横 須 賀 線
(1) 品川ー(武蔵小杉) 10.0K 1997年12月6日(土)晴
この9月、55才になったのを契機に 健康維持の為、「歩き潰し」と称し、主にJR沿線を歩くことにして、初回は東京駅から品川方面に出発したが、別にその続きに拘る訳でもなく、繋がりの無い所を適当に歩いて来た、今日は早くもその8回目、横須賀線に初めて足を踏み入れる。 |
11:44 品川駅を出発、駅前に平行する第一京浜国道を行く。
11:54 御殿山の三叉路を左に、すぐ新八ツ山橋を急カーブで軋む京浜急行と一緒に渡り海側に移る、東海道線に7.2KPあり。
線路左すぐの小道を行くと、やがて掘割線路を右下に見下す小道となり、郵政省官舎などを過ぎる、なお、横須賀線が山手線を跨ぎ越す地点に、品川起点1KP立つ。
12:00 権現山公園に至る、金網越しすぐ下、京浜東北、東海道など、列車がひっきりなしに行く。
この先(自分は)城南中、品川小を見て、山手通りに下り、東海道本線を潜り、目黒川を渡り、横須賀線高架の海側下の小道も辿り、 |
|
12:29 大崎駅から大井工場に通ずる出入庫線に掛る跨線橋上に出る、横須賀線、一段高い所を行く新幹線が50~60M先に平行、写真を撮った。
百反通りを行く、活気こそないが、落着いた雰囲気の感じの良い商店街が続いたが、少々行過ぎ、消防署支所前から引換し、大崎中、三木小と繋いで、線路近くに戻る。
この辺りは狭い小道と密集する木造小住宅が目立ち、空襲を免れた東京下町地区の光景が現れる。
|

|

東急大井町線:下神明駅 上を新幹線が行く。 |
13:03 地平を行く横須賀線を東急大井町線が跨ぎ、更にその上を新幹線が行、下神明ガード下に至る。隣接して大井町線の下神明駅があり、上りホームは新幹線高架下に位置。
さらに線路進行右手を進む、豊町3丁目辺りはクルマが入れない路地を歩いた。 13:15 西大井駅着、ホームは高架相対式、改札口は海側、駅前は富士銀行等金融機関、大マンションの他はまだ建物は少ない。
駅西側に回ると、伊藤博文公の墓所、隣接して鬱蒼とした樹林を擁する小公園がある。
13:32 大仏架道橋(品川起点4.1K辺り)で左手に抜け、程なく大田区に入る。 |
またすぐ踏切で右手に戻る、この先線路は右に長大カーブを開始。
13:39 高架線路がその上を跨ぐ地点で環状7号線を渡る。
13:45 次は500M程で第二京浜を渡る、横須賀線は斜めにその下を潜る、5.05K地点。
この先呑川が流れ道路は下って上る、道之川鉄橋は6.8K辺り、この辺りまだ畑が残り、農協の直売所に結構人が集まっていた。
やがて線路は台地の掘割線を行き、高架から降りた新幹線が横須賀線と並走、左下金網越しに両線車両が頻繁に行き交うのを見る。 |

西大井駅 2011年10月6日 |

東急池上線:御嶽駅 2011年11月29日 |
14:25 東急池上線御嶽駅着、ホームの真下を新幹線、横須賀両線が十文字に突っきるのが圧巻、品川起点7.1K辺り。駅近くに同名の神社が見える。
14:32 環状8号線を渡る、駅から200M程。
さらに進行右手に道が伸びる、途中、小公園で10分ほど休み、道なりに坂を下って、
14:52 東急目蒲線沼部駅着、上下線に各々改札口を設け、駅内部での移動は出来ない。ホーム蒲田方端で横須賀線、新幹線が上を跨ぐ、横須賀線高架に8546Mとある。
この先歩いて2~3分で多摩川左岸堤防上に出るが、これからが大変、丸子橋は上流500Mに遠望される。なお多摩川鉄橋は380M長、9KPあり。 |
丸子橋では上流側に張付け増設した新橋がほぼ完成していた。
また右岸堤防を鉄橋袂まで戻り、ほぼ線路沿いに進み、日枝神社前を過ぎ、
15:27 線路が南武線を跨ぎ(9.8K)かつ綱島街道をかすめる地点に至る、この辺り横須賀線は南東に大カーブの途中で、この先、300M程間を置き南武線と平行、かつここ迄一緒に来た新幹線は、この500M程先で南に分れて行く。
15:33 もういくらもない南武線武蔵小杉駅着。
追記:横須賀線にも2010年3月13日、同名駅が開設された、島式ホーム1本、品川起点10KPがあります。 |

東急多摩川線:沼部駅 2013年5月27日 |
(2) (武蔵小杉)ー鶴見 7.8K 1997年12月14日(日)晴

武蔵小杉駅 2016年4月5日 |
11:25 南武線武蔵小杉駅を出発、
11:34 先週の終了地点、南部沿線道路と綱島街道の交差点に到着、綱島街道を行くも、NECの広大な敷地に阻まれ、左手の横須賀線に近付けない、やっと道があり左折、線路近くに来たが、道路両側は南武線路際までNEC諸施設が占め、結局南武線ホーム端の駅前踏切を渡ることに、川崎起点6.7K辺り。
11:47 南武線向河原駅着、ちょっと行って歩行者専用小ガードで線路右手に、
11:56 御幸踏切に至る、10.6K辺り、ちょうど横須賀線が地平に降り、新幹線が長かった並走から分れ、南に転身する地点だ。 |
この先進行右手、線路近くに道が伸び、日本電気総合体育館、若葉社員寮など、全てNEC関係の建物で埋まる、横須賀線はまた高架に上る。
12:13 平間駅入口バス停を過ぎる、右手に新鶴見信号場が現れるが、往時の賑いを知る者には、JR貨物が細々と運営する、信じられない程寂しい存在だ。趣味誌によると、信号場が品川起点11.5~12.4K、機関区が12.4~13.4Kとのこと。
12:25 新川崎駅着、島式地平ホーム1本、道路跨線橋上に駅舎と小広場が、12.7KPあり。南武線鹿島田駅へは住宅街を挟み300M位。
この先も線路沿いに道がある、右手の操車場跡は300M程の幅を持った広大な更地で、いずれ大マンション街に変身するだろう。 |

新川崎駅 2013年3月28日 |

新鶴見信号場 |
12:45 小倉跨線橋、12:52 江ヶ崎跨線橋と各々地区名を採った跨線橋を過ぎる、かつては貨車群を見下しながら渡った筈だ。
この先で過ぎたJR東日本矢向社宅は5階建が8棟もある大規模なものだった。線路もこの団地を過ぎた辺りで一旦地平に降りる。
13:05 矢向第一陸橋を渡る、左200M先に見覚えのある南武線尻手駅のガードが見える。
13:13 第2京浜国道の下をガードで抜ける、この先は中小工場、小住宅の密集地区を進み、高架線脇の小さな元宮公園を過ぎ、更に進む。 |
13:25 東海道線線路が急に出現、歩行者専用小地下道で抜ける、横須賀線も右カーブしながら地上の本線に合流、なお下り線が東海道線を跨ぐのが20.5KPが立つ辺り。線路の海側は、横浜市下水道局の野球グランド、続いて大規模公団団地が控え、その先はもう鶴見川となる。
13:32 ちょっと下流で鶴見川を渡る、近代的はアーチ橋は最近建替えられた、右200MをJR、,海側250Mを京浜急行が行く。新川崎駅脇のツインタワーもまだ見えている。
13:48 旧東海道を歩き鶴見駅に到着。勿論横須賀線用のホームはありません。 |

鶴見川のアーチ橋を渡り、旧東海道を歩く |
(2) 大船ー北鎌倉 2.3K 1998年7月2日(日)晴
この日は根岸線の洋光台‐大船まで歩き、同線の完歩を終了、その余勢を駆って首記区間を歩きました。 |

北鎌倉駅 |
13:17~13:32 大船駅近くの「建ど建屋」で冷しキツネウドン(¥580)で遅い昼食の後出発。
線路進行左手近くの商店街を行き、田園踏切(大船起点0.33K)で横須賀線を渡り、すぐ県道21号:横浜鎌倉線を左に入り、線路を小住宅地区を挟み左手に見ながら進み、
13:58 北鎌倉駅に到着、ホームは相対式、ホーム大船方に2KPあり。
|
(2) 北鎌倉ー久里浜 21.6K 1999年2月20日(土)晴
「歩き潰し」を始めて1年と4ヶ月、今の所順調に継続中です、徐々に歩く場所が家から遠くなり、昨年夏からは青春18きっぷを利用、この切符が利用できる時期は、なるべく遠くを歩くことにしました。
本日は首記区間を歩きますが、可能なら久里浜まで歩き、同線の完歩を狙いたく、少し早く自宅を出発しました。 |
7:26 北鎌倉駅を出発、この時間は駅舎の無い下りホーム柵の一部が開いており、円覚寺との間の細道伝いに同名の踏切まで近道を行き、線路右手を来た横浜鎌倉街道に入る、駅から200M程の地点だ。なお北鎌倉駅の営業キロは2.3K。
この先県道は左に線路から離れ、線路は切通し~扇ケ谷トンネル(下りで3K~201M長)に入る。
途中鎌倉駅に通ずる亀ガ坂ハイキング道の案内があり、県道から分れ、小峠を越え、急坂を下ると住宅が見えて来て、クルマも通れる小道となる。
7:48 道なりに扇ケ谷架道橋で線路の右手に、3.5K辺り、段々住宅が多くなり、線路との合間に細長い住宅街を形成する。
駅が近くなり、高級スーパー「KINOKUNIYA」の朝市に100人位集まっているのを見る、100人も纏まると矢張りちょっと洗練されている人が多いかも、、、 |

鎌倉駅 2013年3月28日 |
8:01 鎌倉駅西口着、地平島式ホーム1本、改札口には地下道で連絡、4.4KPあり。
江ノ電ホーム先の踏切~JR架道橋を抜け、若宮大路をちょっと、下馬交差点から311号:鎌倉葉山線が始まる、逗子にはこの道1本でいいのだが、
8:16 三浦道踏切(5.3K)脇に出る、材木座踏切(5.5K)までは家の軒先をかすめる様な私道を線路沿いに歩き、行止って県道に戻り、
8:25 道なりに名越踏切(5.8K)を渡る。 |
やがて先刻から見えていた、丘の麓に建つ名越クリーンセンターに至る。収集トラックが数台待つゴミ焼却場の先はすぐトンネルとなる。
8:30~8:35 丘を抜ける3つの小トンネルを連続して抜ける、専用歩道があり、最後の新小坪トンネルは140Mあった。
線路も名越トンネルに入るが、6.2K辺りから下りで364M長となる。
抜けると程なく左手の線路に寄添い、並んで駅に至る。
8:55 逗子駅着、丘裾に位置、上りホームは改札口直結、下りは島式ホーム、8.2KPあり。駅前ロータリーは広く、京浜バスは7つの停留場に21系統が発着する。 |

逗子駅 2013年3月28日 |

東逗子駅 |
逗子駅の先も線路進行左手を行く県道を行けば道なりに次駅に至るのだが、
自分は線路海側を行くことにして、水道道路に入り、程なく京浜急行線を渡り、下田橋で田越川を渡った、なおJR線の上を京浜急行が跨ぐのは9.15K辺りで、500M位離れている。
あとは田越川支流に沿った細い遊歩道伝いに、アパートや住宅の裏側を見ながら進み、
9:29 東逗子駅着、ホーム相対式、10.5KP立つ、現在ペンキ塗替中、駅名標もシートを被る。
駅の山側は低い丘が迫り、3階建の社員寮風共同住宅が丘上に、海側は狭い駅前広場前の平行道路に面して7階建マンションが目立つ。
|
さてこの先、横須賀線は急峻な丘陵地帯を深い切通しとトンネルで抜け、逗子市から横須賀市に入るが、平行道は無いようだ。県道を行き、京急田浦駅付近で国道16号線に入れば、2キロばかり遠回りとなるが事は簡単、しかし、可能な限り線路を忠実に辿りたい気持ちがあり、この場合、途中行止まりとなり引返しても、本日中の全線完歩が日延べになるだけと考え、兎に角行ける処まで行ってみようと思う。 |
進行左手の道を行き程無く線路端に出る、左手はすぐ山崖、市の「崖崩れ危険地域」標示が数個所に立つ、庭の無い小住宅がパラパラ。
やがて右手すぐの線路は切通しとなり、左に京急田浦方面に向う県道を見送って間もなく、
9:56 横浜横須賀(高速)道路の高い橋脚下をくぐる、線路に12KPが立つのを帰路確認。
更に深くなる切通し線路と共に丘の中腹まで来ると、道路を遮断して何やら工事中、しばし戸惑ったが、無人の工事現場をすり抜けると、その先は一転して細い土道が杉林内に入って消えている、興奮して時刻は記入し忘れた。 |

横浜横須賀道路が線路を跨ぐのは12KP地点 |
ここから線路と別れ、思い切って、最近余り踏まれていない薄暗い細道に分け入る、
なお線路は30Mもある深い切通しまでは確認したが、工事現場下では見えなくなっていた、帰路確認した沼間トンネル(443M長)の坑口は、ちょっと見にくかったが、12.2K辺りだったと思う。
10分足らずだったが頂上付近の平坦部分に出ると二股に、戻りに備え目印を頭に覚え込ませ、左に進むと程なく小さな野菜畑に出て一安心、水が不自由らしく、天水桶が至る所に、
畑を過ぎ横須賀市の無人水道施設前に出る、標高68Mとある、直線の長い階段を下ると、細長い谷の端に入る、無人の小住宅が不気味。 |

田浦踏切より沼間隧道の横須賀方坑口を見る |

田浦駅 2013年3月28日 |
10:20 田浦踏切(12.73K)で線路海側に、この先段々住宅が多くなり、やがて京浜急行、続けて16号線下を潜る、京急がJR線を潜るのは12.98K辺り。
この先海上自衛隊術科学校の塀沿いに進み、やがて改札口に通ずる連絡階段が現れ、
10:36 田浦駅着、ホーム島式1本の橋上駅、ホーム前後をトンネルに挟まれ、上り先頭車はトンネルに懸る、海側に港に通ずる引込線あり。
さて次の横須賀駅まで2.1K、線路と道路は相並んで進み、海岸に手指の如く分れて迫る段丘は隧道で抜ける、線路に4つ、延長計630M程、道路も3つのトンネルが連続、横須賀港が天然の要害たることを、歩くと実感できる区間だ。 |
11:00 長浦、新吉浦隧道を抜け、線路端にある吉倉公園で小休止、老人が20名ほど、ゲートボールに興じる。
11:15 新逸見隧道を抜ける、
この先約500Mに亙り16号線の左手、線路との間は住都公団の大規模賃貸、分譲マンションが建設中、一番端はホームの真横に位置する。
11:23 横須賀駅着、折返し用の頭端ホームに久里浜方面直通島式ホーム、15.7KPあり、駅コンコースはさすがに広い、港は改札口のすぐ先、護衛艦、潜水艦が数隻、静かに停泊中。
線路はこの先ホーム端から小トンネル、次いで間髪入れず横須賀トンネル(2089M長)に入る、今次大戦末期、急遽(御殿場線を単線にして資材を捻出)造成された区間で、単線だ。 |

横須賀駅 2013年3月28日 |

京浜急行:汐入駅 2014年3月17日 |
港沿いに臨海公園を抜け、若者で賑わうダイエーの商業施設、ガラス多用の横須賀プリンスホテル等を過ぎ、
11:43 京急汐入駅着、繁華街の山側に位置、ここから丘中に分入る戸口の駅とも云える。
12:00 坂本坂上バス停、汐入駅から上り坂で1K、起伏の多い地区に住宅多数、海沿いの平坦地が港湾施設に占められているからかも。
12:10 坂本信号、右に500M行けば横須賀中央斎場で、会社関係で来たことあり。
|
12:16 池上十字路で葉山方面に抜ける県道と別れ衣笠通りに入る、1K程離れた線路方向に道なりに下り、
12:26 金谷架道橋で横須賀線を潜り線路進左手に、この辺りまで来ると商店数も多くなる。
帰路車中から見ると、線路は衣笠駅を出て盛土を進み、衣笠通りを跨ぐのが18.6K辺り、その先切通しに入り、500Mばかり行って横須賀トンネル坑口が18.1K辺り、トンネルは内でカーブしており、出口は終始見えなかった。 |

衣笠駅前風景 |

衣笠駅 2013年10月12日 |
沿道に商店が絶えない中、衣笠通りを進み、
12:33 衣笠駅着、島式地平ホーム1本、19.2
KPあり、地平駅舎はなかなか立派、駅前広場も大きい、戦時中海軍陸戦隊基地の最寄駅だったことも原因だろう、今も自衛隊基地がある。
駅前広場を囲み低層階の商業、金融ビルが建ち、200M程先に高さ50M位の丘陵が控え、丘上では樹木を伐採して住宅地の造成中、想ったより活気のある街だった。 |
12:55 衣笠駅を出発、高架線下にも張出したアーケード商店街を200M程、また衣笠通りに。
13:10~13:45 大衆割烹店に入り、海老フライ定食(¥980)、生ビールで昼食、駅から約1.5K、五郎橋三叉路の30M手前、少々疲れました。
この先約1Kの湘南橋で、池上十字路から続いた衣笠通りは国道134号線に接続して終了、ちょうど京急の北久里浜駅のある辺りだ。
一端の大河(?)に成長した平作川を右に見ながら134号線を進む、線路は対岸の右岸を、川との間に工場、倉庫等の細長い帯を挟んで進む。
|

久里浜駅前 右手奥の高架は京浜急行 |

久里浜駅 |
この間湘南橋から約2K、久里浜駅手前まで平作川に橋は無かった。
14:25 久里浜駅に到着、ホーム島式1本、24
KPがホーム出外れ5Mに、山側に留置線9本、駅前には何も無く、100Mばかり離れた京急高架駅周辺にマーマーの商店街が存在する。
なお同駅は終着駅だが、留置線がある関係で頭端式ではない。
これで横須賀線は全線歩き潰しました、北鎌倉駅から34,940歩でした。 |