わたらせ渓谷鐡道

           (1) 桐生ーー相老 3.1K  1999年6月12日(土) 晴

 この区間は両毛線:小俣から伊勢崎まで歩いた際の記録を参照して下さい、わたらせ渓谷鐡道は始発の桐生駅から下新田までの1.7Kは両毛線と線路を共用、その先1.2Kの相老駅までも両毛線沿いに平行道路がなく、両毛線の沿線歩きをすると自動的に相老駅に着いてしまう感じです。  
  下新田駅 手前は総合訓練所引込線 ’18年10月26日

           (2) 大間々ー相老 4.2K  2001年11月23日(金) 快晴

 鉄道沿線歩き潰しも今回で延143日、潰した距離も営業キロで2,300Kを超えた、何となく疲労感というか倦怠感もあり、今日あたりはゆっくりした行程で行きたい感じだ、、、
 それで日帰り温泉にゆっくり浸かり、温水プールで泳ぎ、気分の良くなったところで鉄道沿線歩きもちょっぴりして、ビール片手にウツラウツラしながら帰宅の途に就くという、日頃自分が理想にしている小旅行を実行しようと、東武伊勢崎線、桐生線と乗継ぎ、上毛電鉄粕川駅にやって来ました。
         

 上毛電鉄:粕川駅 
 上毛電鉄:粕川駅 中央前橋行721(先頭) 
             
     粕川温泉:元気ランド
  10:17~12:18在 ¥500(プール代含む)                                                             

 元気ランド:中央奥がフロント、右が温水プール
場所:粕川駅から約1.5K、道が分っていれば30分で歩けます、往路は駅東側の大通り(?)を赤城山方向に進み、20分ほど行った駐在署角を左折、粕川にぶつかり、親水公園沿いに2~300Mで温泉に到着、帰路は粕川の左岸沿いに下り、電鉄鉄橋の手前で左折して駅を目指しましたが、分り易い道でした。
建物:25MX5コース、歩行訓練コース付きの温水プールは1階、入浴施設、休憩設備などは2階にある、道路からフロントへ続く導入路など、ハード部分は総じてかなり立派、99年3月開業なのでまだ全てが新しい。
温泉:源泉浴槽2つ、ジャクジー、打たせ湯、サウナなどは全て揃っている、露天風呂は赤城山と反対方向に位置、塀に囲まれ眺望は無いが広さは充分、なおプールと温泉の更衣室は別で、いったん着替えが必要。
お湯:源泉は2つ、粕川温泉の湯が薄い黄緑色だったのが唯一の特徴らしき点で、後は無色透明、無味、無匂、スベスベ感も無く、極めて平凡な単純温泉、34.6度、583L/分の湧出量とあった。
休憩場:ゆったりした舞台付き大広間は早くもほぼ満員、勿論カラオケが始まっている、隣に20人程を収容する小食堂もあり、味噌ヒレカツ(¥700)はボリューム充分、水泳をした後でおいしく平らげた。
その他:お湯の質は「平凡」としか言いようがないが、プールで泳ぎ温泉に入り大広間に寝転んで500
円で済むとはこの町の住民が真からうらやましい、、、
 
 上毛電鉄:赤城駅  12:30 粕川温泉を出発、粕川沿いに下り、 13:05 粕川駅に到着、 
 粕川13:12―13:26赤城 728に乗車 
 赤城駅よりわたらせ渓谷鋨道の大間々駅を目指し、駅前を北に国道122号線を行く、駅まで直線で1K足らず、沿道はずっと商店、住宅。
 大間々駅周辺は関東の耶馬溪とも称される高津戸峡があり、今は紅葉の真っ盛り、渡良瀬川の奇岩奇勝を縫って遊歩道も完備しており、足を伸ばしてみた。なお大間々の「間々」は古来、「崖」を意味する言葉だそうです。  

 わたらせ渓谷鐡道:大間々駅 左丘下を渡良瀬川が流れる
13:40~14:28 高津戸峡遊覧
14:30 大間々駅を出発、122号線のバイパスが線路進行右手に伸びる.
 500M足らずで国道も線路も左90度近く曲る、要は渡良瀬川が南から東に転向するのだ。
14:39 線路がカーブから直線に入った地点の第二堀切踏切で位置の確認、4.9Kだった。
14:47 道なりに桐生市に入る、前の交差点から500Mくらい来た、この先4KPから線路と国道の間に住宅の帯が挟まる。
15:06 道なりに踏切前に出る、この先線路は住宅街に入るが、線路西側に展開する運動公園内を行った方が良さそうで、踏切は渡らず。 
15:15 運動公園駅着、棒式ホーム、2.5KP
あり、ホーム東側は住宅街、西側にも駅を取り囲むように10軒くらいあるが、その先は広大な敷地に屋内体育館、野球場などが展開する。
15:23 市民屋外プールの先で盛土上を行く上毛電鉄線をくぐる、2.2K地点。
 くぐるともう相老駅が見えており500M無い、程なく右手から東武鉄道線が寄添う、線路沿いを真っ直ぐ進む道路は無いが、住宅街を迷うことは無い。  

 運動公園駅 311号 2011年9月6日
15:39 相老駅に到着、次の発車は16時2分発のりょうもう特急、¥1,140を奮発して特急で帰ることにする、駅管理を受託するわたらせ渓谷の社員が慣れた手付きで東武CPU端末を叩いた。
 ホームは駅舎直結の桐生方面ホームと、島式ホームの内側のみを使用する足尾方面②線で、一見相対式ホームの様だ。
 
 わたらせ・東武桐生線:相老駅 1999年6月12日 


 

       (3) 大間々ー神戸 19.1K  2003年11月5日(水) 曇り


 東武伊勢崎線:太田駅 駅周辺高架化工事施行中、     車両はクハ5151

 上毛電鉄:赤城駅 2年の間に建替えられていました 
  (2011年9月6日撮影)
9:28 大間々駅を出発、ホーム桐生方出外れ10M、検修庫脇に(下新田起点)5.5KP立つ。
9:35 6KPの立つ跨線橋を過ぎる、この辺り2年前に高津戸峡を歩いた時、駅の桐生方出外れにある踏切を渡り、渡良瀬川左岸の遊歩道から燃える様な紅葉を楽しんだ後、はね滝橋を渡って右岸に戻り、続いてこの跨線橋を渡り駅に戻ったことがある。 
 しばらく122号線の旧道を行く、右すぐ下を行く線路は樹木に邪魔されて見えない。
9:58 上桐原信号から本道に戻る、この先谷幅が急に狭まり、左の山裾伝いに進む国道の歩道は段差が無く狭く、大型トラックも多く恐い。
 線路は急斜面の60~70M下を行く筈だが全く見えない、帰路車中から見るとこの辺り、4~500Mの間に連続して3つの中小トンネルが介在する、渡良瀬川沿いの険しい区間だった。
10:20 坂を下り下神梅町営バス停を過ぎる、対岸まで300Mほど、人家も少々、切立った山壁区間は越えた。進むに連れ平坦地が増え人家も多くなる。

 わたらせ渓谷鐡道:上神梅駅
10:38 上神梅駅着、ホーム片面、元は相対式ホームだった痕跡残る、下新田起点11.7KP
あり、渡良瀬川との間の狭い平地に4階建て団地が3棟、山裾を流れる川面は見えない。
10:48 出発
11:04 支流深沢川を渡り黒保根村に入る、線路は右手すぐ下5Mを行く、この辺り平地が無く、人家全く見られず。   


  上神梅駅付近にて キハ20203単行  1966年5月8日



11:08 階段で12M下の本宿駅着、ホーム片面、渡良瀬川はホーム20M下を流れる、駅は街道から渡良瀬川に落ちる切立った崖の様な急斜面の途中に設けられており、住宅が街道の周囲にパラパラ。 
11:23 100M長の道路トンネルを抜ける、右に旧道が張出した山崖を巻くが立入禁止。
11:35 小じんまりした道の駅「くろほね・やまびこ」を過ぎる、左手の山がちょっと後退、そこを小集落が占める、線路は右手すぐ下を行く。
11:48赤城登山口停留所を過ぎる、津久瀬という小集落で標高260Mとある。

 わたらせ渓谷鐡道:本宿駅

  わたらせ渓谷鐡道:水沼駅
11:58 水沼駅着、ホーム相対式、15.2KP
あり、上りホームに隣接して同鐡経営の日帰り温泉施設が建ち、ホームから直接行ける。 
 温泉の右手はグランド、そして渡良瀬川、左手は街道が平行、50M先は切立った山。
12:08 温泉は帰りに寄ることにして出発。
12:13 122号線の左に黒保根村役場が。
12:23 線路に近い旧道に入る、県道花輪・水沼線だ。
12:32 小黒川を渡り東村に入る、17.31K。
12:35 萩原街道踏切を道なりに渡り線路右手に移る、17.55K地点。
 この踏切を渡ると谷幅が300Mと拡がり、東村の集落が展開、黒保根村より平坦地が広く里の雰囲気が色濃い、石材店も目に付く、両側の山は高さ200Mほど。
12:50 銅(あかがね)街道の案内が立つ、江戸時代は採掘した銅を馬や人力で大間々まで運び、そこで船に移したようだ。花輪は銅を預かる銅蔵があった宿場町として賑わったとのこと。確かにこの辺り街道の雰囲気が漂い、期待していなかったので得をした気分。

 89-101+89-301 萩原街道踏切付近

 わたらせ渓谷鐡道:花輪駅
12:59 花輪駅着、最近建替えられた観光木造駅、ホーム片面、19.3KPあり、進行右手の平地は渡良瀬川を含み幅400Mほどあり、住宅も多く建つ、左手はすぐ台地。
13:17 小休止の後出発、「あかがね」街道を更に進む。
13:24 踏切で左手に移ると程なく上り坂となり、線路を右下に見下ろすようになる。
 




13:29 中野駅着、ホーム片面、20.3KPが間藤方出外れにある、右手の渡良瀬川まで70Mほど、旧道も近いが、写真を撮るとやけに山村の雰囲気が色濃い停車場に写る。
 駅近くで橋を渡りこの日初めて左岸を歩く、右岸は平地が無くなり、122号線は山上を、線路は山の下の方の裾を進む、左岸の旧道は最初平坦地、後も緩斜面を行き、沿道は柿林などに利用され、観光農園もあった。
13:42 ドコモ小夜戸衛星通信所を過ぎる。
14:10 杉林越しに渡良瀬川を挟み小中駅が見える、250Mほど、でも橋が無いよ、、、
14:22 渡良瀬川と線路を200M長の橋で渡る、23.1K地点、駅まで400M戻らなければ、、

  わたらせ渓谷鐡道:中野駅

  わたらせ渓谷鐡道:小中駅
14:29 小中駅に戻る様な形で到着、ホーム片面、22.6KPあり。
 ホームに上り小さな田んぼの先の渡良瀬川を眺めると、赤塗りのつり橋が見える、先刻対岸から駅を見た時は樹木の陰に隠れていたようで、兎に角15分は損をした!
14:36 出発、国道122号線を行く、
14:53 トの字形の神戸信号を右に、線路は南に大きく湾曲した渡良瀬川と一緒に進み、この地点では500Mほど離れており、それを追っかける形だ。
14:56 坂の途中に建つあづま小を過ぎ、続いて中学校入口、駅は河畔に位置する。
15:02 階段で25Mほど下り、神戸駅着。 
鐡道直営レストラン:清流
  元東武特急1720形モハ1724(パンタ付、間藤方)とモハ1725が厨房施設を挟んで上りホーム脇に据付られており、何故かブルー特急用客車の青色に塗られている。          ここで山菜ソバ(¥500)を注文、量は充分だが味の方は良く言えば田舎っぽい素朴な味だ、、、
 結構ドライブ客を含め混んでいた。

 2012年6月11日 

       水沼駅温泉センター 16:00~17:00在、 ¥500+100(更衣室ロッカー)

場所:水沼駅上りホームに隣接、ホームに降りればそこが温泉のフロントだから便利この上なし。 
施設:駅用地を利用するため建物が細長く、廊下の一方の突当りに位置する「かっぱ風呂」に入る     場合、ちょっとのことでもう一度着替えてまた裸にならなくてはならず、面倒くさく入らなかった。
    廊下のもう一方の端はに畳敷きの休憩室がある。なお駅前に10台ほど収容の駐車スペース     あり。
風呂:露天風呂と水風呂は浴室の外にあり、そのちょっと下にグランド、続いて渡良瀬の流れとなる    が、眺望は大したことない、これも地形的制約か、11ある洗い場の内2つは排水溝が無く、石    鹸の泡が風呂場のタイルに流れだし気を遣う。
お湯:近くの宿廻集落にある梨木温泉から運ぶ、無色、無味、無匂、ナトリウムー塩化物・炭酸水素    塩冷鉱泉とあり、かなり平凡な方だと思う、PHは5.98と酸性度が強い、湧出量の提示無し。
その他:温泉としては平凡だが、汗を流して行く場合、クルマの無い人には頗る便利な存在だろう。



(4) 神戸ーー足尾 16.4K 2012年6月11日(月) 曇り小雨
 わたらせ渓谷鐡道はアクセスが非常に不便だ、自宅を5時少し前に出ても、歩き始めるのが9時過ぎ、何れにせよ6時前に家を出ても、ジパング倶楽部の割引が利くひかり号で新大阪駅に9時30分に到着するご時世ですぞ、、、
 今日は間藤まで営業キロで17.7Kを歩き9年振りに全線歩き潰しを終えたい、しかし出だしの神戸ー沢入間は、ほぼ直線の草木トンネル(5.24K)に対し、草木ダム湖沿いを行く道路は曲線が多く、予定通りに歩けるかどうかはあまり自信が無い、さてどうなることやら、、、
 


 神戸駅 紅葉シーズンは観光バスで満車の時も、、、 9:16 神戸駅を出発、線路進行右手を行き、
やがて5M上に小トンネルの坑口が顔を出す、これが旧足尾線ダム湖完成前の旧線跡で、この先多少草生した遊歩道が川岸沿いに300M
伸びる。
9:37 遊歩道の行止り、樹木越しに150M高の巨大堰堤が見える、直進して堰堤下に至る道を求めモタモタしたが見当らず諦め、左手の山壁をつづら折れに上り、
9:58 山崖上の国道122号線に入る。
10:02 草木ダム湖展望台に到着。ここまで歩行者用案内標識はお粗末、30分の損はつらい、最も歩いているのは自分だけだが、、、 
10:08 堰堤上を400Mほど行きダム湖東岸の県道343号に入る、傾斜の急な山腹を縫う道は結構起伏があり、交通量は西岸と比べ格段と少ないが、体力を消耗する。
10:17 誰もいない小展望台で小休止、先程過ぎたダム湖の堰堤など一望できる。トンネルが行く西岸まで大体1K少々、国道を走るトラックなどよく見える。
10:55 草木湖運動広場、地元の老人がグランドゴルフに興ずる、すぐ先の丘上に国民宿舎:「さんれいく草木」が見える。
11:44 東宮公園、誰もいない小公園、ついにポツポツ来た。
 
 

11:55~12:11 鉄橋の東岸袂で列車待機、なかなか来ずヘンだと思ったら土日ダイヤを見ていた、小雨の中ご苦労さんでした、、、
 なお線路は30.7K地点でトンネルから湖上に躍り出て、東岸の鉄橋袂は30.9K辺り。  
 この先線路は右手やや上の山腹を平行、小トンネルもあり、足尾方出口が31.2K辺り。
12:17 道なりに線路右手に、31.4K地点。
12:21 沢入駅着、相対式ホーム、31.7KPあり、木造駅舎に簡易郵便局が入居、駅業務も受託している。下りホームの下を渡良瀬川が流れる。 






12:36 沢入駅出発、ホーム出て間もない踏切、そして渡良瀬川を渡り、右岸の一段高い所を行く国道122号線に入る。
 歩道があり整備状態の良い国道だが、時々やって来るトラックが雨水を跳ね上げて気を遣う、谷は段々狭まってくる。
13:13 沢入トンネル:494M前に至る、右手にトンネルを巻山裾沿いのく旧道があり、鉄柵があるが通れそうだ。
 川面まで80Mはある山崖上の道で、対岸まで120M、線路が山崖にへばりつく様に進むのが垣間見える、よくあんな所に線路を敷いたものだ!   
 沢入駅  
 最後の10Mは大崩落地点、崖に一番近く踏跡がある、落ちたら勿論それで終り、ロープは無い、傘を畳んで滑りやすい岩伝いに慎重に進む、最初からこれが判っていれば止めた?
13:22 沢入トンネル坑口着、これより栃木県日光市に入る、この辺り無人地帯だ。
13:27 足尾クリーンセンターが高い煙突を擁して建つ、帰路車内より35KPが対応するのを確認。
13:35~13:44 足尾トンネル:483Mを巻く、今度は3車線ほどの平地があり、ブナなどの落葉樹が多数植えられ、鹿除けの柵も設けている、対岸の線路も時々樹林越しに現れる。
  沢入駅下りホーム、その先は渡良瀬川
 ちょうど上りが入ったが乗降者はおらず  キハ312  また段々谷が開けて来て渡良瀬川を渡り左岸に、集落内の小道を200Mほど戻り、
14:04 山崖に張付く様な原向駅に到着、ホーム片面、37KPあり。
 なお栃木県に入ると雨足が弱まり、駅に着くころにはすっかり上った。
14:19 出発、また対岸の122号線に戻る。
14:31 国道が道なりに鉄橋の袂をくぐる、ちょうど38KP地点だ。
 この先のY字路で左の旧道に入ると足尾の市街地、住宅が多くなる。

  通洞駅
14:56 道路右手に足尾銅山観光博物館があり、ちょうど小学生を乗せた小田急の観光バスが3台帰るところ。 
15:00 通洞駅着、旧足尾市の玄関口、ホームは片面1本のみ、下新田起点40.1KPあり、木造駅舎は古びているがなかなか凝っている、海抜646M、かなり上って来たのですね、、15:07 出発、線路右手近くを旧道が伸び、今は日光市となった旧足尾市役所前を過ぎ、次駅へ、営業キロは900Mと短い。 



15:18 足尾駅着、ホームは相対式、山側に貨物用側線が4~5本分残る他、敷地に余裕があり、旧国鉄のキハ30型気動車他が留置されている。 
 さて終点の間藤まで営業キロで僅か1.3Kが残った、しかし上りは15:40発、これを逃すと次は1時間半も無い、既に3万6千歩以上歩いて体力に余裕が無く、早足が利かない、次列車になれば東武特急接続も悪く、普通と殆ど変らず帰宅は22時頃、今日は4時起きだし、途中から雨にも降られ、、、と要は珍しいことだが、これで打切りと致しました。

  足尾駅 旧貨物用側線が4~5本残る 





      (5) 間藤ー足尾ー足尾本山 3.2K 2012年10月25日(木) 快晴

 前回ちょっとの所で全線歩き潰しが成らず気に懸っていた、それで秋の紅葉シーズンの山歩きを足尾地区の庚申山とした、この山はなかなか懐の深い山で、公共交通機関利用の場合前泊が必要となり、麓の銀山平にある国民宿舎に泊るのが普通だ。宿は夕方までに入れば良く、空き時間を利用して標記区間を歩いたのは言うまでもない。



 キハ3035 於:足尾駅旧貨物ホーム 2012年.6月11日
9:38 足尾駅を出発、今日は上天気に恵まれた、それにしても足尾地区へのアクセスは悪い、今日も4時起きで出発はこの時間だ。
 線路近くの4M道を行く、「関東ふれあいの道、本山を経て銀山平まで8.7K}と案内あり。
 キハ30型の横に4か月前には無かった保守用工具などが置かれ、もう写真は撮れない。
 線路近くの4M道を行く。
9:47 41.5KPあり、右下25Mを渡良瀬川が流れ、線路反対側はすぐ低い山、続いて道なりに鉄橋をくぐる、41.85K地点。 
10:02 間藤駅に到着、ホーム片面、かつての側線を埋めて枕木方向に駅舎が建った。10:15 出発、さらに国道を進む、天気最高
10:29 道なりに小振りの足尾赤倉郵便局前を過ぎる、この先南橋で松木川(地図帳では渡良瀬川)の右岸に移る。
 なお郵便局の手前に相当くたびれた右岸に渡る鉄橋が残り、渓谷鐡道と古河工業所の連名で「立入禁止」とあった。
 この先古ぼけて舗装が剝れた右岸沿いの道を行く、簡易ブロックが置かれ車両は入れない、住宅もパラパラと続く。 

 間藤駅

 対岸の林道が銀山平に通じます
10:48 船石峠から銀山平に通ずる林道を渡る旧貨物専用線架道橋の手前まで来た、この先に見える数棟の大きな建物が旧足尾銅山の製錬所跡で、構内に貨物専用駅:足尾本山があったのだが勿論立入禁止で、鉄柵なども念入りだ。
 山では気にならないが、こういう所での1人は心細く、写真を撮って早々に退散。 
 この後船石峠から備前楯山(1272M)に登り、銀山平に下って国民宿舎:かじか荘泊り、
翌朝本命の庚申山に登った、紅葉はまだ下の方は真っ盛り、体力的にはきつかったが、充実した内容の2日間だった。

 最低の保守はされているようです

 備前楯山山頂より、左奥は男体山


              足尾温泉:庚申の湯(国民宿舎:かじか荘内) \600


 かじか荘 宿泊は2階、1階フロント右手が温泉、左は食堂
場所:かじか荘まで原向駅から庚申川沿いの一本道の林道を6K、まず迷うことは無い、タクシーを呼んだら¥2,580だった。タクシーの場合は通洞駅からが便利。
風呂場:主浴槽は7~8人収容、洗い場が6つ、鏡が全く無いのは今時珍しい。川岸に近い露天風呂は階段を20段下る、広さは同じくらい、こちらは無色透明、白湯かもしれない。
お湯:やや褐色、無味、無匂、スベスベ感が強いアルカリ単純泉、PH9.9、湧出量は110L/分
 






     乗り潰しに行ったときのスナップ、この頃から1人旅が好きでした、、、


 キハ20203と交換 神戸駅 1966年5月8日(以下同じ)

 キハ20204 沢入駅 

 C1248とキハ20204 間藤駅