方の跨線橋は国道7号線 |
なおキロ程は見当たらず、停留場中心は189.64Kだ、停留場は女鹿集落からかなり離れ、駅周囲に住宅などは全く見られず、酒田方場内信号機はホーム端から150M位、ポイントは200M
位、7号線跨線橋のチョイ手前となる。
作業員の昼寝に気を遣い、ホーム上に座って列車を待った。 |
福祉健康:新屋温泉 14:36~15:37在 \500
場所:新屋駅から線路沿いに桜並木の遊歩道を秋田方に進み、JR変電所を左に見たら、6~70M先で左斜め方向に住宅街に入り300M程、道の左に住宅とはやや異質の大木造建築を見るが、それがお目当ての温泉、道を知った帰路は徒歩10分で来られたが、看板も近くまで行かないと無く、土地勘の無い者は苦戦するだろう。
建物:木造平屋建、大きな丸太をそのまま柱に使用、吹き抜けで開放感もあり、木造建築の良さを満喫できる。風呂場は熱い、温い、水風呂と3浴槽、露天風呂、サウナは無い、洗い場は14。
お湯:少々白濁、塩辛く、金気匂あり、ツルツル感無し、PH7.6、41.5℃、湧出量260L/分、ナトリウム塩化物強塩泉、国内有数のヨード濃度があるとのこと。
その他:「福祉」と最初に謳い、福祉センター系列の温泉かと思ったが、民営の個性が濃厚な施設、お湯も良く、また機会があったら訪問したい。 |
(7) 女鹿ー吹浦 3.6K 2019年9月16日(月)敬老の日 薄晴れ
自分は東北屈指の名山:鳥海山に憧れており、「この山と自宅を自分の足で繋げたい」との想いを込め’16年の夏、3回、延べ5日程羽越本線等を歩きました。しかし、麓までやって来て判ったが、この山は懐が深く、そんじょそこらの山とは一緒に出来ないことも分り、たまたま、瑣事、天気などに妨げられたのと、「まだ盛岡までも短い空白区間を残しており、当面、そっちをクリアするのが先ではないか」と思い直し、八戸、靑森、そして弘前まで繋げたら、3年余が経過してしまい、夏の異常気象が収まった今日この頃、遅ればせながら女鹿停留場に降り立ちました。なお、鳥海山登山は、77才にもなり、多分、未達成に終ることでしょう、合掌、、、 |
以前は上り線にも客車列車対応ホームがありました |
13:04 女鹿停留場出発、乗降客は自分1人だった、駅周辺は3年前と全く変らず、7号線バイパスに近いのだが静寂そのもの。
13:10 バイパスを行き、道なりに女鹿停留場を200M先に見下ろす跨線橋上に出る、191.2KP(7号線標識)あり。
13:22 右折して線路方向に向う、190.4KPあり。
13:27 道なりに島崎踏切:188.6Kを渡り、海沿いの2車線旧道に入る、遊歩道的専用歩道が沿うが、ちょっと行くと劣化の為閉鎖中、目下修復工事中。 13:40 海岸段丘の腹を行く線路に188KP立つ、この250M程先に湯の田温泉があるが、活気が無く、旅館の看板など見当らず。
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この先小さな岬が突出、線路はそのまま吹浦トンネル:187.1K辺り~700M長)で抜け、道路は岬の突端近くを低い切通しで抜ける。
14:08~14:18 岬突端の展望台で小休止、旧道切通しの反対側に駐車場があり、跨線橋でドライブ客が三々五々やって来る。
14:30 小架道橋を潜り、集落のある線路山側に移る、トンネル坑口が近い筈だが、樹木が邪魔で見えず。
14:35 同名の小郵便局が近い吹浦踏切に至る、186.26K地点、トンネル坑口は150M程先だった。
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この辺り海辺に風車が並ぶ、 |
吹浦駅、駅から直接国道に連絡しない |
14:41 吹浦駅着、木造モルタル造りの平屋駅舎が山側に、駅舎直結上り片面ホームと島式下りホームで構成、186KP立つ、無人駅でひっそり、鳥海山が随分と近くなった。
14:53 駅を出発、今宵の宿「遊楽里」を目指す、時間があるので、先刻の吹浦踏切を渡り、ブラブラ行ったが、酒田寄りの踏切経由の方が10分近く早い。 |
鳥海温泉:遊楽里 ¥11.170(1泊2食)+1.728(お酒)+944(消費税)
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場所:羽州浜街道に近く、庄内砂丘の北端部分に位置、吹浦駅から海方向に徒歩15分程。
建物:見ての通り、建物は一頃の重厚な造作、改装はしているが、アナログ時代の匂いが濃く、自分には懐かしさが込み上げ好感が持てる。
部屋:5階502号室、6畳トイレ付、海側小廊下に小テーブルと椅子2脚、海は近いが成長した防風林が邪魔してビューは望めず。
温泉:大(?)浴場が2階に、10人収容の主浴槽のみ、お湯は薄茶色、金気匂、ツルツル感は無い、隣接する日帰り温泉「あぽん」には行かず、ホテルの浴衣が無料手形になる。
その他:食事は7階の展望レストラン「ラ・メール」で、この料金では期待する人もそういないのだから、ホテルのそれに似せるより、B級グルメ色を出した方が自分には有難いのだが、周りのお客さんは、健保の補助でもあるのだろうか、話からして県内企業・団体所属の人が多く、結構楽しんでいるようだ。 |
(8) 吹浦ー大楯 12.8K 2019年9月17日(火)
羽越本線「歩き潰し」の酒田方面延伸に際しては、吹浦駅最寄「遊楽里」に是非とも宿泊したいと何度か電話していたが、1人旅対応客数は僅少、その度に断られていた。それが敬老の日はまず満室だろうと一応問い合せると、ナンと空きがある、それならと急遽実現したのが今回の歩きだった。
昨日は東京駅7:08発の「つばさ号」で新庄まで、その先普通列車を乗継いで女鹿着が12:59、旧信号場からホテル最寄の吹浦駅まで、営業キロで3.6K、日本海沿いの気楽な歩きをこなし、「遊楽里」入込みが15:20、まずゆっくり入浴、温泉気分を楽しみ、部屋に戻って缶ビールを2本、夕食会場「ラ・メール」には18時開場と共に入り、老人には多過ぎるくらいの夕食を楽しみながら、地元遊佐の地酒「杉勇」の2合瓶を飲干し、満足して部屋に戻り、他にすることも無く21時前に就寝、マー、70才を過ぎた男性1人客が温泉宿で過ごすごく普通の行動形態だろう、しかし、ここからはいつもとは異なる経過を辿ることになる。
つまらない話で恐縮だが、実は今年初め、右上奥歯の3連ブリッジが抜け落ちた、別に大きな痛痒は感じないのでそのままにしていたが、矢張りその分負担が掛かるようで、左下奥歯に時たま鈍痛が生ずるようになった、これも別に大きな支障は無いので、泊りがけの旅行、ハイキング等にも普通に出掛けており、今回も、旧国民宿舎の雰囲気を味わい、若い頃を懐かしもうと、喜び勇んで出掛けたのだが、、、
22時頃、余り経験したことの無い左奥歯の激痛で目が覚め、しばらくはウツラウツラすら出来ない、朝まで悶々と過ごし、開場を待って大浴場に行ったが、血が騒ぐのか痛みは増すばかりで、早々に退散。
7時過ぎ、昨夕と同じ夕食会場に、温泉玉子、味噌汁など飲干せる食材しか食べられず、幸いお粥があり、スタミナを付けようと、数杯のお代りをしてノドに流し込めたのは幸いだった。チェエクアウトは7:50。 |
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吹浦駅、秋田方を望む |
8:10 吹浦駅を出発、進行左手脇の道を行き、
8:15 秋田街道踏切:185.7Kで右手に、すぐ滝淵川を渡る、鉄橋は67M長、185.6K地点、渡ると程なく7号線バイパスの鳥海大橋を潜る。
この先洗沢川左岸の集落沿いの県道を行く、右岸を羽越線が走り、大きな鳥海山に圧倒される。
8:37 道なりに右手近くを平行してきた、一段大きな吹浦川の菅里橋袂に出る。
なおこの吹浦川に、駅近くの河口で滝淵、洗沢の2つの小川が次々に合流、他所から来た者は戸惑わされる、鳥海山に降る膨大な積雪の受け皿の役割を担っているのだろう。 |
この先も川沿いに県道が伸びるが、徐々に線路から離れるので、軌道修正して、
8:49 菅野踏切:184.5K前に至る、歯痛がひどく、普通に歩いている積りだが、道が分り難い区間もあったが、1.5Kに40分要した。
踏切の先、線路右手に2M幅の草砂利農道が見渡す限り伸びる。
9:00 184KP過ぎる、線路両側は黄金色の広い田んぼが展開、鳥海山頂に雲一つ見えず、珍しいことだ。
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洗沢川左岸より仰ぐ鳥海山 |
菅野踏切から遊佐駅方に農道が伸びる、新津起点184.5K |
9:16 第一上山崎踏切:183K220M、に至る、なお農道はチョイ手前で終了、1.2K距離を稼げたのは有難い。
9:26 集落内に入り、3M舗装道右手に高瀬小学校、続いて高瀬公民館を見る。
9:31 下当踏切:182.65K、で位置確認。
9:43~9:55 疲れで小休止、昨夜半から続く激痛で体力、それに気力の消耗が激しい。
9:57 当山踏切:181.99K、で線路左手に、線路脇に砂利農道があるが、181.78で行き止り、左の3M舗装道に移ったが、この道は結構長く続いた、沿道は主に田んぼが展開,特記する事も無く、淡々と過ぎた。
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10:21 右に100M程入って、下京田踏切で位置確認、180.54K地点。
10:39 右に120M程、池島踏切:179.57K、でも位置確認、場内信号機が100M程酒田方に。
10:45 岡田踏切:179.32K、脇に出る、この先結構大きな遊佐総合病院脇の細い流れに沿った遊歩道歩きも100M程夾んで、
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第一上山崎踏切:183.22K地点(新津起点) |

遊佐駅 |
10:50 遊佐駅に到着、ホテルから16153歩、駅舎は駅業務を委託された鳥海観光協会の事務所、旅行案内所が1階、町の商工協会が2階に入った合築駅、、ホームは上り改札口直結片面、下り島式ホームで構成、酒田方に179KP立つ。
11:00~11:20 駅舎脇のベンチで、アイスクリーム、チョコなど甘い物を流し込み、休憩。
11:22 出発、駅左手100Mの旧道を200M余、道なりに左手の一段広幅の道に吸収され、やがて右カーブして、
11:42 道なりに岩川踏切:177.6K、で右手に、踏切周囲は、これまでと同様、黄金色した広い田んぼが展開する。 |
この先しばらく道なりに進むと、右手から来た県道60号:酒田遊佐線に合流する手前で小用水を渡り、線路右手100Mを平行する2M草砂利農道に入る、イナゴの群がガサゴソ羽音を立て先導してくれるが、まだ型は小さく、今後お米を食べ成長するのだろう。
12:05頃 草砂利農道が舗装道になる、駅と思しき場所に1棟、目立つ建物がハッキリしてきたが、多分あそこが駅だろう(と思ったら、何か作業所だった。
12:10 宮下踏切:176.05K、前まで行ってみる、渡ってすぐ、駅と見誤った建物が建つ。
12:13 南鳥海駅着、ホーム相対式の無人駅、175.9KPあり、近くに小集落が見えるが、駅周囲は寂しい、商店も皆無。 |
南鳥海駅上りホーム |
南鳥海駅 |
12:27 出発、線路右手すぐに農道が伸び、このままずっと行けるかも、、、と期待したが、200M程先の県道連絡跨線橋下で行き止り、踏切は無く、老人用の緩く長い階段の上下を強いられる、知っていたら、先刻の踏切を渡って県道に入ったのに、、、
県道はしばし線路と並ぶも、多分日向(にっこう)川鉄橋を前にした角度調整のため、右に長大カーブを描き、直進する道路と離れる、右手に先刻駅から見えた小集落が近付く、こんもりとした奥永神社の杜が品格を増す。
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12:44 日向川の曙橋袂に至る、幅員は3M足らずと狭いが、途中に行き違いの広幅区間あり。橋の右手下流、400M程に鉄橋が見えるが、昨日車内より、約250M長、174.8KPを確認済み。
対岸に入ると道は梨畑の中に入り、ちょうど収穫期で、鳥よけの空砲がそこかしこで鳴る、クルマを止め農家に入り、梨を購入するドライブ客も何人か見た。
道なりに500M近く進んだろうか、やがてT字路に行当り右折、しばらくすると架線柱が見えだし、右折後また500M程行って、 |
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本楯駅下りホーム |
13:02 第二本楯踏切:174.07K、に至る、渡ると線路沿いに草砂利農道が伸びる、5~600M程先に見えるのが駅の跨線橋らしく、ホッと一安心。
ここでもイナゴ軍団の先導があり、気分も軽くなって駅に、、、と言いたいところだが、歯痛は依然として半端でない。
13:25 門田踏切:173.54K、を渡り、線路左手に、
もう駅は近い。
13:31 本楯駅に到着、モルタル平屋建駅舎直結の上り片面ホームに、内側線の架線、線路が外された上り島式ホームで構成、勿論無人駅。駅海側は広田が展開。なおKPは確認出来ず。 |
本日、遊佐駅到着が10:50、丁度7Kの営業キロに2時間40分も掛けてしまった、写真を撮ったらすぐ出発したいが、(知らなかったが)激痛が続くと体全体が鈍くなり、体が動かず30分の休憩を取らざるを得なかった、この時点で本日の宿泊は諦める、第一流動食しか取れないのだから、、、
そして本楯駅までの5.8Kは、日向川を渡る橋が線路と離れていたが、マー頑張って1万3千歩で切抜けたものの、次の酒田駅までは6.4K、地図を見ると簡単な様だが、もう気力が萎えており、19分後に来る、(酒田で陸羽西線快速に4分で接続する)上り電車の誘惑に勝てませんでした、、、 |